異世界親父騒動記

番外編

番外編 親父たちの特撮怪獣映画！予告篇

「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回のテーマは「親父たちの特撮怪獣映画！」の予告をお送りしようと思います。どうぞお楽しみください」

　とある離島。
　調査に来た博士（教授）は見た。
「あれこそが伝説の怪獣ブドラだ！」
　博士（教授）が見つめる先には巨大なブドウではなく、酔っぱらいをモデルにしような怪獣がいた。
　怪獣は千鳥足で転びそうで転ばない足取りで山から降りてきた。

　場面は変わり、某大都市。
　町を破壊するブドラ（ブドウ）から逃げ惑う群衆（分身した影）。
　それを誘導する警官（村正）。
　ブドラ（ブドウ）に立ち向かう兵士（軍曹）。
「町を火の海に変える怪獣に人類は成すすべはあるのか！」
　ナレーターによる解説からの映画タイトル。
　ブドラ。

　出演
　酒飲怪獣ブドラ・・ブドウ（本人）
　博士・・・・・・・教授
　兵士・・・・・・・軍曹
　警官・・・・・・・村正
　その他大勢・・・・影

反省会
ブドウ「あの怪獣……ワシに特殊メイクを施しただけのような気がするんだが……」
村正「そんなことはないよ！」（酔っ払った状態は間違いなく怪獣だ！）
影「その通りでござる！」（怪獣でござる！）
教授「うむ、気のせいだよ」（気のせいではなく、事実だ！）
軍曹「肯定であります！」（気付かないふりをするであります！）
ブドウ「みんな、偽りのある目をしているぞ！」
　ブドウの一言で教授のパイプから煙が噴き出した。
　煙がはれた時にはブドウ以外は誰もいなかった。
「に、逃げやがった……」
　怒りによってブドウは飲酒怪獣ブドラになった。