異世界親父騒動記

マサカド

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番外編

番外編 親父たちのオヤジピック2024 ダイジェスト

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「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回はオヤジピックの競技をダイジェストにやっていきたいと思います。」

100m走
 陸上の100m走の為に、各チームの代表が現れた。
 親父たち、ドリフターからはブドウ。
 クラッシュレンジャーからは一号。
 親父被害者の会からはツルツル男(毛滅拳で毛を失った若者の一人)。
 スペクター・リベンジャーズからは全裸騎士。
 この四名で一位を争うことになったのだが、スタートの合図の前に全裸騎士が横にフライングした。
「まさか?スタート前に体当たり攻撃するとは……」
「うむ、出場選手がいなくなれば……」
「自動的に一位になるでござる!」
「肯定であります!」
 参加者は全裸騎士を除いて、リタイア。
 全裸騎士も失格になった。
 本人は「何故だ!」と叫んだが、目撃者たちは心の中で「当たり前だ!」と呟いた。

テニス
 親父たちは加齢臭が臭いと言われて、失格になったが、他の参加者のクレームによって、メダルも没収になったが、親父たちはメダルをゲットしていなかった。
「拙者たち以外テニスをやるのは、一チームしかいないのに、こんな理由で失格になっていいのか?」
「試合していないから観客たちは納得といかないとブーイングしているぞ!」
「当たり前でござる!」
「うむ、この世界に二重処罰(ダブル・ジョパディー)の禁止(同一の犯罪で二度有罪にはならない)はないようだね!」
「肯定であります!」
 暴動という名の問題だけ残して、テニスは終了した。

水泳
 プールではなく、とある川で泳ぐことになったのだが、
「まさか!ブドウを含む出場選手が全員、ただ酒の飲み過ぎで二日酔いになるとは……」
「うむ、その結果……」
「水泳そのものが中止になったでござる!」
「肯定であります!」
 そのブドウは……
「オエーーーー」
 川に向かって吐いていた。
 出場選手たちも川に向かって吐いた結果、川は嘔吐と胃液の匂いが充満した。

マラソン
「シメというべき42.195キロのマラソンをオヤジピックの参加者全員でやることになったが……」
「なぜ?人数制限しなかったんだ!」
「うむ、道が狭すぎて……」
「すし詰め状態になったでござる!」
「身動きが取れないであります!」
 結果、誰も完走できなかった。

反省会
村正「今回のオヤジピックは駄目だったな!」
ブドウ「いろんな意味で最低だな!」
教授「うむ、次のオヤジピックに期待しよう!」
影「次があるんでござるか?」
軍曹「わからないであります!」
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