異世界親父騒動記

第六章 親父たち、追う者と追われる者

閑話 世界情勢（衝突戦隊クラッシュレンジャーパワーアップ改造計画）

　ここはドクター・Cの秘密のラボ（研究所）。
　その内部にある巨大な容器の中にはスペクター・リベンジャーズのよって傷つけられ、身動きが取れない元鉄仮面の手下であるＡ・B・Ｃことクラッシュレンジャーたちが閉じ込められていた。
「それではこれから強化改造手術を行うことにしよう！なにか？希望はあるか！」
「「「改造手術なんてやめろ！！」」」
　クラッシュレンジャーたちの返答に、ドクター・Cは…………。
「では、腕にドリルを付けよう！」
　ドクター・Cはブレなかった。
「なんで、腕にドリルなんだ！」
「なぜ？そこまでドリルにこだわるんだ！」
「意味が分からない！」
　クラッシュレンジャー達の疑問に、ドクター・Cの答えたは……「マロンだよ！」　だった。
「「「？？？」」」
　ドクター・Cの返答に理解できないクラッシュレンジャー達だったが……。
「もしかしてロマンか！」
「どうすれば、マロンとロマンを間違えるんだ！」
「やっぱり！イカれているよ！この人！」
　クラッシュレンジャー達のツッコミもむなしく、ドクター・Cは黙々と装置を起動させる。
「ドリルは外せないとして、足はキャタピラだな！どうせなら、バックパックを付けて……」
　ドクター・Cは某ロボットのプラモデルを作るノリで改造手術を行おうとしていた。
「ここから出せーーー！！」
「この改造手術は絶対に失敗するーーー！！」
「誰かー助けてくれーーー！！」
　クラッシュレンジャー達の心からの叫びに、救いの手は現れ………………なかったが、災いが襲い掛かった。
「装置が不具合を起こした！これはマズイことになったな！」
　そう言ってドクター・Cは逃げ出した。
　その途端、装置が爆発。
　クラッシュレンジャー達は爆発の衝撃を諸にくらったが、改造手術される危機は免れた。