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第五章 親父たちと砂漠
親父たち、船(?)を完成させる!
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前回までのあらすじ
失敗つづきの親父たちは、ストレス発散する。
親父たちが棍棒を持ってストレス発散させてから三日が立っていた。
「やっとできたな!」
「わしらが乗っても沈まない!」
「うむ、苦労したかいがあったね!」
「やっと海に出られるでござる!」
「肯定であります!」
親父たちは船を完成させた。
だが、その船は木材をつなぎ合わせ、縄などで結んだ筏(いかだ)でしかなかった。
「結局、船ではなく筏(いかだ)になったな!」
「このさい、多少のことには目をつぶった方がいい!」
「うむ、その通りだよ!」
「早速、出航の準備をするでござる!」
「了解であります!」
そう言って、親父たちは出航の為の準備をした。
村正は残った木材を削って、オール(櫂)を作り、教授は錬金術を応用して水中モーターを作り、ブドウ、影、軍曹は水や食料などの物資を調達に向かった。
翌日。
親父たちは、出航……できなかった。
なぜか?
「船の名前はサムライ丸でどうだ!」
「ワシの考えた大吟醸号にしないか?」
「うむ、ファウスト号の方がいいよ!」
「忍丸で決まりでござる!」
「自衛号であります!」
船(筏)の名前をつけることで、もめていた。
親父たちに譲り合いの精神はない。
いまの親父たちは孫の名前をつけたい父方母方の祖父の気持ちになっていた。
※櫂(かい)
人力により船の推進力を得るための道具。
失敗つづきの親父たちは、ストレス発散する。
親父たちが棍棒を持ってストレス発散させてから三日が立っていた。
「やっとできたな!」
「わしらが乗っても沈まない!」
「うむ、苦労したかいがあったね!」
「やっと海に出られるでござる!」
「肯定であります!」
親父たちは船を完成させた。
だが、その船は木材をつなぎ合わせ、縄などで結んだ筏(いかだ)でしかなかった。
「結局、船ではなく筏(いかだ)になったな!」
「このさい、多少のことには目をつぶった方がいい!」
「うむ、その通りだよ!」
「早速、出航の準備をするでござる!」
「了解であります!」
そう言って、親父たちは出航の為の準備をした。
村正は残った木材を削って、オール(櫂)を作り、教授は錬金術を応用して水中モーターを作り、ブドウ、影、軍曹は水や食料などの物資を調達に向かった。
翌日。
親父たちは、出航……できなかった。
なぜか?
「船の名前はサムライ丸でどうだ!」
「ワシの考えた大吟醸号にしないか?」
「うむ、ファウスト号の方がいいよ!」
「忍丸で決まりでござる!」
「自衛号であります!」
船(筏)の名前をつけることで、もめていた。
親父たちに譲り合いの精神はない。
いまの親父たちは孫の名前をつけたい父方母方の祖父の気持ちになっていた。
※櫂(かい)
人力により船の推進力を得るための道具。
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