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第五章 親父たちと砂漠
親父たち、城攻めをする4
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前回までのあらすじ
村正の音痴によって、ブロッカーは守りから攻めに移るのだった。
村正の酷い(?)歌に切れたブロッカーは自称要塞を変形させた。
「じ、自称要塞が……」
「まるで折り紙みたいに……」
「変形していくでござる!」
「肯定であります!」
やがて変形を終えた自称要塞が姿を現した。
「見たか!侵入者ども!このブロッカー様の要塞の真の姿を!」
親父たちの前に現れたのは、大砲、装甲、キャタピラを装備した乗り物。
「戦車になった!」
「どんな!からくりになっているでござるか?」
「今度はアレと戦うのか!」
「うむ、諸君!少し落ち着きたまえ、あれは戦車ではなく自走砲だよ!」
「肯定であります!」
慌てる村正、影、ブドウ。
冷静に状況を解析する教授と軍曹。
そんな親父たちにブロッカーの要塞車が突っ込んできた。
すぐさま親父たちは散開し、回避したが、要塞車はすぐさま方向転換し、突進する為に体勢を整えた。
「教授!バズーカ砲はないのか?」
「うむ、ないよ!なんで私が持っていると思っているのかね?」
「教授なら持っていても不思議じゃないからだ!」
「教授なら、あり得るでござる!」
「わしもその考えに一票!」
「肯定であります!」
「うむ、君たちは私を歩く兵器工場か何かと勘違いしているのか―――!!」
教授の心からの叫び声は、親父たちには…………届かなかった。
旅の間に油脂焼夷弾(ナパーム)から暴走機関車を作りだした前科のある教授が言っても説得力はゼロに等しかった。
「仕方がないでござる!代わりに火矢を放つでござる!」
「影!ここは火気厳禁だぞ!」
「うむ、先ほど怒られたのをわすれたのかね?」
「肯定であります!」
「それに矢を放った程度で撃退できるとは思えない!」
「火矢が駄目なら、後は焙烙玉しかないでござる!」
「「「「……………」」」」
影の発言に無言になる親父たち。
「どうしたんでござる?」
「「「「爆弾あるなら最初に言え――!!」」」」
影の天然ボケに対してツッコミを入れる親父たちであった。
村正の音痴によって、ブロッカーは守りから攻めに移るのだった。
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「じ、自称要塞が……」
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「肯定であります!」
やがて変形を終えた自称要塞が姿を現した。
「見たか!侵入者ども!このブロッカー様の要塞の真の姿を!」
親父たちの前に現れたのは、大砲、装甲、キャタピラを装備した乗り物。
「戦車になった!」
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「今度はアレと戦うのか!」
「うむ、諸君!少し落ち着きたまえ、あれは戦車ではなく自走砲だよ!」
「肯定であります!」
慌てる村正、影、ブドウ。
冷静に状況を解析する教授と軍曹。
そんな親父たちにブロッカーの要塞車が突っ込んできた。
すぐさま親父たちは散開し、回避したが、要塞車はすぐさま方向転換し、突進する為に体勢を整えた。
「教授!バズーカ砲はないのか?」
「うむ、ないよ!なんで私が持っていると思っているのかね?」
「教授なら持っていても不思議じゃないからだ!」
「教授なら、あり得るでござる!」
「わしもその考えに一票!」
「肯定であります!」
「うむ、君たちは私を歩く兵器工場か何かと勘違いしているのか―――!!」
教授の心からの叫び声は、親父たちには…………届かなかった。
旅の間に油脂焼夷弾(ナパーム)から暴走機関車を作りだした前科のある教授が言っても説得力はゼロに等しかった。
「仕方がないでござる!代わりに火矢を放つでござる!」
「影!ここは火気厳禁だぞ!」
「うむ、先ほど怒られたのをわすれたのかね?」
「肯定であります!」
「それに矢を放った程度で撃退できるとは思えない!」
「火矢が駄目なら、後は焙烙玉しかないでござる!」
「「「「……………」」」」
影の発言に無言になる親父たち。
「どうしたんでござる?」
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