異世界親父騒動記

マサカド

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番外編

番外編 親父たちの常識

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「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。ある所の常識は世間の非常識と言われることがあります。よって今回の番外編は常識をテーマに○×のクイズ形式で送りたいと思います。ではどうぞお楽しみください!」

「うむ、では常識クイズの問題をはじめるよ!○か×で答えてくれたまえ!」
「わかった!」
「始めてくれ!」
「了解であります!」
「どんな問題でござる?」
「うむ、問題は電車内に包丁を持った人物がいた。その人物は料理人で包丁はタオルを巻いていたのだが、タオルを落としてしまった為に包丁をむき出しでもっていたと証言したそうだ!これは○(本当)か×(嘘)か!」
「嘘をついているから×(バツ)だ!」
「間違いなく×だな!」
「バツでござる!」
「バツであります!」
「うむ、ではその理由は……」
「包丁をタオルで巻いていたらからだ!」
「包丁に巻くのはサラシだ!」
「包丁、一本~♪サラシに巻いて~♪って、歌にもなっているでござる!」
「肯定であります!」
 親父たちの回答は予想の斜め下だった。
教授は無言でパイプに火を付けて、一息入れてから親父たちに対して、言葉を発した。
「うむ、一つ質問があるのだが……」
「なんだ?教授!」
「サラシって、何かね?」
 教授の言葉にズッコケる親父たち。
「若い人ならともかく……」
「最年長者の教授がサラシをしらないとは……」
「出題者である教授が非常識だったでござる!」
「肯定であります!」
 自分達の仲間が非常識だったことに驚く親父たちだった。

反省会
村正「まさか!教授はサラシを知らないとは……」
ブドウ「灯台もと暗しとは、よく言ったもんだな!」
影「非常識な人物がすぐそこにいたでござる!」
ブドウ「肯定であります!」
教授「うむ、君たち!小さい事に悩んでいると禿げるよ!」
教授以外の親父たち「「「「皆さん!!ご一緒に!!駄目だこりゃーー(でござる)!」」」」

※晒(さらし)
晒木綿は木綿を漂白したもので、単に「さらし」ともいう。襦袢、腹巻きや襦袢の下の肌着、褌、手ぬぐいの布地として用いられる。
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