異世界親父騒動記

第五章 親父たちと砂漠

親父たち、レスラーになる・・・・・・準備をする。

前回までのあらすじ
親父たちに心の叫びを聞かれてしまったドクスマ・マン。
お互いに気まずい空気が流れる。

　親父たちとドクスマ・マンの間に非常に気まずい空気が発生していたが、それは一瞬にして無くなった。
　なぜなら地面からリングが出てきたからだ。
「リングが出てきたぞ！」
「肯定であります！」
「うむ、我々にプロレスでもさせるつもりなのか？」
「ボクシングかもしれないぞ！」
「どっちにしろ非常識な事が起きたでござる！」
　そんな親父たちの会話を無視して、ドクスマ・マンはリングの上にあがってポーズを決めた。
「うむ、どうやらリングの上で戦えと言っているようだね！」
「いつの間にか観客の書き割りがセットされているぞ！」
「実況と解説の為の人形がいるでござる！」
「いないのはレフリーぐらいだな！」
「肯定であります！」
　親父たちはリングに上がることにした。
　そして、ドクスマ・マンに怒られ、リングから弾かれた。
「うむ、全員でリングに上がってはいけないようだね！」
「確かに一対五じゃ、試合にならないからな！」
「つまり、リングに上がれるのは一人だけでござる！」
「一対一の対戦だな！」
「肯定であります！」
「うむ、つまり先に進むには……」
「あの覆面レスラーと……」
「戦うしか……」
「選択肢はないでござる！」
「肯定であります！」
　親父たちは、ドクスマ・マンとリングで戦う為にレスラーになるための準備を開始した。。
　一時間後。
　レスラーになった親父たちの姿を見て、ドクスマ・マンの顔は引きつっていた。