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番外編
番外編 〝もしも親父たちがホラー映画に出演したら!〟後編2
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番外編 〝もしも親父たちがホラー映画に出演したら!〟後編2
「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回はもしも親父たちがホラー映画に出演したら!後編2をお送りしようと思います。どうぞお楽しみください」
朝日が昇ると共に倒壊したホテルは瓦礫の山となって照らされていった。
そんな中、親父たちは倒壊したホテルの建材に潰されて…………。
「太陽が昇ってきたぞ!」
「もう朝か!」
「朝が来たでござる!」
「うむ、朝が来たね!」
「肯定であります!」
いなかった。
「拙者が倒壊させたホテルから無事生還できるとは思わなかったよ!」
「わしらを落ちてくる建材から守るために教授がシェルターをあらかじめ作っていたくれたおかげだ!」
「感謝でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、こんなのは朝飯前だよ!」
「「「「「ハハハハハハ!!」
ホテルを倒壊させたのに明るい親父たち。
そんな親父たちとは対象的にオーナー幽霊とその部下である幽霊たちは怒りの四つ角を体のあちこちに発生させていた。
「おまえら!死ぬ覚悟はできているんだろうな!」
「あ!自称サラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタと名乗った幽霊!」
「なぜ幽霊が朝っぱらから出てくるんだ?」
「うむ、幽霊は夜に出るものだよ!」
「朝から出るなんて非常識でござる!」
「肯定であります!」
親父たちに言われ放題のオーナー幽霊は怒りを通り越して、逆に冷静になっていた。
「ふん!今のうちに言いたい事があるなら言っておくんだな!どちらにしろお前達はこのホテルの敷地からできることはできない!」
「それはどうゆうことだ!」
「文字通りの意味だ!ホテルの敷地内からは出られない!」
「うむ、まるでイーグルスのホテルカリフォルニアの歌詞みたいだね!」
「その通りだ!」
「それって、チェックアウトはできるのか?」
「できる!」
「なら問題ないでござる!」
「肯定であります!」
「お前らは馬鹿か!ここから出ることはできないって…………お前ら何だそれは?」
オーナー幽霊は驚愕した。
親父たちの姿を少しずつ消えていっているからだ。
「どうやら、始まったらしいな!」
「もう時間だったのか!」
「うむ、そのようだね!」
「あっちの世界に戻るようでござる!」
「肯定であります!」
驚くオーナー幽霊とは対照的に親父たちは冷静だった。
「お、お前ら!なんでそんなに冷静何だ!!」
「うむ、落ち着きたまえ!サラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタくん!強制送還されているだけだよ!」
「強制送還?」
「拙者たちは、こことは違う世界の者たち!」
「招待状によってこっちの世界に一時的に来ただけでござる!」
「時間になれば元に戻る!」
「肯定であります!」
こうして親父たちは元の世界に戻って行った。
オーナー幽霊は親父たちが消えた場所をしばらく見つめていたが、あることに気づいた。
自分以外の幽霊がいなくなっていることに、オーナー幽霊は急いで瓦礫をかき分けて、金庫を探した。
金庫の中はあるはずの宿帳がなくなっていた。
宿帳は他の幽霊たちを自分の配下に置く為の触媒だったからだ。
その触媒がなくなったことにより他の幽霊たちは成仏してしまった。
金庫を開けることができるのはオーナー幽霊とオーナー幽霊の分身であるフロントだけのはず、その金庫が破られ、オーナー幽霊は全てを失ってしまった。
◇
所変わって、親父たち一行。
「日本どころか地球ではないな!」
「もしかしたらと、思ったんだけどな!」
「うむ、召喚された世界に帰ってきてしまったね!」
「肯定であります!」
親父たちは落ち込んだ。一人を除いて。
「困った事になったでござる……」
その名は影。
「影!どうしたんだ?」
「な、何でもないでござる……」(汗)
あまりの挙動不審な影に親父たちはすぐさま尋問した。
影はすぐに自白した。
「なんで?ホテルの宿帳がここにあるんだーー!!」
「わかってほしいでござる!目の前に開けることができない金庫があると開けたくなるのが人のサガでござる!」
「うむ、つまり開けられない金庫と聞いて、金庫を開けたくなってしまったと」
「その通りでござる!」
「それなら金庫だけ開ければいいだけだよな!なぜ宿帳を盗む必要があるんだ!」
「…………」
ブドウの疑問に影は沈黙した。
反省会
村正「やっぱり拙者たちにホラーは無理だったようだな!」
ブドウ「ぜんぜん怖くないからな!」
教授「うむ、その通りだね!むしろ影君の盗みグセの方が問題だね!」
軍曹「肯定であります!」
影「そ、そんなことないでござる!」
影以外の親父たち「「「「…………」」」」
親父たちは疑惑の目で影を見つめた。
オーナー幽霊のその後。
すべてを失ったオーナー幽霊は自意識喪失している所を黒装束の何者かに襲われ、姿を消した。
黒装束は何者か、オーナー幽霊はどうなったのか、それは別の機会に。
「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回はもしも親父たちがホラー映画に出演したら!後編2をお送りしようと思います。どうぞお楽しみください」
朝日が昇ると共に倒壊したホテルは瓦礫の山となって照らされていった。
そんな中、親父たちは倒壊したホテルの建材に潰されて…………。
「太陽が昇ってきたぞ!」
「もう朝か!」
「朝が来たでござる!」
「うむ、朝が来たね!」
「肯定であります!」
いなかった。
「拙者が倒壊させたホテルから無事生還できるとは思わなかったよ!」
「わしらを落ちてくる建材から守るために教授がシェルターをあらかじめ作っていたくれたおかげだ!」
「感謝でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、こんなのは朝飯前だよ!」
「「「「「ハハハハハハ!!」
ホテルを倒壊させたのに明るい親父たち。
そんな親父たちとは対象的にオーナー幽霊とその部下である幽霊たちは怒りの四つ角を体のあちこちに発生させていた。
「おまえら!死ぬ覚悟はできているんだろうな!」
「あ!自称サラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタと名乗った幽霊!」
「なぜ幽霊が朝っぱらから出てくるんだ?」
「うむ、幽霊は夜に出るものだよ!」
「朝から出るなんて非常識でござる!」
「肯定であります!」
親父たちに言われ放題のオーナー幽霊は怒りを通り越して、逆に冷静になっていた。
「ふん!今のうちに言いたい事があるなら言っておくんだな!どちらにしろお前達はこのホテルの敷地からできることはできない!」
「それはどうゆうことだ!」
「文字通りの意味だ!ホテルの敷地内からは出られない!」
「うむ、まるでイーグルスのホテルカリフォルニアの歌詞みたいだね!」
「その通りだ!」
「それって、チェックアウトはできるのか?」
「できる!」
「なら問題ないでござる!」
「肯定であります!」
「お前らは馬鹿か!ここから出ることはできないって…………お前ら何だそれは?」
オーナー幽霊は驚愕した。
親父たちの姿を少しずつ消えていっているからだ。
「どうやら、始まったらしいな!」
「もう時間だったのか!」
「うむ、そのようだね!」
「あっちの世界に戻るようでござる!」
「肯定であります!」
驚くオーナー幽霊とは対照的に親父たちは冷静だった。
「お、お前ら!なんでそんなに冷静何だ!!」
「うむ、落ち着きたまえ!サラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタくん!強制送還されているだけだよ!」
「強制送還?」
「拙者たちは、こことは違う世界の者たち!」
「招待状によってこっちの世界に一時的に来ただけでござる!」
「時間になれば元に戻る!」
「肯定であります!」
こうして親父たちは元の世界に戻って行った。
オーナー幽霊は親父たちが消えた場所をしばらく見つめていたが、あることに気づいた。
自分以外の幽霊がいなくなっていることに、オーナー幽霊は急いで瓦礫をかき分けて、金庫を探した。
金庫の中はあるはずの宿帳がなくなっていた。
宿帳は他の幽霊たちを自分の配下に置く為の触媒だったからだ。
その触媒がなくなったことにより他の幽霊たちは成仏してしまった。
金庫を開けることができるのはオーナー幽霊とオーナー幽霊の分身であるフロントだけのはず、その金庫が破られ、オーナー幽霊は全てを失ってしまった。
◇
所変わって、親父たち一行。
「日本どころか地球ではないな!」
「もしかしたらと、思ったんだけどな!」
「うむ、召喚された世界に帰ってきてしまったね!」
「肯定であります!」
親父たちは落ち込んだ。一人を除いて。
「困った事になったでござる……」
その名は影。
「影!どうしたんだ?」
「な、何でもないでござる……」(汗)
あまりの挙動不審な影に親父たちはすぐさま尋問した。
影はすぐに自白した。
「なんで?ホテルの宿帳がここにあるんだーー!!」
「わかってほしいでござる!目の前に開けることができない金庫があると開けたくなるのが人のサガでござる!」
「うむ、つまり開けられない金庫と聞いて、金庫を開けたくなってしまったと」
「その通りでござる!」
「それなら金庫だけ開ければいいだけだよな!なぜ宿帳を盗む必要があるんだ!」
「…………」
ブドウの疑問に影は沈黙した。
反省会
村正「やっぱり拙者たちにホラーは無理だったようだな!」
ブドウ「ぜんぜん怖くないからな!」
教授「うむ、その通りだね!むしろ影君の盗みグセの方が問題だね!」
軍曹「肯定であります!」
影「そ、そんなことないでござる!」
影以外の親父たち「「「「…………」」」」
親父たちは疑惑の目で影を見つめた。
オーナー幽霊のその後。
すべてを失ったオーナー幽霊は自意識喪失している所を黒装束の何者かに襲われ、姿を消した。
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