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番外編
番外編 〝もしも親父たちがホラー映画に出演したら!〟後編1
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「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回はもしも親父たちがホラー映画に出演したら!後編1をお送りしようと思います。どうぞお楽しみください」
「ブドウ!」
「なんだ?村正!」
「拙者たちって、スペシャルディナーに招待されたんだよな!」
「うむ、その通りだよ!」
「だから正装の為の服をレンタルしたんでござる!」
「肯定であります!」
「拙者の認識は間違ってないよな!」
「うむ、その通りだよ!」
「間違いなく!」
「右に同じでござる!」
「肯定あります!」
親父たちの返答に村正は頭を抱えて言った。
「じゃあ、なんで?拙者たち、強大な皿の上にいるんだ!」
正装した親父たちは皿の上に乗っていた。
「うむ、謎だね!」
「たしかに!」
「疑問でござる!」
「肯定であります!」
「みんな、認識はしていたんだな!」
そんな村正の疑問に答えるように、オーナー幽霊が現れた。
「ようこそ当ホテルへ!私がこのホテルのオーナーだ!」
親父たちは疑問のこもった眼で見つめて、一言こう言った。
「「「「「誰(でござる)?」」」」」
オーナー幽霊は親父たちの疑問に怒りで返答した。
「お前達は招待状を見てないのか?私がお前達を招待したオーナーだ!」
「なに!お前があのサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタか!」
村正は一息で言った。
「わしらを招待したサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタの正体は幽霊だったのか!」
ブドウは一息で言った。
「サラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタは幽霊だったでござるか!」
影は一息で言った。
「あの幽霊がサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタでありますか?」
軍曹は一息で言った。
「うむ、君があのサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタならフルネームで名前を言いたまえ!」
教授は一息で言った。
「私が、えっと……サラマンダラ・マカデミア……なんたらだ……」
オーナー幽霊は一息で言えなかった。
親父たちを招待する時、適当な偽名を書いた為、覚えてなかった。
「全然言えてないぞ!」
「自分の本名を間違える奴なんていない!」
「うむ、偽物のようだね!」
「変装するなら名前くらい完璧言えるようにするのがセオリーでござる!」
「肯定であります!」
自業自得とは言え、親父たちにボロクソに言われ、オーナー幽霊は逆切れした。
「うるさい!貴様らは我々のディナーでしかすぎないくせに文句を言うな!!」
「拙者たちがディナーだと!」
「そうだ!この強大な皿に乗っているお前達が我々とってのスペシャルディナーだ!」
「それって、つまり……」
「ディナーはなしでござるか!」
「うむ、そのようだね!」
「肯定であります!」
「当たり前だろ!ディナーにディナーを出す馬鹿がいるか!」
「寿司も……」
「ない!」
「天ぷらも……」
「ない!」
「刺身も……」
「ない!」
「焼き鳥、かつ丼、牛丼、お好み焼き、そば、うどん、オムライス、筑前煮、うな重、うな丼、親子丼、天丼、釜めし、たこ焼き、ちゃんぽん、とんかつ、エトセトラ」
「ない!どんだけ食い意地があるんだ!こいつは?」
「清酒、大吟醸、ビール、ウイスキー、テキーラ、ウォッカ、ワイン、エトセトラ」
「ない!こっちはこっちで飲兵衛か?」
オーナー幽霊の返答に、親父たちは静かに行動した。
まず動いたのは村正だった。
「村雨切り!」
そう言って、オーナー幽霊に水のカマイタチを放った。
「馬鹿か!幽霊が切れるわけないだろうが!」
オーナー幽霊の言うとおり、水のカマイタチはオーナー幽霊を素通りした。
「村雨切り!」
「村雨切り!」
「村雨切り!」
「村雨切り!」
「村雨切り!」
オーナー幽霊にまったくダメージは入らないのに、村正は村雨切りを連発した。
「無駄だ!サルの一つ覚えか?馬鹿な奴だ!」
オーナー幽霊たちは村正の愚かな行為に笑った。
親父たちも笑っていた。
「お前ら!何がおかしいんだ!恐怖で狂ったのか?」
「うむ、村正くんの行動を見て、気付いていないのかね?」
「なに!」
「体を張って、村雨切りを防ぐべきだったな!」
「ブドウどの、幽霊は体がないから防ぐことはできないでござる!」
「肯定であります!」
「何を言っているんだ!こいつらは?」
「うむ、まだ気づかないのかね!村正くんが斬ったのは君ではない!」
「?」
「村正が斬ったのはこのホテルの大根柱でござる!」
「影!それを言うなら大黒柱だ!」
「肯定であります!」
「……そうとも言うでござる!」
「「「そうとしか言わない!」」」
親父たちのボケとツッコミをやっている間にホテルは倒壊したのだった。
「ブドウ!」
「なんだ?村正!」
「拙者たちって、スペシャルディナーに招待されたんだよな!」
「うむ、その通りだよ!」
「だから正装の為の服をレンタルしたんでござる!」
「肯定であります!」
「拙者の認識は間違ってないよな!」
「うむ、その通りだよ!」
「間違いなく!」
「右に同じでござる!」
「肯定あります!」
親父たちの返答に村正は頭を抱えて言った。
「じゃあ、なんで?拙者たち、強大な皿の上にいるんだ!」
正装した親父たちは皿の上に乗っていた。
「うむ、謎だね!」
「たしかに!」
「疑問でござる!」
「肯定であります!」
「みんな、認識はしていたんだな!」
そんな村正の疑問に答えるように、オーナー幽霊が現れた。
「ようこそ当ホテルへ!私がこのホテルのオーナーだ!」
親父たちは疑問のこもった眼で見つめて、一言こう言った。
「「「「「誰(でござる)?」」」」」
オーナー幽霊は親父たちの疑問に怒りで返答した。
「お前達は招待状を見てないのか?私がお前達を招待したオーナーだ!」
「なに!お前があのサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタか!」
村正は一息で言った。
「わしらを招待したサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタの正体は幽霊だったのか!」
ブドウは一息で言った。
「サラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタは幽霊だったでござるか!」
影は一息で言った。
「あの幽霊がサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタでありますか?」
軍曹は一息で言った。
「うむ、君があのサラマンダラ・マカデミック・サントラ・サカノウエ・サカキタならフルネームで名前を言いたまえ!」
教授は一息で言った。
「私が、えっと……サラマンダラ・マカデミア……なんたらだ……」
オーナー幽霊は一息で言えなかった。
親父たちを招待する時、適当な偽名を書いた為、覚えてなかった。
「全然言えてないぞ!」
「自分の本名を間違える奴なんていない!」
「うむ、偽物のようだね!」
「変装するなら名前くらい完璧言えるようにするのがセオリーでござる!」
「肯定であります!」
自業自得とは言え、親父たちにボロクソに言われ、オーナー幽霊は逆切れした。
「うるさい!貴様らは我々のディナーでしかすぎないくせに文句を言うな!!」
「拙者たちがディナーだと!」
「そうだ!この強大な皿に乗っているお前達が我々とってのスペシャルディナーだ!」
「それって、つまり……」
「ディナーはなしでござるか!」
「うむ、そのようだね!」
「肯定であります!」
「当たり前だろ!ディナーにディナーを出す馬鹿がいるか!」
「寿司も……」
「ない!」
「天ぷらも……」
「ない!」
「刺身も……」
「ない!」
「焼き鳥、かつ丼、牛丼、お好み焼き、そば、うどん、オムライス、筑前煮、うな重、うな丼、親子丼、天丼、釜めし、たこ焼き、ちゃんぽん、とんかつ、エトセトラ」
「ない!どんだけ食い意地があるんだ!こいつは?」
「清酒、大吟醸、ビール、ウイスキー、テキーラ、ウォッカ、ワイン、エトセトラ」
「ない!こっちはこっちで飲兵衛か?」
オーナー幽霊の返答に、親父たちは静かに行動した。
まず動いたのは村正だった。
「村雨切り!」
そう言って、オーナー幽霊に水のカマイタチを放った。
「馬鹿か!幽霊が切れるわけないだろうが!」
オーナー幽霊の言うとおり、水のカマイタチはオーナー幽霊を素通りした。
「村雨切り!」
「村雨切り!」
「村雨切り!」
「村雨切り!」
「村雨切り!」
オーナー幽霊にまったくダメージは入らないのに、村正は村雨切りを連発した。
「無駄だ!サルの一つ覚えか?馬鹿な奴だ!」
オーナー幽霊たちは村正の愚かな行為に笑った。
親父たちも笑っていた。
「お前ら!何がおかしいんだ!恐怖で狂ったのか?」
「うむ、村正くんの行動を見て、気付いていないのかね?」
「なに!」
「体を張って、村雨切りを防ぐべきだったな!」
「ブドウどの、幽霊は体がないから防ぐことはできないでござる!」
「肯定であります!」
「何を言っているんだ!こいつらは?」
「うむ、まだ気づかないのかね!村正くんが斬ったのは君ではない!」
「?」
「村正が斬ったのはこのホテルの大根柱でござる!」
「影!それを言うなら大黒柱だ!」
「肯定であります!」
「……そうとも言うでござる!」
「「「そうとしか言わない!」」」
親父たちのボケとツッコミをやっている間にホテルは倒壊したのだった。
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