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第五章 親父たちと砂漠
親父たち、地下に潜る。
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前回までのあらすじ
流砂の滝壺に落ちた親父たち。
その運命は……・?
ここは滝壺の底。
「し、死ぬかと思った……」
「何とか生きているでござる!」
「うむ、全員いるかね?」
「わしは大丈夫だ!」
「問題ないであります!」
親父たちは砂まみれになりながらも生きていた。
「底が空洞で砂がクッションになって助かったが……」
「うむ、ここから地上に戻るのは不可能のようだね」
「確かに地上の光があんなに小さく見えるからな」
「ビル十階以上はあるでござる!」
「肯定であります!」
悩む親父たちであったが、影はあることに気づいた。
「風の流れを感じるでござる!」
「本当か?影!」
「間違いないでござる!」
「うむ、風の流れを感じるのなら出口があるかもしれない!」
「肯定であります!」
「早速向かうぞ!」
こうして影を先頭に親父たちは風の方向へと進んでいった。
三十分後。
親父たちはとんでもない物を発見した。
「なんで!これは?」
「自然にできた産物ではないな!」
「どう考えても人工物でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、発電機だね!これは!」
親父たちは見つけた物は機械の塊だった。
「教授!これを知っているのか?」
「うむ、水力発電に使われる水車だよ!」
「これが?」
「うむ、詳しく調べなければわからないが、形は似ているよ!」
「電気もない世界で、なんでそんなものがあるんだ!」
「そもそも水がないでござる!」
「肯定であります!」
「砂で動くんじゃないのか?」
「「「「…………」」」」
ブドウの一言に沈黙する親父たち。
「ブドウ……その根拠は……」
「わしら、あの流砂に流されてここに来たんだろ!なら、砂で動くと考えた方が妥当じゃないか!」
「うむ、確かに説得力はあるが……」
「水力発電ではなく砂力発電?何かが違うでござる!」
「それだと、誰が何のためでありますか?」
「「「「…………」」」」
今度は軍曹の一言と共に沈黙する親父たちだった。
流砂の滝壺に落ちた親父たち。
その運命は……・?
ここは滝壺の底。
「し、死ぬかと思った……」
「何とか生きているでござる!」
「うむ、全員いるかね?」
「わしは大丈夫だ!」
「問題ないであります!」
親父たちは砂まみれになりながらも生きていた。
「底が空洞で砂がクッションになって助かったが……」
「うむ、ここから地上に戻るのは不可能のようだね」
「確かに地上の光があんなに小さく見えるからな」
「ビル十階以上はあるでござる!」
「肯定であります!」
悩む親父たちであったが、影はあることに気づいた。
「風の流れを感じるでござる!」
「本当か?影!」
「間違いないでござる!」
「うむ、風の流れを感じるのなら出口があるかもしれない!」
「肯定であります!」
「早速向かうぞ!」
こうして影を先頭に親父たちは風の方向へと進んでいった。
三十分後。
親父たちはとんでもない物を発見した。
「なんで!これは?」
「自然にできた産物ではないな!」
「どう考えても人工物でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、発電機だね!これは!」
親父たちは見つけた物は機械の塊だった。
「教授!これを知っているのか?」
「うむ、水力発電に使われる水車だよ!」
「これが?」
「うむ、詳しく調べなければわからないが、形は似ているよ!」
「電気もない世界で、なんでそんなものがあるんだ!」
「そもそも水がないでござる!」
「肯定であります!」
「砂で動くんじゃないのか?」
「「「「…………」」」」
ブドウの一言に沈黙する親父たち。
「ブドウ……その根拠は……」
「わしら、あの流砂に流されてここに来たんだろ!なら、砂で動くと考えた方が妥当じゃないか!」
「うむ、確かに説得力はあるが……」
「水力発電ではなく砂力発電?何かが違うでござる!」
「それだと、誰が何のためでありますか?」
「「「「…………」」」」
今度は軍曹の一言と共に沈黙する親父たちだった。
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