異世界親父騒動記

マサカド

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第五章 親父たちと砂漠

親父たち、追跡される!

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前回までのあらすじ
 紅海を泳いで渡った親父たち。
 途中で教授の錬金術で乗り物を作りだし、東に向かう。

 ここは元の世界で言うところのサウジアラビア。
 親父たちは砂漠をラクダではなく、ラクダの形をしたゴーレムにソリを引かせて東に向かっていた。
「うむ、どうかね諸君!私の錬金術で作ったゴーレムの乗り心地は!」
「教授!現実逃避したい気持ちはわかるが……」
「もう少しスピードだせないのか?」
「後方から追跡者が来るでござる!」
「肯定であります!」
 親父たちは追われていた。
 追ってはこの世界のラクダに乗った一人。
 その追手の正体は……。
「オヤジレンジャー!逮捕だーーーーーーーー!!」
 パリス警察の名物警部であるガニマタが特徴のガニマタ警部。
「なんで?あの警部がこんな所にいるんだ?」
「なんで?わしらを追ってくるんだ!」
「うむ、オヤジレンジャーに変身していないのに、なぜ?追ってくるのかね!」
「パリスの平和を守ってほしいでござる!」
「肯定であります!」
 親父たちはガニマタ警部が、この世界の国際警察機関の試験に合格したことを知らない。
 試験を合格したことによってガニマタ警部は自由に捜査する権限を与えられた。
 その権限を使って、オヤジレンジャーの正体である親父たちを追ってきた。
 ちなみに乗っているラクダは権限を使って拝借した物。
 親父たちとガニマタ警部の鬼ごっこは一昼夜にわたり、続いたが、最後はガニマタ警部の乗ったラクダが倒れて、終わった。
「くそーー!!オヤジレンジャーめ!次こそは捕まえる!!」
 砂漠にガニマタ警部の声が響く。
 こうして親父たちは、追跡者を振り切り、東に向かう旅を続けるのだった。



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