116 / 284
番外編
番外編 こんな月面レースは嫌だー!(こんな○○は嫌だシリーズ)
しおりを挟む
「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回の番外編は、「こんな月面レースは嫌だー!」をお送りしようと思います。どうぞお楽しみください」
「教授!」
「うむ、なんだね?村正くん!」
「拙者たち、確か月面レースをやるために元の世界に一時的に戻って来たんだよな!」
「うむ、その通りだよ!何か問題があるのかね?」
「問題も何もここは鳥取砂丘だ!月面レースじゃなかったのか?」
「うむ、ここ鳥取砂丘は月面に似た環境なのだよ!」
「…………わかった!百歩譲って、レース場はそれでいいとしよう。だが、これはなんなんだ!」
「うむ、見ての通りレースに使うマシンだよ!」
「ミニ○駆じゃないか!」
「うむ、我々の予算ではコレが限界なのだよ!そんなことよりもマシンをカスタムしなくていいのかね?他のメンバーは改造中だよ!」
突っ込む気もなくなった村正は自分のマシンを改造し始めるのだった。
一時間後。
「うむ、全員そろったね!では、一人ずつマシンの紹介をしよう!」
「まずはワシ、ブドウのマッドマックス号だ!」
ブドウのマシンは、終末世界に登場するような殺戮マシンだった。
「他のマシンを壊すためだけに改造したな!」
「改造したでござる!」
「うむ、改造したようだね!」
「肯定であります!」
「これで優勝はもらった!」
「うむ、では次に影のマシンの紹介をしてくれたまえ!」
「わかったでござる!この忍び号で勝負でござる!」
影のマシンは光に反射して見えなかった。
「影!全然マシンが見えないんだが、あるのか?」
「ミラーコーティングを施しているんでござる!」
「「「「…………」」」」
親父たちは、この後、忍び号の運命がどうなるのか、わかった。
「次は自分であります!このデザートウルフ号で勝負であります!」
軍曹のマシンはピンクのボディにタイヤではなくキャラピラだった。
「ピンクのマシンとは意外だったな!」
「うむ、だが砂場でピンク色なのは利にかなっているよ!」
「そうなのでござるか?」
「うむ、砂漠では迷彩として適しているからね!」
「昔のアニメのオープニングにそんなピンク色の車があったな!」
「次は拙者のマシンを紹介しよう!この戦龍号でトップを狙う!」
村正のマシンは甲冑の模様を施した赤いマシンだった。
「侍の村正らしいマシンだな!」
「他に比べて普通でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、最後は私だね!私はこのスーパーミレニアム号で優勝を目指す!」
教授のマシンを一目見ただけで、ミニ四○ではないことを親父たちは理解した。
「アレ!絶対にミニ○駆じゃないぞ!」
「せこい手をつかったな!」
「卑怯でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、ではスタートの準備だ!」
こうして親父たちのマシンをスタート地点に並ばれた。
「うむ、最初に説明した通り、あの旗がゴールだ!ではスタート!」
こうして親父たちのマシンは一斉にスタートした………………が、誰もゴールできなかった。
教授の「スーパーミレニアム号」はスタートした瞬間に自爆。
村正の「戦龍号」は自爆に巻き込まれ、大破。
影の「忍び号」は爆風で吹き飛ばされて、どこに行ったか行方不明になった。
まともにスタートしたのはブドウの「マッドマックス号」と軍曹の「デザートウルフ号」だけだった。
だが、
軍曹の「デザートウルフ号」はキャタピラが破損し、走行不能になり、ブドウの「マッドマックス号」は砂に沈んで行った。
こうして、誰も優勝できず月面レースは終わった。
反省会
村正「誰もゴールできなかったな!」
ブドウ「わしらがなにかの競技すると不思議と誰もゴールできないような気がするんだが、気のせいか?」
影「気のせいではないでござる!」
軍曹「肯定であります!」
教授「うむ、私はこの結果が正しいと思うよ!」
教授以外の親父たち「「「「なぜ(でござる)?」」」」
教授「この話のタイトルは、こんな○○は嫌だ!だからね。完走できないのは当たり前だよ!」
教授以外の親父たち「…………」(納得できるけど納得できない表情)
「教授!」
「うむ、なんだね?村正くん!」
「拙者たち、確か月面レースをやるために元の世界に一時的に戻って来たんだよな!」
「うむ、その通りだよ!何か問題があるのかね?」
「問題も何もここは鳥取砂丘だ!月面レースじゃなかったのか?」
「うむ、ここ鳥取砂丘は月面に似た環境なのだよ!」
「…………わかった!百歩譲って、レース場はそれでいいとしよう。だが、これはなんなんだ!」
「うむ、見ての通りレースに使うマシンだよ!」
「ミニ○駆じゃないか!」
「うむ、我々の予算ではコレが限界なのだよ!そんなことよりもマシンをカスタムしなくていいのかね?他のメンバーは改造中だよ!」
突っ込む気もなくなった村正は自分のマシンを改造し始めるのだった。
一時間後。
「うむ、全員そろったね!では、一人ずつマシンの紹介をしよう!」
「まずはワシ、ブドウのマッドマックス号だ!」
ブドウのマシンは、終末世界に登場するような殺戮マシンだった。
「他のマシンを壊すためだけに改造したな!」
「改造したでござる!」
「うむ、改造したようだね!」
「肯定であります!」
「これで優勝はもらった!」
「うむ、では次に影のマシンの紹介をしてくれたまえ!」
「わかったでござる!この忍び号で勝負でござる!」
影のマシンは光に反射して見えなかった。
「影!全然マシンが見えないんだが、あるのか?」
「ミラーコーティングを施しているんでござる!」
「「「「…………」」」」
親父たちは、この後、忍び号の運命がどうなるのか、わかった。
「次は自分であります!このデザートウルフ号で勝負であります!」
軍曹のマシンはピンクのボディにタイヤではなくキャラピラだった。
「ピンクのマシンとは意外だったな!」
「うむ、だが砂場でピンク色なのは利にかなっているよ!」
「そうなのでござるか?」
「うむ、砂漠では迷彩として適しているからね!」
「昔のアニメのオープニングにそんなピンク色の車があったな!」
「次は拙者のマシンを紹介しよう!この戦龍号でトップを狙う!」
村正のマシンは甲冑の模様を施した赤いマシンだった。
「侍の村正らしいマシンだな!」
「他に比べて普通でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、最後は私だね!私はこのスーパーミレニアム号で優勝を目指す!」
教授のマシンを一目見ただけで、ミニ四○ではないことを親父たちは理解した。
「アレ!絶対にミニ○駆じゃないぞ!」
「せこい手をつかったな!」
「卑怯でござる!」
「肯定であります!」
「うむ、ではスタートの準備だ!」
こうして親父たちのマシンをスタート地点に並ばれた。
「うむ、最初に説明した通り、あの旗がゴールだ!ではスタート!」
こうして親父たちのマシンは一斉にスタートした………………が、誰もゴールできなかった。
教授の「スーパーミレニアム号」はスタートした瞬間に自爆。
村正の「戦龍号」は自爆に巻き込まれ、大破。
影の「忍び号」は爆風で吹き飛ばされて、どこに行ったか行方不明になった。
まともにスタートしたのはブドウの「マッドマックス号」と軍曹の「デザートウルフ号」だけだった。
だが、
軍曹の「デザートウルフ号」はキャタピラが破損し、走行不能になり、ブドウの「マッドマックス号」は砂に沈んで行った。
こうして、誰も優勝できず月面レースは終わった。
反省会
村正「誰もゴールできなかったな!」
ブドウ「わしらがなにかの競技すると不思議と誰もゴールできないような気がするんだが、気のせいか?」
影「気のせいではないでござる!」
軍曹「肯定であります!」
教授「うむ、私はこの結果が正しいと思うよ!」
教授以外の親父たち「「「「なぜ(でござる)?」」」」
教授「この話のタイトルは、こんな○○は嫌だ!だからね。完走できないのは当たり前だよ!」
教授以外の親父たち「…………」(納得できるけど納得できない表情)
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる