98 / 284
番外編
番外編 親父たちのオヤジピック 水泳
しおりを挟む
「読者の皆様、こんにちわもしくはこんばんわ。司会担当の冒険者パーティードリフターのリーダーをやっております村正です。今回のオヤジピックは水泳をメンバー全員で挑戦したいと思います。どんな結果になるか、どうぞお楽しみください」
ネオヨーク某所のプール。
ここでオヤジピックの水泳が行われようとしていた。
種目は100m自由形。
第一のコース〝村正〟
第二のコース〝ブドウ〟
第三のコース〝教授〟
第四のコース〝軍曹〟
第五のコース〝影〟
親父たちは全員位置につき、飛び込みの姿勢のまま教授お手製のスターターが鳴る瞬間を待った。
三分後。
スターターは鳴ることなく、沈黙したままだった。
親父たちの肉体と精神は限界に達し、教授が仕方なくスターターを見に行った瞬間。
スターターが鳴り、親父たちは教授を置いてスタート…………しなかった。
教授以外の全員が三分間。
飛び込みの姿勢をキープしていた為に身体が長時間正座していた時と同じように痺れていたのだった。
100m自由形が一時中止になった。
一時間後。
スターターが故障しないように教授がクラッカーを鳴らすことになった。
教授以外の親父たちは全員位置につき、飛び込みの姿勢をとると同時に教授がクラッカーを鳴らした。
全員がきれいなスタートを…………しなかった。
影の思わぬ行動に村正、ブドウ、軍曹が泳ぐのをやめ、影を見つめた。
見つめた先にいた影は水の上を走った。
影は他の親父たちが泳いでないのも気にせずにゴール。
堂々の一位だったが、失格になった。
こうして親父たちのオヤジピック100m自由形は幕を閉じた。
影「なんで失格なのでござるか!!」
村正「泳いでないからだよ!」
教授「うむ、その通り!」
ブドウ「水泳選手に今すぐ謝れ!」
軍曹「肯定であります!」
ネオヨーク某所のプール。
ここでオヤジピックの水泳が行われようとしていた。
種目は100m自由形。
第一のコース〝村正〟
第二のコース〝ブドウ〟
第三のコース〝教授〟
第四のコース〝軍曹〟
第五のコース〝影〟
親父たちは全員位置につき、飛び込みの姿勢のまま教授お手製のスターターが鳴る瞬間を待った。
三分後。
スターターは鳴ることなく、沈黙したままだった。
親父たちの肉体と精神は限界に達し、教授が仕方なくスターターを見に行った瞬間。
スターターが鳴り、親父たちは教授を置いてスタート…………しなかった。
教授以外の全員が三分間。
飛び込みの姿勢をキープしていた為に身体が長時間正座していた時と同じように痺れていたのだった。
100m自由形が一時中止になった。
一時間後。
スターターが故障しないように教授がクラッカーを鳴らすことになった。
教授以外の親父たちは全員位置につき、飛び込みの姿勢をとると同時に教授がクラッカーを鳴らした。
全員がきれいなスタートを…………しなかった。
影の思わぬ行動に村正、ブドウ、軍曹が泳ぐのをやめ、影を見つめた。
見つめた先にいた影は水の上を走った。
影は他の親父たちが泳いでないのも気にせずにゴール。
堂々の一位だったが、失格になった。
こうして親父たちのオヤジピック100m自由形は幕を閉じた。
影「なんで失格なのでござるか!!」
村正「泳いでないからだよ!」
教授「うむ、その通り!」
ブドウ「水泳選手に今すぐ謝れ!」
軍曹「肯定であります!」
0
お気に入りに追加
31
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる