異世界親父騒動記

第一章 親父たち追放される

第一章の主な登場人物

ドリフター
異世界召喚に巻き込まれた親父たちで結成された冒険者パーティー。各地で様々な問題を引き起こす台風の目。行動原理は米、醤油、味噌である。

安土　警太郎（あづち　けいたろう）→村正（むらまさ）　
   パトロールの最中に異世界召喚に巻き込まれた警察官。異世界に来た当初は混乱のあまり、止めに入った兵士たちを一本背負いで撃沈させた。職業が侍になってからは自分の事を拙者やそれがしと言うようになった。あまりにも濃すぎるメンバーの突っ込み役になりつつある。
職業＝警察官→侍

防人　衛（さきもり　まもる）→軍曹
   軍用車に乗って移動中に異世界召喚に巻き込まれた自衛官。異世界に来た当初は国民血税である車を失った事により混乱していたが、異世界ではサバイバル技術や知識でメンバーを助けている。
職業＝自衛官→傭兵

家道　武（かどう　たけし）→ブドウ
  トレーニングの最中に異世界召喚に巻き込まれた格闘家であり、相手の肉体の一部を破壊する「人体破壊拳」の使い手。異世界に来た当初は混乱のあまり、止めに入った兵士たちをパイルドライバーなどのプロレス技で撃沈させた。酒場で入手した情報をメンバーに流しているがメンバーからは酔っ払いと思われている。
職業＝格闘家→武闘家

   工機　学（こうき　まなぶ）→教授
   学会に行く途中で異世界召喚に巻き込まれた某大学の教授。専門は機械工学。博識で勇者召喚のシステムが未完成である事に気づいた。混乱すると加えたパイプから蒸気機関車のように煙を噴き上げたり、職業が錬金術師になってからも、錬金術で色々と失敗をするうっかり者。メンバーの一応頭脳。
職業＝大学教授→錬金術師

草野　半蔵（くさの　はんぞう）→影
  法事に行く途中で異世界召喚に巻き込まれたスタントマンで忍者の末裔。異世界に来た当初は混乱のあまり、文字通りに飛び跳ね回りながら兵士たちに当て身をくらわせて撃沈していた。職業が忍者になってから語尾にござるがつくようになった。

勇者召喚された学生たち　
  今の所モブ扱い。日の目を見る日がくるのだろうか？

ヒイロ司祭
   勇者教の司祭。何やら巧みがあるようだが、今の所は不明。勇者召喚に巻き込まれた親父たちを始末する為に、部下を使って呪いの袋を親父たちに渡したが、それがデストロイの町の崩壊につながった。スタートの街では勇者パレードの時に演説だけして、すぐに転移魔法で帰った為にゲートが破壊されたことを知らない。

若き聖職者
   勇者召喚に参加していた聖職者。後世にこの勇者召喚の事を語りづく生き証人になる。

スタートの街の警吏
   親父たちが止めをささなかったグレムリンキングを倒した事により英雄に祭り上げられてた男。その後数奇な運命をたどる事になる。

決闘騎士→全裸騎士
   少女漫画に出てきそうな金髪碧眼の騎士。勇者パレードの警備をしていたが、グレムリンキング出現時に何の役にたたなかった為にメンツを守るのために親父たちに決闘を申し込む。自分が勝つ為には手段を選ばない卑怯者だが、ブドウの人体損害拳「筋肉構築風船」によって公衆の面前で全裸の肉ダルマと化し、社会的に死んだ。

賭博師たちとその元締め
   スタートの街でブドウと騎士の決闘を対象にした賭けを行なっていたが、あまりにもブドウに高い倍率にしたために大金を賭けていた教授に金が支払えなくなって、親父たちをスタートの街から追い出す事に成功したが、親父たちの仕事（雑用）の穴埋めに自分たちが駆り出され、過重労働をする羽目になる。

グレムリンキング
   魔王軍の幹部。専門は破壊工作で戦闘はあまり得意ではない。魔王の命令でゲートを破壊したが、命令は勇者たちがゲートを通る前に破壊しなければならかったのだが、祭のお菓子に夢中になって、失敗していた。ポーターに化けていた親父たちに瀕死の重傷を負わされ、警吏によって止めをさされた。