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第一章 親父たち追放される
親父たち、スタートの街に着く
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親父たちは、三日で着くはずの道のりを二十日掛けて、スタートの街を着いた。
道は一本道なのに、なぜこんなに時間が掛かったかと言うと、道に迷ったからである。
旅を始めて、二日目の夕方に野営した場所が地面ではなく、旅人を迷わせる事に長けた巨大なモンスターの上だったからである。
最初は自分達が迷子になった事を事を否定していたが、迷って三日目の野営時に教授が素材を使って六分儀を作っている最中に部品の鑑定をした。その時偶然地面を鑑定してしまった為に発覚したのである。
怒り狂った親父たちは、無言で地面と一体化しているモンスターを持っていた武器で攻撃。
しかしモンスターの背中は土で覆われていた為、ダメージを与えられなかった。
その為にますます怒り狂った親父たちは、手段変えて即席で作ったスコップで掘り返してモンスターの皮膚に到着すると、刃物で傷つけて、その傷に毒草から作った猛毒を塗る作業をモンスターの各所で行った。
それら作業を繰り返し行い、三日かけてモンスターを倒したのだった。
しかし、それだけで話は終わらなかったのだ。
そのモンスターは、少しずつ移動してた為に本来のルートから大きくそれていて、それを修正しようとして、ますます道に迷ってしまい、二十日も時間が掛かってしまったのであった。
「あのモンスターのせいで酷い目にあった」
「そうだな。あのモンスターのせいで」
「本当に恐ろしいゲリラ戦法だった」
「うむ、わたしがあの時偶然鑑定していなかったら、どうなっていたか分からなかったな」
「これからは、少しでも変だと思ったら鑑定を使うべきでござるな」
前半はともかく、後半は自分達が悪いのに、まるで「部下の手柄は自分の手柄、自分の責任は部下の責任」と迷言する上司の如くモンスターに責任転換する親父たちだった。
道は一本道なのに、なぜこんなに時間が掛かったかと言うと、道に迷ったからである。
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しかしモンスターの背中は土で覆われていた為、ダメージを与えられなかった。
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しかし、それだけで話は終わらなかったのだ。
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「本当に恐ろしいゲリラ戦法だった」
「うむ、わたしがあの時偶然鑑定していなかったら、どうなっていたか分からなかったな」
「これからは、少しでも変だと思ったら鑑定を使うべきでござるな」
前半はともかく、後半は自分達が悪いのに、まるで「部下の手柄は自分の手柄、自分の責任は部下の責任」と迷言する上司の如くモンスターに責任転換する親父たちだった。
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