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番外編
番外編 異世界でクライムアクション的クリスマス
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今日はクリスマス・イブ。
異世界人である俺。シンタローは寝ているモフちゃんの枕元にプレゼントを置こうとした…………ができなかった。
原因は寝ているモフちゃんを挟んで勇者見習いノエルと魔王バステルンがお互いに火花を散らしながら、威嚇していた。
「エドモント……この状況を説明してくれ……」
「すいません!うちの魔王が夜分にご迷惑をおかけしております!」
エドモントが説明するより早くに魔王の手下が土下座をした。
俺は無言でエドモントの方を見つめる。
「すみません!シンタローさん。魔王バステルンさんに今日が異世界の風習で特別な日と喋ってしまいました!」
エドモントも土下座しながら説明した。
「つまり、あの二人はどちらが先にモフちゃんの枕元にプレゼントを置くかで、争っているのか?」
「違います!プレゼントは自分自身でどちらがモフちゃんさんの傍で添い寝するのかを争っているんです!」
俺はめまいを起こした。
「既成事実をつくりたいだけだろーー!そういえばミスターモフモフとモフミちゃんは?」
俺が訊ねると手下もエドモントも無言で指を指した。
二人とも倒れていた。
「二人が争っている間にモフちゃんさんに添い寝しようとしてやられました!」
こうして勇者と魔王の修羅場は朝日が昇り、モフちゃんが起きるまで続いた。
起きたモフちゃんに俺は「メリークリスミマス!」と言ってプレゼントを渡して、意識を失った。
反省会
シンタロー「エドモント!勇者(ノエル)だけでもやっかいなのに、魔王(バステルン)にまで変な情報を教えるなよ!」
エドモント「すみません!でも結果としてモフちゃんさんが無事だったからよかったじゃないですか!」
シンタロー「かわりに別の問題が発生しているぞ!」
シンタロー達が見つめる先には……。
ノエル「おばさんのせいでモフちゃんにプレゼントをわたせなかったんだよ!」
バステルン「黙れ!小娘がおとなしくしていれば、わらわは愛しき人にプレゼントを……」
突然、ノエルとバステルンが鼻血を吹いた。
シンタロー「ろくでもない妄想をしていたのは確かだな!」
エドモント「そのようですね!」
シンタロー「異世界のクリスマスは修羅場だ!」
エドモント「それ!たぶん我々だけですよ!」
シンタロー「せめて最後は、全員で…………」
全員「「「「メリークリスマス!!」」」」
異世界人である俺。シンタローは寝ているモフちゃんの枕元にプレゼントを置こうとした…………ができなかった。
原因は寝ているモフちゃんを挟んで勇者見習いノエルと魔王バステルンがお互いに火花を散らしながら、威嚇していた。
「エドモント……この状況を説明してくれ……」
「すいません!うちの魔王が夜分にご迷惑をおかけしております!」
エドモントが説明するより早くに魔王の手下が土下座をした。
俺は無言でエドモントの方を見つめる。
「すみません!シンタローさん。魔王バステルンさんに今日が異世界の風習で特別な日と喋ってしまいました!」
エドモントも土下座しながら説明した。
「つまり、あの二人はどちらが先にモフちゃんの枕元にプレゼントを置くかで、争っているのか?」
「違います!プレゼントは自分自身でどちらがモフちゃんさんの傍で添い寝するのかを争っているんです!」
俺はめまいを起こした。
「既成事実をつくりたいだけだろーー!そういえばミスターモフモフとモフミちゃんは?」
俺が訊ねると手下もエドモントも無言で指を指した。
二人とも倒れていた。
「二人が争っている間にモフちゃんさんに添い寝しようとしてやられました!」
こうして勇者と魔王の修羅場は朝日が昇り、モフちゃんが起きるまで続いた。
起きたモフちゃんに俺は「メリークリスミマス!」と言ってプレゼントを渡して、意識を失った。
反省会
シンタロー「エドモント!勇者(ノエル)だけでもやっかいなのに、魔王(バステルン)にまで変な情報を教えるなよ!」
エドモント「すみません!でも結果としてモフちゃんさんが無事だったからよかったじゃないですか!」
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シンタロー達が見つめる先には……。
ノエル「おばさんのせいでモフちゃんにプレゼントをわたせなかったんだよ!」
バステルン「黙れ!小娘がおとなしくしていれば、わらわは愛しき人にプレゼントを……」
突然、ノエルとバステルンが鼻血を吹いた。
シンタロー「ろくでもない妄想をしていたのは確かだな!」
エドモント「そのようですね!」
シンタロー「異世界のクリスマスは修羅場だ!」
エドモント「それ!たぶん我々だけですよ!」
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