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第二章 勇者の花嫁 魔王の花婿
第二話 予告状
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前回までのあらすじ
ノエルの故郷に向かうシンタローたち。
だが、朝からパンケーキにかけるソースで三つ巴の争いを始めた。
ここはノエルの出身であるフォーム国の王都。
ノエルの故郷に向かう俺達は旅に必要な物を買い揃えるために寄ったのだが、「勇者見習いのノエルですね!我々と御同行願います!」と言われて、兵士たちの囲まれながら、城に向かった。
「ノエル!一体何をしたんだ?」
「何もしてないよ!シンタローはボクが何か悪い事をしたとおもっているの?」
俺はこれまでのノエルのしてきたことを、思い浮かべていた。
そのほとんどがモフちゃんがらみだった。
「ですが、兵士たちの様子からすると駄々ごとじゃないと思いますよ!」
「エドモントまでボクを疑っているの!」
そんな会話をしている間に城に着き、玉座の間に通された。
一時間後。
城の一室で俺とエドモントは頭を抱えていた。
「まさか、王さまから、あんな依頼を受けることになるとは……」
「どうします?シンタローさん!」
「どうするって言われても、ノエルが引き受けると言った以上はやるしかない!」
「ですよね!」
俺達は王さまからある依頼を受けていた。
依頼の内容はこの国のお姫様を十歳の誕生日に誘拐するという予告状が届いた。
依頼は、その誘拐犯の魔の手からお姫様を守ること。
ノエルは引き受けたが、問題なのはそこじゃない。
問題なのはその誘拐犯がこの国を支配しようとしている女魔王バステルン。
「魔王じゃなくて怪盗の間違いじゃないのか?」
「間違いなく魔王ですよ!写真集やファンクラブまであって、この国では人気あるそうですが…………」
「誘拐の予告状より先にファンクラブの会員証を見せたからな!あの王さま!」
「順序が完全に逆でしたね!」
「それにあの姫様にも注意を払わないとな!」
「確かに「助けてください勇者様!」と言ってモフちゃんさんに抱きついてきましたからね!」
「無意識なのか、確信なのかは知らないがモフちゃんが勇者だと知られることはまずい!」
「可能性としては五分五分ですからね!」
「とりあえずは誘拐を阻止して、そのまま王都から脱出するのがベストなんだが……」
「うまくいきますかね?」
「難しいだろうが……とりあえず誘拐犯に対して有効なアイテムを購入しておく!」
俺はそう言ってSHOPからアイテムを購入して、モフちゃん達がいるお姫様の部屋に向かった。
そこで俺達はとんでもない物を目にする。
「モフちゃん!その格好はなんだ?」
ノエルの故郷に向かうシンタローたち。
だが、朝からパンケーキにかけるソースで三つ巴の争いを始めた。
ここはノエルの出身であるフォーム国の王都。
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「ノエル!一体何をしたんだ?」
「何もしてないよ!シンタローはボクが何か悪い事をしたとおもっているの?」
俺はこれまでのノエルのしてきたことを、思い浮かべていた。
そのほとんどがモフちゃんがらみだった。
「ですが、兵士たちの様子からすると駄々ごとじゃないと思いますよ!」
「エドモントまでボクを疑っているの!」
そんな会話をしている間に城に着き、玉座の間に通された。
一時間後。
城の一室で俺とエドモントは頭を抱えていた。
「まさか、王さまから、あんな依頼を受けることになるとは……」
「どうします?シンタローさん!」
「どうするって言われても、ノエルが引き受けると言った以上はやるしかない!」
「ですよね!」
俺達は王さまからある依頼を受けていた。
依頼の内容はこの国のお姫様を十歳の誕生日に誘拐するという予告状が届いた。
依頼は、その誘拐犯の魔の手からお姫様を守ること。
ノエルは引き受けたが、問題なのはそこじゃない。
問題なのはその誘拐犯がこの国を支配しようとしている女魔王バステルン。
「魔王じゃなくて怪盗の間違いじゃないのか?」
「間違いなく魔王ですよ!写真集やファンクラブまであって、この国では人気あるそうですが…………」
「誘拐の予告状より先にファンクラブの会員証を見せたからな!あの王さま!」
「順序が完全に逆でしたね!」
「それにあの姫様にも注意を払わないとな!」
「確かに「助けてください勇者様!」と言ってモフちゃんさんに抱きついてきましたからね!」
「無意識なのか、確信なのかは知らないがモフちゃんが勇者だと知られることはまずい!」
「可能性としては五分五分ですからね!」
「とりあえずは誘拐を阻止して、そのまま王都から脱出するのがベストなんだが……」
「うまくいきますかね?」
「難しいだろうが……とりあえず誘拐犯に対して有効なアイテムを購入しておく!」
俺はそう言ってSHOPからアイテムを購入して、モフちゃん達がいるお姫様の部屋に向かった。
そこで俺達はとんでもない物を目にする。
「モフちゃん!その格好はなんだ?」
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