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プロローグ3 自称勇者見習い(?)ノエルとの出会い
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勇者の剣をゲットした俺とモフちゃんは、町に着き、さっそく冒険者ギルドに向かった。
無駄だとわかっていても、冒険者になれるかどうか確かめるため、もう一つは情報収集だったが、冒険者ギルドから出てきた人物によって、その望みはついえた。
冒険者ギルドのドアを開けてでてきた人物は、見た目は某ゲームにでてくる女勇者で、顔もスタイルもいい。
そして目があった瞬間、そいつはいきなり抱きついてきた。
俺の頭の上に乗っているモフちゃんに!
女勇者はかわいいかわいいと言って喜んでいるが、俺とモフちゃんにとっては地獄だ。なぜならその女勇者の体中から胃液の匂いがしたからだ。
俺は無理やりその女勇者を引っぺがし、「いきなり何をするんだ。モフちゃんに変な匂いついてたらどうするんだ!!」と赤ん坊をあやすようにモフちゃんを慰めながら、文句を言った。
すると女勇者はいきなり自分の身の上話をはじめた。
自分の名がノエルで、職業は勇者見習い。
俺は否定したが、ノエル曰く、勇者の覚醒前の状態を勇者見習いと言うそうだ。
冒険者ギルドに仲間を集めにきたが、全員が二日酔いでダウン。
俺の予想では冒険者ギルド内部は嘔吐地獄と化しているだろう。
そんな中、冒険者ギルドを出た瞬間。運命の出会いだと本能的に察知したそうだ。
モフちゃんに。ついでにおれも!!
俺は必死に拒否したが、ノエルはその細い腕からは考えられない怪力で俺とモフちゃんを引っ張って、クエストに出かけた。
ノエルは確かに勇者というだけあって戦闘力はすごかった。
モンスターたちをオーバーキルすることを除けばの話であるが。
剣を一振りで、モンスターたちは粉砕されていった。
これじゃモンスターから素材が取れないと言ったが、能天気に大丈夫と笑顔で答えてきた。
俺とモフちゃんは呆れた顔で、現実逃避のためにモフモフした。
やがて夕方になる頃、俺は野営の準備をした方がいいとノエルに提案したが、ノエルは理解していないのか、逆に聞き返してきた。
聞けばノエルは野営をしたことがなく、食べ物はそこいら辺の食べられる物を食べて、野営は木の上で寝ていたそうだ。
なにこの野性児。
俺は仕方なく、キャンプセットのテントを出し、料理を作ってノエルに提供。
それがいけなかった。
ノエルは俺の料理を食べたとたん、俺を従者にすると言ってきたのだ。
俺を仲間から従者に格下げしやがった。
もちろん俺は拒否、しかしノエルはモフちゃんを人質?いや獣質にしてテントにたてこって、徹底抗戦を貫く構えを示したが、すぐに寝た。
テントから出てきたモフちゃんは両手を上げて目をつむり頭を横に振って「やれやれ」とジェスチャーしていた。
テントをノエルに占拠された俺はポイントを使って寝袋を購入し、モフちゃんと一緒に寝ることにした。
その晩、横になっていた俺は悩んでいた。
SHOPにこの世界で生き抜くための必要なアイテムを見つけたからだ。
その名はサバイバルカー。
ウインチはもちろんソーラーパネルや浄水装置がついて屋根にはルーフテントまで装備している優れ物。
殺し文句は「これで終末の世界を生き抜こう」。
核戦争後世界でなくても、今の俺にはこのサバイバルカーは必要だ。
まず、今までは徒歩だったから、移動が楽になる。
次に浄水装置を使えば、清潔な水が手に入る。
海外でも日本人は水に気をつければいけないので、これは絶対に必要だ。
しかし二つの大きな問題がある。
一つはポイントが足りない。
もう一つは俺は未成年なので、免許がない。すなわち、無免許で運転しなければならない。
元の世界に戻った時、それがどんな影響をもたらすのか、それがわからない。
そんなことを考えながら、寝たのが原因なのか?
子供くらいの背格好の勇者が魔王を倒す夢をみた。
朝になってもその夢を覚えていた。
勇者は俺のクラスメイトなのに、なぜそんな夢を見たんだ?
無駄だとわかっていても、冒険者になれるかどうか確かめるため、もう一つは情報収集だったが、冒険者ギルドから出てきた人物によって、その望みはついえた。
冒険者ギルドのドアを開けてでてきた人物は、見た目は某ゲームにでてくる女勇者で、顔もスタイルもいい。
そして目があった瞬間、そいつはいきなり抱きついてきた。
俺の頭の上に乗っているモフちゃんに!
女勇者はかわいいかわいいと言って喜んでいるが、俺とモフちゃんにとっては地獄だ。なぜならその女勇者の体中から胃液の匂いがしたからだ。
俺は無理やりその女勇者を引っぺがし、「いきなり何をするんだ。モフちゃんに変な匂いついてたらどうするんだ!!」と赤ん坊をあやすようにモフちゃんを慰めながら、文句を言った。
すると女勇者はいきなり自分の身の上話をはじめた。
自分の名がノエルで、職業は勇者見習い。
俺は否定したが、ノエル曰く、勇者の覚醒前の状態を勇者見習いと言うそうだ。
冒険者ギルドに仲間を集めにきたが、全員が二日酔いでダウン。
俺の予想では冒険者ギルド内部は嘔吐地獄と化しているだろう。
そんな中、冒険者ギルドを出た瞬間。運命の出会いだと本能的に察知したそうだ。
モフちゃんに。ついでにおれも!!
俺は必死に拒否したが、ノエルはその細い腕からは考えられない怪力で俺とモフちゃんを引っ張って、クエストに出かけた。
ノエルは確かに勇者というだけあって戦闘力はすごかった。
モンスターたちをオーバーキルすることを除けばの話であるが。
剣を一振りで、モンスターたちは粉砕されていった。
これじゃモンスターから素材が取れないと言ったが、能天気に大丈夫と笑顔で答えてきた。
俺とモフちゃんは呆れた顔で、現実逃避のためにモフモフした。
やがて夕方になる頃、俺は野営の準備をした方がいいとノエルに提案したが、ノエルは理解していないのか、逆に聞き返してきた。
聞けばノエルは野営をしたことがなく、食べ物はそこいら辺の食べられる物を食べて、野営は木の上で寝ていたそうだ。
なにこの野性児。
俺は仕方なく、キャンプセットのテントを出し、料理を作ってノエルに提供。
それがいけなかった。
ノエルは俺の料理を食べたとたん、俺を従者にすると言ってきたのだ。
俺を仲間から従者に格下げしやがった。
もちろん俺は拒否、しかしノエルはモフちゃんを人質?いや獣質にしてテントにたてこって、徹底抗戦を貫く構えを示したが、すぐに寝た。
テントから出てきたモフちゃんは両手を上げて目をつむり頭を横に振って「やれやれ」とジェスチャーしていた。
テントをノエルに占拠された俺はポイントを使って寝袋を購入し、モフちゃんと一緒に寝ることにした。
その晩、横になっていた俺は悩んでいた。
SHOPにこの世界で生き抜くための必要なアイテムを見つけたからだ。
その名はサバイバルカー。
ウインチはもちろんソーラーパネルや浄水装置がついて屋根にはルーフテントまで装備している優れ物。
殺し文句は「これで終末の世界を生き抜こう」。
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まず、今までは徒歩だったから、移動が楽になる。
次に浄水装置を使えば、清潔な水が手に入る。
海外でも日本人は水に気をつければいけないので、これは絶対に必要だ。
しかし二つの大きな問題がある。
一つはポイントが足りない。
もう一つは俺は未成年なので、免許がない。すなわち、無免許で運転しなければならない。
元の世界に戻った時、それがどんな影響をもたらすのか、それがわからない。
そんなことを考えながら、寝たのが原因なのか?
子供くらいの背格好の勇者が魔王を倒す夢をみた。
朝になってもその夢を覚えていた。
勇者は俺のクラスメイトなのに、なぜそんな夢を見たんだ?
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