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プロローグ2 モフちゃんとの出会い
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王都を無事脱出した俺は、日が暮れる前に川原を見つけてキャンプすることした。
キャンプ道具も食料もチンピラの死体と金をポイントに交換してすぐに手に入った。
テントを張るのは初めてで手間取るかと思ったが、ご都合主義なのか、設営されたままのテントが出てきたのはありがたい。
焚火を起こし、食事を終えた後、俺はこの世界で生きていくのはどうすればいいか悩んでいた。
頼れるのはスキルCAGだけ、ひとまずスキルについて調べることにした。
SHOPを見ると異世界の常識を覆すありとあらゆる物が手に入ることがわかった。
身を守る道具はもちろん、旅の足となる乗り物も手に入る。ただしポイントはそれなりに高いことを除けば。
チンピラの持っていた金で、しばらくは寝床と食事に困らないが、それでも金と情報は必要になってくる。
どうすればいいか考えていると、草影から一匹の獣が現れた。
その獣は一見タヌキにも見えたが、横縞の太い尻尾をしており、レッサーパンダかと思ったが、腹部が黒ではなく、茶色だった。
空腹なのか?足取りは弱々しく、今にも倒れそうだった。
俺は無意識の内にポイントを使って、リンゴと小皿をなぜか用意して、その獣に与えた。
獣は疑り深く、俺を見つめていたが、「食べていいよ」と言ったら、すぐにリンゴにかぶりつき、一心不乱で食べる姿に俺は癒された。
リンゴをたべ尽した獣はまだ足りないのか、俺の顔を見つめる。
俺はポイントが消費されることも気にせずにまたリンゴを与えた。
また獣は一心不乱にリンゴにかぶりつく。
俺はそれを見てまた癒される。
そんなループがあったが、やがて獣は満足したのか、前足を合わせた。
その姿は「ごちそうさま」と言っているようだった。
獣はなついたのか俺にすり寄ってくる。
やけに人懐っこいと思ったが、俺はなんの疑いのせずに獣の頭をなでた。
モフモフしていた。
しばらくモフモフタイムを堪能した俺は、おもわずポイントを使って、動物用ブラシを手にいれ、ブラッシングを始めた。
ブラッシングが気持よかったのか、獣はされるがままになっていた。
やがてブラッシングを終えた後、獣は俺の見つめていた。
某ゲームで言うところの「仲間になりたそうに見ていた」だ。
思わず俺は「モフちゃん」と名前をつけてしまった。
後日、もっといい名前をつけてあげればよかったと後悔することになる。
その日はそのままモフちゃんと名づけた獣と一緒にテントで眠った。
次の日。
キャンプの後始末をした俺は、街道を一人で歩いていた。
目的地は観光名所と化した勇者の洞窟。
そこに城の連中が言っていた勇者の剣が眠っているらしい。
モフちゃんはどうなったかというと、俺の頭の上にいた。
出発するときになぜ俺の体をよじ登り、頂上に到着とばかりにその場所をキープしていた。
たいして重くないし、気に入っているようなのでそのままにして俺はダンジョンに向かった。
二時間後。
観光名所なのに閑古鳥が鳴いている勇者の洞窟に着いた。
屋台は無人。人っ子ひとりいない。
そばにあった二つの看板が置かれていた。
片方の看板には「勇者の剣を抜いたら君の物」と書かれていた。完全に勇者の剣を客寄せパンダ扱いしている。
もう片方の看板は「魔物が住み着いて危険」と書かれていた。
この国の性質が他力本願なのを理解した俺はポイントで交換したサブマシンガンを片手に勇者の洞窟に向かい、洞窟に住み着いた魔物を一匹残らず殲滅した。
さいわい魔物は小型だったためにサブマシンガンを乱射しまくっただけで倒せたが、勇者の剣が置かれている祭壇の扉を開けることはできない。
そこで俺は扉を開けることはあきらめて、扉の隣の壁を壊すことにした。
さっき倒した魔物を換金し、そのポイントで、空圧式小型削岩機とマスク、ゴーグルなどをモフちゃんの分も含めて購入した。
空圧式小型削岩機で壁に穴を開けて、勇者の剣が刺さった祭壇に向かった。
勇者の剣を取ろうとしたが、俺には無理だと思ったので、勇者の剣が突き刺さった周りの祭壇の石を空圧式小型削岩機で削って勇者の剣をゲットした。
その後はアフターケアも俺は忘れていない。魔物が持っていた剣を代わりに刺し、コンクリートで祭壇を補修。
壁も出た後同じように補修して、俺は勇者の洞窟を出た。
すぐに勇者の剣をポイントに換金しようと思ったが、それはやめた方がいいと虫の知らせが聞こえたのでやめた。
こうして俺は無事(?)勇者の剣をゲットし、モフちゃんと共に次の町を目指すのだった。
キャンプ道具も食料もチンピラの死体と金をポイントに交換してすぐに手に入った。
テントを張るのは初めてで手間取るかと思ったが、ご都合主義なのか、設営されたままのテントが出てきたのはありがたい。
焚火を起こし、食事を終えた後、俺はこの世界で生きていくのはどうすればいいか悩んでいた。
頼れるのはスキルCAGだけ、ひとまずスキルについて調べることにした。
SHOPを見ると異世界の常識を覆すありとあらゆる物が手に入ることがわかった。
身を守る道具はもちろん、旅の足となる乗り物も手に入る。ただしポイントはそれなりに高いことを除けば。
チンピラの持っていた金で、しばらくは寝床と食事に困らないが、それでも金と情報は必要になってくる。
どうすればいいか考えていると、草影から一匹の獣が現れた。
その獣は一見タヌキにも見えたが、横縞の太い尻尾をしており、レッサーパンダかと思ったが、腹部が黒ではなく、茶色だった。
空腹なのか?足取りは弱々しく、今にも倒れそうだった。
俺は無意識の内にポイントを使って、リンゴと小皿をなぜか用意して、その獣に与えた。
獣は疑り深く、俺を見つめていたが、「食べていいよ」と言ったら、すぐにリンゴにかぶりつき、一心不乱で食べる姿に俺は癒された。
リンゴをたべ尽した獣はまだ足りないのか、俺の顔を見つめる。
俺はポイントが消費されることも気にせずにまたリンゴを与えた。
また獣は一心不乱にリンゴにかぶりつく。
俺はそれを見てまた癒される。
そんなループがあったが、やがて獣は満足したのか、前足を合わせた。
その姿は「ごちそうさま」と言っているようだった。
獣はなついたのか俺にすり寄ってくる。
やけに人懐っこいと思ったが、俺はなんの疑いのせずに獣の頭をなでた。
モフモフしていた。
しばらくモフモフタイムを堪能した俺は、おもわずポイントを使って、動物用ブラシを手にいれ、ブラッシングを始めた。
ブラッシングが気持よかったのか、獣はされるがままになっていた。
やがてブラッシングを終えた後、獣は俺の見つめていた。
某ゲームで言うところの「仲間になりたそうに見ていた」だ。
思わず俺は「モフちゃん」と名前をつけてしまった。
後日、もっといい名前をつけてあげればよかったと後悔することになる。
その日はそのままモフちゃんと名づけた獣と一緒にテントで眠った。
次の日。
キャンプの後始末をした俺は、街道を一人で歩いていた。
目的地は観光名所と化した勇者の洞窟。
そこに城の連中が言っていた勇者の剣が眠っているらしい。
モフちゃんはどうなったかというと、俺の頭の上にいた。
出発するときになぜ俺の体をよじ登り、頂上に到着とばかりにその場所をキープしていた。
たいして重くないし、気に入っているようなのでそのままにして俺はダンジョンに向かった。
二時間後。
観光名所なのに閑古鳥が鳴いている勇者の洞窟に着いた。
屋台は無人。人っ子ひとりいない。
そばにあった二つの看板が置かれていた。
片方の看板には「勇者の剣を抜いたら君の物」と書かれていた。完全に勇者の剣を客寄せパンダ扱いしている。
もう片方の看板は「魔物が住み着いて危険」と書かれていた。
この国の性質が他力本願なのを理解した俺はポイントで交換したサブマシンガンを片手に勇者の洞窟に向かい、洞窟に住み着いた魔物を一匹残らず殲滅した。
さいわい魔物は小型だったためにサブマシンガンを乱射しまくっただけで倒せたが、勇者の剣が置かれている祭壇の扉を開けることはできない。
そこで俺は扉を開けることはあきらめて、扉の隣の壁を壊すことにした。
さっき倒した魔物を換金し、そのポイントで、空圧式小型削岩機とマスク、ゴーグルなどをモフちゃんの分も含めて購入した。
空圧式小型削岩機で壁に穴を開けて、勇者の剣が刺さった祭壇に向かった。
勇者の剣を取ろうとしたが、俺には無理だと思ったので、勇者の剣が突き刺さった周りの祭壇の石を空圧式小型削岩機で削って勇者の剣をゲットした。
その後はアフターケアも俺は忘れていない。魔物が持っていた剣を代わりに刺し、コンクリートで祭壇を補修。
壁も出た後同じように補修して、俺は勇者の洞窟を出た。
すぐに勇者の剣をポイントに換金しようと思ったが、それはやめた方がいいと虫の知らせが聞こえたのでやめた。
こうして俺は無事(?)勇者の剣をゲットし、モフちゃんと共に次の町を目指すのだった。
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