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七章
新しい命の芽生え
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王都での騒動も一区切りがつき、ヘーゼルダインは実りの季節を迎えた。今年は天候が安定していたし、昨年の騒動以降は隣国からちょっかいを出されることもなかったのもあってか、概ね例年並みの収穫量が望めそうで私達はホッと安堵の息を吐いた。これならこの冬に餓死者が出ることはないだろう。
「今年の冬は乗り切れそうですね」
「ああ。備蓄もぎりぎりだが、不足することはないだろう。念のためマグワイア公爵領から穀物を買い付けるつもりだが、この様子なら余りそうだな」
「だったら備蓄に回しましょう。ここ数年は全くでしたから」
ラリー様が当主になってから王都から専門家を呼んで開拓を進めているらしく、その成果が少しずつ現れてきているという。隣国からの侵攻が減れば農地を荒らされることも減り、その影響はかなり大きいのだとか。やはり戦争をしてもいいことは一つもないのだと実感する。
「来年には国境騎士団が来てくれるだろう。そうなれば一層開拓に力を入れられるな」
「そうですね、安全だとわかれば領民もやる気が出るでしょう」
今年は隣国と戦闘らしい戦闘もなく終わりそうで、それが一番大きいだろう。それでも国王が危篤で王位継承争いが過熱しているのは不安でもある。今度の王は真っ当な人物だと助かるのだけど……その時だった。
「アレクシア様ぁ!!」
足音が近づいたと思ったらあっという間に執務室の扉が荒々しく、バーン! と音を立てて開いた。そこにいたのは血相を変えたロバートだった。
「どうした、ロバート?」
彼の尋常ではない様子にラリー様も目を丸くした。彼が呼んだ名が自分ではなく私だったのもあるかもしれない。
「ア、アレクシア様っ!! た、助けて下さいっ!!」
「だからどうしたんだ、ロバート?」
「ユ……」
「ユ?」
「ユーニスがっ!! ユーニスが大変なんです!!」
「ユーニスが!?」
尋常じゃない様子に私は立ち上がっていた。いつも冷静な彼が取り乱すなんて……よほどのことが起きたのか。彼が私に助けを求めたと言うことは大怪我をしたのだろうか?
「ユーニスがどうしたの?」
「とっ、とにかく来てくださいっ!!」
「ま、待てロバート!」
そういうとロバートは私の腕をつかんで執務室を出て行こうとしたので、ラリー様が慌ててそれを止めた。とにかく何が起きたのかと尋ねると、ユーニスが倒れたのだという。今も青い顔をしているのでどこか具合が悪いのだろうと思ってここに駆け込んできたらしい。
「わかったわ、直ぐに行くわ!」
廊下を進みながら、私は悪い想像ばかりが浮かんで気が気ではなかった。だってユーニスは自己管理がしっかりしているから滅多に体調を崩さない。そんな彼女が倒れたなんて……
「ユーニス? どうしたの?」
屋敷内にあるユーニスの部屋に入ると、ユーニスはソファに身を預けていた。私に気付いて立ち上がろうとしたのを制してから隣に座って様子を伺った。いつも血色のいい顔が青褪めているし、いつもの気迫も感じられない。
「アレクシア様……いえ、大丈夫です。ご心配をおかけしました」
「そうは言うけど、顔色が悪いわ。風邪かしら? 手を」
「そ、そんな、大丈夫ですから」
大丈夫だと言い張るユーニスの手を取って力を流したけれど……
「え?」
力は直ぐに途切れてしまった。ということは怪我や病気ではないと言うことだろうか。こんなに顔色が悪いのに……
「アレクシア様? ユーニス、気分はどう?」
「え、あ、あの……」
「ユーニス、あまり変化がなかったのね」
「ええっ?」
「だって直ぐに力が途切れたわ。だったら怪我や病気じゃないわ。それとも、私の力が……」
「まさか! アレクシア様の力がなくなる筈は……!」
だったらどうして力を送ったのにユーニスの具合は変わらないのだろう。どうして……悪い予感ばかりが頭をよぎった。
「あの、アレクシア様……」
しばらく考え込んでしまった私に、遠慮がちに声をかけたのはモリスン夫人だった。
「どうしたの、モリスン夫人?」
「あの……もしかして……おめでた、では?」
「……え?」
「は?」
一瞬、その意味が分からなかったけれど……
(お、おめでたって……それって……)
「そ、それって、子どもが?」
「ええ、病気ではないのに具合が悪いのなら、その可能性もあるかと。ユーニス様はご結婚されましたし……」
「こ、子供が…… だ、誰か!! い、医者を! 誰か医者を呼んでくれ!!!」
ロバートの声は室内だけでなく廊下にまで響いて、それを聞きつけたメイナードが慌てて医者を呼びに走った。
「おめでたですね」
その後、着替えをしてベッドに横になったユーニスの元に、メイナードが呼んだ医師がやって来て来た。固唾を飲んで結果を待つ私たちに診察を終えた医師が、一言そう告げた。その言葉の意味を理解を理解した瞬間、室内は歓喜に包まれた。
「や、やった―!! ユーニス! 子どもだって!!!」
「え、ええ……」
ロバートがユーニスの手を取って大袈裟なくらいに喜びを表す一方で、ユーニスはまだ婚約したままだった。結婚してまだ二月も経っていないのだから仕方がないと思う。私ですら今子どが出来たと言われても戸惑うだろうから。でも……
「よかったわね、ユーニス!」
「ア、アレクシア様……」
ロバートだけでなく、ラリー様やメイナード、モリスン夫人たちも新しい命の芽生えに喜んだけれど、ただ取りユーニスだけはまだ実感がわかないのか戸惑いを浮かべていた。
「今年の冬は乗り切れそうですね」
「ああ。備蓄もぎりぎりだが、不足することはないだろう。念のためマグワイア公爵領から穀物を買い付けるつもりだが、この様子なら余りそうだな」
「だったら備蓄に回しましょう。ここ数年は全くでしたから」
ラリー様が当主になってから王都から専門家を呼んで開拓を進めているらしく、その成果が少しずつ現れてきているという。隣国からの侵攻が減れば農地を荒らされることも減り、その影響はかなり大きいのだとか。やはり戦争をしてもいいことは一つもないのだと実感する。
「来年には国境騎士団が来てくれるだろう。そうなれば一層開拓に力を入れられるな」
「そうですね、安全だとわかれば領民もやる気が出るでしょう」
今年は隣国と戦闘らしい戦闘もなく終わりそうで、それが一番大きいだろう。それでも国王が危篤で王位継承争いが過熱しているのは不安でもある。今度の王は真っ当な人物だと助かるのだけど……その時だった。
「アレクシア様ぁ!!」
足音が近づいたと思ったらあっという間に執務室の扉が荒々しく、バーン! と音を立てて開いた。そこにいたのは血相を変えたロバートだった。
「どうした、ロバート?」
彼の尋常ではない様子にラリー様も目を丸くした。彼が呼んだ名が自分ではなく私だったのもあるかもしれない。
「ア、アレクシア様っ!! た、助けて下さいっ!!」
「だからどうしたんだ、ロバート?」
「ユ……」
「ユ?」
「ユーニスがっ!! ユーニスが大変なんです!!」
「ユーニスが!?」
尋常じゃない様子に私は立ち上がっていた。いつも冷静な彼が取り乱すなんて……よほどのことが起きたのか。彼が私に助けを求めたと言うことは大怪我をしたのだろうか?
「ユーニスがどうしたの?」
「とっ、とにかく来てくださいっ!!」
「ま、待てロバート!」
そういうとロバートは私の腕をつかんで執務室を出て行こうとしたので、ラリー様が慌ててそれを止めた。とにかく何が起きたのかと尋ねると、ユーニスが倒れたのだという。今も青い顔をしているのでどこか具合が悪いのだろうと思ってここに駆け込んできたらしい。
「わかったわ、直ぐに行くわ!」
廊下を進みながら、私は悪い想像ばかりが浮かんで気が気ではなかった。だってユーニスは自己管理がしっかりしているから滅多に体調を崩さない。そんな彼女が倒れたなんて……
「ユーニス? どうしたの?」
屋敷内にあるユーニスの部屋に入ると、ユーニスはソファに身を預けていた。私に気付いて立ち上がろうとしたのを制してから隣に座って様子を伺った。いつも血色のいい顔が青褪めているし、いつもの気迫も感じられない。
「アレクシア様……いえ、大丈夫です。ご心配をおかけしました」
「そうは言うけど、顔色が悪いわ。風邪かしら? 手を」
「そ、そんな、大丈夫ですから」
大丈夫だと言い張るユーニスの手を取って力を流したけれど……
「え?」
力は直ぐに途切れてしまった。ということは怪我や病気ではないと言うことだろうか。こんなに顔色が悪いのに……
「アレクシア様? ユーニス、気分はどう?」
「え、あ、あの……」
「ユーニス、あまり変化がなかったのね」
「ええっ?」
「だって直ぐに力が途切れたわ。だったら怪我や病気じゃないわ。それとも、私の力が……」
「まさか! アレクシア様の力がなくなる筈は……!」
だったらどうして力を送ったのにユーニスの具合は変わらないのだろう。どうして……悪い予感ばかりが頭をよぎった。
「あの、アレクシア様……」
しばらく考え込んでしまった私に、遠慮がちに声をかけたのはモリスン夫人だった。
「どうしたの、モリスン夫人?」
「あの……もしかして……おめでた、では?」
「……え?」
「は?」
一瞬、その意味が分からなかったけれど……
(お、おめでたって……それって……)
「そ、それって、子どもが?」
「ええ、病気ではないのに具合が悪いのなら、その可能性もあるかと。ユーニス様はご結婚されましたし……」
「こ、子供が…… だ、誰か!! い、医者を! 誰か医者を呼んでくれ!!!」
ロバートの声は室内だけでなく廊下にまで響いて、それを聞きつけたメイナードが慌てて医者を呼びに走った。
「おめでたですね」
その後、着替えをしてベッドに横になったユーニスの元に、メイナードが呼んだ医師がやって来て来た。固唾を飲んで結果を待つ私たちに診察を終えた医師が、一言そう告げた。その言葉の意味を理解を理解した瞬間、室内は歓喜に包まれた。
「や、やった―!! ユーニス! 子どもだって!!!」
「え、ええ……」
ロバートがユーニスの手を取って大袈裟なくらいに喜びを表す一方で、ユーニスはまだ婚約したままだった。結婚してまだ二月も経っていないのだから仕方がないと思う。私ですら今子どが出来たと言われても戸惑うだろうから。でも……
「よかったわね、ユーニス!」
「ア、アレクシア様……」
ロバートだけでなく、ラリー様やメイナード、モリスン夫人たちも新しい命の芽生えに喜んだけれど、ただ取りユーニスだけはまだ実感がわかないのか戸惑いを浮かべていた。
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読んで下さいってありがとうございます。
ゆっくりになりますが、更新再会しました。
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