125 / 213
四章
罪と罰と訴え
しおりを挟む
翌日、私は朝から身支度を整えて、ラリー様の執務室にいた。今日はメアリー様達への処分を言い渡すのだが、それに私も出て欲しいと言われたからだ。聖女の力の事も絡んでいるから、実際に力を持っている私がいた方が話が早いと言うのもあるらしい。確かにメアリー様の力については、力がない者では判断し辛いのかもしれない、とは思った。ただ、私自身が聖女の事をよくわかっていないため、どこまでお役に立てるかは謎なのだけど…
今回は彼らに賛同した五十人の騎士達もいるため、沙汰を言い渡すのは屋敷に隣接する騎士団の建物にあるホールだった。警備もしやすく、罪人たちを収容する牢がここにあるからだ。人数が多いため彼らを屋敷に入れるのは危険だとの声も影響していた。
私たちがホールに入ると既に人が待機していて、私たちが最後だった。ラリー様は私を中央に置かれた大きなイスの左側にあるイスに導くと、私の後ろにはユーニスが、私の左側にはロバートが立った。ラリー様は中央の椅子に、私の反対側のイスにはお義父様とレックスが、そして一段下にはリトラーとモーガン、騎士団の副団長の三人が立って並んだ。
壇下に視線を向けると、メアリー様やハロルド様、ダウンズ男爵が最前列にいた。みんな後ろ手に縛られ、一月近くの牢生活のせいか顔色は悪く、服装も囚人向けのもののせいか酷く疲れた表情に見えた。
特にあんなにもお美しかったメアリー様は別人の様で、頬はげっそりとやつれ、輝くようだった金の髪もくすんで見えたのは気のせいではないだろう。ダウンズ男爵もすっかり意気消沈といった感じで、ずっと俯いていた。唯一、ハロルド様だけが視線を壇上に向けていたけれど、その視線にはまだ強い光が残っているように見えた。
私が彼らの様子を眺めている間にも、リトラーが彼らの罪状について淡々と述べていた。彼はこの地では宰相のような立場で、ラリー様を事務面で支えている人だ。無口で無表情で、最初私は嫌われているのかと思っていたけれど…元よりそういう人らしい。これまでは婚約者だったから殆ど接点はなかったけれど…これからは色んな面で彼を頼る事になるのだろう。
「…以上です」
リトラーの言葉に私はハッと我に返った。つい自分の物思いに入り込んでいたらしい。最も、リトラーの話している内容は昨日既に聞かされてはいたのだけど…でも、だめね、ちゃんと聞かないといけないわ。
「うむ、ご苦労。では、沙汰を申し渡す」
リトラーの言葉を受けて、ラリー様が重々しくそう告げられた。今のラリー様はいつものお優しい雰囲気は微塵も見当たらず、厳格な領主そのものだった。これまでに見た事もないような冷たい雰囲気に、私は思わず唾を飲み込んでいた。
私がラリー様の雰囲気に驚いている間にも、ラリー様は感情を一切感じさせない声で、淡々と彼らへの罰を言い渡していた。それは昨日聞いていたものと違わず、メアリー様は目を見開き、ダウンズ男爵は更に項垂れ、ハロルド様は顔をしかめながら聞いていた。そんな彼らを眺めながら、彼らの動向は早い段階でラリー様達に筒抜けだったとの話を思い出した私は、ラリー様と彼らの差を改めて感じた。
「どれも身に思えのない事で、全く納得致しかねる!我々は何もしない領主殿に代わり、この地の領民を癒していただけですぞ」
「そ、そうでございます!そ、それに…私はこの地の民のために独立しようとしたのです。領民の窮状を放置する領主に変わり、聖女のお力を持つメアリー様のご協力を得て領民が飢えず、穏やかに暮らせるようにと…!」
沙汰を受けたハロルド様とダウンズ男爵は、畳み掛けるようにそう叫んだ。その言い様はラリー様が何もしていないと言っているようにしか聞こえず、私は憤りを感じた。彼らが何をしていたのか知っていたのもあるけれど、彼らが全く反省していない事が一層私の感情を逆なでていた。そんな中、彼らを抑えたのはリトラーの冷徹な声だった。
「なるほど…領民のためと言われるのであれば…彼らの事はどう説明するおつもりですか?」
リトラーの声を合図に近くの扉から出てきたのは十人程の領民だった。彼らに共通しているのは、必ず付き添いの者が歩くのを支えている点で、彼らがどういう立場なのか私は直ぐに察した。そしてその後ろには、目深くローブを羽織った人物が二人続いた。
「彼らは、ダウンズ男爵、あなたに怪我を治してやると言われて高額な報酬を払った人達の一部です。ご存じないとは仰いませんよね?」
「な…!」
「それに、聖女の力を持つ女性を監禁し、メアリー殿の代わりをさせていた事は?彼女たちの事はどう説明するおつもりですか?」
リトラーの声に呼応するように、ローブから顔を出したのは…女性だった。しかも一人は見覚えがある。ロバートが以前、怪我を治して欲しいと言ってきた女性だった。
「治りもしない治療行為への寄付の強要、更には他人を使っての偽装工作。先ほどの罪状を証人なしで言い渡したとお思いですか?」
リトラーの言葉に、さすがにハロルド様もダウンズ男爵も言い返せなかった。領民から金を返せ!と言い募られた二人は、渋り切った表情を浮かべていた。
そして…彼ら以上に動揺していたのは、彼らに追従した騎士達だった。彼らはこんな事実は知らされていなかったのだろう。彼らの間から、嘘だろう…そんな…と戸惑いの声がさざ波のように広がっていった。
「ダ、ダウンズ男爵様、今の話は…本当なのですか…」
ダウンズ男爵のすぐ後ろにいた騎士が、震える声でそう問いかけた。様子からして、彼は騎士を取りまとめていた人物らしい。
「わ、私達は…メアリー様のお力を信じておりました…でも…あれは嘘だったのですか…」
どうやら彼は本気でメアリー様の力を信じて追従していたらしい。他の騎士達も互いに顔を見合わせながら、不安げな目をメアリー様に向けた。
「そ…そんな筈はない!メアリー様様のお力は、ほ、本物で…!」
「では、やってみろ」
「は?」
「本当だと言うのなら…メアリー、この者達を今すぐに癒せ」
尚も言い募るダウンズ男爵にそう告げたのはラリー様だった。私は斜め後ろにいたのでその表情は見えなかったが、その声は冷たく響き、名指しされたメアリー様は驚きの表情でラリー様を見上げた。
今回は彼らに賛同した五十人の騎士達もいるため、沙汰を言い渡すのは屋敷に隣接する騎士団の建物にあるホールだった。警備もしやすく、罪人たちを収容する牢がここにあるからだ。人数が多いため彼らを屋敷に入れるのは危険だとの声も影響していた。
私たちがホールに入ると既に人が待機していて、私たちが最後だった。ラリー様は私を中央に置かれた大きなイスの左側にあるイスに導くと、私の後ろにはユーニスが、私の左側にはロバートが立った。ラリー様は中央の椅子に、私の反対側のイスにはお義父様とレックスが、そして一段下にはリトラーとモーガン、騎士団の副団長の三人が立って並んだ。
壇下に視線を向けると、メアリー様やハロルド様、ダウンズ男爵が最前列にいた。みんな後ろ手に縛られ、一月近くの牢生活のせいか顔色は悪く、服装も囚人向けのもののせいか酷く疲れた表情に見えた。
特にあんなにもお美しかったメアリー様は別人の様で、頬はげっそりとやつれ、輝くようだった金の髪もくすんで見えたのは気のせいではないだろう。ダウンズ男爵もすっかり意気消沈といった感じで、ずっと俯いていた。唯一、ハロルド様だけが視線を壇上に向けていたけれど、その視線にはまだ強い光が残っているように見えた。
私が彼らの様子を眺めている間にも、リトラーが彼らの罪状について淡々と述べていた。彼はこの地では宰相のような立場で、ラリー様を事務面で支えている人だ。無口で無表情で、最初私は嫌われているのかと思っていたけれど…元よりそういう人らしい。これまでは婚約者だったから殆ど接点はなかったけれど…これからは色んな面で彼を頼る事になるのだろう。
「…以上です」
リトラーの言葉に私はハッと我に返った。つい自分の物思いに入り込んでいたらしい。最も、リトラーの話している内容は昨日既に聞かされてはいたのだけど…でも、だめね、ちゃんと聞かないといけないわ。
「うむ、ご苦労。では、沙汰を申し渡す」
リトラーの言葉を受けて、ラリー様が重々しくそう告げられた。今のラリー様はいつものお優しい雰囲気は微塵も見当たらず、厳格な領主そのものだった。これまでに見た事もないような冷たい雰囲気に、私は思わず唾を飲み込んでいた。
私がラリー様の雰囲気に驚いている間にも、ラリー様は感情を一切感じさせない声で、淡々と彼らへの罰を言い渡していた。それは昨日聞いていたものと違わず、メアリー様は目を見開き、ダウンズ男爵は更に項垂れ、ハロルド様は顔をしかめながら聞いていた。そんな彼らを眺めながら、彼らの動向は早い段階でラリー様達に筒抜けだったとの話を思い出した私は、ラリー様と彼らの差を改めて感じた。
「どれも身に思えのない事で、全く納得致しかねる!我々は何もしない領主殿に代わり、この地の領民を癒していただけですぞ」
「そ、そうでございます!そ、それに…私はこの地の民のために独立しようとしたのです。領民の窮状を放置する領主に変わり、聖女のお力を持つメアリー様のご協力を得て領民が飢えず、穏やかに暮らせるようにと…!」
沙汰を受けたハロルド様とダウンズ男爵は、畳み掛けるようにそう叫んだ。その言い様はラリー様が何もしていないと言っているようにしか聞こえず、私は憤りを感じた。彼らが何をしていたのか知っていたのもあるけれど、彼らが全く反省していない事が一層私の感情を逆なでていた。そんな中、彼らを抑えたのはリトラーの冷徹な声だった。
「なるほど…領民のためと言われるのであれば…彼らの事はどう説明するおつもりですか?」
リトラーの声を合図に近くの扉から出てきたのは十人程の領民だった。彼らに共通しているのは、必ず付き添いの者が歩くのを支えている点で、彼らがどういう立場なのか私は直ぐに察した。そしてその後ろには、目深くローブを羽織った人物が二人続いた。
「彼らは、ダウンズ男爵、あなたに怪我を治してやると言われて高額な報酬を払った人達の一部です。ご存じないとは仰いませんよね?」
「な…!」
「それに、聖女の力を持つ女性を監禁し、メアリー殿の代わりをさせていた事は?彼女たちの事はどう説明するおつもりですか?」
リトラーの声に呼応するように、ローブから顔を出したのは…女性だった。しかも一人は見覚えがある。ロバートが以前、怪我を治して欲しいと言ってきた女性だった。
「治りもしない治療行為への寄付の強要、更には他人を使っての偽装工作。先ほどの罪状を証人なしで言い渡したとお思いですか?」
リトラーの言葉に、さすがにハロルド様もダウンズ男爵も言い返せなかった。領民から金を返せ!と言い募られた二人は、渋り切った表情を浮かべていた。
そして…彼ら以上に動揺していたのは、彼らに追従した騎士達だった。彼らはこんな事実は知らされていなかったのだろう。彼らの間から、嘘だろう…そんな…と戸惑いの声がさざ波のように広がっていった。
「ダ、ダウンズ男爵様、今の話は…本当なのですか…」
ダウンズ男爵のすぐ後ろにいた騎士が、震える声でそう問いかけた。様子からして、彼は騎士を取りまとめていた人物らしい。
「わ、私達は…メアリー様のお力を信じておりました…でも…あれは嘘だったのですか…」
どうやら彼は本気でメアリー様の力を信じて追従していたらしい。他の騎士達も互いに顔を見合わせながら、不安げな目をメアリー様に向けた。
「そ…そんな筈はない!メアリー様様のお力は、ほ、本物で…!」
「では、やってみろ」
「は?」
「本当だと言うのなら…メアリー、この者達を今すぐに癒せ」
尚も言い募るダウンズ男爵にそう告げたのはラリー様だった。私は斜め後ろにいたのでその表情は見えなかったが、その声は冷たく響き、名指しされたメアリー様は驚きの表情でラリー様を見上げた。
174
読んで下さいってありがとうございます。
ゆっくりになりますが、更新再会しました。
ゆっくりになりますが、更新再会しました。
お気に入りに追加
3,615
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
姉の婚約者であるはずの第一王子に「お前はとても優秀だそうだから、婚約者にしてやってもいい」と言われました。
ふまさ
恋愛
「お前はとても優秀だそうだから、婚約者にしてやってもいい」
ある日の休日。家族に疎まれ、蔑まれながら育ったマイラに、第一王子であり、姉の婚約者であるはずのヘイデンがそう告げた。その隣で、姉のパメラが偉そうにふんぞりかえる。
「ぞんぶんに感謝してよ、マイラ。あたしがヘイデン殿下に口添えしたんだから!」
一方的に条件を押し付けられ、望まぬまま、第一王子の婚約者となったマイラは、それでもつかの間の安らぎを手に入れ、歓喜する。
だって。
──これ以上の幸せがあるなんて、知らなかったから。
【完】聖女じゃないと言われたので、大好きな人と一緒に旅に出ます!
えとう蜜夏☆コミカライズ中
恋愛
ミレニア王国にある名もなき村の貧しい少女のミリアは酒浸りの両親の代わりに家族や妹の世話を懸命にしていたが、その妹や周囲の子ども達からは蔑まれていた。
ミリアが八歳になり聖女の素質があるかどうかの儀式を受けると聖女見習いに選ばれた。娼館へ売り払おうとする母親から逃れマルクト神殿で聖女見習いとして修業することになり、更に聖女見習いから聖女候補者として王都の大神殿へと推薦された。しかし、王都の大神殿の聖女候補者は貴族令嬢ばかりで、平民のミリアは虐げられることに。
その頃、大神殿へ行商人見習いとしてやってきたテオと知り合い、見習いの新人同士励まし合い仲良くなっていく。
十五歳になるとミリアは次期聖女に選ばれヘンリー王太子と婚約することになった。しかし、ヘンリー王太子は平民のミリアを気に入らず婚約破棄をする機会を伺っていた。
そして、十八歳を迎えたミリアは王太子に婚約破棄と国外追放の命を受けて、全ての柵から解放される。
「これで私は自由だ。今度こそゆっくり眠って美味しいもの食べよう」
テオとずっと一緒にいろんな国に行ってみたいね。
21.11.7~8、ホットランキング・小説・恋愛部門で一位となりました! 皆様のおかげです。ありがとうございました。
※「小説家になろう」さまにも掲載しております。
Unauthorized duplication is a violation of applicable laws.
ⓒえとう蜜夏(無断転載等はご遠慮ください)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
現聖女ですが、王太子妃様が聖女になりたいというので、故郷に戻って結婚しようと思います。
和泉鷹央
恋愛
聖女は十年しか生きられない。
この悲しい運命を変えるため、ライラは聖女になるときに精霊王と二つの契約をした。
それは期間満了後に始まる約束だったけど――
一つ……一度、死んだあと蘇生し、王太子の側室として本来の寿命で死ぬまで尽くすこと。
二つ……王太子が国王となったとき、国民が苦しむ政治をしないように側で支えること。
ライラはこの契約を承諾する。
十年後。
あと半月でライラの寿命が尽きるという頃、王太子妃ハンナが聖女になりたいと言い出した。
そして、王太子は聖女が農民出身で王族に相応しくないから、婚約破棄をすると言う。
こんな王族の為に、死ぬのは嫌だな……王太子妃様にあとを任せて、村に戻り幼馴染の彼と結婚しよう。
そう思い、ライラは聖女をやめることにした。
他の投稿サイトでも掲載しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と言っていた婚約者と婚約破棄したいだけだったのに、なぜか聖女になってしまいました
As-me.com
恋愛
完結しました。
とある日、偶然にも婚約者が「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」とお友達に楽しそうに宣言するのを聞いてしまいました。
例え2番目でもちゃんと愛しているから結婚にはなんの問題も無いとおっしゃっていますが……そんな婚約者様がとんでもない問題児だと発覚します。
なんてことでしょう。愛も無い、信頼も無い、領地にメリットも無い。そんな無い無い尽くしの婚約者様と結婚しても幸せになれる気がしません。
ねぇ、婚約者様。私はあなたと結婚なんてしたくありませんわ。絶対婚約破棄しますから!
あなたはあなたで、1番好きな人と結婚してくださいな。
※この作品は『「俺は2番目に好きな女と結婚するんだ」と婚約者が言っていたので、1番好きな女性と結婚させてあげることにしました。 』を書き直しています。内容はほぼ一緒ですが、細かい設定や登場人物の性格などを書き直す予定です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
私生児聖女は二束三文で売られた敵国で幸せになります!
近藤アリス
恋愛
私生児聖女のコルネリアは、敵国に二束三文で売られて嫁ぐことに。
「悪名高い国王のヴァルター様は私好みだし、みんな優しいし、ご飯美味しいし。あれ?この国最高ですわ!」
声を失った儚げ見た目のコルネリアが、勘違いされたり、幸せになったりする話。
※ざまぁはほんのり。安心のハッピーエンド設定です!
※「カクヨム」にも掲載しています。
将来を誓い合った王子様は聖女と結ばれるそうです
きぬがやあきら
恋愛
「聖女になれなかったなりそこない。こんなところまで追って来るとはな。そんなに俺を忘れられないなら、一度くらい抱いてやろうか?」
5歳のオリヴィエは、神殿で出会ったアルディアの皇太子、ルーカスと恋に落ちた。アルディア王国では、皇太子が代々聖女を妻に迎える慣わしだ。しかし、13歳の選別式を迎えたオリヴィエは、聖女を落選してしまった。
その上盲目の知恵者オルガノに、若くして命を落とすと予言されたオリヴィエは、せめてルーカスの傍にいたいと、ルーカスが団長を務める聖騎士への道へと足を踏み入れる。しかし、やっとの思いで再開したルーカスは、昔の約束を忘れてしまったのではと錯覚するほど冷たい対応で――?
侯爵令嬢に転生したからには、何がなんでも生き抜きたいと思います!
珂里
ファンタジー
侯爵令嬢に生まれた私。
3歳のある日、湖で溺れて前世の記憶を思い出す。
高校に入学した翌日、川で溺れていた子供を助けようとして逆に私が溺れてしまった。
これからハッピーライフを満喫しようと思っていたのに!!
転生したからには、2度目の人生何がなんでも生き抜いて、楽しみたいと思います!!!
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
似非聖女呼ばわりされたのでスローライフ満喫しながら引き篭もります
秋月乃衣
恋愛
侯爵令嬢オリヴィアは聖女として今まで16年間生きてきたのにも関わらず、婚約者である王子から「お前は聖女ではない」と言われた挙句、婚約破棄をされてしまった。
そして、その瞬間オリヴィアの背中には何故か純白の羽が出現し、オリヴィアは泣き叫んだ。
「私、仰向け派なのに!これからどうやって寝たらいいの!?」
聖女じゃないみたいだし、婚約破棄されたし、何より羽が邪魔なので王都の外れでスローライフ始めます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる