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四章
メアリー様達への処分
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それからの私は、ラリー様に雛鳥のように給餌される日々を送った。一度にたくさん食べられないからと、三食以外に朝食と昼食の間と、昼食と夕食の間、そして寝る前にも軽食やおやつが用意されて、実質一日六食の生活になったのだ。
食べ過ぎでは…と心配していたけれど、幸いにも一食の量は控えめで、野菜や肉をたっぷりしっかり煮込んだ消化のいいスープがメインだった。スープは体がポカポカするし、具材も軟らかく煮こまれているせいか食べやすくて自分でも驚くほどに食べている気がした。
厨房の人達が私のためにと考えてくれたとかで、私は嬉しくも申し訳なく感じたけれど、みんな結婚式を楽しみにしているんだよ、とラリー様が教えてくれた。皆の気持ちが嬉しくて、元気になったら絶対お礼を言いに行こうと思った。
それから二日後、私は珍しくラリー様に連れられてラリー様の執務室を訪ねた。部屋にはお義父様やレックス、ロバートやこの領地の文官と武官のトップの二人が集まっていて、久しぶりの光景に私は僅かに緊張を覚えた。特に文官のトップのリトラーと武官のトップのミーガンはあまり接点がなかっただけに尚更だった。筈なのだけれど…
「アレクシア様、お身体は大丈夫なのですか?」
「無理しちゃいけませんよ」
「顔色は悪くありませんが…また痩せられましたな」
次から次へとかけられる心配してくれる言葉に、私は驚きながらも心が温かくなるのを感じた。こんな風に私を案じて声をかけて貰えるなんて、今まで殆どなかったからから。それだけで何だか泣きたくなってしまった。
執務室のソファでラリー様の隣に座らされた私だったが、こんな状況でこの体勢はいいのかしらと戸惑った。ラリー様仕事です…と思ったが、誰も何も言わず当然と言った風で、逆に私だけが気にしているように感じられて、私は何も言えなかった。
「すまないね、シア。今日はメアリー達の処遇が決まったから来て貰ったんだ。シアも無関係じゃないからね」
「そうでしたか」
そう言えば、ラリー様との婚姻からの諸々ですっかり失念していたけれど…メアリー様やダウンズ男爵達がどうなったのか、私も気になっていたのだ。彼らがした事は決して許される事ではなく、それ相応の処分が科せられるだろうとは思っていたけれど…
ラリー様に促されて、レックスが彼らの処分内容とその説明を始めた。メアリー様とハロルド様は王都からも手配書が出ているため、ここでの罪状を記した書類と共に王都に護送し処分は王都に一任となった。またダウンズ男爵は、メアリー様を使った詐欺行為と国家の体制を覆そうとした反逆罪で死刑を言い渡すという。また、彼らに従った騎士たちは殆どが独立派の思想を掲げている者だったため、身分剥奪の上全員違う鉱山や農園へ犯罪工夫として送ることになった。
どれも、特に重くもなく軽くもなく、相応のもののように思えた。私はこの手の事はあまり詳しくはないけれど、みんなが言うには、あまり厳しすぎると逆に領民から反感を買うので、これくらいが妥当なのだという。
「明日、彼らに沙汰を下す予定なんだ。メアリーとハロルドは王都に送る必要があるけど、遅くなると雪で道も悪くなるからね。護送用に騎士も付けなきゃいけないけど、彼らの安全を考えれば早くしてやりたくてね」
この辺りはもう、いつ雪が降ってもおかしくないという。本格的に積もり始めるのはまだ先だけど、最初の雪は何かと支障が出る事が多いので、そう言う意味でも早いに越した事はないらしい。
王都も彼らの件は問題視しているらしく、向こうからも迎えを寄こすと言っているという。そうなればこちらも途中までで済むので有難い、とラリー様は仰った。確かに王都まで行けば帰ってくるのに一月はかかるし、その頃には雪が積もっているから戻ってくるのも一苦労だろう。
「シアもこの件の当事者の一人だし、何より私の妻だからね。私が不在の時はシアが領主代行になるから、出来れば一緒に出て欲しいんだ」
「それは…でも、代行なら私でなくてもお義父様やレックス達が…」
確かに領主が不在の時は、妻がその代行をする事が多いけれど…このヘーゼルダインではどうだろうかと私は躊躇した。ただの領地ならそれも可能だろうけど、ここは国内一難しい場所で、領主のラリー様も私もここの人間ではないし、私はまだ若すぎて経験もない。この地の人がすんなり従ってくれるだろうか…
「勿論、まだ義父上も健在だし、レックス達もいる。でも…先の事を考えれば、今から慣らしておく方がいいと思ってね」
「そうじゃな。それにシアは王子妃教育を受けていたじゃろ?」
「え?ええ、まぁ…」
「シアは自覚がないようだけど、あれは国を治める側のための教育だ。だからここでも十分通用するものだよ」
「そうじゃな。あれは女性向けの帝王学じゃ。シアが学んだ事はここでも十分役に立つよ」
確かに王子妃教育の中には、政治に関する事がとても多くて私も驚いた記憶がある。妃向けだから、外国語や話術、ダンスや教養など社交に関する事が中心だと思っていたけれど、実際には政治や経済、他国の歴史や地理がとても多かったのだ。
「今はまだその場にいてくれるだけでいいよ。その上で、気になった事などがあったら教えて欲しい。女性目線の意見があってもいいと思うからね」
ただ、明日はそれなりに時間がかかるから、もし体調が悪ければ無理に出なくていいと言われたけれど…
既に熱が下がってから七日も経っていて、私はかなり元気になっていると思う。過剰なほどに世話を焼かれた上、食事もしっかり摂らされているから、もしかしたら熱が出る前よりも体重が増えているんじゃ…と思うほどには。
「大丈夫です。まだお役に立てるとは思えませんが…よろしくお願いします」
(もしかして…これが領主の妻として最初のお仕事?)
ふとその事に気付いた私は、内側から妻になったという実感がじわりと湧いてくるのを感じた。これまではただ与えられた役目をこなすだけだったけれど、領主の妻の地位は私が望んだ初めての立ち位置なのだ。どうかこの役目を全う出来ますように…と願わずにはいられなかった。
食べ過ぎでは…と心配していたけれど、幸いにも一食の量は控えめで、野菜や肉をたっぷりしっかり煮込んだ消化のいいスープがメインだった。スープは体がポカポカするし、具材も軟らかく煮こまれているせいか食べやすくて自分でも驚くほどに食べている気がした。
厨房の人達が私のためにと考えてくれたとかで、私は嬉しくも申し訳なく感じたけれど、みんな結婚式を楽しみにしているんだよ、とラリー様が教えてくれた。皆の気持ちが嬉しくて、元気になったら絶対お礼を言いに行こうと思った。
それから二日後、私は珍しくラリー様に連れられてラリー様の執務室を訪ねた。部屋にはお義父様やレックス、ロバートやこの領地の文官と武官のトップの二人が集まっていて、久しぶりの光景に私は僅かに緊張を覚えた。特に文官のトップのリトラーと武官のトップのミーガンはあまり接点がなかっただけに尚更だった。筈なのだけれど…
「アレクシア様、お身体は大丈夫なのですか?」
「無理しちゃいけませんよ」
「顔色は悪くありませんが…また痩せられましたな」
次から次へとかけられる心配してくれる言葉に、私は驚きながらも心が温かくなるのを感じた。こんな風に私を案じて声をかけて貰えるなんて、今まで殆どなかったからから。それだけで何だか泣きたくなってしまった。
執務室のソファでラリー様の隣に座らされた私だったが、こんな状況でこの体勢はいいのかしらと戸惑った。ラリー様仕事です…と思ったが、誰も何も言わず当然と言った風で、逆に私だけが気にしているように感じられて、私は何も言えなかった。
「すまないね、シア。今日はメアリー達の処遇が決まったから来て貰ったんだ。シアも無関係じゃないからね」
「そうでしたか」
そう言えば、ラリー様との婚姻からの諸々ですっかり失念していたけれど…メアリー様やダウンズ男爵達がどうなったのか、私も気になっていたのだ。彼らがした事は決して許される事ではなく、それ相応の処分が科せられるだろうとは思っていたけれど…
ラリー様に促されて、レックスが彼らの処分内容とその説明を始めた。メアリー様とハロルド様は王都からも手配書が出ているため、ここでの罪状を記した書類と共に王都に護送し処分は王都に一任となった。またダウンズ男爵は、メアリー様を使った詐欺行為と国家の体制を覆そうとした反逆罪で死刑を言い渡すという。また、彼らに従った騎士たちは殆どが独立派の思想を掲げている者だったため、身分剥奪の上全員違う鉱山や農園へ犯罪工夫として送ることになった。
どれも、特に重くもなく軽くもなく、相応のもののように思えた。私はこの手の事はあまり詳しくはないけれど、みんなが言うには、あまり厳しすぎると逆に領民から反感を買うので、これくらいが妥当なのだという。
「明日、彼らに沙汰を下す予定なんだ。メアリーとハロルドは王都に送る必要があるけど、遅くなると雪で道も悪くなるからね。護送用に騎士も付けなきゃいけないけど、彼らの安全を考えれば早くしてやりたくてね」
この辺りはもう、いつ雪が降ってもおかしくないという。本格的に積もり始めるのはまだ先だけど、最初の雪は何かと支障が出る事が多いので、そう言う意味でも早いに越した事はないらしい。
王都も彼らの件は問題視しているらしく、向こうからも迎えを寄こすと言っているという。そうなればこちらも途中までで済むので有難い、とラリー様は仰った。確かに王都まで行けば帰ってくるのに一月はかかるし、その頃には雪が積もっているから戻ってくるのも一苦労だろう。
「シアもこの件の当事者の一人だし、何より私の妻だからね。私が不在の時はシアが領主代行になるから、出来れば一緒に出て欲しいんだ」
「それは…でも、代行なら私でなくてもお義父様やレックス達が…」
確かに領主が不在の時は、妻がその代行をする事が多いけれど…このヘーゼルダインではどうだろうかと私は躊躇した。ただの領地ならそれも可能だろうけど、ここは国内一難しい場所で、領主のラリー様も私もここの人間ではないし、私はまだ若すぎて経験もない。この地の人がすんなり従ってくれるだろうか…
「勿論、まだ義父上も健在だし、レックス達もいる。でも…先の事を考えれば、今から慣らしておく方がいいと思ってね」
「そうじゃな。それにシアは王子妃教育を受けていたじゃろ?」
「え?ええ、まぁ…」
「シアは自覚がないようだけど、あれは国を治める側のための教育だ。だからここでも十分通用するものだよ」
「そうじゃな。あれは女性向けの帝王学じゃ。シアが学んだ事はここでも十分役に立つよ」
確かに王子妃教育の中には、政治に関する事がとても多くて私も驚いた記憶がある。妃向けだから、外国語や話術、ダンスや教養など社交に関する事が中心だと思っていたけれど、実際には政治や経済、他国の歴史や地理がとても多かったのだ。
「今はまだその場にいてくれるだけでいいよ。その上で、気になった事などがあったら教えて欲しい。女性目線の意見があってもいいと思うからね」
ただ、明日はそれなりに時間がかかるから、もし体調が悪ければ無理に出なくていいと言われたけれど…
既に熱が下がってから七日も経っていて、私はかなり元気になっていると思う。過剰なほどに世話を焼かれた上、食事もしっかり摂らされているから、もしかしたら熱が出る前よりも体重が増えているんじゃ…と思うほどには。
「大丈夫です。まだお役に立てるとは思えませんが…よろしくお願いします」
(もしかして…これが領主の妻として最初のお仕事?)
ふとその事に気付いた私は、内側から妻になったという実感がじわりと湧いてくるのを感じた。これまではただ与えられた役目をこなすだけだったけれど、領主の妻の地位は私が望んだ初めての立ち位置なのだ。どうかこの役目を全う出来ますように…と願わずにはいられなかった。
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読んで下さいってありがとうございます。
ゆっくりになりますが、更新再会しました。
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