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三章
ギルおじ様の心配事
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ラリー様から結婚式の延期を提案された翌日、私はギルおじ様と一緒にお茶をしていた。おじ様もお忙しいはずなのだけど、式が延期になった私を心配して様子を見に来てくれたのだ。そうは言っても、おじ様も今回の延期はやむなしとのお考えだった。式に参列する貴族たちが襲われでもしたら大問題だし、そんな状況で呑気に式が出来る筈もない。
それでも一部には、式を盛大に執り行って、こちら側は隣国相手に動じる事はないと示す方がいいとの声もあったらしい。挑発されようともこちらの準備は万全で、いくらでも迎える用意がある。それに当主が結婚すればこの地の後継者争いの可能性も減り、今後も盤石だと知らしめることが出来る、と。
でも…ここ数年戦争らしい戦争もなく平和を享受していた他の貴族に、ヘーゼルダイン並みの危機感を持てというのは難しいだろうとの声がやはり圧倒的で。結局、安全第一で延期になったのだと仰った。
「以前はこの程度のいざこざは日常茶飯事じゃったが…二年ほど前に大きな被害を出してからは、ちょっかいをかけてくる事はなかったんじゃがな」
「そうだったのですね」
「まぁ、そういう事もあって、落ち着いている間にラリーの結婚を…との声が上がり、そこに勅命での結婚だ。隣国が焦ったとも言えるが…それにしても最近の動きは今までと違う様子でな」
「そうでしたか…確か今のあちらの領主は…」
「第四王子のレアード殿下だ。ぼんくらを装っているが…」
「ええ…私も以前、王宮の夜会でお会いした事がありました。卒なく社交もこなして、陛下などは警戒されておられましたわ」
「やはりな…現王は猜疑心が強いから、目を付けられないよう凡人を装っているとの噂じゃ。実際、あの者が領主になってからは落ち着いている。凡人ではこうはいかんだろう」
やはりあの人が…と私は昔夜会で会ったレアード王子を思い返した。年は二十八歳で、黒髪と赤みの強い紫色の優し気な風貌の方だった。顔だちも整っていて、貴婦人たちが騒いでいた記憶がある。人好きのする笑顔でヘラヘラした印象が強かったけれど、敵対する国の中でもトラブルも起こさずにいたのだ。凡人であるはずがない。それに人に取り入るのが上手いのか、我が国の貴族とも仲良くやっていると聞く。
「それに今回は…どうやら内通者がいるらしくてな…まぁ、目星は付いているが…」
「内通者、ですか…」
なるほど、今回の前例にない行動は、内通者が絡んでいる可能性もあるのか…実際、いつでも内通者がいる可能性はあるのだけれど…
元々隣り合わせの隣国の領地とは交流が盛んで、この地の人達の間では一つとの認識が残っている。あちらに親戚がいる者も多く、それが分断されたのはただ単に国同士の事情だ。そのため、この地は王国派と隣国派、独立派に別れている。ここの人達は、戦闘になれば同族同士で殺し合う事になるのだが、それを国が無視して戦争を起こそうとするのだから、独立を望んでも仕方がない。
それでも、分断されてから四人の王が変わった年月の間に結束は薄れて、今は独立派は少数だ。ヘーゼルダインに限れば、王国派は五割で、隣国派は三割、独立派は二割程度だと聞く。一方、王国か隣国かと問えば、王国派が六割だ。隣国は現王が猜疑心が強くて好色なのもあり不人気なのと、税が高いのが理由らしい。ただ、それも王が変わるなり税が低くなりすれば容易く逆転する程度のものだった。
「じゃが、一番の心配事はラリーじゃな。あいつは何でも一人で抱え込もうとするから…」
「ラリー様が…ですか?」
いきなり話がラリー様に飛んで、私はドキリとした。何だろう…メアリー様の事があったせいか、最近はラリー様の事となると落ち着かないのだ。ラリー様がメアリー様を望んだ時どう振舞うべきなのか、私はまだそれを決めかねていた。
「ああ、あいつはシアとの結婚について、何と言ったんじゃ?」
「そ、それは…」
「どうせあいつの事だ。白い結婚にして、暫く王都に戻る様に言っておるのではないか?」
「ええっ?どうしてそれを…」
私が驚きの声を上げると、おじ様はソファに背を預け、顔に手を当ててはぁ…と大きくため息を付いた。
「全く…思った通りじゃな…」
「思った通り…?」
「ああ、どうせシアの未来を縛りたくないとか、ここは危険だとか言ったんじゃろう?」
「え?ええ…おじ様、よくお分かりで…」
「あいつの考えそうな事じゃ…全く…」
「でも…ラリー様に…その、想う方がいらっしゃのでしたら…」
「…ああ、メアリー嬢か…」
さすがにそれを肯定出来なくて、私はおじ様の言葉に何も返せなかった。一方の叔父様はもう一度ため息を付くと姿勢を戻した。
「確かに、王都にいた頃は…あの二人は恋仲だった…」
「…そうでしたか…」
「じゃが…シアが心配する様な事は何もなかったんじゃがな…」
「…お二人は…どのような感じだったのでしょう…」
思わず言葉に出てしまい、私はこんな事を言うべきではなかった…と後悔したが、出てしまった言葉はどうしようもなかった。
「気になるか、シア?」
「そ、それは…少し、は…」
ここで全くないというのも嘘くさく感じたため言葉を濁したけれど…おじ様は何故か嬉しそうな表情を浮かべられた。
「そうじゃのう…わしが知っている範囲内ではあるが…」
そう前置きをしながら、おじ様はラリー様の事を話し始められた。
それでも一部には、式を盛大に執り行って、こちら側は隣国相手に動じる事はないと示す方がいいとの声もあったらしい。挑発されようともこちらの準備は万全で、いくらでも迎える用意がある。それに当主が結婚すればこの地の後継者争いの可能性も減り、今後も盤石だと知らしめることが出来る、と。
でも…ここ数年戦争らしい戦争もなく平和を享受していた他の貴族に、ヘーゼルダイン並みの危機感を持てというのは難しいだろうとの声がやはり圧倒的で。結局、安全第一で延期になったのだと仰った。
「以前はこの程度のいざこざは日常茶飯事じゃったが…二年ほど前に大きな被害を出してからは、ちょっかいをかけてくる事はなかったんじゃがな」
「そうだったのですね」
「まぁ、そういう事もあって、落ち着いている間にラリーの結婚を…との声が上がり、そこに勅命での結婚だ。隣国が焦ったとも言えるが…それにしても最近の動きは今までと違う様子でな」
「そうでしたか…確か今のあちらの領主は…」
「第四王子のレアード殿下だ。ぼんくらを装っているが…」
「ええ…私も以前、王宮の夜会でお会いした事がありました。卒なく社交もこなして、陛下などは警戒されておられましたわ」
「やはりな…現王は猜疑心が強いから、目を付けられないよう凡人を装っているとの噂じゃ。実際、あの者が領主になってからは落ち着いている。凡人ではこうはいかんだろう」
やはりあの人が…と私は昔夜会で会ったレアード王子を思い返した。年は二十八歳で、黒髪と赤みの強い紫色の優し気な風貌の方だった。顔だちも整っていて、貴婦人たちが騒いでいた記憶がある。人好きのする笑顔でヘラヘラした印象が強かったけれど、敵対する国の中でもトラブルも起こさずにいたのだ。凡人であるはずがない。それに人に取り入るのが上手いのか、我が国の貴族とも仲良くやっていると聞く。
「それに今回は…どうやら内通者がいるらしくてな…まぁ、目星は付いているが…」
「内通者、ですか…」
なるほど、今回の前例にない行動は、内通者が絡んでいる可能性もあるのか…実際、いつでも内通者がいる可能性はあるのだけれど…
元々隣り合わせの隣国の領地とは交流が盛んで、この地の人達の間では一つとの認識が残っている。あちらに親戚がいる者も多く、それが分断されたのはただ単に国同士の事情だ。そのため、この地は王国派と隣国派、独立派に別れている。ここの人達は、戦闘になれば同族同士で殺し合う事になるのだが、それを国が無視して戦争を起こそうとするのだから、独立を望んでも仕方がない。
それでも、分断されてから四人の王が変わった年月の間に結束は薄れて、今は独立派は少数だ。ヘーゼルダインに限れば、王国派は五割で、隣国派は三割、独立派は二割程度だと聞く。一方、王国か隣国かと問えば、王国派が六割だ。隣国は現王が猜疑心が強くて好色なのもあり不人気なのと、税が高いのが理由らしい。ただ、それも王が変わるなり税が低くなりすれば容易く逆転する程度のものだった。
「じゃが、一番の心配事はラリーじゃな。あいつは何でも一人で抱え込もうとするから…」
「ラリー様が…ですか?」
いきなり話がラリー様に飛んで、私はドキリとした。何だろう…メアリー様の事があったせいか、最近はラリー様の事となると落ち着かないのだ。ラリー様がメアリー様を望んだ時どう振舞うべきなのか、私はまだそれを決めかねていた。
「ああ、あいつはシアとの結婚について、何と言ったんじゃ?」
「そ、それは…」
「どうせあいつの事だ。白い結婚にして、暫く王都に戻る様に言っておるのではないか?」
「ええっ?どうしてそれを…」
私が驚きの声を上げると、おじ様はソファに背を預け、顔に手を当ててはぁ…と大きくため息を付いた。
「全く…思った通りじゃな…」
「思った通り…?」
「ああ、どうせシアの未来を縛りたくないとか、ここは危険だとか言ったんじゃろう?」
「え?ええ…おじ様、よくお分かりで…」
「あいつの考えそうな事じゃ…全く…」
「でも…ラリー様に…その、想う方がいらっしゃのでしたら…」
「…ああ、メアリー嬢か…」
さすがにそれを肯定出来なくて、私はおじ様の言葉に何も返せなかった。一方の叔父様はもう一度ため息を付くと姿勢を戻した。
「確かに、王都にいた頃は…あの二人は恋仲だった…」
「…そうでしたか…」
「じゃが…シアが心配する様な事は何もなかったんじゃがな…」
「…お二人は…どのような感じだったのでしょう…」
思わず言葉に出てしまい、私はこんな事を言うべきではなかった…と後悔したが、出てしまった言葉はどうしようもなかった。
「気になるか、シア?」
「そ、それは…少し、は…」
ここで全くないというのも嘘くさく感じたため言葉を濁したけれど…おじ様は何故か嬉しそうな表情を浮かべられた。
「そうじゃのう…わしが知っている範囲内ではあるが…」
そう前置きをしながら、おじ様はラリー様の事を話し始められた。
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読んで下さいってありがとうございます。
ゆっくりになりますが、更新再会しました。
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