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三章
ラリー様の元恋人
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「ラリー様、お話しませんか?」
「お庭を案内して頂けませんか?」
「街はどんな感じなのでしょう。是非行ってみたいわ」
ヘーゼルダインに戻って来た私達だったが、以前とは一転、何かと私達の生活にメアリー様が入り込んできて、私は落ち着かない日々を送っていた。まだメアリー様に頼む仕事が決まっていない事もあって暇を持て余しているのだと思うけど…帰郷してお忙しいラリー様に何かと理由を付けて会いに来るため、仕事が進まないのだと副官のレックスがぼやくほどだった。
そうは言っても元と言えども聖女で、この地に協力してくれると言われれば無下にも出来ない。三、四回に一度はラリー様も相手をしているのだと聞いた。
一方私は、ラリー様の分も結婚式の準備をする事になり、多忙な日々を送っていた。実務的な事はメイナードやモリスン夫人が行うが、それを了承するのはラリー様か、花嫁となる私だ。
通常なら私が口を出すことではないが、結婚は王命だし、既に一緒に暮らしていて、またラリー様が早い段階で私にこの家の家令に関する権限を渡してくれたのもあって、私が確認する事になったのだ。ラリー様が多忙過ぎて、聞ける状況にないというのもあったが…帰郷翌日の衣装サイズの最終確認すらもラリー様は時間がなく、自分の分が済むと仕事に戻られたほどだった。
どうしてそんなに多忙なのだろう…と思っていたら、隣国の動きが怪しくなってきて、貯まった仕事だけでなくそちらにも手を割かれているのだとメイナードが教えてくれた。帰郷前から怪しい動きがみられて警戒していたらしく、ラリー様の長期不在で向こうが何かを計画したのかもしれない、と聞かされた私は、延期になった事を申し訳なく思った。元はと言えはエリオット様と私の実家のせいで戻るのが遅くなったのだから…
「アレクシア様、お茶など如何?」
結婚式の準備だけでなく、街の孤児院や貧民院への慰問の計画などに終われていた私は、帰郷から3日目にメアリー様にそう声をかけられた。正直言って今はそんな余裕はないのだけど…とは思うが、ラリー様のお客人なら私にとってもそうだ。無下にする事も出来ず、仕方なくお茶の相手をする事にした。
メアリー様は…天真爛漫というか、無邪気で少女のような方だった。ずっと神殿にいたから世間知らずで…と仰っていたが、確かに神殿暮らしだと王宮のような魑魅魍魎とは縁がなく過ごせたのかもしれない。ずっとそんな世界で生きてきた私は、逆にそんな世界にいたメアリー様を羨ましく感じた。私も聖女の力はあるし…もしセネット家の生まれでなければ、聖女として生きていたのだろうか…
「誘いを受けて下さって嬉しいわ。ラリー様はお忙しくてなかなかお話して下さらなくて」
「そうでしたか、それは…失礼いたしました」
せっかく来て頂いたのに十分な相手が出来ない事に申し訳なく思い、私は直ぐに謝罪を述べた。既に婚約者で一月後には妻になるし、既にこの家は私の家でもある。また家令の采配は私の仕事なので、この家での不始末は私の不始末にもなるのだ。
「まぁ、嫌ですわ、アレクシア様が謝罪される事はありませんわ。あなたも私と同じではありませんか?」
「え?」
同じと言われて私は驚きを隠せなかった。婚約者と客人のどこが同じだというのだろうか…そんな私の驚きを感じ取ったのか、メアリー様はふふっと朗らかに笑ってこう続けた。
「だって、アレクシア様もまだラリー様の家族ではないでしょう?今の言い方では、既に奥方様のようよ。それはラリー様に失礼じゃない?」
まさかそんな風に言われるとは思わず、私は返す言葉が見つからなかった。確かにそうとも言えるけれど…でも、私達の場合は…
「婚約者なのに既に婚家で一緒に暮らしているなんて普通じゃないでしょ?気を付けないと、ラリー様に恥をかかせる事になりますわよ」
優しそうな笑顔で、まるで妹を諭す姉のような物言いだが、その言い方に表現のしようのない棘のようなものを感じた。
でも、確かにメアリー様の言う通りではあるのだ。婚約中で一緒に暮らすなど、この国では非常識もいいところだ。陛下の勅命と、私の家の事情と、何よりもそれをラリー様がお許しくださっているから私はここにいられるだけ。
「…そうでしたわ。大変失礼いたしました」
他に言いようもなく、また一々説明するのも言い訳がましく感じられた私は、ここは謝る事にした。確かに貴族の結婚としては異例ずくめなのは否定の仕様がなかったしからだ。
一方で私は、ラリー様に注意されたにも拘らず、未だにラリー様を愛称で呼ぶメアリー様に言いようのない感情を覚えた。無邪気を装って強かにあざとく振舞う人間が身近にいたせいだろうか…メアリー様の姿は、末に縁が切れた妹を思い出させて、私の心をざわつかせた。
でも、それは失礼にあたるのだと感じて直ぐにその思いを振り払った。こんな辺境の地で傷ついた人達のために力になりたいと仰って下さる方が、妹のような人であるはずがないのだ。きっと思い過ごしだろう…それに…ラリー様の恋人だった事が引っかかっていて、それでより悪く感じるのかもしれない。私は自分の中の黒い思いが表に出ないように、淑女の仮面を被り直した。
「お庭を案内して頂けませんか?」
「街はどんな感じなのでしょう。是非行ってみたいわ」
ヘーゼルダインに戻って来た私達だったが、以前とは一転、何かと私達の生活にメアリー様が入り込んできて、私は落ち着かない日々を送っていた。まだメアリー様に頼む仕事が決まっていない事もあって暇を持て余しているのだと思うけど…帰郷してお忙しいラリー様に何かと理由を付けて会いに来るため、仕事が進まないのだと副官のレックスがぼやくほどだった。
そうは言っても元と言えども聖女で、この地に協力してくれると言われれば無下にも出来ない。三、四回に一度はラリー様も相手をしているのだと聞いた。
一方私は、ラリー様の分も結婚式の準備をする事になり、多忙な日々を送っていた。実務的な事はメイナードやモリスン夫人が行うが、それを了承するのはラリー様か、花嫁となる私だ。
通常なら私が口を出すことではないが、結婚は王命だし、既に一緒に暮らしていて、またラリー様が早い段階で私にこの家の家令に関する権限を渡してくれたのもあって、私が確認する事になったのだ。ラリー様が多忙過ぎて、聞ける状況にないというのもあったが…帰郷翌日の衣装サイズの最終確認すらもラリー様は時間がなく、自分の分が済むと仕事に戻られたほどだった。
どうしてそんなに多忙なのだろう…と思っていたら、隣国の動きが怪しくなってきて、貯まった仕事だけでなくそちらにも手を割かれているのだとメイナードが教えてくれた。帰郷前から怪しい動きがみられて警戒していたらしく、ラリー様の長期不在で向こうが何かを計画したのかもしれない、と聞かされた私は、延期になった事を申し訳なく思った。元はと言えはエリオット様と私の実家のせいで戻るのが遅くなったのだから…
「アレクシア様、お茶など如何?」
結婚式の準備だけでなく、街の孤児院や貧民院への慰問の計画などに終われていた私は、帰郷から3日目にメアリー様にそう声をかけられた。正直言って今はそんな余裕はないのだけど…とは思うが、ラリー様のお客人なら私にとってもそうだ。無下にする事も出来ず、仕方なくお茶の相手をする事にした。
メアリー様は…天真爛漫というか、無邪気で少女のような方だった。ずっと神殿にいたから世間知らずで…と仰っていたが、確かに神殿暮らしだと王宮のような魑魅魍魎とは縁がなく過ごせたのかもしれない。ずっとそんな世界で生きてきた私は、逆にそんな世界にいたメアリー様を羨ましく感じた。私も聖女の力はあるし…もしセネット家の生まれでなければ、聖女として生きていたのだろうか…
「誘いを受けて下さって嬉しいわ。ラリー様はお忙しくてなかなかお話して下さらなくて」
「そうでしたか、それは…失礼いたしました」
せっかく来て頂いたのに十分な相手が出来ない事に申し訳なく思い、私は直ぐに謝罪を述べた。既に婚約者で一月後には妻になるし、既にこの家は私の家でもある。また家令の采配は私の仕事なので、この家での不始末は私の不始末にもなるのだ。
「まぁ、嫌ですわ、アレクシア様が謝罪される事はありませんわ。あなたも私と同じではありませんか?」
「え?」
同じと言われて私は驚きを隠せなかった。婚約者と客人のどこが同じだというのだろうか…そんな私の驚きを感じ取ったのか、メアリー様はふふっと朗らかに笑ってこう続けた。
「だって、アレクシア様もまだラリー様の家族ではないでしょう?今の言い方では、既に奥方様のようよ。それはラリー様に失礼じゃない?」
まさかそんな風に言われるとは思わず、私は返す言葉が見つからなかった。確かにそうとも言えるけれど…でも、私達の場合は…
「婚約者なのに既に婚家で一緒に暮らしているなんて普通じゃないでしょ?気を付けないと、ラリー様に恥をかかせる事になりますわよ」
優しそうな笑顔で、まるで妹を諭す姉のような物言いだが、その言い方に表現のしようのない棘のようなものを感じた。
でも、確かにメアリー様の言う通りではあるのだ。婚約中で一緒に暮らすなど、この国では非常識もいいところだ。陛下の勅命と、私の家の事情と、何よりもそれをラリー様がお許しくださっているから私はここにいられるだけ。
「…そうでしたわ。大変失礼いたしました」
他に言いようもなく、また一々説明するのも言い訳がましく感じられた私は、ここは謝る事にした。確かに貴族の結婚としては異例ずくめなのは否定の仕様がなかったしからだ。
一方で私は、ラリー様に注意されたにも拘らず、未だにラリー様を愛称で呼ぶメアリー様に言いようのない感情を覚えた。無邪気を装って強かにあざとく振舞う人間が身近にいたせいだろうか…メアリー様の姿は、末に縁が切れた妹を思い出させて、私の心をざわつかせた。
でも、それは失礼にあたるのだと感じて直ぐにその思いを振り払った。こんな辺境の地で傷ついた人達のために力になりたいと仰って下さる方が、妹のような人であるはずがないのだ。きっと思い過ごしだろう…それに…ラリー様の恋人だった事が引っかかっていて、それでより悪く感じるのかもしれない。私は自分の中の黒い思いが表に出ないように、淑女の仮面を被り直した。
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読んで下さいってありがとうございます。
ゆっくりになりますが、更新再会しました。
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