黒魔女と金の下僕

赤子の頃に神殿の裏に捨てられていた主人公。聖属性持ちだったため神殿で育ち、そのまま神官になる。
ある日、彼女の元を訪れたのはこの国の第二王子だった。第二王子は主人公が夜な夜な神殿を抜け出して遊び惚けているとの噂を耳にし、罰として辺境の魔の森の側に立つ砦への異動を命じる。
理不尽な命令も寝る間もないほどの激務から解放されるかもしれない、との希望を胸に受け入れる主人公。
翌日、王家が手配した護衛と神殿の下男、砦への物資と共に辺境へと旅立つが……

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ふんわり設定のご都合主義の話なので、広いお心でお読みください。

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