【完結】望んだのは、私ではなくあなたです
婚約者が中々決まらなかったジゼルは父親らに地味な者同士ちょうどいいと言われ、同じ境遇のフィルマンと学園入学前に婚約した。
それから3年。成長期を経たフィルマンは背が伸びて好青年に育ち人気者になり、順調だと思えた二人の関係が変わってしまった。フィルマンに思う相手が出来たのだ。
その令嬢は三年前に伯爵家に引き取られた庶子で、物怖じしない可憐な姿は多くの令息を虜にした。その後令嬢は第二王子と恋仲になり、王子は婚約者に解消を願い出て、二人は真実の愛と持て囃される。
この二人の騒動は政略で婚約を結んだ者たちに大きな動揺を与えた。多感な時期もあって婚約を考え直したいと思う者が続出したのだ。
フィルマンもまた一人になって考えたいと言い出し、婚約の解消を望んでいるのだと思ったジゼルは白紙を提案。フィルマンはそれに二もなく同意して二人の関係は呆気なく終わりを告げた。
それから2年。ジゼルは結婚を諦め、第三王子妃付きの文官となっていた。そんな中、仕事で隣国に行っていたフィルマンが帰って来て、復縁を申し出るが……
ご都合主義の創作物ですので、広いお心でお読みください。
他サイトでも掲載しています。
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コメント&ご指摘ありがとうございます。
兄上ではなく姉上でした。兄上って誰だよですよね。
亡き母が化けて出てきたら、夫には少なくとも20年は恨み辛みを吐いて欲しいです。
コメントありがとうございます。
エドモンにとってはジゼルは姉であり母親代わりでもありました。
ミレーヌには双子として絆を感じていたのに一方的に切られて…
レニエの腹黒さに気付いたのは同類だからですね。
コメント&ご指摘ありがとうございます。
ああ、すみません。お子ではなくて王子でした(変換間違い?)
王女には継承権がないので、ルイーズが産んだ男児がいずれ王太子(王)になる予定です。
コメントありがとうございます。
ヒロインでも悪役令嬢でもなく、残念令嬢でしょうか。
最後までお付き合い下さってありがとうございました!
コメントありがとうございます。
最後までお付き合い下さって嬉しいです。
ここ数作は一人だけの視点だとどうなるかと実験的に書いていました。
でもやはり他人の視線があった方が深みが出てきますね。
コメントありがとうございます。
ジゼルは母がいないから私が頑張らなきゃと自ら追い込んでしまったんですね。
これからは今までの分もレニエに甘やかされて欲しいです。
コメントありがとうございます。
ロイはミレーヌというお姫様を救う騎士気分だったのでしょうね。
そうしている間にミレーヌの本性が出てきて、それが幻想だと気付いてしまった。
でも今更なかったことにはならないし、二人目が生まれるまでは飼い殺しですね。
コメントありがとうございます。
ミレーヌも考え方が変わらない限り、この先も落ちる一方ですね。
コメントありがとうございます。
はい、三度目はミレーヌにになりました。
あの親子は楽に流される甘っちょろいところもそっくりです。
でも自分しか愛していないんですよね。
コメントありがとうございます。
そうですね。母親(妻)に否定されるのが一番効きそうです。
いっそ父親の夢に出てきて、恨み辛みを毎晩吐いて欲しいですね。
こういう人は何を言っても聞く耳持たなそうですから…
コメントありがとうございます。
タイトル回収、本命はフィルマンよりも父でした。
父が真っ当だったらミレーヌも不幸にならなかったですからね。
三度目・・・は今後の話でお確かめください。
退会済ユーザのコメントです
コメントありがとうございます。
ジョセフに墓参り禁止という一番の罰になりました。
レニエ、ジョセフの後ろで呪詛唱えていそう・・・
退会済ユーザのコメントです
コメントありがとうございます。
レニエはしっかり潰すかと思います(もう終わってる?)
弟の方はラシェルがすっかり惚れこんでいるので、婿入りですが
実際は押しかけ女房に近いですね。
コメントありがとうございます。
密約そのものが関係者しか知らないものなので、王家が用意周到に
準備して陥れられたら反撃(密約を公表)する隙も無いかと。
事件を隠蔽する方に走った王家を警戒するのは当然ですし、時間が経てば
申し訳ないと思う気持ちも薄れます。
民主主義ではない王政では、結局王の気持ち一つですから。
コメントありがとうございます。
さくっと下げられましたが…波乱になる、かな?
コメントありがとうございます。
ジョセフ推しさんがここにも!私もお気に入りです。
コメントありがとうございます。
後天的な要素もありますが、本人の資質も大きいでしょうね。
姉たちを見ていたら自分はおかしいんじゃないか?と思う機会はあったわけで。
ロイも今は浮かれていますが、冷静になった時が怖いですね。
コメントありがとうございます。
素直で甘ったれた性格が災いしたと思います。
ジゼルだったらそんな父から逃げたと思いますし。
ジョゼフにも事情がありますので、もう少しお待ちください。
コメントありがとうございます。
ミレーヌには優しい全肯定の父でしたが、その本音は母の身代わりでした。
娘の優秀さに劣等感が刺激され、それがミレーヌに反映していたのは確かです。
ミレーヌも真っ当に育っていたらもっとマシな人生が送れたと思います。
コメントありがとうございます。
父にとっては母>ミレーヌ>>エドモン&ジゼルだったのでしょう。
父親はもう領地の小さい家に幽閉したほうが安心ですね。
今後シャリエ家がどうなるかはもう少しお待ちください。
コメントありがとうございます。
母親の日記はあくまでも個人の本音を書いたもので、
それを自分が目指すものととらえたのは父のせいです。
でも、気付ける機会はいくらもあったのですよね。
コメントありがとうございます。
ミレーヌもどこかで気付くチャンスはあったと思います。
それを楽だからとやらなかったのは本人の責任で、自業自得ですね。
コメントありがとうございます。
母親もここまで夫が子供をおかしくするとは思わなかったと思います。
生きていてくれたら三人は仲良く過ごせたかもしれません。
妹の孤立、案外父は無意識に望んでいたかもしれませんね。
コメントありがとうございます。
遅すぎたとはいえ、今目が覚めたのは幸いだったと思います。
母が巻き戻ったら父から逃げて、決して近づけなかったかも。
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