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王家と五侯爵家
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会場内の視線が一か所に集まり、それから驚愕がゆっくりと会場内に広がった。発言の主が王太子殿下だったからだ。彼らは自らの血を下賤の血と言った殿下の真意を考えあぐねているようにも見えた。
「殿下」
沈黙の中で最初に声を発したのはヴォルフ様で、その声には咎める響きがあった。見上げると眉間が僅かに険しい。
「お、王太子殿下、今のはどういう意味でございましょう。尊き血を継ぐ殿下が王家の血をそのように仰るとは情けない」
王太子殿下を咎めたのは前当主だった。彼の方がヴォルフ様よりもずっと慇懃無礼で王族に対して失礼だと思うのだけど。それでも王太子殿下が気にした様子はなかった。それにしても……さっきから違和感が拭えないわ。前当主はもっと老獪で隙のない人物だと思っていたのに。さっきも激高して私に杖を投げつけてきたけれど、そんなことをするような迂闊な人物だったかしら。こんな人にヴォルフ様が手こずっていたとは思えないのだけど……
「私は自身の血を下賤などとは言っていないよ。ただ、そこのヴォルフ卿が下賤の血だと言うなら私もそうだと言っただけで」
「何を……それではまるで……」
王太子殿下の言い方に前当主も気が付いたみたいね。周りの貴族たちの小声での囁きがジワジワと会場内に広がっていった。
「そ、それではまるでこの者が殿下と同じ血筋だと言っているも同然ではありませんか。そんな、そんな馬鹿なことが……」
自ら行き着いた結論に前当主が息を止めた。口元を戦慄かせ手が小刻みに震え始めて、それは目に見えて強くなっていくのが見えた。
「ま、まさか……」
「そのまさかだよ。父上、もうよろしいでしょう?」
よくできましたと言わんばかりの笑みを前当主に向けてから殿下は陛下に声をかけた。隣でヴォルフ様が陛下と鋭く呼びかけたけれど陛下はチラとこちらを見ただけだった。ヴォルフ様の声は無視するおつもりらしい。陛下は立ち上がると一同を見渡した。
「この際だから真実を話そう。皆も今、アウグスト卿の話を聞いて疑念を抱いた者も多かろうからな。疑心あっては今後の貴族の結束が緩むやもしれぬ。それは王家にとっても望まぬところだ」
陛下がそう声を上げると、会場内で囁き合っていた貴族たちの声がぴたりと止んで陛下に視線が集まった。
「陛下……この者の正体は……」
「無論知っておる」
すっかり顔色を青くした前当主に陛下が力強く答えた。堂々と、それでいて朗々と響く声が会場内を満たした。
「陛下! この者は何者なのです? しかも王家は正体を知りながら我らに伏せていたなど……これは我らにとって重大な違反行為ではありませんか!?」
前当主が青くなっていた顔を赤くして陛下に詰め寄った。彼の知らぬところで事が動いていたのが気に入らなかったのかしら。先王様の時代ならそうだったでしょうね。先王様とミュンター家が強く結びついていたから独断場だったと聞く。
「ほう、重大な違反行為とな?」
「ええ、そうではありませんか? 当主のすり替えなどあってはならぬことです。しかも我らに一言も断りもなく……」
「何故にそなたらの許可が必要なのだ?」
「当然でございましょう? 重要なことを隠されては我らも安心してお仕えできませぬ。王家とゾルガーが協力して国を支配すれば国内は大混乱に陥りましょう」
前当主の言葉は理に適ったものに聞こえたけれど、真実ではなかった。そもそも筆頭と定められている時点で他の四侯爵家とは別格だし、既に国を支配しているようなものだと思うのだけど。でも彼はそれを認められないと。
「先ほどもゾルガ―侯爵夫人が言ったように、次の当主を誰にするかは当主と国王が認めれば通る話だ。他の貴族家もそうであろう? 数年前にベルトラム侯爵家でも後継の変更があったが、わしと侯爵だけで決めた。そなたらにわざわざ話をしたか?」
「そ、それは……ですが、相手はゾルガー家ですぞ。我らの筆頭となるなら我らにも……」
どうやら前当主も自分の主張がおかしいと気付いたらしい。それでも認められないのはプライドなのか頭の中が先王様の時代のままなのか、どちらなのかしら。
「ゲ、ゲオルグ殿からこの男に後継を変更した時は我らが……」
「口出ししていたのはそなた一人だった。それ以前にそなたに意見を求めた覚えはないのだがな? ベルトラムよ、わしはあの時、そなたに意見を求めたか?」
「いえ、何も。事後報告でございましたな」
その当時、当主の座に就いていたのは前当主とベルトラム侯爵の二人だけで、後の三人はその後に交代している。その彼がそう言うのなら間違いないわね。結局、前当主が一人で騒いでいただけってことね。
「それにゾルガー家は筆頭侯爵家。王家に助言を与える立場だ。他家が知らぬことも知っているのは仕方がないであろう」
「何と情けないことを仰るのか! それは他の四侯爵家に対して随分と不誠実ではありませんか?」
「どこがだ? 一々細かいことまで報告していてはキリがない。政は綺麗ごとでは済まないことも多々ある。何でも公にすればいいわけでもなかろう」
「それは……なるほど……そうですか。王家は、陛下はそうお考えか……」
前当主が昏い目をして呟いた。今の陛下の言葉は彼にとっては看過出来ないものだったらしい。
「アルトナーにベルトラム、ランベルツよ。聞いたか? 陛下は我らを軽んじておられるようだ」
前当主が呼びかけたのは他の三侯爵家の当主だった。自分たちが蔑ろにされていると訴えて味方に引き入れるつもりなのね。当主たちのプライドを刺激する有効な手ではあるわ。
「どう思われるかな、ベルトラム侯爵」
最初に呼び掛けたのは最年長のベルトラム侯爵だった。赤茶の目からは何も掴めないわね。
「どうと言われても、別に、かな。元々ゾルガー家はそういう家ですから」
「な……」
「そうですね。公に出来ない面倒事を片付けるのもゾルガーの役目だと聞いていますし」
ベルトラム侯爵に続きランベルツ侯爵も前当主の思惑を受け流した。前当主は驚きの表情で彼らを見つめていた。自分に賛同するものと信じていただけにショックは大きそうだ。
「お、お主らには誇りというものがないのか! いくらゾルガーが筆頭と言っても我らも王家を支える要。対等に扱われるべきではないか! そう思わんか!?」
前侯爵が苛立たしげに二人を責め立てたけれど、責められた方は平然としていた。
「それをあなたが仰るか、アウグスト卿。筆頭と定められたゾルガーを軽視し、我らの発言をことごとく無視して散々好き勝手にしてきたあなたが」
「ア、アルトナー……」
アルトナー侯爵の指摘に前当主の怒気が一気に治まった。どの当主も彼に向ける視線は好意的なそれとはかけ離れていた。やはり先王様と共に他の四家を軽んじた前当主を許し難く思われていたのね。
「な、何と嘆かわしい……」
「そんなことを言っておるのはそなただけのようじゃな」
「陛下……そ、そんなわけでは……そうです! あの男の正体は? あれは何者なのです? まさか論点をずらして有耶無耶にするおつもりでは!」
どうやらヴォルフ様のことが頭から抜けていたらしい。大丈夫かしら、この人……
「そんなつもりは毛頭ない。じゃが父上の、先王の影響もようやく取り払われた。今一度、筆頭爵家と五侯爵家についての認識を皆に知らしめるにはいい機会かもしれんな」
「何を仰って……」
自分が思っていた方向に話が進まなかっただけではなく、全く関係ない話になっているようね。それだけでも前当主には大きな誤算かもしれない。思った以上に簡単にボロを出してくれたけれど、これで終わりではないのよ。
「殿下」
沈黙の中で最初に声を発したのはヴォルフ様で、その声には咎める響きがあった。見上げると眉間が僅かに険しい。
「お、王太子殿下、今のはどういう意味でございましょう。尊き血を継ぐ殿下が王家の血をそのように仰るとは情けない」
王太子殿下を咎めたのは前当主だった。彼の方がヴォルフ様よりもずっと慇懃無礼で王族に対して失礼だと思うのだけど。それでも王太子殿下が気にした様子はなかった。それにしても……さっきから違和感が拭えないわ。前当主はもっと老獪で隙のない人物だと思っていたのに。さっきも激高して私に杖を投げつけてきたけれど、そんなことをするような迂闊な人物だったかしら。こんな人にヴォルフ様が手こずっていたとは思えないのだけど……
「私は自身の血を下賤などとは言っていないよ。ただ、そこのヴォルフ卿が下賤の血だと言うなら私もそうだと言っただけで」
「何を……それではまるで……」
王太子殿下の言い方に前当主も気が付いたみたいね。周りの貴族たちの小声での囁きがジワジワと会場内に広がっていった。
「そ、それではまるでこの者が殿下と同じ血筋だと言っているも同然ではありませんか。そんな、そんな馬鹿なことが……」
自ら行き着いた結論に前当主が息を止めた。口元を戦慄かせ手が小刻みに震え始めて、それは目に見えて強くなっていくのが見えた。
「ま、まさか……」
「そのまさかだよ。父上、もうよろしいでしょう?」
よくできましたと言わんばかりの笑みを前当主に向けてから殿下は陛下に声をかけた。隣でヴォルフ様が陛下と鋭く呼びかけたけれど陛下はチラとこちらを見ただけだった。ヴォルフ様の声は無視するおつもりらしい。陛下は立ち上がると一同を見渡した。
「この際だから真実を話そう。皆も今、アウグスト卿の話を聞いて疑念を抱いた者も多かろうからな。疑心あっては今後の貴族の結束が緩むやもしれぬ。それは王家にとっても望まぬところだ」
陛下がそう声を上げると、会場内で囁き合っていた貴族たちの声がぴたりと止んで陛下に視線が集まった。
「陛下……この者の正体は……」
「無論知っておる」
すっかり顔色を青くした前当主に陛下が力強く答えた。堂々と、それでいて朗々と響く声が会場内を満たした。
「陛下! この者は何者なのです? しかも王家は正体を知りながら我らに伏せていたなど……これは我らにとって重大な違反行為ではありませんか!?」
前当主が青くなっていた顔を赤くして陛下に詰め寄った。彼の知らぬところで事が動いていたのが気に入らなかったのかしら。先王様の時代ならそうだったでしょうね。先王様とミュンター家が強く結びついていたから独断場だったと聞く。
「ほう、重大な違反行為とな?」
「ええ、そうではありませんか? 当主のすり替えなどあってはならぬことです。しかも我らに一言も断りもなく……」
「何故にそなたらの許可が必要なのだ?」
「当然でございましょう? 重要なことを隠されては我らも安心してお仕えできませぬ。王家とゾルガーが協力して国を支配すれば国内は大混乱に陥りましょう」
前当主の言葉は理に適ったものに聞こえたけれど、真実ではなかった。そもそも筆頭と定められている時点で他の四侯爵家とは別格だし、既に国を支配しているようなものだと思うのだけど。でも彼はそれを認められないと。
「先ほどもゾルガ―侯爵夫人が言ったように、次の当主を誰にするかは当主と国王が認めれば通る話だ。他の貴族家もそうであろう? 数年前にベルトラム侯爵家でも後継の変更があったが、わしと侯爵だけで決めた。そなたらにわざわざ話をしたか?」
「そ、それは……ですが、相手はゾルガー家ですぞ。我らの筆頭となるなら我らにも……」
どうやら前当主も自分の主張がおかしいと気付いたらしい。それでも認められないのはプライドなのか頭の中が先王様の時代のままなのか、どちらなのかしら。
「ゲ、ゲオルグ殿からこの男に後継を変更した時は我らが……」
「口出ししていたのはそなた一人だった。それ以前にそなたに意見を求めた覚えはないのだがな? ベルトラムよ、わしはあの時、そなたに意見を求めたか?」
「いえ、何も。事後報告でございましたな」
その当時、当主の座に就いていたのは前当主とベルトラム侯爵の二人だけで、後の三人はその後に交代している。その彼がそう言うのなら間違いないわね。結局、前当主が一人で騒いでいただけってことね。
「それにゾルガー家は筆頭侯爵家。王家に助言を与える立場だ。他家が知らぬことも知っているのは仕方がないであろう」
「何と情けないことを仰るのか! それは他の四侯爵家に対して随分と不誠実ではありませんか?」
「どこがだ? 一々細かいことまで報告していてはキリがない。政は綺麗ごとでは済まないことも多々ある。何でも公にすればいいわけでもなかろう」
「それは……なるほど……そうですか。王家は、陛下はそうお考えか……」
前当主が昏い目をして呟いた。今の陛下の言葉は彼にとっては看過出来ないものだったらしい。
「アルトナーにベルトラム、ランベルツよ。聞いたか? 陛下は我らを軽んじておられるようだ」
前当主が呼びかけたのは他の三侯爵家の当主だった。自分たちが蔑ろにされていると訴えて味方に引き入れるつもりなのね。当主たちのプライドを刺激する有効な手ではあるわ。
「どう思われるかな、ベルトラム侯爵」
最初に呼び掛けたのは最年長のベルトラム侯爵だった。赤茶の目からは何も掴めないわね。
「どうと言われても、別に、かな。元々ゾルガー家はそういう家ですから」
「な……」
「そうですね。公に出来ない面倒事を片付けるのもゾルガーの役目だと聞いていますし」
ベルトラム侯爵に続きランベルツ侯爵も前当主の思惑を受け流した。前当主は驚きの表情で彼らを見つめていた。自分に賛同するものと信じていただけにショックは大きそうだ。
「お、お主らには誇りというものがないのか! いくらゾルガーが筆頭と言っても我らも王家を支える要。対等に扱われるべきではないか! そう思わんか!?」
前侯爵が苛立たしげに二人を責め立てたけれど、責められた方は平然としていた。
「それをあなたが仰るか、アウグスト卿。筆頭と定められたゾルガーを軽視し、我らの発言をことごとく無視して散々好き勝手にしてきたあなたが」
「ア、アルトナー……」
アルトナー侯爵の指摘に前当主の怒気が一気に治まった。どの当主も彼に向ける視線は好意的なそれとはかけ離れていた。やはり先王様と共に他の四家を軽んじた前当主を許し難く思われていたのね。
「な、何と嘆かわしい……」
「そんなことを言っておるのはそなただけのようじゃな」
「陛下……そ、そんなわけでは……そうです! あの男の正体は? あれは何者なのです? まさか論点をずらして有耶無耶にするおつもりでは!」
どうやらヴォルフ様のことが頭から抜けていたらしい。大丈夫かしら、この人……
「そんなつもりは毛頭ない。じゃが父上の、先王の影響もようやく取り払われた。今一度、筆頭爵家と五侯爵家についての認識を皆に知らしめるにはいい機会かもしれんな」
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