善界の狗

煮卵

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悪縁契り深し

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春勢がうっすらと目を開けると、眼前に信じられない光景が繰り広げられていた。
善界坊が太郎坊を組み敷き、背後から犯しているのだ。
「ああ…善界坊…」
太郎坊の白い肌を善界坊の太く節くれだった指が愛撫する。
「いい……もっと突いて……」
太郎坊は後ろを振り返り、善界坊の首に腕を絡めた。
一瞬太郎坊がこちらをちらりと見た。見ているのがバレてしまったんだろうか。「んっ……んっ……」
太郎坊が善界坊に突き上げられながら春勢の方を見た。目が合う。唾液で濡れたぽってりとした唇、青い潤んだ瞳…春勢は下半身がじわりと熱を持つような気がした。
胸の尖りは散々弄ばれたのか
赤く腫れている。乳首に吸い付きたい衝動に駆られる。
「あっ……ああ……」
太郎坊は春勢を見つめ、妖艶な笑みを浮かべた。
「善界坊…春勢が…見てる」
「見せつけてやればいいさ」
「やっ……ああっ……」
善界坊はさらに強く突き上げる。「ああっ……ああっ……」
「春勢、太郎坊の前が空いているぞ、可愛がってやったらどうだ?」
善界坊は春勢に囁いた。
「でも……」善界坊に抱かれている所を見るだけでも恥ずかしいというのに……。
「春勢、私は構わないよ」
「春勢、僕を見て……」善界坊に前を触られ、後ろを突かれ、太郎坊が懇願するような声で言った。
「ほら、春勢、遠慮することは無い」
善界坊に促され、春勢はおずおずと手を伸ばし、太郎坊のものを握り込んだ。赤く熟れた乳首も口に含んで転がす。「ああっ……春勢……」
「春勢、上手いな。中がよく締まる」善界坊は満足そうに微笑んだ。
太郎坊は春勢の手淫ですぐに高まっていく。「ああっ……春勢……もう……」
「良いぞ、出してごらん」善界坊は太郎坊の奥深くまで入り込み、突き上げた。「ああああっ……!」
太郎坊のそこは熱く痙攣し、白濁を吐き出した。
善界坊も体内に熱い精を放ったらしく腰が震えた。
「春勢、次はお前の番だ」善界坊はぐったりとしている太郎坊の脚を抱え、男の精が滴る菊門を見せる。「ああ……」春勢はごくりと喉を鳴らした。
「春勢……」太郎坊の声は甘く、春勢の理性を奪っていく。
上に跨がり、ゆっくりと挿入していく。「んっ……」太郎坊の中は温かくて気持ちが良い。「春勢、動いてみて」「んっ……んっ……」
春勢がゆるゆると動き始める。
「あっ……あっ……あっ……」
春勢は太郎坊の体にむしゃぶりついた。乳首を舌で転がし、もう片手はもう片方を摘む。
「ああ……春勢……春勢……」
太郎坊は春勢を抱き締め、ペニスを味わうように腰を動かす。
「あっ……ああっ……」
互いの体に夢中になる二人を善界坊が楽しそうに眺める。
「ああ……春勢……凄い……」
「ああ……太郎坊……好き……」
不意に善界坊が、春勢にのしかかる。
「ああ……駄目ぇ……」
善界坊のものが体内に侵入してくる感覚に春勢は身震いし、思わず太郎坊にしがみつく。
「春先……」太郎坊が春先に口づけた。
善界坊が激しく春勢を突き上げると押されるようにして春勢が太郎坊を突き上げる。
「善界坊…だめ…激しい…」
「ああ……太郎坊……ああ……ああっ……」
善界坊から中を擦り上げられ、太郎坊にペニスを搾り上げるように締め付けられて春勢は絶頂に達した。
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