リーマンと高校生

煮卵

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リーマンと大学生

金曜日

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深夜一時、終電に飛び乗って帰ってきたが、部屋にはまだ誰も帰っていなかった
スマホを見ると愛しい恋人からのラインが入っていた
「ごめんなさい。終電逃しちゃったから始発で帰ります!」
ふうとため息をつく。明人が終電を逃してしまうひはそう多くない。大学生なんだからもっと自由に遊べばいいのにと思うほど、土日も平日も自分のために時間を割いてくれていた。最近は仕事が忙しかったため家での食事の用意を任せきりにしてしまっていたから、飲み会の参加も久しぶりのはずだ。
「構わないよ。楽しんでおいで」
と打って送信する。本当は大きなプロジェクトが終わって明日の土日は休めそうなので恋人と(いやらしい事をして)過ごすのを楽しみにしていたが…今日くらいは許してやろうかと思ったその時だった ピロン♪ ラインの着信音が響く。画面を確認すると、「明人」という文字が表示された。メッセージを開くとそこには……
「新宿のカラ館空いてたからここで一晩過ごします!おやすみなさい」
という文面とともに一枚の写真が添えられていた。どこにいるかわからないと不安だろうという配慮だろう。だが、問題はその写真だった。自撮りしている恋人は可愛い。
だが・・・その隣のさりげなく明人の腕に腕を絡めている女は一体誰だ。俺は思わず眉間にシワを寄せてしまった。するとまた通知音が鳴る。今度は電話の方からだ。相手はもちろん明人。
『もしもし?あ、正樹さん?やっぱり直接おやすみなさいを・・・』
「どこにいるんだ?」
自分でも驚くような低い声が出た。感情を抑えられない。
『どうしたの?何かあった?来てるのは花園神社の近くのカラ館で・・・』
俺の不機嫌さに気づいたのか心配そうな声で尋ねてくる。そんな優しいところが好きで好きで堪らないのだが今は違う。
「車で迎えに行く」
『えっ、何で?新宿だと今の時間駐車場も空いてないよ?正樹さんも遅くまで仕事で疲れてるでしょう?』
こんなにも純粋な子が不誠実なことをするはずがないじゃないか。そうわかっていても心の中に黒いモヤのような物が生まれていく。
「花園神社裏に駐車場があるから、そこで待ってる」
それだけを伝えると一方的に通話を切り上げ車に乗り込んだ。**
***
程なくして明人を拾うことができた。助手席に乗せると少しホッとした表情を見せる。
「ありがとう……」
遠慮がちに感謝の言葉を述べる彼に苛立ちを覚えながら運転を続ける。
「ねえ……怒ってる?」
「別に」
素直になれずについぶっきらぼうな返事になってしまう。いけないと思いつつもイライラしてしまう気持ちを抑えることができなかった。
「怒ってるじゃん」
困ったように笑う顔を見て胸の奥がきゅんとする。ああ本当にかわいいな……。
「何に怒ってるの?終電逃すほど遊んだことじゃ、ないよね」
「……」
信号待ちの間にちらりとこちらを見る。目が合うとすぐに逸らすところがいじらしい。
明人はやりとりのラインをしげしげと見て、ハッと気がついたようだった。
「もしかして、なっちゃんのこと?最後に送った写真の」
「あの子はだれだい?」
できるだけ落ち着いた口調で言うように努める。
「大学の友達だよ。スキンシップが激しい子で、酔うと誰にでもああやって腕を組んで来るんだよ」
「いいや、それは違うぞ、そのタイプの女はそういうことを絶対に『誰にでも』はやらない。ツバつけたい男にするんだ」
「……嫉妬してるの?」
「悪いか」
「ふふ、嬉しい」
はにかんで笑った笑顔が可愛くて思わず抱きしめたくなる衝動に駆られる。危なかった……今ここでキスしたらそれこそ我慢できなくなってしまうだろう。
「途中で退出させて悪かったな」
「ううん。どうせあの後はダラダラ3次会4次回だし…久しぶりに正樹さんとドライブできて嬉しい」
「そうか。なら良かった。ところで明人は酒は飲める方か?」
「あんまり強くはないけど……好きかな。」
「そうか。実は今日取引先の人と飲んできたんだが、いい日本酒をもらったから一緒にどうかと思ってね」
「飲む!」
「即答だな。」
「だってお酒好きなんだもん。」
そう言いながらもじもじっと恥ずかしそうに目を伏せている姿に愛しさが募っていく。
「そうか。部屋でゆっくり飲みなおそう」
「うん!」
無邪気に喜ぶ姿を見て、俺はまた明人に惚れ直すのだった。
家に着くなり明人はすぐに洗面所へ向かった。手洗いとうがいを徹底しているのは一人暮らしの頃から変わらない。
「先に着替えておくといい。すぐ準備するから」
スーツを脱ぎハンガーにかけておくと、明人が寝室のドアからひょこっと顔をのぞかせた。
「正樹さん、お風呂入ってもいい?さっきの店で結構汗かいちゃって」
「一緒に入ろうか」
「うん……」
はずかしそうに答える姿がとても可愛い。脱衣所で服を脱がせ、お互い裸になる。
明人の体は相変わらず美しいラインを描いている。程よく筋肉がついた体に白い肌がよく映える。俺の恋人はなんて綺麗なんだろうか。
「そんなに見られたら恥ずかしい」
「すごく綺麗だよ」
思わず本音が口からこぼれ出る。明人の顔がみみるうちに赤く染まっていった。
体を交代で洗うと狭い湯船の中体を密着させて入る。
部屋の割には狭い風呂だが、こうやって明人と密着できるのは悪くない。
「今日は……エッチなことする?」
俺の肩口に頭を乗せてぼそっと言う。
「そうだな。明日休みだからたくさんできるな。」
耳元で囁くとビクッと体が震えた。
「もう、正樹さんの声エロすぎ……」
「そんな声を出させるのは誰だろうな」
意地悪く言うとさらに赤くなった。かわいい反応にムラムラしてしまう。
「あ、硬くなってる」
「仕方ないだろう。恋人が目の前でこんなにも可愛らしく照れてるんだから」
「俺もだよ」
そう言って俺の首筋に吸い付く。赤い跡をつけながら腰を押し付けて来る。
「ねえ、早くベッド行こうよ」
「ああ」
抱き上げて浴室を出るとタオルで軽く水気を取ってからそのまま寝室に直行した。
ベッドに優しく寝かせると明人は期待に満ちた目でこちらを見つめてくる。
「明人……」
ゆっくりと唇を重ねると、待ちきれないというように舌を差し込んでくる。その舌を絡めとり、唾液を交換するような深いキスをする。
明人はキスが好きだ。何度も体を重ねてわかったことだ。
「んんん……」
鼻にかかった甘い声で喘ぐ。ちゅっと音を立てて口を離すと銀色の糸が二人の間を繋いだ。
「触るぞ」
「うん、いっぱい気持ち良くして」
胸の突起を指先で弄ぶとすぐにぷっくりと立ち上がって来た。
「ここも、いいか?」
明人のモノに手を這わせるとすでに硬くなっている。先走りで濡れているそれを手で包み込み、上下にしごく。
「あっ!ああああ!!」
直接的な刺激にたまらなくなったのか、背中を反らせて感じ入っている。
「きもちいい?」
「うん……もっと……して」
「どこをどうして欲しい?」「え?……うう」
「ほら…」
焦らす様にわざとゆっくりしごいてやる。
「やだ……いじわるしないで……」
「じゃあ教えて…明人のして欲しいこと」
「……舐めて」
「どこを」
「……乳首…」「それから」
「……ペニスも」
「他には?」
「うう……全部して……お願い」
涙を浮かべて懇願してくる。その姿はとても扇情的で興奮させられる。
要望通り、右の胸にしゃぶりつき、同時に強く吸ってやる。
「ひゃぁ!!だめぇ……!」
強く吸ったまま、口の中で転がすようにして愛撫すると、快感に耐えられないといった様子で頭を振っている。
「そんなに強くしたら、イッちゃうから……!」
「いいぞ」
ペニスをしごきながら、乳首の先端を強く噛むと呆気なく達してしまったようだ。
「はーっ……はーっ……!」
「大丈夫か?」
「だいじょうぶじゃない……」
真っ赤になって息を整えている。
「次は後ろだな」
「待って、ちょっと休憩させて」
「ダメだ。ほら四つん這いになれ」
「今日はちょっと乱暴なんだね……」と言いながらも素直に従う。
ローションを手に取り、たっぷりと塗り付ける。中指を入れると待っていたかのようにきゅうっと締め付けてきた。
「明人、力を抜け」ゆっくりと抜き差ししながら徐々に奥へ進めていく。
一本の指が余裕で動かせるようになったところで、二本目の指を追加する。
「痛くないか」
「うん……平気」
無意識なのかねだるようにお尻を振っているのが淫らだ。
三本目がスムーズに入るようになってからゆっくりと動かし始める。「んん……ふぅ」
内壁をなぞるように動かすと、ある一点で明人の体がびくんと跳ねた。
「そこ、だめ」
「ここか」
「いや……またイっちゃう……!」
「何度でもイケばいいさ」
前立腺への刺激を続けながら、三本目を入れていく。
「ああんっあっ」
四本入るようになったところで指を引き抜く。
「そろそろいいか?」
「うん、来て……」
コンドームをつけ、先端を入り口に当てると、まるで吸い付くように動いてくる。
「入れるぞ」「ん、あああ!!!」
一気に突き刺すと明人がのけ反る。そのまま激しく抽送を繰り返すと、甘い声を上げ始めた。
「あん……あ、あ、あ、あああ!!」
「気持ちいいか?」「うん……きもちいいよぉ」
「俺も最高にいい」
だんだん腰の動きが激しくなる。
「正樹さん……好きぃ」
「俺も好きだ」
さらに腰を打ちつけるスピードを上げると、それに合わせて明人の声も高くなる。「あああああ!!!」
「出すぞ!!」
「きて……中に出して……ああああああ」
一番深いところに叩き込むと、明人も再び絶頂を迎えたようだった。
「明人、大丈夫か?」
ぐったりとしている明人の中からモノを抜き、体を拭いてやっていると、明人が俺の首に手を回してきた。
「ねえ、もう一回しよ」
「もうゴムが無いぞ」
「このままでもいいから」
「わかった。後始末はちゃんとしてやる」
明人を抱きしめたまま横になり、体位を変える。正常位でゆっくりと挿入する。
「ん……あ……」「動くぞ」
「うん」
最初はゆっくり、次第に動きを大きくしていく。結合部からはぐちゅぐちゅという卑猥な音が響いている。
「あっ……!ああ!すごい……!」
「もっと欲しいか?」
「ほしい……いっぱい突いて……!」言われた通りに激しく打ち付ける。
「ああ!いい!もっと!!」
「どこを突いて欲しい?」
「お尻……!ああ!!」
望み通り、奥をぐりっと押してやる。
「ひゃぁ!!イク……イッちゃう……!!!」「俺も出そうだ……!」
「中で……出してぇ!!!」
「う……出る……!!」
どくんどくんと脈打つような感覚とともに射精した。
「あ……熱い……」
明人は虚空を見つめて放心している。
「明人、愛してる」
「俺も……大好きだよ」
しばらく見つめ合い、キスをする。
「今度は後ろからしたい」そう言うと、「いいよ」と言って四つん這いになる。バックから挿入し、ゆっくりと出し入れを始める。「あ……ん……」
先ほどまでとは違う角度で当たるのか、感じ方が違うようだ。
「どうだ?こっちの方が感じるだろう?」
「うん……これ……きもちいい……!」
パン、パンと音を立てて腰を打ち付ける。
「あん……いい……!」
やがて限界が近づいてきたようで、シーツを握りしめている。
「一緒にイこう」
「うん……!」
ラストスパートをかけ、同時に果てた。
その後、シャワーを浴びてベッドに戻ると、明人は眠ってしまったようだ。
起こさないように隣に入り、そっと抱き寄せる。
幸せそうな寝顔を見て、俺も眠りについた。
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