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10 手の届かないもの
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すぐに緒形タカヒロというひとのコンサートチケットを入手するために動き出した。
arisaの時と同じように彼のことを調べ、曲を聞き、どんな姿でリョウさんが出てくるだろうと予想するのはなかなか楽しい日々だった。ずっと出ているわけではないというのだから、あまり期待しないほうがいいのかもしれない。前回の公演が良すぎたものだから、次は期待外れになってしまう恐れは多くある。あくまでもメインは緒形タカヒロであり、リョウさんではない。そうはわかっているけども。
おれに将来の不安を吐露したリョウさんは、あれからは特に何も言わなかった。ずっとついて回るだろう悩みを吹っ切れるとは思えないから、ただ言ってもらえないだけだろう。
公演の準備が進む中、小さなステージで踊りを見せてくれるリョウさんに好きを言い続けた。不安はなくせないけれど、せめてこの人を必要とし熱狂している人間が目の前にいると理解しておいてほしかった。
ダンスをやめたいと思うその日に、ただ一人を心に引っ掛けるように思い出してほしいわけじゃない。でもあなたのこれまでは間違っていないし無駄ではないし、とても素晴らしいものだったと分かってもらうには好きを叫び続けるしかないだろう。アイドルグループを卒業し芸能界も引退するというニュースを見るたびに、おれはリョウさんにそれを少しだけ重ねている。
緒形タカヒロのコンサートは年明けから半年近くをかけて行われるものだった。初めに大きなステージで、その後はかなり地方のホールまで行くという。日程はさすがにみっちりではなくゆとりがあったが、彼は俳優業もしている。だから完全にアーティスト方面へと舵を切ったのかと思えば、流れてきた彼のニュースではドラマの出演が決まっていた。コンサートをしながらドラマの準備や撮影をするということだろうか。ちょっと信じられないくらい元気な人間だ。
「リョウさんって、お家どこなんですか」
ずっと聞かなかったこと。おれはただひたすら待っているだけで、彼を迎えに行くわけでも送っていくわけでもなかったから。
「駅の向こう」
「そこからここまで走って?」
「そう。行って帰って5キロくらいだな。そこらへんで全力疾走してたらおかしいだろ? だから公園でだけスピード上げて、ここで少し踊りの確認したりして」
「でもここ鏡は無いですよ」
「家にだって小さな姿見しかない。どうせステージ上では鏡なんかないんだし、視線は定まらないんだからそれでいいんだよ」
いつもリョウさんが来るこの静かで広い公園に、まさか駅の向こうから出張してきているとは思っていなかった。日々綺麗に整備され、秋になれば落ち葉が積もりそれも掃き攫われるここは、昼間であれば人が多い。夜も時折同じように走っている人や夏になれば犬の散歩をしている人もいる。だからリョウさんがここを選ぶのは全くおかしなことではなかった。
だけれど毎日5キロも彼は走っていたのか。
「大きく踊れるところって限られてる。家は狭いし、ダンススタジオに毎日通うのも難しい」
「うちに来ますか?」
「はぁ?」
「うちは一軒家なので、マンションよりは足音とかも気にしなくて済むと思います」
「つってもなぁ」
「姉が出て行ったので部屋が空いてて」
「あー、ベッドとかなければそれなりの空間があるのか」
一人暮らしの部屋で、姿見を前に踊る彼を想像する。重力さえも操っているような彼の踊りで足音が響くとは思えなかったけれど、飛んだり跳ねたりするのなら多少は気になるものだろう。細い姿見では見切れてしまうから、細かな部分は確認できないのかもしれない。でも、ステージ上では鏡なんてないから、きっと練習の一時しかそれを頼りにはしていない。
彼の踊りを見たときに、すっかり体に馴染んでいるようだと思った。"踊っています"と表されるものではない、ただ移動のために歩くことや水を飲むためにコップを手にする時のような、意識しない動作。確かに歌に合わせて踊り、そして表現しているのにわざとらしくない。もともとこうやって感じているんだと、言われるものでも誰かに言うものでもないような。
「おれの家はここから近いので、何かあれば言ってください。掃除しときます」
姉が出て行ったあとおれは自分の使うところしか掃除をしていない。あの人は色々物を置いていっただろうか。もし残っているのなら旦那さんとの新居に送りつけようか、その前に一応捨てるか確認しておこう。
使われていない空間がリョウさんに有効活用してもらえたら嬉しい。嬉しいというか、それがあるべき形である気がする。必要なものは必要なところへ。鏡も空間も、必要としているのは昔の姉であり今のおれではない。もし今のリョウさんがそれを必要であると判断してくれるなら、ああ、それはやっぱり嬉しいかもしれない。
リョウさんと出会ってから季節は過ぎたが、公園の街灯は未だに元気に点いている。青々とした緑はだんだんと色を変えているし植えられた花もその様を見せたり見せなかったりしているけれど、おれたちは相変わらずここにいる。
変わらない小さなステージには人は来ず、リョウさんはおれの隣に座って少しだけ話をしてくれる。あまり長くはいてくれない。仕事があるんだから当然だと思うけど、少し寂しい。「最近変質者が出るらしいですよ」なんて嘘をついて、帰り道について行きたくなるくらいには。
「最近……」
「ん?」
「寒くなりましたよね」
「冬だからな」
「年明けまでは何かしてるんですか?」
「先生のワークショップの手伝いしたり、ダンススタジオ講師の臨時したり」
「え、そんなの聞いてない」
「お前踊らないって言ったじゃん」
「言いましたけど……」
言ったけれど目の前でリョウさんを見ていられる数少ない時間だろう。でも、よし参加しようとは決められない。言ったとおりおれにダンスができるとは思えないし、そうなると、彼に呆れられる予感しかしない。"先生"をしている時ははっきりと呆れを口にはしないだろうけれど、その目は口ほどに物を言うだろう。
子供が習うのを見守りに来ている親御さんみたいな立場で、リョウさんが指導しているところを見れたらいいのに。残念ながら我が子も預かる子もいない。
はあ、と深いため息が出た。
「運動神経良かったら即行くんですけど……」
「習い始めの子とかいるよ?」
「いやなんていうかもう、リョウさんを好きになってしまったので、そんなものに手を出すのは冒涜レベルなんですよね」
健康のために運動をするおばちゃんのようにダンスを習えたらいいのかもしれないが、おれの頭の中にあるダンスはもうリョウさんが基準となっている。だからそれに絶対に至れない自分を知っていると、どうであってもやる気は起きなかった。
「あー……運動神経良くても無理だったかもしれないです。リョウさんにいつも言ってますけど、想いを表現してるのが本当に素敵なんですよ。指先一つ、纏う空気一つがもう、心に来るんです」
おれが鍛えまくってリョウさんのように重力に反するジャンプと着地をできるようになったとしても、そんなのは表面的なこと。彼が持っているのは、おれが彼に惹かれるのは、その皮に包まれたものだ。
「息を吸い込んだ瞬間から世界が変わるんですよ。自覚してますか?」
「それはほら、きっかけじゃん? それこそ、世界に入る時の」
「自覚しててくれてよかったです。悲しい曲の時、顔を上げた瞬間にあなたが泣いてないか心配になるんですよね。相手を思う曲を踊る時優しい顔をするのが、すごく良くて」
良くて、嬉しくて、羨ましい。リョウさん演じる誰かに対し良かったねと思うのだ。そしてそんなに想ってもらえるさらなる誰かを羨ましく思う。
動きを完全コピーしたとしても、それに気持ちは乗らないだろう。おれは彼をそう云う風に見ていて、だから、それに手は出せない。
arisaの時と同じように彼のことを調べ、曲を聞き、どんな姿でリョウさんが出てくるだろうと予想するのはなかなか楽しい日々だった。ずっと出ているわけではないというのだから、あまり期待しないほうがいいのかもしれない。前回の公演が良すぎたものだから、次は期待外れになってしまう恐れは多くある。あくまでもメインは緒形タカヒロであり、リョウさんではない。そうはわかっているけども。
おれに将来の不安を吐露したリョウさんは、あれからは特に何も言わなかった。ずっとついて回るだろう悩みを吹っ切れるとは思えないから、ただ言ってもらえないだけだろう。
公演の準備が進む中、小さなステージで踊りを見せてくれるリョウさんに好きを言い続けた。不安はなくせないけれど、せめてこの人を必要とし熱狂している人間が目の前にいると理解しておいてほしかった。
ダンスをやめたいと思うその日に、ただ一人を心に引っ掛けるように思い出してほしいわけじゃない。でもあなたのこれまでは間違っていないし無駄ではないし、とても素晴らしいものだったと分かってもらうには好きを叫び続けるしかないだろう。アイドルグループを卒業し芸能界も引退するというニュースを見るたびに、おれはリョウさんにそれを少しだけ重ねている。
緒形タカヒロのコンサートは年明けから半年近くをかけて行われるものだった。初めに大きなステージで、その後はかなり地方のホールまで行くという。日程はさすがにみっちりではなくゆとりがあったが、彼は俳優業もしている。だから完全にアーティスト方面へと舵を切ったのかと思えば、流れてきた彼のニュースではドラマの出演が決まっていた。コンサートをしながらドラマの準備や撮影をするということだろうか。ちょっと信じられないくらい元気な人間だ。
「リョウさんって、お家どこなんですか」
ずっと聞かなかったこと。おれはただひたすら待っているだけで、彼を迎えに行くわけでも送っていくわけでもなかったから。
「駅の向こう」
「そこからここまで走って?」
「そう。行って帰って5キロくらいだな。そこらへんで全力疾走してたらおかしいだろ? だから公園でだけスピード上げて、ここで少し踊りの確認したりして」
「でもここ鏡は無いですよ」
「家にだって小さな姿見しかない。どうせステージ上では鏡なんかないんだし、視線は定まらないんだからそれでいいんだよ」
いつもリョウさんが来るこの静かで広い公園に、まさか駅の向こうから出張してきているとは思っていなかった。日々綺麗に整備され、秋になれば落ち葉が積もりそれも掃き攫われるここは、昼間であれば人が多い。夜も時折同じように走っている人や夏になれば犬の散歩をしている人もいる。だからリョウさんがここを選ぶのは全くおかしなことではなかった。
だけれど毎日5キロも彼は走っていたのか。
「大きく踊れるところって限られてる。家は狭いし、ダンススタジオに毎日通うのも難しい」
「うちに来ますか?」
「はぁ?」
「うちは一軒家なので、マンションよりは足音とかも気にしなくて済むと思います」
「つってもなぁ」
「姉が出て行ったので部屋が空いてて」
「あー、ベッドとかなければそれなりの空間があるのか」
一人暮らしの部屋で、姿見を前に踊る彼を想像する。重力さえも操っているような彼の踊りで足音が響くとは思えなかったけれど、飛んだり跳ねたりするのなら多少は気になるものだろう。細い姿見では見切れてしまうから、細かな部分は確認できないのかもしれない。でも、ステージ上では鏡なんてないから、きっと練習の一時しかそれを頼りにはしていない。
彼の踊りを見たときに、すっかり体に馴染んでいるようだと思った。"踊っています"と表されるものではない、ただ移動のために歩くことや水を飲むためにコップを手にする時のような、意識しない動作。確かに歌に合わせて踊り、そして表現しているのにわざとらしくない。もともとこうやって感じているんだと、言われるものでも誰かに言うものでもないような。
「おれの家はここから近いので、何かあれば言ってください。掃除しときます」
姉が出て行ったあとおれは自分の使うところしか掃除をしていない。あの人は色々物を置いていっただろうか。もし残っているのなら旦那さんとの新居に送りつけようか、その前に一応捨てるか確認しておこう。
使われていない空間がリョウさんに有効活用してもらえたら嬉しい。嬉しいというか、それがあるべき形である気がする。必要なものは必要なところへ。鏡も空間も、必要としているのは昔の姉であり今のおれではない。もし今のリョウさんがそれを必要であると判断してくれるなら、ああ、それはやっぱり嬉しいかもしれない。
リョウさんと出会ってから季節は過ぎたが、公園の街灯は未だに元気に点いている。青々とした緑はだんだんと色を変えているし植えられた花もその様を見せたり見せなかったりしているけれど、おれたちは相変わらずここにいる。
変わらない小さなステージには人は来ず、リョウさんはおれの隣に座って少しだけ話をしてくれる。あまり長くはいてくれない。仕事があるんだから当然だと思うけど、少し寂しい。「最近変質者が出るらしいですよ」なんて嘘をついて、帰り道について行きたくなるくらいには。
「最近……」
「ん?」
「寒くなりましたよね」
「冬だからな」
「年明けまでは何かしてるんですか?」
「先生のワークショップの手伝いしたり、ダンススタジオ講師の臨時したり」
「え、そんなの聞いてない」
「お前踊らないって言ったじゃん」
「言いましたけど……」
言ったけれど目の前でリョウさんを見ていられる数少ない時間だろう。でも、よし参加しようとは決められない。言ったとおりおれにダンスができるとは思えないし、そうなると、彼に呆れられる予感しかしない。"先生"をしている時ははっきりと呆れを口にはしないだろうけれど、その目は口ほどに物を言うだろう。
子供が習うのを見守りに来ている親御さんみたいな立場で、リョウさんが指導しているところを見れたらいいのに。残念ながら我が子も預かる子もいない。
はあ、と深いため息が出た。
「運動神経良かったら即行くんですけど……」
「習い始めの子とかいるよ?」
「いやなんていうかもう、リョウさんを好きになってしまったので、そんなものに手を出すのは冒涜レベルなんですよね」
健康のために運動をするおばちゃんのようにダンスを習えたらいいのかもしれないが、おれの頭の中にあるダンスはもうリョウさんが基準となっている。だからそれに絶対に至れない自分を知っていると、どうであってもやる気は起きなかった。
「あー……運動神経良くても無理だったかもしれないです。リョウさんにいつも言ってますけど、想いを表現してるのが本当に素敵なんですよ。指先一つ、纏う空気一つがもう、心に来るんです」
おれが鍛えまくってリョウさんのように重力に反するジャンプと着地をできるようになったとしても、そんなのは表面的なこと。彼が持っているのは、おれが彼に惹かれるのは、その皮に包まれたものだ。
「息を吸い込んだ瞬間から世界が変わるんですよ。自覚してますか?」
「それはほら、きっかけじゃん? それこそ、世界に入る時の」
「自覚しててくれてよかったです。悲しい曲の時、顔を上げた瞬間にあなたが泣いてないか心配になるんですよね。相手を思う曲を踊る時優しい顔をするのが、すごく良くて」
良くて、嬉しくて、羨ましい。リョウさん演じる誰かに対し良かったねと思うのだ。そしてそんなに想ってもらえるさらなる誰かを羨ましく思う。
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