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第5章…処女
20.全部オレのものだ
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「ははははっ……―――お前まだわかってねーみてーだなこの町の恐ろしさを。あんだけオレが丁寧にルールを教えてやったのに。お前が前にいた町はよっぽどヌルかったのがよくわかる」
ヘラヘラする流星。どう見てもフラれた男の態度ではなかった。
「ごめんなさい? 付き合えません? 確かにそう言われたら男は素直に諦めて引き下がるしかねーな。
普通の町ならな。だがこの町はそうはいかねーんだ。提央祭があるからな」
「……!!」
結衣は足がガクガク震えてくるのをなんとか堪えようとしていた。
「提央祭で優勝すればなんでも願いが叶う。常に最強がルールを決める世界。そんな祭りが毎月行われる。毎月だ。
お前が最強でいられるのも今月だけ。お前にフラれてもそれを受け入れる必要があるのは今月だけ。来月以降は関係ない。
提央祭は当然来月も開催される。当然オレも参加する。当然オレが優勝する」
結衣は来月以降は提央祭などに参加する気は一切ない。参加しない以上、流星の優勝を阻止する術は結衣にはない。
「次オレが優勝し王になったら―――お前のすべてをいただくぜ結衣」
「……ッ!!」
流星をキッ! と睨み付ける結衣。どれだけ凄んでも無駄だった。
流星とは付き合えない、付き合いたくない。そんな結衣の気持ちは完全に無視される。
流星が付き合うと言ったら付き合うしかない。抱かせろと言ったら抱かれるしかないのだ。それが許されるのが王だ。
「―――結衣が欲しい。
結衣のすべてが欲しい!!
結衣以外何もいらない。
結衣以外何も望まない!!
結衣の美しく輝く瞳も、
いい匂いがする結衣のふわふわな髪も、
柔らかそうな結衣の唇も、
柔らかそうな結衣の豊満な胸も、
柔らかそうな結衣の白い太ももも!
全部! オレのものだ!!」
まるで演説をするかのように手を広げ壮大に語る。世界のすべてが自分のためだけにあるとでも言いたげな尊大で傲慢な態度。
今月以外すべて優勝し、来月以降も優勝し続け王であり続けられる絶対的な自信がある流星だからこそ言える言葉だった。
結衣は何も言わない。ただ流星を見ている。恐怖しているような、軽蔑しているような、哀れに思っているような、複雑な表情をしていた。
「……微妙な反応だな。お前がこの町に来た瞬間からオレの女になることが決まってたんだよ。運命ってヤツだ」
こんな理不尽な運命があることを認められるわけがなかった。
「最強の男に選ばれた女。それがお前だ。大変名誉なことだ。オレの彼女になれば一生安泰だぞ。絶対の安全安心を保障するぞ。それでも不満か?」
結衣は拳を握りしめわなわなと震わせた。
「……当たり前じゃないですか……この前の提央祭のときもそうだったけど人を優勝賞品みたいな扱いして……!! 恋愛をするって……恋人になるって……そういうことじゃないと思うんですけど……」
この前みたいに怒鳴り散らす気力もない。怒りを通り越して呆れ果て、悲しくなってきた。
「そんな方法で彼女を作るなんて……南場さんはそれで納得できるんですか……?」
嫌われている。軽蔑されている。そんな負の想いが痛いほど伝わってくる。
しかし流星は気にしない。気にする必要がない。
「納得するとかしないとかそういう問題じゃねーよ。ここはそういう世界だと割り切ってんだよ。
環境の違いだな。オレはこの町で生まれ育った。お前はこの町に来たばかり。環境が違うから考え方も大きく違うんだ」
嫌われているから何だというのか。嫌われてても認められなくても、強ささえあれば満たされるのがこの提央町だ。
「付き合えないもう構うなとお前は言ったな。オレが王になればそんなもん全部無効だ。王は強欲なんだ。誰が何と言おうと欲しいものは手に入れねーと気が済まねぇんだよ」
本当に……この男はどこまで傲慢で自己中なんだ。強ささえあればこんなんでも許されるのか。
結衣は少しだけ嫉妬した。自分が弱いことをこんなに恨めしく思ったのは生まれて初めてだった。自分が弱いからこの男の言いなりになるしかないのかと思うと沸騰するほど悔しかった。
もし自分に強さがあれば、この男の股にぶら下がっているモノを使い物にならなくしてやるのに。でも弱いから頭の中でそう思うしかない結衣だった。
「―――と言いてぇところだがオレはお前の気持ちも尊重したいと思っているんだ。オレの女になるのがイヤなんだろ? だったらもっと頭を使えよ。今はお前がお姫様なんだぞ?」
そう言って結衣を指さす。
「そうだな、たとえば……『二度と提央祭に参加するな』ってオレに命令すればいいんだよ。
今はお前がルールなんだ。お前がそう言えばオレは永遠に提央祭の参加資格を失う。いくらオレが強かろうと参加できねーんじゃ王になるのは不可能だからな。無理やり結衣を手に入れる願いは叶えられなくなるというわけだ」
二度と、というのが重要で、1ヶ月しか王になれなくても永久的に言うことを聞かせることも可能である。
「他にもオレを提央町から永久追放するとか。提央祭に参加できるのは提央町の住民だけだから提央町から追い出されたら参加できなくなる。
そんで永久追放だからもう戻ってこれないし二度と王になれなくなる。お前も二度とオレに会わなくて済むようになる」
提央町の王はなんでもありだ。王に嫌われ町から追い出されれば王自身が撤回しない限り復帰することは不可能になる。
そうならないように提央町の住民は必死に王に媚びる。
「今ならいつでも簡単に邪魔なオレを排除できるんだぞ。今だけだぞ今がチャンスなんだぞ。次の提央祭が始まるまでのこの大チャンス、有効活用しない手はねーだろ? さあどうする結衣? お前はオレをどうしたい?」
「……」
少し沈黙する結衣だが、迷いはなかった。恐怖心を振り切り、強い光を持つ瞳を流星に向ける。
「……どいつもこいつもお姫様お姫様って……私は姫じゃありません。北条結衣です」
そう言われた流星は眼光鋭く結衣を見つめる。
「認めませんよ私は……提央祭もこの町のルールも、私が姫になったことも、王になってすべて自分の思い通りにしようとするあなたの考えも!!
認めないんだからそんなルールないも同然! この先どんなことがあろうとも私は決してそんなルールに頼ったりしません!」
結衣もビシッと流星を指さした。
「それにいくら嫌いな人でも自分の都合だけで人の自由を奪ったり町から追い出したりするなんて絶対にしません!! サイテー極まりない行為です!
あなたは私がそんなことする女だと思ってんですか!? とにかく私はあなただろうと他の人だろうと命令なんてしませんよ! あなたと違って私は自己中じゃないんです!!」
流星はただ黙って結衣の話を聞く。
「もう構わないでと言いましたけどあれは命令じゃなくてお願いですから! ストーカーにならない範囲なら好きにすればいいんじゃないですか? どうあがいても私の気持ちは変わらないですけどね!
私はあなたに惚れないし、あなたの彼女なんてまっぴらごめんです!!」
「……くくく、ははははは!」
流星はまた笑った。ついムキになってしまった結衣は恥ずかしそうに顔を赤くする。
「ちょっと! なんでまた笑うんですか!!」
「いや……お前ならそう言うと思ってたぜ。あまりにもオレの予想通りのこと言うもんだからおかしくなってつい、な。なんつーか本当にバカだなお前」
「なっ……!?」
「怒んなよ。いい意味でバカだよお前。常に他人を思いやる優しさを持っている。自分がどんな環境に置かれようが周りに流されずルールに縛られず自分を貫く心の強さも持っている。
もし自分の命と引き換えに世界を救えるとしたら迷わず命を投げ捨てるタイプだろ、お前」
自己犠牲の精神。普通の社会ならそんなに珍しいことではないかもしれないが、欲望の塊を煮詰めたようなこの町ではそのような立派な精神を持つ人間などほとんどいない。
「マジでいい女だよな結衣は。そういうところも気が狂うほど好きだ」
「い……いや……そんなことは……」
照れてしまう結衣。こんな男に照れさせられてしまうのは屈辱でしかなかった。
「……で? それじゃどうするんだよ結衣。次回以降も優勝するか提央町から出ていくか。オレの女になるのを回避する方法はこの2つしかねーぞ」
どっちも無理な話だ。次の提央祭で優勝するどころか出場するのも無理。完全なるトラウマだからだ。
家庭の事情で引っ越してきたばかりなのに町から出ていくなんてできない。家族に迷惑がかかる。結衣の性格では無理なものは無理だ。
ヘラヘラする流星。どう見てもフラれた男の態度ではなかった。
「ごめんなさい? 付き合えません? 確かにそう言われたら男は素直に諦めて引き下がるしかねーな。
普通の町ならな。だがこの町はそうはいかねーんだ。提央祭があるからな」
「……!!」
結衣は足がガクガク震えてくるのをなんとか堪えようとしていた。
「提央祭で優勝すればなんでも願いが叶う。常に最強がルールを決める世界。そんな祭りが毎月行われる。毎月だ。
お前が最強でいられるのも今月だけ。お前にフラれてもそれを受け入れる必要があるのは今月だけ。来月以降は関係ない。
提央祭は当然来月も開催される。当然オレも参加する。当然オレが優勝する」
結衣は来月以降は提央祭などに参加する気は一切ない。参加しない以上、流星の優勝を阻止する術は結衣にはない。
「次オレが優勝し王になったら―――お前のすべてをいただくぜ結衣」
「……ッ!!」
流星をキッ! と睨み付ける結衣。どれだけ凄んでも無駄だった。
流星とは付き合えない、付き合いたくない。そんな結衣の気持ちは完全に無視される。
流星が付き合うと言ったら付き合うしかない。抱かせろと言ったら抱かれるしかないのだ。それが許されるのが王だ。
「―――結衣が欲しい。
結衣のすべてが欲しい!!
結衣以外何もいらない。
結衣以外何も望まない!!
結衣の美しく輝く瞳も、
いい匂いがする結衣のふわふわな髪も、
柔らかそうな結衣の唇も、
柔らかそうな結衣の豊満な胸も、
柔らかそうな結衣の白い太ももも!
全部! オレのものだ!!」
まるで演説をするかのように手を広げ壮大に語る。世界のすべてが自分のためだけにあるとでも言いたげな尊大で傲慢な態度。
今月以外すべて優勝し、来月以降も優勝し続け王であり続けられる絶対的な自信がある流星だからこそ言える言葉だった。
結衣は何も言わない。ただ流星を見ている。恐怖しているような、軽蔑しているような、哀れに思っているような、複雑な表情をしていた。
「……微妙な反応だな。お前がこの町に来た瞬間からオレの女になることが決まってたんだよ。運命ってヤツだ」
こんな理不尽な運命があることを認められるわけがなかった。
「最強の男に選ばれた女。それがお前だ。大変名誉なことだ。オレの彼女になれば一生安泰だぞ。絶対の安全安心を保障するぞ。それでも不満か?」
結衣は拳を握りしめわなわなと震わせた。
「……当たり前じゃないですか……この前の提央祭のときもそうだったけど人を優勝賞品みたいな扱いして……!! 恋愛をするって……恋人になるって……そういうことじゃないと思うんですけど……」
この前みたいに怒鳴り散らす気力もない。怒りを通り越して呆れ果て、悲しくなってきた。
「そんな方法で彼女を作るなんて……南場さんはそれで納得できるんですか……?」
嫌われている。軽蔑されている。そんな負の想いが痛いほど伝わってくる。
しかし流星は気にしない。気にする必要がない。
「納得するとかしないとかそういう問題じゃねーよ。ここはそういう世界だと割り切ってんだよ。
環境の違いだな。オレはこの町で生まれ育った。お前はこの町に来たばかり。環境が違うから考え方も大きく違うんだ」
嫌われているから何だというのか。嫌われてても認められなくても、強ささえあれば満たされるのがこの提央町だ。
「付き合えないもう構うなとお前は言ったな。オレが王になればそんなもん全部無効だ。王は強欲なんだ。誰が何と言おうと欲しいものは手に入れねーと気が済まねぇんだよ」
本当に……この男はどこまで傲慢で自己中なんだ。強ささえあればこんなんでも許されるのか。
結衣は少しだけ嫉妬した。自分が弱いことをこんなに恨めしく思ったのは生まれて初めてだった。自分が弱いからこの男の言いなりになるしかないのかと思うと沸騰するほど悔しかった。
もし自分に強さがあれば、この男の股にぶら下がっているモノを使い物にならなくしてやるのに。でも弱いから頭の中でそう思うしかない結衣だった。
「―――と言いてぇところだがオレはお前の気持ちも尊重したいと思っているんだ。オレの女になるのがイヤなんだろ? だったらもっと頭を使えよ。今はお前がお姫様なんだぞ?」
そう言って結衣を指さす。
「そうだな、たとえば……『二度と提央祭に参加するな』ってオレに命令すればいいんだよ。
今はお前がルールなんだ。お前がそう言えばオレは永遠に提央祭の参加資格を失う。いくらオレが強かろうと参加できねーんじゃ王になるのは不可能だからな。無理やり結衣を手に入れる願いは叶えられなくなるというわけだ」
二度と、というのが重要で、1ヶ月しか王になれなくても永久的に言うことを聞かせることも可能である。
「他にもオレを提央町から永久追放するとか。提央祭に参加できるのは提央町の住民だけだから提央町から追い出されたら参加できなくなる。
そんで永久追放だからもう戻ってこれないし二度と王になれなくなる。お前も二度とオレに会わなくて済むようになる」
提央町の王はなんでもありだ。王に嫌われ町から追い出されれば王自身が撤回しない限り復帰することは不可能になる。
そうならないように提央町の住民は必死に王に媚びる。
「今ならいつでも簡単に邪魔なオレを排除できるんだぞ。今だけだぞ今がチャンスなんだぞ。次の提央祭が始まるまでのこの大チャンス、有効活用しない手はねーだろ? さあどうする結衣? お前はオレをどうしたい?」
「……」
少し沈黙する結衣だが、迷いはなかった。恐怖心を振り切り、強い光を持つ瞳を流星に向ける。
「……どいつもこいつもお姫様お姫様って……私は姫じゃありません。北条結衣です」
そう言われた流星は眼光鋭く結衣を見つめる。
「認めませんよ私は……提央祭もこの町のルールも、私が姫になったことも、王になってすべて自分の思い通りにしようとするあなたの考えも!!
認めないんだからそんなルールないも同然! この先どんなことがあろうとも私は決してそんなルールに頼ったりしません!」
結衣もビシッと流星を指さした。
「それにいくら嫌いな人でも自分の都合だけで人の自由を奪ったり町から追い出したりするなんて絶対にしません!! サイテー極まりない行為です!
あなたは私がそんなことする女だと思ってんですか!? とにかく私はあなただろうと他の人だろうと命令なんてしませんよ! あなたと違って私は自己中じゃないんです!!」
流星はただ黙って結衣の話を聞く。
「もう構わないでと言いましたけどあれは命令じゃなくてお願いですから! ストーカーにならない範囲なら好きにすればいいんじゃないですか? どうあがいても私の気持ちは変わらないですけどね!
私はあなたに惚れないし、あなたの彼女なんてまっぴらごめんです!!」
「……くくく、ははははは!」
流星はまた笑った。ついムキになってしまった結衣は恥ずかしそうに顔を赤くする。
「ちょっと! なんでまた笑うんですか!!」
「いや……お前ならそう言うと思ってたぜ。あまりにもオレの予想通りのこと言うもんだからおかしくなってつい、な。なんつーか本当にバカだなお前」
「なっ……!?」
「怒んなよ。いい意味でバカだよお前。常に他人を思いやる優しさを持っている。自分がどんな環境に置かれようが周りに流されずルールに縛られず自分を貫く心の強さも持っている。
もし自分の命と引き換えに世界を救えるとしたら迷わず命を投げ捨てるタイプだろ、お前」
自己犠牲の精神。普通の社会ならそんなに珍しいことではないかもしれないが、欲望の塊を煮詰めたようなこの町ではそのような立派な精神を持つ人間などほとんどいない。
「マジでいい女だよな結衣は。そういうところも気が狂うほど好きだ」
「い……いや……そんなことは……」
照れてしまう結衣。こんな男に照れさせられてしまうのは屈辱でしかなかった。
「……で? それじゃどうするんだよ結衣。次回以降も優勝するか提央町から出ていくか。オレの女になるのを回避する方法はこの2つしかねーぞ」
どっちも無理な話だ。次の提央祭で優勝するどころか出場するのも無理。完全なるトラウマだからだ。
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