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第25章…性なる聖夜

風呂上がり

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―――



 長時間入浴していたオレたちは風呂から上がった後ソファでぐったりしていた。
しかもオレも美希も裸にバスタオルを巻いただけの姿で。


「……のぼせちゃったな……」

「……のぼせてしまいましたね……」


洗いっこに時間をかけすぎてのぼせてしまった。美希の魅惑の身体に夢中になりすぎてあのまま風呂場でセックスしようという流れになったがクラクラしてきたので急いで風呂から上がってきた。

オレたちの身体は熱く火照り、湯気も出ていた。真冬なのに今は全く寒くない。恋人と一緒にいればあったかいけどアツアツになりすぎるのも困りものだし気をつけなければいけないな。反省。


しばらく頭を冷やしてようやく回復してきたかと思えば今度はムラムラと発情してきた。冷やしたつもりなのに余計身体が熱くなってきた。

バスルームで1回射精したものの美希の身体を洗っていたら股間はすっかりギンギンに復活した。
美希も洗うためとはいえ大事なところを刺激してしまったから顔を真っ赤にしてモジモジしている。

美希とのラブラブな夜はこれからが本番だ。想像しただけで滾って仕方ない。


「竜先輩、アイスでも食べますか?」

「そ……そうだな」

今すぐにでもおっぱじめたいところだが慌てるな。美希のペースというものがあるしそれに合わせてやらないといけない。


美希はソファから立ち上がり、やや足取りがおぼつかないまま台所の冷蔵庫に向かう。

「大丈夫か美希。まだ休んでた方が……」

「大丈夫ですよ」


美希が心配なオレは、ソファーから美希を見守る。冷蔵庫の下にある冷凍庫の扉をパカッと開け、アイスを探す美希。


「え~っと……アイスどこにしまったっけな……」

美希は冷凍庫の中身を下から見上げるようにして探している。
膝に手をついてかがんでいるため、ぷりんぷりんなお尻がオレの方へ向けられる。


「……っ!」


ピチピチな太ももが丸出し。そして、バスタオルで隠されていてもハッキリとエッチなラインを描くお尻。

大事な部分が見えそう……で見えない。だがそれがいい。

さっき風呂に入っていたからバッチリと美希の裸を目に焼きつけておいたはずなんだが、それでもバスタオルの中身がすごく気になる。

冷凍庫の中をゴソゴソし、お尻がフリフリと揺れる。それを見たオレは生唾を飲み込む。

アイスでも食ってちょっとは落ち着こうと思っていたが無理そうだ。股間が元気いっぱいすぎて脳内もピンクに染まりすぎてる。

美希のカラダがかなり魅力的で男を悩殺するフェロモンをたっぷり備えているからどうあがいても自分を冷やせない。オレは美希が相手なら何発でも射精できそうな気がする。


「あっ、あったあった! アイスはっけ~ん……って、えぇー!? 1本しかないー!」


冷凍庫の中を見て一喜一憂する美希。そのエロい身体で子供っぽい仕草もするのが可愛すぎる。
美希はその1本のアイスを持ってソファに戻ってきた。


「すいません竜先輩、アイス1本しかありませんでした……」

美希の手にはグレープ味っぽい色をしたアイスキャンディーが1本。


「そのアイスは美希が食っていいよ。オレは大丈夫だから」

「いえいえ、私の方こそ大丈夫です。竜先輩が食べてください」

「いやいや、美希が……」

「いえいえ、竜先輩が……」


……これじゃキリがないな。お互い譲り合いすぎてアイスが溶けてしまうのがオチだ。


「じゃあ、2人で食べましょう!」

「へ?」

美希は透明の袋を開封してアイスを取り出し、口に含んでちょっと舐める。その舐めたアイスをオレの口元に差し出してきた。


「はい、あ~ん」

「っ……!!」


関節キスだ……

このアイスキャンディーには美希の唾液が……神聖なる美希の甘い唾液が……! ものすごく興奮する。かなり変態的な思考になってしまった。


「……あ、私が先に口をつけちゃったから汚いですか? すいません……」

「きっ、汚いわけないだろ! ありがとういただきます!!」


オレはアイスキャンディーにしゃぶりつく。
冷たさとグレープ味の甘さが口いっぱいに広がる。そして、美希の味もする……おいしい。


「おいしいですか?」

「おいしい……」


オレたちは交互にアイスを舐めた。実に甘い時間だ……



 アイスを食べ終わってまったりとソファに座って過ごす。
隣に座る美希を見る。

普段は雪のように白い美希の柔肌も、今は風呂上がりで身体が火照っているため、ほんのりと赤く染まっている。

なんか……いつにも増して色っぽいな。

フワフワの白いバスタオルに包まれた美希の身体……バスタオル姿って本当にエロい。艶かしい。

ふっくらとした胸の膨らみも、美しい腰のくびれも、美尻のピチピチ感も……ハッキリわかる。

バスタオルの隙間から見える胸の谷間をガン見する。強すぎる誘惑。
オレの頭の中はもうとっくに理性は吹っ飛んでいて、美希を抱きたいという気持ちだけがオレの脳内を支配していた。

オレのアレがさらに元気になって、腰に巻きつけたタオルを突き破りそうな勢いで勃起してる。


「竜先輩……」

「美希……っ!」


美希と目が合った瞬間、もう我慢できなくなった。


美希をソファーに押し倒す。
美希の美しい身体を隠す邪魔なバスタオルを剥ぎ取ろうとする……が、美希はオレの鼻を指でちょんとつついて止めた。

「慌てないでください竜先輩。続きはベッドで……」

「そ、そうだなごめん!」


慌てないように気をつけてても結局慌てて暴走してしまった。美希を目の前にするといつも暴走してしまうクセを直したい。

オレは上体を起こしてすぐ美希から離れた。


その時オレの腰に巻かれていたタオルがはだけてパサッと落ちてしまった。


パオーン

「あっ……」


美希の前で露になった。物欲しそうに疼く男のオトコが。
オレは慌てて両手で股間を隠した。今さら隠すことに何の意味もないがなんか恥ずかしかった。

美希は頬を赤く染めて恥ずかしそうに目を逸らす。


「……な、なんかお元気な竜先輩を見たら私もすごくエッチな気分になってきました……」

「……!!」


美希の発言にオレの性欲の炎がさらに炎上する。
少し乱れたバスタオルを手で直す美希の仕草も妖艶すぎてオレの油に火を注いだ。



―――



 そしてオレたちは美希の部屋に移動した。

美希はパジャマを着た。どうせすぐ脱がすんだから着る意味あるのかと思うが、オレ的には脱がす楽しみができたので大歓迎だ。
それに美希のパジャマ姿を見ることもできたし。ピンクで似合っててすごく可愛い。

そして髪を束ねていたヘアゴムを外しいつもの髪型に戻った。
ふわりと揺れる髪から目を離せない。さっきシャンプーとトリートメントで洗ったばかりの美希の髪は最高にいい匂いがした。

もう何をしてても艶かしくて、オレは情欲を爆発させてすぐに美希をベッドに押し倒した。


「美希……もう我慢できない」

「……いいですよ、竜先輩」


―――チュッ


唇を重ねる。熱く、甘く、蕩けるようなキス。

キスしながら着たばかりのパジャマのボタンを外していく。
寝る前だから下着は着けてなく、待望の美希の白い乳房が露になった。


むにゅんっ


「んんっ……!」


美希の身体が震える。

白い乳房を惜しげもなく鷲掴みにする。
極上の柔らかさ。最高の感触。

オレは狂った機械のように美希の胸を揉みしだく。
一度揉み出したら止まらない。脳が溶けてしまいそうなくらい、夢中になる。


むにゅむにゅ、むにゅっ


「っ、んっ……やぁ……っ」


ピクピクと身体を震わせ、汗が滲んでいき、みるみる熱くなっていく美希。


胸を揉みながら、首筋や鎖骨に舌を這わせる。

傷一つない美しい白い素肌に、キスマークという名の赤い痕をつけていく。そうすると、とてつもない優越感を得られる。

下から揉み上げたり、寄せたりと、オレの手の動きに従って形を変える乳房が、たまらなく愛おしい。


「やっ……! だ、ダメですそんなっ……!!」


身体をくねらせて甘い声を漏らした。涙目でまっすぐ美希に見つめられる。


~~~~~~!!!!!!

可愛い……! 可愛い!!
かわいい!!
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