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第6章…栗田柊斗はスポーツで無双できる
草野球の試合に参戦することになった俺
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サッカーの試合終了。
できるだけ動くのを控えたかった俺だがジッとしてるわけにもいかず、走りまくって頭痛がガンガンするようになってしまった。
激しい運動をすると頭痛が発生する、これは間違いなさそうだ。さらに運動の時間が長いほど頭痛の時間も長くなるようだ。
転生前はキモオタ童貞でしかなかった俺が転生しただけで女の子にモテモテになったりスポーツで活躍できたりみんなにチヤホヤされたりするのはいくらなんでも都合が良すぎるし、このくらいの代償は仕方ねぇのかな……女の子にモテモテはともかくスポーツできるようになりたいなんて願った覚えはねぇんだけどな……それにしても頭痛ぇ。
「栗田くーん!」
「龍崎さん……」
梨乃が俺に駆け寄ってきた。
「お疲れ、栗田君」
「ああ、龍崎さんもお疲れ」
まだ頭は痛いけど、ヒロインの前でくらいシャキッとしないとな。
「やっぱり栗田君はすごいな」
「いやいや、龍崎さんの方がすごいよ」
「何を言ってる、栗田君の方がすごいに決まってる」
「あ、ありがとう……」
頭痛いけど女の子に褒められるだけでだいぶ楽になってきたような気がするのは俺が単純すぎるからだろうか。
「……そんなすごい栗田君に、お願いがあるんだが……」
「え、何?」
「今度の日曜日空いてるか?」
「!?」
それってまさか、デートの誘いか!?
いや自意識過剰すぎか? しかし俺は主人公で梨乃が柊斗に気があるのは確実だし……
俺は柚希が好きだから、他の女の子とはデートしない。もしもデートの誘いだったら申し訳ないが断らないと……
日曜日空いてるけど空いてないってウソつくか? しかしデートの誘いって決まったわけじゃないしな……
「ま、まあ予定は特にないけど……」
「そ、そうか。その、栗田君……」
「あ、ああ……」
ヤバイ、すごい真剣な表情だ。やっぱりデートの誘いなのか? 予定があるからって言った方がよかったのか……
「今度の日曜日、草野球の試合に出場してくれないか!?」
…………
……
「はぁ……?」
え、なんで……?
デートの誘いではなかった。自意識過剰の自惚れのマヌケだった。しかし草野球ってなんだよ。
サッカーの次は野球かよ。原作じゃ柊斗がスポーツやる回なんて皆無だったのに。こうも立て続けにスポーツ回が来るんじゃもはや別の漫画じゃねぇか。
「いや、ごめん。いきなりそんなこと言われても困るよな。
実は私、近所の草野球のチームに所属しているんだが」
え!? 初耳だ。間違いなく原作データにはない設定。
いや、梨乃は弓道部だろ!? バレーボールもすごく上手かったし、スポーツは何でもできるんだろうけど……
「私のお父さんがそのチームのキャプテンをやっててな。私も手が空いてる時に助っ人として試合に出てるんだよ」
「そ、そうなんだ」
なるほど、助っ人か。確かにスポーツの助っ人をやる展開は原作にもあったが。
梨乃のお父さんか……原作でほとんど出番ないしどんな人か全然知らんが草野球チームのキャプテンをやってるとなるとスポーツ好きな人っぽいな。
「それで、チームの主力の1人がケガをしてしまってな……人手が足りないんだ。運動神経が優れてる栗田君にぜひ助っ人をお願いしようと思うんだが……どうかな?」
「お、おう……?」
正直に言うとやりたくない、めんどくさい。
スポーツ好きじゃねぇし野球とかやったことないし。授業ならともかくなんで貴重な休日にスポーツなんてやらなきゃならんのだ、という気持ちが強い。
前世の中学時代に野球部の奴にパシられた思い出が蘇ってもともと痛かった頭がさらに痛くなる。
やりたくない、けど……でも俺はわかっている。
ここはラブコメ世界で、俺は主人公。世界の法則的におそらく俺は断ることはできない、これは強制参加イベントだ。
「頼む、栗田君……このままでは試合をすることも困難なんだ。私は試合をやりたい。どうか頼む……」
梨乃も深く深く頭を下げている。可愛いヒロインにこんなにお願いされたらどんな主人公でも断れないよな。ブツブツ文句言いながらもなんだかんだで協力してくれる、みたいな主人公が多いだろう。困っている人をスルーすることはできない、ラブコメに限らずどんなジャンルでも主人公というのはそういうものだ。
「……わかった。俺でよければ出るよ」
「ありがとう栗田君! 今度何か奢るよ!」
「別にいいって」
結局引き受けることにした。頭痛がするから運動は控えようと言ったそばからこれだよ。大丈夫かな俺……サッカーよりは激しい動きしないよな野球って。じゃあたぶん大丈夫だろ。
―――
近所の河川敷で、日曜日の14時に試合を行うようだ。
日曜日が近づけば近づくほど、やっぱり出るのがイヤになってきた。しかし今さらやっぱり出ないなんて言えるわけもない。
帰宅後、俺はため息をつきながら自室のベッドに横になった。
運動さえしなければ全く頭痛はない。だからこそ野球をするのを恐れた。また痛くなるのが怖ぇ……
あくまでも俺は試合に出ると言っただけだ。人数合わせで出るだけだ。
梨乃には悪いが試合は適当に軽く流せばいいだろう。柚希がいないイベントはどうしてもやる気が出ない。
それじゃダメなのはわかってる。本命がいないからこそ一生懸命頑張るのが自分にとってプラスに繋がるのはわかっている。でも童貞オタクの俺にそんな情熱なんてあるはずもなく。
誰からも期待されずに1人だった前世も気楽で悪くなかったかもな、なんて考えてしまう。怠惰の極みだ。
『~~~♪』
ん? スマホにメッセージが来た。
誰だ? まさか苺か……?
俺はスマホを見る。
『こんにちは柊斗くん』
!! 柚希からだ! 柚希からメッセージが来た!!
少し沈み気味だった俺のテンションは一気に頂点に達した。
即返信だ。
『こんにちは柚希さん、どうかしましたか?』
メッセージを送り、1分も経たずにメッセージが返ってきた。
『ううん、なんでもないよ。今柊斗くん何してるかな~って思っただけ』
『ははは、何もしてませんよ。ただベッドでゴロゴロしてるだけです』
『私も部屋でゴロゴロしてたところなんだ、奇遇だね』
……幸せ……
特に内容のないやりとりをするのがこんなに幸せなんて……用がないのに声をかけてくれてすごく嬉しい。用なんてなくてもどんどん意味のないメッセージを送ってほしい。そんでいろんな話をして、最初は意味のない会話でもどんどん意味のある有意義な会話に成長させて盛り上がりたい。
そうだ、草野球の試合に出ることになったこと柚希に話そうかな。話す必要は特にないんだけどちょっとした話題だ。
『実は俺、草野球の試合に出ることになったんですよ』
『えっ!? いつ!? どこで!?』
おおっ、すごく食いついてくれた。どうでもよさそうな反応だったらわりと凹むから嬉しい。
『今度の日曜日、14時に俺ん家の近くの河川敷で行うようです』
『わかった、私応援に行くよ! その日ヒマだし!』
!?
え!? 柚希が応援に来てくれるのか!?
『いやしかし、柚希さんには関係ないことですし……草野球くらいでわざわざ来ていただくなんてそんな……』
『関係あるよ。柊斗くんが出る時点で関係ある。
私が行きたくて行くんだから柊斗くんは何も気にしなくていいんだからね? 絶対行くから!』
『あ、ありがとうございます……』
『じゃあまたね柊斗くん! 日曜日楽しみ!』
『はい、それでは……』
そこでメッセージのやりとりは終了した。
スマホ越しの会話でよかった。今の俺の顔、柚希には見せられない。絶対めちゃくちゃだらしない顔してる。
イヤッホオオオォォォ!! と天高くに飛び上がりたい気分だった。
いまいちやる気が出なかった俺は柚希が来ると聞いてあっさり手のひらを返した。
柚希のことになると瞬時にやる気がMAXになる俺はあまりにも単純すぎる。男ならここはやらなきゃいけない。惚れた女が応援してくれるっていうんだぞ、ここでやらなきゃいつやるというんだ。
頭痛とか知るか。全力全開で柚希にいいところを見せてやる!!
できるだけ動くのを控えたかった俺だがジッとしてるわけにもいかず、走りまくって頭痛がガンガンするようになってしまった。
激しい運動をすると頭痛が発生する、これは間違いなさそうだ。さらに運動の時間が長いほど頭痛の時間も長くなるようだ。
転生前はキモオタ童貞でしかなかった俺が転生しただけで女の子にモテモテになったりスポーツで活躍できたりみんなにチヤホヤされたりするのはいくらなんでも都合が良すぎるし、このくらいの代償は仕方ねぇのかな……女の子にモテモテはともかくスポーツできるようになりたいなんて願った覚えはねぇんだけどな……それにしても頭痛ぇ。
「栗田くーん!」
「龍崎さん……」
梨乃が俺に駆け寄ってきた。
「お疲れ、栗田君」
「ああ、龍崎さんもお疲れ」
まだ頭は痛いけど、ヒロインの前でくらいシャキッとしないとな。
「やっぱり栗田君はすごいな」
「いやいや、龍崎さんの方がすごいよ」
「何を言ってる、栗田君の方がすごいに決まってる」
「あ、ありがとう……」
頭痛いけど女の子に褒められるだけでだいぶ楽になってきたような気がするのは俺が単純すぎるからだろうか。
「……そんなすごい栗田君に、お願いがあるんだが……」
「え、何?」
「今度の日曜日空いてるか?」
「!?」
それってまさか、デートの誘いか!?
いや自意識過剰すぎか? しかし俺は主人公で梨乃が柊斗に気があるのは確実だし……
俺は柚希が好きだから、他の女の子とはデートしない。もしもデートの誘いだったら申し訳ないが断らないと……
日曜日空いてるけど空いてないってウソつくか? しかしデートの誘いって決まったわけじゃないしな……
「ま、まあ予定は特にないけど……」
「そ、そうか。その、栗田君……」
「あ、ああ……」
ヤバイ、すごい真剣な表情だ。やっぱりデートの誘いなのか? 予定があるからって言った方がよかったのか……
「今度の日曜日、草野球の試合に出場してくれないか!?」
…………
……
「はぁ……?」
え、なんで……?
デートの誘いではなかった。自意識過剰の自惚れのマヌケだった。しかし草野球ってなんだよ。
サッカーの次は野球かよ。原作じゃ柊斗がスポーツやる回なんて皆無だったのに。こうも立て続けにスポーツ回が来るんじゃもはや別の漫画じゃねぇか。
「いや、ごめん。いきなりそんなこと言われても困るよな。
実は私、近所の草野球のチームに所属しているんだが」
え!? 初耳だ。間違いなく原作データにはない設定。
いや、梨乃は弓道部だろ!? バレーボールもすごく上手かったし、スポーツは何でもできるんだろうけど……
「私のお父さんがそのチームのキャプテンをやっててな。私も手が空いてる時に助っ人として試合に出てるんだよ」
「そ、そうなんだ」
なるほど、助っ人か。確かにスポーツの助っ人をやる展開は原作にもあったが。
梨乃のお父さんか……原作でほとんど出番ないしどんな人か全然知らんが草野球チームのキャプテンをやってるとなるとスポーツ好きな人っぽいな。
「それで、チームの主力の1人がケガをしてしまってな……人手が足りないんだ。運動神経が優れてる栗田君にぜひ助っ人をお願いしようと思うんだが……どうかな?」
「お、おう……?」
正直に言うとやりたくない、めんどくさい。
スポーツ好きじゃねぇし野球とかやったことないし。授業ならともかくなんで貴重な休日にスポーツなんてやらなきゃならんのだ、という気持ちが強い。
前世の中学時代に野球部の奴にパシられた思い出が蘇ってもともと痛かった頭がさらに痛くなる。
やりたくない、けど……でも俺はわかっている。
ここはラブコメ世界で、俺は主人公。世界の法則的におそらく俺は断ることはできない、これは強制参加イベントだ。
「頼む、栗田君……このままでは試合をすることも困難なんだ。私は試合をやりたい。どうか頼む……」
梨乃も深く深く頭を下げている。可愛いヒロインにこんなにお願いされたらどんな主人公でも断れないよな。ブツブツ文句言いながらもなんだかんだで協力してくれる、みたいな主人公が多いだろう。困っている人をスルーすることはできない、ラブコメに限らずどんなジャンルでも主人公というのはそういうものだ。
「……わかった。俺でよければ出るよ」
「ありがとう栗田君! 今度何か奢るよ!」
「別にいいって」
結局引き受けることにした。頭痛がするから運動は控えようと言ったそばからこれだよ。大丈夫かな俺……サッカーよりは激しい動きしないよな野球って。じゃあたぶん大丈夫だろ。
―――
近所の河川敷で、日曜日の14時に試合を行うようだ。
日曜日が近づけば近づくほど、やっぱり出るのがイヤになってきた。しかし今さらやっぱり出ないなんて言えるわけもない。
帰宅後、俺はため息をつきながら自室のベッドに横になった。
運動さえしなければ全く頭痛はない。だからこそ野球をするのを恐れた。また痛くなるのが怖ぇ……
あくまでも俺は試合に出ると言っただけだ。人数合わせで出るだけだ。
梨乃には悪いが試合は適当に軽く流せばいいだろう。柚希がいないイベントはどうしてもやる気が出ない。
それじゃダメなのはわかってる。本命がいないからこそ一生懸命頑張るのが自分にとってプラスに繋がるのはわかっている。でも童貞オタクの俺にそんな情熱なんてあるはずもなく。
誰からも期待されずに1人だった前世も気楽で悪くなかったかもな、なんて考えてしまう。怠惰の極みだ。
『~~~♪』
ん? スマホにメッセージが来た。
誰だ? まさか苺か……?
俺はスマホを見る。
『こんにちは柊斗くん』
!! 柚希からだ! 柚希からメッセージが来た!!
少し沈み気味だった俺のテンションは一気に頂点に達した。
即返信だ。
『こんにちは柚希さん、どうかしましたか?』
メッセージを送り、1分も経たずにメッセージが返ってきた。
『ううん、なんでもないよ。今柊斗くん何してるかな~って思っただけ』
『ははは、何もしてませんよ。ただベッドでゴロゴロしてるだけです』
『私も部屋でゴロゴロしてたところなんだ、奇遇だね』
……幸せ……
特に内容のないやりとりをするのがこんなに幸せなんて……用がないのに声をかけてくれてすごく嬉しい。用なんてなくてもどんどん意味のないメッセージを送ってほしい。そんでいろんな話をして、最初は意味のない会話でもどんどん意味のある有意義な会話に成長させて盛り上がりたい。
そうだ、草野球の試合に出ることになったこと柚希に話そうかな。話す必要は特にないんだけどちょっとした話題だ。
『実は俺、草野球の試合に出ることになったんですよ』
『えっ!? いつ!? どこで!?』
おおっ、すごく食いついてくれた。どうでもよさそうな反応だったらわりと凹むから嬉しい。
『今度の日曜日、14時に俺ん家の近くの河川敷で行うようです』
『わかった、私応援に行くよ! その日ヒマだし!』
!?
え!? 柚希が応援に来てくれるのか!?
『いやしかし、柚希さんには関係ないことですし……草野球くらいでわざわざ来ていただくなんてそんな……』
『関係あるよ。柊斗くんが出る時点で関係ある。
私が行きたくて行くんだから柊斗くんは何も気にしなくていいんだからね? 絶対行くから!』
『あ、ありがとうございます……』
『じゃあまたね柊斗くん! 日曜日楽しみ!』
『はい、それでは……』
そこでメッセージのやりとりは終了した。
スマホ越しの会話でよかった。今の俺の顔、柚希には見せられない。絶対めちゃくちゃだらしない顔してる。
イヤッホオオオォォォ!! と天高くに飛び上がりたい気分だった。
いまいちやる気が出なかった俺は柚希が来ると聞いてあっさり手のひらを返した。
柚希のことになると瞬時にやる気がMAXになる俺はあまりにも単純すぎる。男ならここはやらなきゃいけない。惚れた女が応援してくれるっていうんだぞ、ここでやらなきゃいつやるというんだ。
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