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第5章…推しはアルバイトをしている
俺だけのメイド
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俺は猫耳メイド柚希に言われるがままに席についた。
「ご注文は何になさいますかご主人様」
ああ、ご主人様って呼ばれるのもすごくいいなぁ……『柊斗くん』って呼ばれるのが一番好きだけどな俺は。本当は前世の名前で呼んでもらいたいけど前世の名前忘れちまったし。
「じゃあ……オススメでお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちくださいご主人様」
丁寧にお辞儀をしてパタパタと歩いていく。大忙しといった感じだ。
働いている柚希を眺めるのも幸せだ。原作じゃバイトしてるところ見れなかったからなおさら。
「おーい、そこのメイドちゃ~ん! 注文決まったから来てくださ~い」
「はい、ただいま」
…………
俺から少し離れた席に座っている他の客が柚希を呼び、柚希はすぐにそこに行く。
「お待たせしましたご主人様! ご注文を承ります」
「えっとね~、僕は……」
…………
他の男もご主人様って呼んでる。他の男にも笑顔で接している……
……いや、当たり前だろ。ここはお店で、柚希は働いてるんだから。仕事だよ仕事。
仕事なのはわかってるけど、なんか嫉妬してしまう。俺だけのメイドでいてほしいとか、俺だけをご主人様と呼んでほしいとか、そういう醜い独占欲が湧いてしまう。
めんどくせぇオタクの部分が強く出ちまったな……
「すみません栗田様、柚希ちゃんは当店の人気が高いメイドでして、多くのお客様が柚希ちゃんの接客を望んでいます」
「あ、いえそんな……店長さんが謝ることではないです」
俺が柚希に恋してること、店長さんが察したみたいだ。柚希に接客される男にちょっと嫉妬しただけでバレたか。そんなにイヤそうな表情してたかな俺……
柚希、この店じゃ人気なのか。原作じゃ不人気だから人気が高いのは素直に嬉しい。
嬉しい、けど、他の男と接するのはちょっと気に入らない気持ちはある。それはそれ、これはこれ。
推しが不人気なのはイヤでもっと多くの人に推しの良さを知ってもらいたいって言っておきながら俺だけが推しを一人占めしたいって思うのは傲慢だな。今はまだ恋人でも何でもないんだから他の男と絡むななんて言う資格ないのにな。つくづく自分でも器が小さいって思うよ。
「おーい、そこのデカパイちゃ~ん! こっちも注文!」
「はい、ただいま」
さらに他の客にも呼ばれて柚希はそっちに行った。
何がデカパイちゃんだ。柚希って名前がちゃんとあるっての。メイド服に名札つけてるだろうが。
デカパイちゃんとか呼んだクソ客は見るからにチャラい感じで殺意が湧く。
柚希はそんな失礼な客にもちゃんと笑顔で接客してて、本当に尊敬するよ。俺だったら絶対に無理だ。
10分くらい待つと、柚希が俺のところに来た。
「お待たせしましたご主人様! オススメのオムライスです!」
笑顔の柚希はテーブルにオムライスを置いた。
オムライスか……定番だな。柚希は接客担当なので柚希が作ったわけではないが、柚希が持ってきてくれたってだけですごくおいしそうだ。
ケチャップでハートを書いてくれた。絶対においしさが増した。
「それでは、おいしくなれビームを撃ちます」
「おいしくなれビーム……?」
「おいしくな~れ!」
柚希は満面の笑顔とウインクで、手でハートの形を作ってビームを撃った。ビームを撃った時にむぎゅっと胸が寄せられたのを俺は見逃さない。
可愛すぎて血を吐きそうになった。ビームも撃ってくれたし記念撮影もしてくれたし全力でメイドの仕事を頑張る柚希を見れてとても幸せだ。
―――
ああ、楽しかった。店長さんちょっと怖かったけど本当に大満足だ。
メイドの柚希と記念撮影した画像を眺めて、一生の家宝にすると誓った。
……大満足ではあるんだが、傲慢な俺は柚希が俺だけの専属メイドだったらもっとよかったのにな、なんて考えてしまう。
メイド柚希はみんなのメイドで、多くのお客さんにご奉仕するメイド。それはわかっているんだがどうしても醜い独占欲を止められなかった。
仕事なんだから当たり前なのに、仕方ないのに……
メイド柚希に大満足だった自分と、大満足だったからこそ少しだけ病んでる自分を混在させながら俺は帰路につく。
電車に乗っている時、スマホにメッセージが来た。
柚希からだ。俺のテンションは爆上げした。
『私バイト18時までだから、その後ウチに来ない?』
なんと推しからお誘い来た。死んでも行くぞ。首だけになっても行くぞ。俺は爆速で『行きます!』と返信した。
俺は柚希に言われた時間に柚希の家に行った。
「柊斗くんいらっしゃい」
「お邪魔します……!」
俺は柚希の家にあがった。
「さっきのメイド喫茶本当に楽しかったです。ありがとうございます」
「どういたしまして。でもまだだよ」
「はい?」
「柊斗くんにサービスするって言ったでしょ? 約束通りサービスしなきゃね」
「え? オムライスにビーム撃ってもらったり、記念撮影したりしてくれたじゃないですか。それがサービスではないのですか?」
「あれはお客様全員にやってるやつだよ。それとは別に、柊斗くん限定のサービスしてあげちゃう」
「え!? 俺限定のサービス……!? 俺だけ、ですか!?」
「うん、でもお店じゃ恥ずかしいから私の家で柊斗くんと2人でこっそり……ね? 店長さんにはナイショ、だよ?」
人差し指を、柔らかそうに潤った唇に当ててウインクしながら『しーっ』という柚希は、すごく艶かしくて俺の心にまた矢を突き刺した。
俺限定のサービス……店じゃ恥ずかしい……彼女の家で2人っきりでこっそり……
これでエロいことを考えない男なんてこの世にいるのだろうか。いやいない。
「じゃあ準備するからちょっとだけここで待っててね」
「は、はい」
準備って何をするんだろうか……ああ、この待ち時間ドキドキする。このドキドキバクバクがクセになりそうだ。柚希の家にいると最高に幸せなんだけど、心臓が普段の3倍仕事しなきゃならないから大変だ。
待つこと数分。
「お待たせ~」
「!!!!!!」
柚希はメイド服に着替えていた。
店で着ていたメイド服とは違う。もっと露出が多くて過激なメイド服だった。
胸元が大きく開いて、フリルなスカートもさらに短くなって、谷間と太ももがより堪能できる格好となっている。
「や……やっぱり恥ずかしいなこれ……」
恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて短いスカートを押さえる柚希。それによって悩ましい胸が寄せられて谷間がより強調されて俺の下半身にグッと来すぎる。
「ど……どうしたんですか柚希さんその服……」
「これは店の旧制服なんだけど、さすがにエッチすぎて営業許可下りなかったみたいで新しい制服に替えたんだよ。で、旧制服はもういらないから捨てていいって店長に言われたんだけど、もったいないから家に保管してたの」
それ旧制服なの!? その格好で接客するつもりだったのか!? 営業許可下りないのも当然だ、それじゃ完全に風俗店だろう。
「他のお客様にはとても見せられないけど、柊斗くんになら見られてもいい……いや、見てほしいって思って着たんだ。柊斗くん専用の……柊斗くんだけのメイドだよ」
すごく恥ずかしそうにしながらも上目遣いでまっすぐ見つめられながらそんな嬉しすぎることを言われたら、俺はもう……何もかもが狂って壊れる。
俺だけのメイド……他の男は見れない、俺だけが見れる柚希……
俺は栗田柊斗になれたことを心の底から神に感謝する。
「で、どうかな柊斗くん……お気に召していただけましたか……?」
「お気に召すも何も、宇宙一可愛い神だとしか言いようがないです」
「えっ……そ、そんな、それは言いすぎだよ……」
「言いすぎじゃないです」
「も、もう柊斗くんったら……」
ボンッと爆発して湯気が出るくらい柚希の顔はさらに赤く染まった。俺も必死に平静を装っているが心の中はビッグバンが起こって尊すぎて悶えまくっている。
「柚希さん、本当にありがとうございます。すごく嬉しいです」
俺はメイドの柚希に深く深く頭を下げた。
「柊斗くんに喜んでもらえて、私もすごく嬉しいよ。まだまだサービスしちゃうよ、どうしてほしい? 柊斗くんならなんでもするよ」
柚希は天使の笑顔を見せてくれた。
なんでもする、か……そう言われるとどうしても俺の邪心が、醜い本性が滲み出る。揉みたい、脱がしたい、挟まれたい。次から次へといくらでも柚希にしてほしいことが思い浮かんでいく。
えちえちメイドの柚希をこの目で見れて俺は恵まれすぎ幸せすぎだと心から思う。
このままメイド柚希とあんなことやこんなことをしていっぱい甘えたい。癒されたい。だが……
俺は上着を脱いで、柚希に着せた。
「え? 柊斗くん?」
柚希はきょとんとした表情を見せた。
「……俺のためにここまでしてくれて本当に嬉しいです。ですが、可愛いお姿を見せてくれただけでも十分です」
「……この服気に入らなかった?」
「そうではありません! 断じてそれは違います!! ……その……風邪をひいたらいけませんから……」
「別に今寒くないよ?」
「念のためです。万が一でも柚希さんに何かあったら俺が困るんです」
柚希はお色気要員なので安易に肌を晒す。柚希が痴女とかでは決してなく、このラブコメ世界の法則的にそうなっている。
俺は柚希が大好きだから、大切だから、だからこそあまり肌を晒してほしくない気持ちがある。必要以上に男を挑発する姿をするべきではない。
俺も今必死に我慢している。こんなに魅惑的な柚希を見て情欲を煽られないわけがない。本来なら童貞性欲獣の俺なんて絶対に我慢できるわけがない。俺の貧弱な理性で柚希の極上の女体に勝てるわけがない。
しかし、己の性欲以上に柚希を大切にしたい想いが強いから、愛のパワーでなんとか耐えているだけだ。
俺も意地だ。柚希がエロだけの女じゃないって証明するために肉体がちぎれようとも今はまだ絶対に手を出さないって決めたんだ。いつかは必ず手を出すけどな。
まあかっこつけているが、えちえちメイドの柚希をこれ以上見たら我慢できない自信があるから上着を着せたってだけだけどな。
「そっか、ありがとう柊斗くん。優しいんだね」
柚希はさっきよりももっと天使の笑顔を俺に向けてくれた。
えちえちメイドもいいけど、やっぱりこの笑顔が最高だ……尊すぎて俺の醜い下心が浄化される……
でも、上着を着たらそれはそれでエロい。サイズが合わなくて萌え袖になってて、太ももから下は隠せてないのでスラリとした生足がとても扇情的で、俺は思わず前かがみになってしまうのだった。
結局どうあがいても柚希のお色気には勝てない。
「ご注文は何になさいますかご主人様」
ああ、ご主人様って呼ばれるのもすごくいいなぁ……『柊斗くん』って呼ばれるのが一番好きだけどな俺は。本当は前世の名前で呼んでもらいたいけど前世の名前忘れちまったし。
「じゃあ……オススメでお願いします」
「かしこまりました。少々お待ちくださいご主人様」
丁寧にお辞儀をしてパタパタと歩いていく。大忙しといった感じだ。
働いている柚希を眺めるのも幸せだ。原作じゃバイトしてるところ見れなかったからなおさら。
「おーい、そこのメイドちゃ~ん! 注文決まったから来てくださ~い」
「はい、ただいま」
…………
俺から少し離れた席に座っている他の客が柚希を呼び、柚希はすぐにそこに行く。
「お待たせしましたご主人様! ご注文を承ります」
「えっとね~、僕は……」
…………
他の男もご主人様って呼んでる。他の男にも笑顔で接している……
……いや、当たり前だろ。ここはお店で、柚希は働いてるんだから。仕事だよ仕事。
仕事なのはわかってるけど、なんか嫉妬してしまう。俺だけのメイドでいてほしいとか、俺だけをご主人様と呼んでほしいとか、そういう醜い独占欲が湧いてしまう。
めんどくせぇオタクの部分が強く出ちまったな……
「すみません栗田様、柚希ちゃんは当店の人気が高いメイドでして、多くのお客様が柚希ちゃんの接客を望んでいます」
「あ、いえそんな……店長さんが謝ることではないです」
俺が柚希に恋してること、店長さんが察したみたいだ。柚希に接客される男にちょっと嫉妬しただけでバレたか。そんなにイヤそうな表情してたかな俺……
柚希、この店じゃ人気なのか。原作じゃ不人気だから人気が高いのは素直に嬉しい。
嬉しい、けど、他の男と接するのはちょっと気に入らない気持ちはある。それはそれ、これはこれ。
推しが不人気なのはイヤでもっと多くの人に推しの良さを知ってもらいたいって言っておきながら俺だけが推しを一人占めしたいって思うのは傲慢だな。今はまだ恋人でも何でもないんだから他の男と絡むななんて言う資格ないのにな。つくづく自分でも器が小さいって思うよ。
「おーい、そこのデカパイちゃ~ん! こっちも注文!」
「はい、ただいま」
さらに他の客にも呼ばれて柚希はそっちに行った。
何がデカパイちゃんだ。柚希って名前がちゃんとあるっての。メイド服に名札つけてるだろうが。
デカパイちゃんとか呼んだクソ客は見るからにチャラい感じで殺意が湧く。
柚希はそんな失礼な客にもちゃんと笑顔で接客してて、本当に尊敬するよ。俺だったら絶対に無理だ。
10分くらい待つと、柚希が俺のところに来た。
「お待たせしましたご主人様! オススメのオムライスです!」
笑顔の柚希はテーブルにオムライスを置いた。
オムライスか……定番だな。柚希は接客担当なので柚希が作ったわけではないが、柚希が持ってきてくれたってだけですごくおいしそうだ。
ケチャップでハートを書いてくれた。絶対においしさが増した。
「それでは、おいしくなれビームを撃ちます」
「おいしくなれビーム……?」
「おいしくな~れ!」
柚希は満面の笑顔とウインクで、手でハートの形を作ってビームを撃った。ビームを撃った時にむぎゅっと胸が寄せられたのを俺は見逃さない。
可愛すぎて血を吐きそうになった。ビームも撃ってくれたし記念撮影もしてくれたし全力でメイドの仕事を頑張る柚希を見れてとても幸せだ。
―――
ああ、楽しかった。店長さんちょっと怖かったけど本当に大満足だ。
メイドの柚希と記念撮影した画像を眺めて、一生の家宝にすると誓った。
……大満足ではあるんだが、傲慢な俺は柚希が俺だけの専属メイドだったらもっとよかったのにな、なんて考えてしまう。
メイド柚希はみんなのメイドで、多くのお客さんにご奉仕するメイド。それはわかっているんだがどうしても醜い独占欲を止められなかった。
仕事なんだから当たり前なのに、仕方ないのに……
メイド柚希に大満足だった自分と、大満足だったからこそ少しだけ病んでる自分を混在させながら俺は帰路につく。
電車に乗っている時、スマホにメッセージが来た。
柚希からだ。俺のテンションは爆上げした。
『私バイト18時までだから、その後ウチに来ない?』
なんと推しからお誘い来た。死んでも行くぞ。首だけになっても行くぞ。俺は爆速で『行きます!』と返信した。
俺は柚希に言われた時間に柚希の家に行った。
「柊斗くんいらっしゃい」
「お邪魔します……!」
俺は柚希の家にあがった。
「さっきのメイド喫茶本当に楽しかったです。ありがとうございます」
「どういたしまして。でもまだだよ」
「はい?」
「柊斗くんにサービスするって言ったでしょ? 約束通りサービスしなきゃね」
「え? オムライスにビーム撃ってもらったり、記念撮影したりしてくれたじゃないですか。それがサービスではないのですか?」
「あれはお客様全員にやってるやつだよ。それとは別に、柊斗くん限定のサービスしてあげちゃう」
「え!? 俺限定のサービス……!? 俺だけ、ですか!?」
「うん、でもお店じゃ恥ずかしいから私の家で柊斗くんと2人でこっそり……ね? 店長さんにはナイショ、だよ?」
人差し指を、柔らかそうに潤った唇に当ててウインクしながら『しーっ』という柚希は、すごく艶かしくて俺の心にまた矢を突き刺した。
俺限定のサービス……店じゃ恥ずかしい……彼女の家で2人っきりでこっそり……
これでエロいことを考えない男なんてこの世にいるのだろうか。いやいない。
「じゃあ準備するからちょっとだけここで待っててね」
「は、はい」
準備って何をするんだろうか……ああ、この待ち時間ドキドキする。このドキドキバクバクがクセになりそうだ。柚希の家にいると最高に幸せなんだけど、心臓が普段の3倍仕事しなきゃならないから大変だ。
待つこと数分。
「お待たせ~」
「!!!!!!」
柚希はメイド服に着替えていた。
店で着ていたメイド服とは違う。もっと露出が多くて過激なメイド服だった。
胸元が大きく開いて、フリルなスカートもさらに短くなって、谷間と太ももがより堪能できる格好となっている。
「や……やっぱり恥ずかしいなこれ……」
恥ずかしそうに顔を真っ赤に染めて短いスカートを押さえる柚希。それによって悩ましい胸が寄せられて谷間がより強調されて俺の下半身にグッと来すぎる。
「ど……どうしたんですか柚希さんその服……」
「これは店の旧制服なんだけど、さすがにエッチすぎて営業許可下りなかったみたいで新しい制服に替えたんだよ。で、旧制服はもういらないから捨てていいって店長に言われたんだけど、もったいないから家に保管してたの」
それ旧制服なの!? その格好で接客するつもりだったのか!? 営業許可下りないのも当然だ、それじゃ完全に風俗店だろう。
「他のお客様にはとても見せられないけど、柊斗くんになら見られてもいい……いや、見てほしいって思って着たんだ。柊斗くん専用の……柊斗くんだけのメイドだよ」
すごく恥ずかしそうにしながらも上目遣いでまっすぐ見つめられながらそんな嬉しすぎることを言われたら、俺はもう……何もかもが狂って壊れる。
俺だけのメイド……他の男は見れない、俺だけが見れる柚希……
俺は栗田柊斗になれたことを心の底から神に感謝する。
「で、どうかな柊斗くん……お気に召していただけましたか……?」
「お気に召すも何も、宇宙一可愛い神だとしか言いようがないです」
「えっ……そ、そんな、それは言いすぎだよ……」
「言いすぎじゃないです」
「も、もう柊斗くんったら……」
ボンッと爆発して湯気が出るくらい柚希の顔はさらに赤く染まった。俺も必死に平静を装っているが心の中はビッグバンが起こって尊すぎて悶えまくっている。
「柚希さん、本当にありがとうございます。すごく嬉しいです」
俺はメイドの柚希に深く深く頭を下げた。
「柊斗くんに喜んでもらえて、私もすごく嬉しいよ。まだまだサービスしちゃうよ、どうしてほしい? 柊斗くんならなんでもするよ」
柚希は天使の笑顔を見せてくれた。
なんでもする、か……そう言われるとどうしても俺の邪心が、醜い本性が滲み出る。揉みたい、脱がしたい、挟まれたい。次から次へといくらでも柚希にしてほしいことが思い浮かんでいく。
えちえちメイドの柚希をこの目で見れて俺は恵まれすぎ幸せすぎだと心から思う。
このままメイド柚希とあんなことやこんなことをしていっぱい甘えたい。癒されたい。だが……
俺は上着を脱いで、柚希に着せた。
「え? 柊斗くん?」
柚希はきょとんとした表情を見せた。
「……俺のためにここまでしてくれて本当に嬉しいです。ですが、可愛いお姿を見せてくれただけでも十分です」
「……この服気に入らなかった?」
「そうではありません! 断じてそれは違います!! ……その……風邪をひいたらいけませんから……」
「別に今寒くないよ?」
「念のためです。万が一でも柚希さんに何かあったら俺が困るんです」
柚希はお色気要員なので安易に肌を晒す。柚希が痴女とかでは決してなく、このラブコメ世界の法則的にそうなっている。
俺は柚希が大好きだから、大切だから、だからこそあまり肌を晒してほしくない気持ちがある。必要以上に男を挑発する姿をするべきではない。
俺も今必死に我慢している。こんなに魅惑的な柚希を見て情欲を煽られないわけがない。本来なら童貞性欲獣の俺なんて絶対に我慢できるわけがない。俺の貧弱な理性で柚希の極上の女体に勝てるわけがない。
しかし、己の性欲以上に柚希を大切にしたい想いが強いから、愛のパワーでなんとか耐えているだけだ。
俺も意地だ。柚希がエロだけの女じゃないって証明するために肉体がちぎれようとも今はまだ絶対に手を出さないって決めたんだ。いつかは必ず手を出すけどな。
まあかっこつけているが、えちえちメイドの柚希をこれ以上見たら我慢できない自信があるから上着を着せたってだけだけどな。
「そっか、ありがとう柊斗くん。優しいんだね」
柚希はさっきよりももっと天使の笑顔を俺に向けてくれた。
えちえちメイドもいいけど、やっぱりこの笑顔が最高だ……尊すぎて俺の醜い下心が浄化される……
でも、上着を着たらそれはそれでエロい。サイズが合わなくて萌え袖になってて、太ももから下は隠せてないのでスラリとした生足がとても扇情的で、俺は思わず前かがみになってしまうのだった。
結局どうあがいても柚希のお色気には勝てない。
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