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[2]の後日談
寄り道
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いつからか記憶が無い。試合は終わったらしく俺は宿の部屋にいた。覚えているのはアイリスを場外に出した所までだ。そこからは歓声が聞こえて頭が真っ白になっていた。
俺「何だ?これ?」
俺は両手でトロフィーを持っていた。いつ貰ったんだ?
アイリス「本当に覚えてないの?」
俺「うん。」
アイリス「貴方が優勝してトロフィーを渡されたのよ。本当に頭、真っ白だったのね。」
知らない間に表彰台にも登ったらしいけど、まぁ、とにかくこれでイベント終了だ。
アイリス「今回は負けたけど、次は負けないからね。」
俺「2度目は無いよ!もう出ないからな!」
アイリス「えぇ~!勝ち逃げ?」
俺「そんな事言われても困るよ。」
とにかく俺達はメインイベントの1を消化した。今度はメインイベントの2、北の山脈を棲家にしているドラゴンを見物に行く。今いるラクスから北東に向かい北の大都市ノードを経由して更に北東に向かえば山脈だ。
俺はトロフィーをスマホの収納アプリで写真に撮り片付ける。
アイリス「え!何それ!」
俺「収納アプリ。」
アイリス「いや、知らないんだけど。」
俺「アプリのストアか何かで買えるんじゃないか?」
2人で顔を突き合わせスマホを見る。ストアらしき物を見つけ、何とか収納アプリを見つけた。
アイリス「うわ!本当にあった!インストール。あれ?」
俺「どうした?」
アイリス「え?・・・・何でも無い。」
何か気になるけど、まぁ、何かあったら話してくれるだろう。それから直ぐに馬車へ乗り込む。ガタガタと揺られながらノードに向かう。
最近、大都市ノードでは領主に不幸があり代替わりしたらしい。その現領主がまた微妙な奴だと言う。関わらない様に気を付けよう。
アイリス「ノードってどんな所?」
俺「え?・・・確か遺跡とか洞窟とか色々あるとか聞いた。」
アイリス「色々?」
俺「分かり易く言うとダンジョンのある都市って事だよ。」
アイリス「ダンジョン!」
ああ、また目が輝き出した。寄り道したくないな。
アイリス「行こう!」
俺「却下だ。」
アイリス「何でよ!」
俺「予定に無かったろ?」
アイリス「そもそも私の冒険に付き合う旅でしょ?」
くっ!そう言われると何も言えない。確かにその通りだ。はぁ、行くだけ行ってみるか。
受付「駄目だね。」
ダンジョンの探索、管理も冒険者の仕事。という訳で受け付けに来たんだけど、あっさり断られた。
アイリス「ちょっと!どうしてよ!」
受付「君、まだ日が浅いだろ?危険だからそういう人に許可は出さない様にしてる。」
アイリス「な!・・・・どうすれば私に許可が下りるの?」
受付「そうだな、依頼を50個程こなして、それなりに経験してますって証明してからだな。因みに全部受けてから纏めてってのは無しだ。前に問題が起きたからな。1回1回、片付ける毎に報告してくれ。」
そんな面倒な事やってられないな。これでアイリスも諦めるかな?いや、そんな人じゃないよな。
アイリス「う、うぅぅ。」
一声呻き、俺を見つめる。そんな目で見るなよ。
俺「・・・・・仕方ないな。おい、これで何とかならないか?」
受付「は?・・・・これは特別会員証?あ!あんたが!あの"瞬撃の狂犬"か!」
俺「その名前で俺を呼ぶな!」
受付「まぁ、あんたが一緒なら良いか。」
取り敢えず許可は下りた。さて、何処のダンジョンに行くか。今この都市の近くに3つあるらしい。森林の先の遺跡、何か誰が作ったか分からない高い塔、地下迷宮とか言われている洞窟だ。
アイリス「"地下迷宮"!」
行き先は地下迷宮に決まったみたい。確か、今攻略中で9階までは到達してるとか。10階はボス部屋で、まだそこはクリア出来てないって話を聞いた。
女の子「よろしくお願いします。」
アイリス「誰?」
俺「ダンジョンは初めてだろ?だから9階までの道案内を頼んだ。」
女の子「リンと申します。」
アイリス「リン?・・・道案内、・・・あ!リンジー・キャラハン男爵令嬢!」
リンジー「え!」
俺「な?俺も驚いたよ。」
彼女はリンジー・キャラハン。地下迷宮が好きな探検オタクだ。学園を飛び級でさっさと卒業、婚約者とか作らず親の反対を押し切り偽名でダンジョンの案内人をやってる。
ゲームでは、ジンがダンジョンに初めて潜る時のチュートリアルで同行する。その後は、金銭を支払う事で以前に潜った階層まで魔物とエンカウントせずに移動させてくれるお助けキャラだ。
リンジー「はぁ、私の事を知っているという事は貴方達は貴族ですか。」
アイリス「まぁ、貴族は貴族ね。」
リンジー「成程、貴方達も頭の可笑しな令嬢を笑いに来たって事ですか。」
俺「何の話?」
アイリス「さぁ?」
リンジー「違うんですか?」
俺「俺達は今日この街に来たんだけど、彼女が迷宮に行きたいって言うから覗きに来た。」
リンジー「ああ、そっちですか。」
アイリス「うん?」
リンジー「偶にいるんです。お金に物を言わせた貴族が、高い装備だけ着てお遊び気分で潜る人が・・・・。」
リンジーは俺を頭から足元まで見て話を止める。
リンジー「随分と見窄らしいですね。」
俺「喧しいわ!」
リンジー「貴女の護衛ですか。」
アイリス「う~ん。当たらずとも遠からずって所かな?」
リンジー「忠告させて頂きますけど、迷宮は物見遊山で入る場所ではありません。ここは洞窟の割りには幅が広いです。大剣や槍等の長物を使うには良いでしょう。ですが広い分、隙を見せれば直ぐに囲まれます。ほぼ一本道で後ろから襲撃される事も少ないです。でも、絶対ではありません。」
懇切丁寧に説明してくれるリンジー。
リンジー「逃げ場も無く安全な所も無い。護衛も見窄らしい男1人。」
今の最後の一言は要らないんじゃない?
リンジー「お遊び気分の令嬢がそんな状態で行く様な場所ではありません!」
アイリス「何か凄い怒られた。彼女ってこんなに取っ付き難い人だっけ?」
俺「いや、ゲームだともっと淡々としてたと思う。それに接触したのはジンだし、あいつの人柄ってのもあるかも?」
リンジー「何の話ですか?それと!私の話、聞いてますか?貴女達が向かおうとしている所は危険な所なんです!」
アイリス「え~っと、大丈夫。シリウスいるし。さぁ!行こう!」
さっきの力説をスルーされてるのは可哀想だけど、頼りにされてるのは少し嬉しい。ちょっと張り切っちゃおうかな?
俺「何だ?これ?」
俺は両手でトロフィーを持っていた。いつ貰ったんだ?
アイリス「本当に覚えてないの?」
俺「うん。」
アイリス「貴方が優勝してトロフィーを渡されたのよ。本当に頭、真っ白だったのね。」
知らない間に表彰台にも登ったらしいけど、まぁ、とにかくこれでイベント終了だ。
アイリス「今回は負けたけど、次は負けないからね。」
俺「2度目は無いよ!もう出ないからな!」
アイリス「えぇ~!勝ち逃げ?」
俺「そんな事言われても困るよ。」
とにかく俺達はメインイベントの1を消化した。今度はメインイベントの2、北の山脈を棲家にしているドラゴンを見物に行く。今いるラクスから北東に向かい北の大都市ノードを経由して更に北東に向かえば山脈だ。
俺はトロフィーをスマホの収納アプリで写真に撮り片付ける。
アイリス「え!何それ!」
俺「収納アプリ。」
アイリス「いや、知らないんだけど。」
俺「アプリのストアか何かで買えるんじゃないか?」
2人で顔を突き合わせスマホを見る。ストアらしき物を見つけ、何とか収納アプリを見つけた。
アイリス「うわ!本当にあった!インストール。あれ?」
俺「どうした?」
アイリス「え?・・・・何でも無い。」
何か気になるけど、まぁ、何かあったら話してくれるだろう。それから直ぐに馬車へ乗り込む。ガタガタと揺られながらノードに向かう。
最近、大都市ノードでは領主に不幸があり代替わりしたらしい。その現領主がまた微妙な奴だと言う。関わらない様に気を付けよう。
アイリス「ノードってどんな所?」
俺「え?・・・確か遺跡とか洞窟とか色々あるとか聞いた。」
アイリス「色々?」
俺「分かり易く言うとダンジョンのある都市って事だよ。」
アイリス「ダンジョン!」
ああ、また目が輝き出した。寄り道したくないな。
アイリス「行こう!」
俺「却下だ。」
アイリス「何でよ!」
俺「予定に無かったろ?」
アイリス「そもそも私の冒険に付き合う旅でしょ?」
くっ!そう言われると何も言えない。確かにその通りだ。はぁ、行くだけ行ってみるか。
受付「駄目だね。」
ダンジョンの探索、管理も冒険者の仕事。という訳で受け付けに来たんだけど、あっさり断られた。
アイリス「ちょっと!どうしてよ!」
受付「君、まだ日が浅いだろ?危険だからそういう人に許可は出さない様にしてる。」
アイリス「な!・・・・どうすれば私に許可が下りるの?」
受付「そうだな、依頼を50個程こなして、それなりに経験してますって証明してからだな。因みに全部受けてから纏めてってのは無しだ。前に問題が起きたからな。1回1回、片付ける毎に報告してくれ。」
そんな面倒な事やってられないな。これでアイリスも諦めるかな?いや、そんな人じゃないよな。
アイリス「う、うぅぅ。」
一声呻き、俺を見つめる。そんな目で見るなよ。
俺「・・・・・仕方ないな。おい、これで何とかならないか?」
受付「は?・・・・これは特別会員証?あ!あんたが!あの"瞬撃の狂犬"か!」
俺「その名前で俺を呼ぶな!」
受付「まぁ、あんたが一緒なら良いか。」
取り敢えず許可は下りた。さて、何処のダンジョンに行くか。今この都市の近くに3つあるらしい。森林の先の遺跡、何か誰が作ったか分からない高い塔、地下迷宮とか言われている洞窟だ。
アイリス「"地下迷宮"!」
行き先は地下迷宮に決まったみたい。確か、今攻略中で9階までは到達してるとか。10階はボス部屋で、まだそこはクリア出来てないって話を聞いた。
女の子「よろしくお願いします。」
アイリス「誰?」
俺「ダンジョンは初めてだろ?だから9階までの道案内を頼んだ。」
女の子「リンと申します。」
アイリス「リン?・・・道案内、・・・あ!リンジー・キャラハン男爵令嬢!」
リンジー「え!」
俺「な?俺も驚いたよ。」
彼女はリンジー・キャラハン。地下迷宮が好きな探検オタクだ。学園を飛び級でさっさと卒業、婚約者とか作らず親の反対を押し切り偽名でダンジョンの案内人をやってる。
ゲームでは、ジンがダンジョンに初めて潜る時のチュートリアルで同行する。その後は、金銭を支払う事で以前に潜った階層まで魔物とエンカウントせずに移動させてくれるお助けキャラだ。
リンジー「はぁ、私の事を知っているという事は貴方達は貴族ですか。」
アイリス「まぁ、貴族は貴族ね。」
リンジー「成程、貴方達も頭の可笑しな令嬢を笑いに来たって事ですか。」
俺「何の話?」
アイリス「さぁ?」
リンジー「違うんですか?」
俺「俺達は今日この街に来たんだけど、彼女が迷宮に行きたいって言うから覗きに来た。」
リンジー「ああ、そっちですか。」
アイリス「うん?」
リンジー「偶にいるんです。お金に物を言わせた貴族が、高い装備だけ着てお遊び気分で潜る人が・・・・。」
リンジーは俺を頭から足元まで見て話を止める。
リンジー「随分と見窄らしいですね。」
俺「喧しいわ!」
リンジー「貴女の護衛ですか。」
アイリス「う~ん。当たらずとも遠からずって所かな?」
リンジー「忠告させて頂きますけど、迷宮は物見遊山で入る場所ではありません。ここは洞窟の割りには幅が広いです。大剣や槍等の長物を使うには良いでしょう。ですが広い分、隙を見せれば直ぐに囲まれます。ほぼ一本道で後ろから襲撃される事も少ないです。でも、絶対ではありません。」
懇切丁寧に説明してくれるリンジー。
リンジー「逃げ場も無く安全な所も無い。護衛も見窄らしい男1人。」
今の最後の一言は要らないんじゃない?
リンジー「お遊び気分の令嬢がそんな状態で行く様な場所ではありません!」
アイリス「何か凄い怒られた。彼女ってこんなに取っ付き難い人だっけ?」
俺「いや、ゲームだともっと淡々としてたと思う。それに接触したのはジンだし、あいつの人柄ってのもあるかも?」
リンジー「何の話ですか?それと!私の話、聞いてますか?貴女達が向かおうとしている所は危険な所なんです!」
アイリス「え~っと、大丈夫。シリウスいるし。さぁ!行こう!」
さっきの力説をスルーされてるのは可哀想だけど、頼りにされてるのは少し嬉しい。ちょっと張り切っちゃおうかな?
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