180 / 187
[2]の後日談
VSアイリス
しおりを挟む
アイリス「ねぇ?聞いてる?」
シリウス「え?何?」
シリウスはあまりの緊張感に意識を失っていた。もう直ぐ決勝開始の時刻だった。自分の中で意識しない様にするが、基本そういう時は逆効果だ。先程以上の緊張に、ただ立っているだけで手が震えていた。
アイリス「ほら!行くよ!」
シリウス「ちょ、ちょ、ちょっと待てよ!」
アイリスに手を引かれリングに移動する。
アイリス「あのさ。」
シリウス「え?」
アイリス「さっき言ったけど、目隠ししたままで私と闘う気?」
シリウス「い、いや、でも、緊張・・・。」
アイリス「今の状態でも変わらないならあっても無くても一緒でしょ?外しなさい。」
シリウス「う、うぐ。」
シリウスが目隠しを外すと大歓声が上がる。それもそうだ。さっきまで対戦相手を見ずに闘っていた男が、とうとう目隠しを外す。決勝が故に本気を出すと思えば、観客は盛り上がるだろう。
シリウス「あやややや!」
もう言葉も忘れる程、緊張感がピークに達する。
アイリス「はぁ、シリウス!」
シリウス「ふぇ?」
アイリス「私を見て!」
シリウス「はぁ?」
アイリス「これから闘う相手は私!観客じゃないでしょ。だから貴方は私だけ見つめてれば良いの。私の目を見て、先ずは深呼吸。ね?落ち着いて。」
シリウスはアイリスに言われた通り彼女の目を見ながら深呼吸をする。少し落ち着いて来る。アイリスだけに集中すると自然と観客に対する意識が薄くなっていく。
シリウス「な、何とか落ち着いて来た。」
アイリス「良し!・・・審判さん!合図して!」
審判「え?は、はい!始め!」
アイリスは聖剣の力を使いリングの四隅とその他、数カ所に氷塊を作り出す。
シリウス「うお!寒!」
魔法の氷塊。リングを冷やす為に出した訳では無い。魔力で構築された氷塊は普通の氷よりも硬く作られている。準備を整え、アイリスはシリウスに人差し指と親指を立てた右手を向ける。いわゆる指鉄砲だ。訳が分からず、シリウスが首を傾げる。
自身の魔力で小さい石を作る。なるべく弾丸に近い形へ成形し、アイリスが叫ぶ。
アイリス「[Stonebullet]!」
シリウス「ん?」
サイズが小さい為に、シリウスの位置からではハッキリと見えない。ただ"bullet"と言う単語が気になる。するとアイリスの指から何かが撃ち出される。シリウスは目を見開き、後ろに倒れ込む。
シリウス「危ねぇ!殺す気か!」
アイリス「フッ、のんびりしてる暇は無いわよ。」
シリウス「へ?」
アイリスの発言の後、周りから"チュン"と何かが弾ける様な音がする。先程アイリスが放った弾丸は氷の柱に打つかり軌道を変え、シリウスへと迫る。
シリウス「跳弾かよ!どわ!」
シリウスが左脚を動かすとその脚があった所へ着弾する。
シリウス「怖っ!」
アイリス「まだまだ行くわよ!」
シリウス「マジか!」
アイリスは続けて3発を放つ。放たれた3発はそれぞれ別々の方向へと飛んで行く。
そしてアイリスは更なるもう1発を、シリウスの正面へと放つ。
シリウス「チッ!」
シリウスは遂に刀を抜く。手加減という段階を超えていた。シリウスは正面から来る弾丸を抜刀と共に真一文字に両断する。続けて左側面を向くと目の前に迫る跳弾へ、左薙ぎを放ち斬り捨てる。今度は真後ろへ振り向き唐竹割りで跳弾をかち割った。更に右側から向かって来る跳弾を右斬り上げで切断する。
アイリス「な!嘘!」
シリウス「"嘘"は俺が言う台詞だろ?婚約者にこんな死ぬかも知れない攻撃するなよ?」
シリウスはとにかく刀で、自分の周りにある氷を砕く。
アイリス「あ!・・・まぁ、流石にこのまま跳弾だけっていうのは芸が無いわよね?」
シリウス「いや、そんな問題じゃないだろ?」
自分で出した氷に炎を当て、全てを水蒸気に変える。水蒸気と考えるとアイリスのオリジナル魔法の"ダイヤモンドダスト"が思い出される。シリウスもクリスから話を聞き、その魔法については知っている。人に向けて放つにはあまりに危険な技で、簡単には使えないし使わない。だが存在する以上、警戒もしていた。そんなシリウスが身構えていた時だ。アイリスが左腕を振り上げ風を巻き起こす。風は一瞬で水蒸気を上空へと運んだ。
シリウス「これでどうするんだ?」
アイリス「直ぐに分かるわよ。」
しばらくすると観客が騒ぎ出す。審判も驚きの表情をしながらリングの真上を見つめている。シリウスもそれに釣られ見上げる。
シリウス「何じゃこりゃ!」
リングの上空には黒い雲が出来、ゴロゴロと音を立てていた。
シリウス「なぁ、審判。少しリングから離れた方が良いかもな。」
審判「わ、分かった。少し離れている。」
シリウス「で?これ、何だよ。」
アイリス「私のオリジナル魔法。さぁ!始めるよ!」
アイリスは剣を掲げた後、シリウスのいる方向に向ける。
アイリス「喰らえ![Lightningblade]」
音だけ聞けば雷の刃という事になる。シリウスは嫌な予感を感じその場から素早く移動する。途端に轟音が鳴り響き先程までシリウスが立っていた所に雷が落ちる。
シリウス「いや、あのさ、俺も人間な訳よ。こんなの当たったら死んじゃうよ?」
アイリス「え?そう?シリウスは大丈夫じゃない?」
何故か平気で言い放つアイリスと、何を言われたのか分からないシリウス。2人が会話をしている間も雷雲はゴロゴロと唸り、観客達が固唾を飲む。
アイリスは改めてシリウスへと剣を向け、2度目の落雷を発生させる。シリウスはそれを回避し、会場を沸かせる。
しかしこのまま回避だけではいずれは負ける。シリウスとしては勝つ必要が無い。ただ普通に負ければ、このイベントは終わる筈だ。だが、そうなるとこの雷を敢えて喰らう事になる。
シリウス「いや、死ぬな。」
アイリス「何?何か言った?」
シリウス「駄目元で聞くけど、出力を抑えるとか出来る?」
アイリス「無理。」
そしてシリウスは1つの方法を思い付く。
アイリス「さぁ、どうする?このままだと貴方の負けよ?」
シリウス「好き勝手、言いやがる。」
シリウスは刀を振り被ると雷雲に向かって投げる。刀が雲の中に入りバチバチと音が鳴ると、今度は雷が制御を失った様に客席の方へと放たれる。
アイリス「な!」
観客達は悲鳴を上げながら会場から逃げ出す。シリウスは刀を雷雲に放り込み放電する事にしたのだ。自然界で膨大に集められた物では無く、人工的に作った物だ。その為か軽い放電で雲は霧散する。そして例によって手を向けると刀は手元に戻る。
アイリス「はぁ、まさかこんな手で凌ぐとは思わなかった。」
シリウス「俺も君がこんな危ない技、使うとは思わなかったよ。」
アイリス「これで私も魔力を殆ど使ったからね。ここからは剣で勝負よ!」
シリウスとアイリスの勝負は第二ラウンドに突入する。
シリウス「え?何?」
シリウスはあまりの緊張感に意識を失っていた。もう直ぐ決勝開始の時刻だった。自分の中で意識しない様にするが、基本そういう時は逆効果だ。先程以上の緊張に、ただ立っているだけで手が震えていた。
アイリス「ほら!行くよ!」
シリウス「ちょ、ちょ、ちょっと待てよ!」
アイリスに手を引かれリングに移動する。
アイリス「あのさ。」
シリウス「え?」
アイリス「さっき言ったけど、目隠ししたままで私と闘う気?」
シリウス「い、いや、でも、緊張・・・。」
アイリス「今の状態でも変わらないならあっても無くても一緒でしょ?外しなさい。」
シリウス「う、うぐ。」
シリウスが目隠しを外すと大歓声が上がる。それもそうだ。さっきまで対戦相手を見ずに闘っていた男が、とうとう目隠しを外す。決勝が故に本気を出すと思えば、観客は盛り上がるだろう。
シリウス「あやややや!」
もう言葉も忘れる程、緊張感がピークに達する。
アイリス「はぁ、シリウス!」
シリウス「ふぇ?」
アイリス「私を見て!」
シリウス「はぁ?」
アイリス「これから闘う相手は私!観客じゃないでしょ。だから貴方は私だけ見つめてれば良いの。私の目を見て、先ずは深呼吸。ね?落ち着いて。」
シリウスはアイリスに言われた通り彼女の目を見ながら深呼吸をする。少し落ち着いて来る。アイリスだけに集中すると自然と観客に対する意識が薄くなっていく。
シリウス「な、何とか落ち着いて来た。」
アイリス「良し!・・・審判さん!合図して!」
審判「え?は、はい!始め!」
アイリスは聖剣の力を使いリングの四隅とその他、数カ所に氷塊を作り出す。
シリウス「うお!寒!」
魔法の氷塊。リングを冷やす為に出した訳では無い。魔力で構築された氷塊は普通の氷よりも硬く作られている。準備を整え、アイリスはシリウスに人差し指と親指を立てた右手を向ける。いわゆる指鉄砲だ。訳が分からず、シリウスが首を傾げる。
自身の魔力で小さい石を作る。なるべく弾丸に近い形へ成形し、アイリスが叫ぶ。
アイリス「[Stonebullet]!」
シリウス「ん?」
サイズが小さい為に、シリウスの位置からではハッキリと見えない。ただ"bullet"と言う単語が気になる。するとアイリスの指から何かが撃ち出される。シリウスは目を見開き、後ろに倒れ込む。
シリウス「危ねぇ!殺す気か!」
アイリス「フッ、のんびりしてる暇は無いわよ。」
シリウス「へ?」
アイリスの発言の後、周りから"チュン"と何かが弾ける様な音がする。先程アイリスが放った弾丸は氷の柱に打つかり軌道を変え、シリウスへと迫る。
シリウス「跳弾かよ!どわ!」
シリウスが左脚を動かすとその脚があった所へ着弾する。
シリウス「怖っ!」
アイリス「まだまだ行くわよ!」
シリウス「マジか!」
アイリスは続けて3発を放つ。放たれた3発はそれぞれ別々の方向へと飛んで行く。
そしてアイリスは更なるもう1発を、シリウスの正面へと放つ。
シリウス「チッ!」
シリウスは遂に刀を抜く。手加減という段階を超えていた。シリウスは正面から来る弾丸を抜刀と共に真一文字に両断する。続けて左側面を向くと目の前に迫る跳弾へ、左薙ぎを放ち斬り捨てる。今度は真後ろへ振り向き唐竹割りで跳弾をかち割った。更に右側から向かって来る跳弾を右斬り上げで切断する。
アイリス「な!嘘!」
シリウス「"嘘"は俺が言う台詞だろ?婚約者にこんな死ぬかも知れない攻撃するなよ?」
シリウスはとにかく刀で、自分の周りにある氷を砕く。
アイリス「あ!・・・まぁ、流石にこのまま跳弾だけっていうのは芸が無いわよね?」
シリウス「いや、そんな問題じゃないだろ?」
自分で出した氷に炎を当て、全てを水蒸気に変える。水蒸気と考えるとアイリスのオリジナル魔法の"ダイヤモンドダスト"が思い出される。シリウスもクリスから話を聞き、その魔法については知っている。人に向けて放つにはあまりに危険な技で、簡単には使えないし使わない。だが存在する以上、警戒もしていた。そんなシリウスが身構えていた時だ。アイリスが左腕を振り上げ風を巻き起こす。風は一瞬で水蒸気を上空へと運んだ。
シリウス「これでどうするんだ?」
アイリス「直ぐに分かるわよ。」
しばらくすると観客が騒ぎ出す。審判も驚きの表情をしながらリングの真上を見つめている。シリウスもそれに釣られ見上げる。
シリウス「何じゃこりゃ!」
リングの上空には黒い雲が出来、ゴロゴロと音を立てていた。
シリウス「なぁ、審判。少しリングから離れた方が良いかもな。」
審判「わ、分かった。少し離れている。」
シリウス「で?これ、何だよ。」
アイリス「私のオリジナル魔法。さぁ!始めるよ!」
アイリスは剣を掲げた後、シリウスのいる方向に向ける。
アイリス「喰らえ![Lightningblade]」
音だけ聞けば雷の刃という事になる。シリウスは嫌な予感を感じその場から素早く移動する。途端に轟音が鳴り響き先程までシリウスが立っていた所に雷が落ちる。
シリウス「いや、あのさ、俺も人間な訳よ。こんなの当たったら死んじゃうよ?」
アイリス「え?そう?シリウスは大丈夫じゃない?」
何故か平気で言い放つアイリスと、何を言われたのか分からないシリウス。2人が会話をしている間も雷雲はゴロゴロと唸り、観客達が固唾を飲む。
アイリスは改めてシリウスへと剣を向け、2度目の落雷を発生させる。シリウスはそれを回避し、会場を沸かせる。
しかしこのまま回避だけではいずれは負ける。シリウスとしては勝つ必要が無い。ただ普通に負ければ、このイベントは終わる筈だ。だが、そうなるとこの雷を敢えて喰らう事になる。
シリウス「いや、死ぬな。」
アイリス「何?何か言った?」
シリウス「駄目元で聞くけど、出力を抑えるとか出来る?」
アイリス「無理。」
そしてシリウスは1つの方法を思い付く。
アイリス「さぁ、どうする?このままだと貴方の負けよ?」
シリウス「好き勝手、言いやがる。」
シリウスは刀を振り被ると雷雲に向かって投げる。刀が雲の中に入りバチバチと音が鳴ると、今度は雷が制御を失った様に客席の方へと放たれる。
アイリス「な!」
観客達は悲鳴を上げながら会場から逃げ出す。シリウスは刀を雷雲に放り込み放電する事にしたのだ。自然界で膨大に集められた物では無く、人工的に作った物だ。その為か軽い放電で雲は霧散する。そして例によって手を向けると刀は手元に戻る。
アイリス「はぁ、まさかこんな手で凌ぐとは思わなかった。」
シリウス「俺も君がこんな危ない技、使うとは思わなかったよ。」
アイリス「これで私も魔力を殆ど使ったからね。ここからは剣で勝負よ!」
シリウスとアイリスの勝負は第二ラウンドに突入する。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
スコップ1つで異世界征服
葦元狐雪
ファンタジー
超健康生活を送っているニートの戸賀勇希の元へ、ある日突然赤い手紙が届く。
その中には、誰も知らないゲームが記録されている謎のUSBメモリ。
怪しいと思いながらも、戸賀勇希は夢中でそのゲームをクリアするが、何者かの手によってPCの中に引き込まれてしまい......
※グロテスクにチェックを入れるのを忘れていました。申し訳ありません。
※クズな主人公が試行錯誤しながら現状を打開していく成長もののストーリーです。
※ヒロインが死ぬ? 大丈夫、死にません。
※矛盾点などがないよう配慮しているつもりですが、もしありましたら申し訳ございません。すぐに修正いたします。

王女殿下の死神
三笠 陣
ファンタジー
アウルガシア大陸の大国、ロンダリア連合王国。
産業革命を成し遂げ、海洋発展の道を進もうとするこの王国には、一人の王女がいた。
エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオル、御年十六歳の少女は陸軍騎兵中尉として陸軍大学校に籍を置く「可憐」とはほど遠い、少年のような王族。
そんな彼女の隣には、いつも一人の少年の影があった。
リュシアン・エスタークス。
魔導貴族エスタークス伯爵家を継いだ魔術師にして、エルフリード王女と同い年の婚約者。
そんな彼に付けられた二つ名は「黒の死神」。
そんな王女の側に控える死神はある日、王都を揺るがす陰謀に遭遇する。
友好国の宰相が来訪している最中を狙って、王政打倒を唱える共和主義者たちが動き出したのである。
そして、その背後には海洋覇権を巡って対立するヴェナリア共和国の影があった。
魔術師と諜報官と反逆者が渦巻く王都で、リュシアンとエルフリードは駆ける。
(本作は、「小説家になろう」様にて掲載した同名の小説を加筆修正したものとなります。)
無法の街-アストルムクロニカ-(挿し絵有り)
くまのこ
ファンタジー
かつて高度な魔法文明を誇り、その力で世界全てを手中に収めようとした「アルカナム魔導帝国」。
だが、ある時、一夜にして帝都は壊滅し、支配者を失った帝国の栄華は突然の終焉を迎えた。
瓦礫の山と化した帝都跡は長らく忌み地の如く放置されていた。
しかし、近年になって、帝都跡から発掘される、現代では再現不可能と言われる高度な魔法技術を用いた「魔導絡繰り」が、高値で取引されるようになっている。
物によっては黄金よりも価値があると言われる「魔導絡繰り」を求める者たちが、帝都跡周辺に集まり、やがて、そこには「街」が生まれた。
どの国の支配も受けない「街」は自由ではあったが、人々を守る「法」もまた存在しない「無法の街」でもあった。
そんな「無法の街」に降り立った一人の世間知らずな少年は、当然の如く有り金を毟られ空腹を抱えていた。
そこに現れた不思議な男女の助けを得て、彼は「無法の街」で生き抜く力を磨いていく。
※「アストルムクロニカ-箱庭幻想譚-」の数世代後の時代を舞台にしています※
※サブタイトルに「◆」が付いているものは、主人公以外のキャラクター視点のエピソードです※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※固有名詞や人名などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※詳細なバトル描写などが出てくる可能性がある為、保険としてR-15設定しました※
※あくまで御伽話です※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「小説家になろう」様でも掲載しています※
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる