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[2]の後日談
怪事件
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従業員「明日にはメレスに向かうって?止めときな。」
夜になり、メレスの手前にあった街で宿に泊まる事にした。ついでに宿の従業員から話を聞いた所、開口一番で言われたのがこの一言だった。
アイリス「何で?」
従業員「噂程度の事しか知らないが、何でも今、あの都市には吸血鬼が出るんだと!」
俺とアイリスは顔を見合わせる。
アイリス「そんなイベントあったっけ?」
俺「いや、知らない。[2]の方でもあったって記憶は無いな。」
とは言え俺達の目的は闘技大会とドラゴンだ。関係ないし、言われた通り近寄らない方が良い。素通りだな。
アイリス「私とシリウスが知らないイベントかぁ。」
嫌な予感がする。
俺「とにかくスルー・・。」
アイリス「ねぇ!調べに行かない?」
俺「行かない。」
アイリス「何でよぉ!」
俺「いやいや。俺達、探偵や何かの調査隊じゃないから。未知との遭遇だとか、謎の解明とかは別にしなくて良いでしょ?」
アイリス「ええ!困ってる人がいるのに?助けないの?」
ちょっと前に言った事、もう忘れてるな。
俺「あまり関係ない事に首突っ込んで、引き際が分からなくなったらどうするんだ?」
アイリス「こんなの原因を調べて、ちょこちょこっと片付けて終わりでしょ?引き際とか難しい事考える必要無いと思うけど?」
俺「明日、明後日で簡単に解決出来る案件なら良いけど、それが長引いたついでに色々頼まれたりしたらどうする?終わらないぞ。」
アイリス「むぅ!・・・・でも、ヴァンパイアがいるなら見てみたい。」
俺「はぁ。なぁ、その吸血鬼の情報って他に何がある?」
従業員「え?他の情報って言ってもなぁ。あ!その被害者達の条件の幅が広くて対策が出来ないって話は聞いた。」
アイリス「どういう意味?」
従業員「性別は関係なく、子供から果ては老人まで襲われてるとか。」
子供から老人?何より性別関係なく?
俺「それって吸血鬼か?」
従業員「そんなの聞かれても分からないよ。」
アイリス「フッ。謎が謎を呼ぶわね。」
俺「そんなの呼んでねぇっての。」
とにかく吸血鬼か、対策というか吸血鬼退治用のアイテムを集めるか。
俺「え~と?心臓に突き刺す木の杭と十字架、後はニンニクか。・・・・この辺で売ってるか?」
アイリス「杭はまぁ、分かる気がするけど。十字架?それにニンニクって何よ?」
俺「え?吸血鬼退治の必須アイテムだよ。知らないのか?」
アイリス「私が子供の頃に見た映画やドラマで、そんなの使って撃退してる所は見た事無いわよ?」
そう言えば俺が大人になってから見た映画やドラマだと、吸血鬼退治に十字架やニンニクを使って無かったな。いや、でも俺が中学生くらいの頃は常識だったんだけど。まぁ、実際に効くかは分からない。架空の生き物?だからな。しかし効かないと決まった訳でも無い筈、とにかく用意しとこう。
若干のジェネレーションギャップに驚きつつもメレスに向かう準備をする。簡単に片付けは良いけど。
夜になり、メレスの手前にあった街で宿に泊まる事にした。ついでに宿の従業員から話を聞いた所、開口一番で言われたのがこの一言だった。
アイリス「何で?」
従業員「噂程度の事しか知らないが、何でも今、あの都市には吸血鬼が出るんだと!」
俺とアイリスは顔を見合わせる。
アイリス「そんなイベントあったっけ?」
俺「いや、知らない。[2]の方でもあったって記憶は無いな。」
とは言え俺達の目的は闘技大会とドラゴンだ。関係ないし、言われた通り近寄らない方が良い。素通りだな。
アイリス「私とシリウスが知らないイベントかぁ。」
嫌な予感がする。
俺「とにかくスルー・・。」
アイリス「ねぇ!調べに行かない?」
俺「行かない。」
アイリス「何でよぉ!」
俺「いやいや。俺達、探偵や何かの調査隊じゃないから。未知との遭遇だとか、謎の解明とかは別にしなくて良いでしょ?」
アイリス「ええ!困ってる人がいるのに?助けないの?」
ちょっと前に言った事、もう忘れてるな。
俺「あまり関係ない事に首突っ込んで、引き際が分からなくなったらどうするんだ?」
アイリス「こんなの原因を調べて、ちょこちょこっと片付けて終わりでしょ?引き際とか難しい事考える必要無いと思うけど?」
俺「明日、明後日で簡単に解決出来る案件なら良いけど、それが長引いたついでに色々頼まれたりしたらどうする?終わらないぞ。」
アイリス「むぅ!・・・・でも、ヴァンパイアがいるなら見てみたい。」
俺「はぁ。なぁ、その吸血鬼の情報って他に何がある?」
従業員「え?他の情報って言ってもなぁ。あ!その被害者達の条件の幅が広くて対策が出来ないって話は聞いた。」
アイリス「どういう意味?」
従業員「性別は関係なく、子供から果ては老人まで襲われてるとか。」
子供から老人?何より性別関係なく?
俺「それって吸血鬼か?」
従業員「そんなの聞かれても分からないよ。」
アイリス「フッ。謎が謎を呼ぶわね。」
俺「そんなの呼んでねぇっての。」
とにかく吸血鬼か、対策というか吸血鬼退治用のアイテムを集めるか。
俺「え~と?心臓に突き刺す木の杭と十字架、後はニンニクか。・・・・この辺で売ってるか?」
アイリス「杭はまぁ、分かる気がするけど。十字架?それにニンニクって何よ?」
俺「え?吸血鬼退治の必須アイテムだよ。知らないのか?」
アイリス「私が子供の頃に見た映画やドラマで、そんなの使って撃退してる所は見た事無いわよ?」
そう言えば俺が大人になってから見た映画やドラマだと、吸血鬼退治に十字架やニンニクを使って無かったな。いや、でも俺が中学生くらいの頃は常識だったんだけど。まぁ、実際に効くかは分からない。架空の生き物?だからな。しかし効かないと決まった訳でも無い筈、とにかく用意しとこう。
若干のジェネレーションギャップに驚きつつもメレスに向かう準備をする。簡単に片付けは良いけど。
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