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[Worldtrace2]
合流
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問題が山積みだ。偉そうに任せろと言った手前、あの狼を何とかしなきゃならない。しかし俺の手札には華麗に対処出来る様な物は何も無い。
俺「考えても仕方ない。俺に出来る事なんて近付いて叩っ斬るしか無いからな。・・・行くか。」
ついでにランドの彼女の方を見るとランドは間に合ったらしく、彼女と抱き合っていた。戦場だぞ!って言いたいけど助けられて安心したんだろう。あまり野暮な事は言わない様にしよう。
それにしてもあの狼に関して俺は何も知らない。ダウンロードした『本体』の方の記憶にも情報が無い。今更かもしれないけど、予測演算がちゃんと機能してるのか疑問に思う。これだと予定通りにトレース出来てるって言えないだろう。ただ今回は完璧にトレースした場合、虐殺か壊滅の2択だ。そうなるよりは良いか?
とにかく情報の無い敵を特効アイテム無しで倒すって事だけど、どうしよう。
俺「はぁ~。困ったなぁ。」
?「そんなに困ってるなら助けてやろうか?」
俺「ああ。今直ぐ助けて欲しいよ。」
ジン「任せろ!それにお前もいるんだ。負けやしないさ!」
声からジンだとは分かっていた。そしてついでにエリスもいる。
俺「よう。」
エリス「ああ、ジンも私も無事に辿り着いたぞ。」
俺「で?他の王子との和平交渉は?」
ジン「おう!アレックス・・・と言うかアレクサンダーが助けを求めない限り、自分達は戦いに出ないってさ。」
エリス「何でもアーサー様の遺言で、復讐よりも同族を守れと言っていたらしい。」
遺言か。俺が言うのもあれかも知れないけど、アーサーなら言いそうだなとは思う。
俺「じゃあ、これ以上話が拗れる前に決着を付けるか。先ずはあの狼だ。」
ジン「そういや、さっきお前の友達とすれ違ったぜ?あいつにも頼んだら?」
俺「いや、あいつには頼まない。」
ジン「何でだ?」
俺「今、あいつは世界で1番大事な者を取りに行ったからさ。」
ちょっとキザっぽかったかな?
ジン「お、おう。」
おい、引くなよ。俺が変な奴みたいじゃないか。
エリス「ジン。こいつが変なのは前からだろ?今更引くな。可哀想だぞ。」
俺「お前その言い方は馬鹿にしてるだろう!村では助けてやったのに、その恩を忘れたのか!」
エリス「その借りは今日この場にジンを連れて来た事で返した筈だ!ならば今のは別の話だろ!」
俺「こいつ!」
ジン「落ち着けよ2人共。」
ジンが割って入る。そこである事に気が付く。
俺「あれ?そのベルト・・・腹の帯、どうした?」
ジン「あ!これ?凄いだろ?鉄っぽいんだけど軽いし丈夫なんだぜ!」
俺はエリスに説明を求めて視線を送る。
エリス「何故か朝方、枕元に置いてあったんだ。"ジン君へ"という文字が書いてある紙も添えてあったからジンの物だとは思う。」
何か色々と気になる。情報が多過ぎて何を言えば良いか分からない。クリスマスプレゼントの如く枕元にあったって?多分置いたのはあいつ等だと思うけど何だかな。
そもそも特撮ヒーローか、SFで使いそうな見た目のベルトを送って来るなんて何考えてるんだ?
ジンは俺の混乱を知らないからか、ベルトの脇にどう付いてるか分からない棒を外し、俺に見せる。
ジン「何か手を離すと勝手に帯にくっつくんだけど、それよりこの棒なんだか分かるか?」
デザイン的にはSFで出て来そうなアイテムに見える。状況から見て多分あれだ。
俺「剣の柄か?」
ジン「うぉ!凄ぇ!良く分かったな!」
先端の所を右に回すとビシュンと音を立て光輝く刃が出る。
俺「世界観。」
ジン「うん?何か言った?それよりこれだけじゃないんだよ。この先端を元に戻すと刃が消えるんだけど逆の左に回すと・・・。」
ブワンと音を立て斧の形をした刃が現れる。
ジン「片手斧になるんだ。それにまだあるぞ!」
ジンは柄の真ん中を見せて来る。そこにも回転しそうな部分がある。
ジン「ここを右に回すと、ほら棍棒みたいになるんだよ。」
俺「うぉ!凄いな。でも今更棍棒になっても仕方ないだろ?」
ジン「フッ。これで終わりな訳無いだろ?」
棍棒の状態で先端を右に回すと光の刃が出て槍に、反対の左に回すとハルバードの様な長物の斧へと変化する。
俺「へぇ~!」
純粋に驚いた。正直欲しい。
エリス「はぁ。お前に頼むのも癪だが、ジンに言ってくれ。その剣を手に入れてから浮かれまくってるんだ。剣の練習をする為に振るなら良いが、ただ眺める為だけに出してるんだ。」
仕方ない年長者として注意するか。咳払いをしてジンに向き直る。
俺「ジン君。ここは戦場だ。遊び気分は今は少し控えなさい。」
ジン「いや、まだ機能が残ってるんだよ!」
え?まだあるの?
ジン「この真ん中の所を今度は左に回すと・・・ほら分離するんだぜ!」
俺「な!これは、まさか!」
ジン「へへっ、気付いたか?」
良く見ると反対側の先にも回る部分がある。ジンは2本に分かれた柄の先端を同時に回す。
ジン「二刀流だ!」
ビシュンと出し、ブォンブォンと音を出しながら剣を回転させる。
俺「凄!格好良い!」
ジン「だろ?」
2人で興奮していると咳払いが聞こえる。見るとエリスが睨んでいた。
俺「続きは後にしよう。」
ジン「後で貸してやる。力入れなくても岩すら斬れるんだ。やってみろよ。」
俺「マジか!」
エリスがまだ睨んでいるからそろそろ本気モードに切り替えよう。
エレナ「賑やかだな。」
不意にエレナの声がするので見るとエレナが空から降りて来る。
俺「・・・・あれ!今、空飛んでた?」
ジン「飛んでたな。」
エレナ「最近完成した新魔法だ。」
また新魔法かよ。いや、考えるのはやめよう。こいつは天才なんだ。知らない所で独自の発想から勝手に魔法を考える。割り切れば気にならない。
エレナ「前に上から圧力を掛ける魔法を見せたろ?あの力の向きを逆にしたらどうなるんだって話、あの後したじゃないか。試しに色々やってたら飛べる様になったんだ。」
ジン「流石、シリウス!発想が違うな!」
いや、作ったのは俺じゃないだろ?何でも俺を起点にしないでくれ。まぁ、確かに話の感じだときっかけは俺みたいだけど。
エレナ「ただ、始めの頃は加減が分からなかったからな。実験に使ったリンゴはどっかに行ってそれっきりになった。」
そうか、リンゴ達はこの魔法の礎として宇宙に散ったのか。今はただリンゴ達の冥福を祈ろう。
ジン「シリウスの奴、何してるんだ?」
エレナ「さぁ?祈ってるんじゃないか?」
俺「あ!そうか!なぁ、その最大出力であの狼、空に打ち上げられないか?」
エレナ「無理だな。あそこまで大きいと質量も相当だろ?人くらいの重さなら良いけど。あの感じだと浮かせるまでしか出来ない。」
う~む。フェンリルを宇宙に廃棄する策は敢え無く却下された。
エレナ「それとこの魔法の話にはまだ続きがある。元の魔法は範囲が対象だから浮かせても範囲から出ると落ちるんだ。だから更に掛ける対象を限定出来る様になるまで苦労したよ。」
俺「つまりは制御が大変って事だろ?」
エレナ「今の所、飛ばせるのは3人だけだ。私と後は2人だ。」
ジン「となるとエリスは無理か。」
エレナ「そいつも連れて行くのか?」
ちょっとムッとしている。
エリス「ジン。私の事は気にするな。」
ジン「な!そうは行くか!」
エリス「ジン。」
見つめ合い2人の世界に突入する。
エレナ「いつからこうなったんだ?」
俺「いや、まぁ、馴れ初めは聞いたけど。久しぶりにあった時点でこの状態だったから、俺にはどうする事も出来なかったよ。」
そんな話をしている時だった。階段の方から何か物音がした。
俺「ごめん。まだやる事があったわ。俺抜きで行ってくれ。代わりにあいつを連れて行けよ。」
エレナ「良いのか?」
俺「あいつは味方さ。俺とジンが断言する。」
ジン「おう。」
俺はエリスに近付く。
エリス「お前・・・。」
俺「ジンとエレナの事を頼む。」
エリス「フッ。任せろ。お前程、出来るかは分からないが全力で援護する。」
俺「ジン、エレナ。あの狼には遠慮は要らない。最大出力で叩きのめせ。」
エレナ「その言葉、待っていたぞ!」
ジン「任せろ!全力を打つけるのは得意だ!」
俺「言った俺が言うのも何だけど、凄ぇ脳筋。誰に似たんだ?」
エリス「お前だろ?今まで熟考して行動した事、無いんじゃないのか?」
くっ、こいつ!ただ、確かに考えて行動して来たか?と聞かれたら何も言えない。
エレナ「とにかく行くぞ。」
3人が空からフェンリルへと向かう。
俺「はぁ、誰かいるんだろ?出てこいよ。」
階段から上がって来たのはアーサーの親友、ジェイド・ブラントだ。それと見た事の無い奴もいる。誰だ?
?「貴様と会うのは今日が初めてだな。ノルンの使徒よ。」
俺を使徒と呼ぶ奴は何人かいたけど『ノルン』と言われたのは初めてだ。
俺「お前、使徒か。」
ハティマス「ああ、ハティマス・フロスト。使徒だ。」
俺「考えても仕方ない。俺に出来る事なんて近付いて叩っ斬るしか無いからな。・・・行くか。」
ついでにランドの彼女の方を見るとランドは間に合ったらしく、彼女と抱き合っていた。戦場だぞ!って言いたいけど助けられて安心したんだろう。あまり野暮な事は言わない様にしよう。
それにしてもあの狼に関して俺は何も知らない。ダウンロードした『本体』の方の記憶にも情報が無い。今更かもしれないけど、予測演算がちゃんと機能してるのか疑問に思う。これだと予定通りにトレース出来てるって言えないだろう。ただ今回は完璧にトレースした場合、虐殺か壊滅の2択だ。そうなるよりは良いか?
とにかく情報の無い敵を特効アイテム無しで倒すって事だけど、どうしよう。
俺「はぁ~。困ったなぁ。」
?「そんなに困ってるなら助けてやろうか?」
俺「ああ。今直ぐ助けて欲しいよ。」
ジン「任せろ!それにお前もいるんだ。負けやしないさ!」
声からジンだとは分かっていた。そしてついでにエリスもいる。
俺「よう。」
エリス「ああ、ジンも私も無事に辿り着いたぞ。」
俺「で?他の王子との和平交渉は?」
ジン「おう!アレックス・・・と言うかアレクサンダーが助けを求めない限り、自分達は戦いに出ないってさ。」
エリス「何でもアーサー様の遺言で、復讐よりも同族を守れと言っていたらしい。」
遺言か。俺が言うのもあれかも知れないけど、アーサーなら言いそうだなとは思う。
俺「じゃあ、これ以上話が拗れる前に決着を付けるか。先ずはあの狼だ。」
ジン「そういや、さっきお前の友達とすれ違ったぜ?あいつにも頼んだら?」
俺「いや、あいつには頼まない。」
ジン「何でだ?」
俺「今、あいつは世界で1番大事な者を取りに行ったからさ。」
ちょっとキザっぽかったかな?
ジン「お、おう。」
おい、引くなよ。俺が変な奴みたいじゃないか。
エリス「ジン。こいつが変なのは前からだろ?今更引くな。可哀想だぞ。」
俺「お前その言い方は馬鹿にしてるだろう!村では助けてやったのに、その恩を忘れたのか!」
エリス「その借りは今日この場にジンを連れて来た事で返した筈だ!ならば今のは別の話だろ!」
俺「こいつ!」
ジン「落ち着けよ2人共。」
ジンが割って入る。そこである事に気が付く。
俺「あれ?そのベルト・・・腹の帯、どうした?」
ジン「あ!これ?凄いだろ?鉄っぽいんだけど軽いし丈夫なんだぜ!」
俺はエリスに説明を求めて視線を送る。
エリス「何故か朝方、枕元に置いてあったんだ。"ジン君へ"という文字が書いてある紙も添えてあったからジンの物だとは思う。」
何か色々と気になる。情報が多過ぎて何を言えば良いか分からない。クリスマスプレゼントの如く枕元にあったって?多分置いたのはあいつ等だと思うけど何だかな。
そもそも特撮ヒーローか、SFで使いそうな見た目のベルトを送って来るなんて何考えてるんだ?
ジンは俺の混乱を知らないからか、ベルトの脇にどう付いてるか分からない棒を外し、俺に見せる。
ジン「何か手を離すと勝手に帯にくっつくんだけど、それよりこの棒なんだか分かるか?」
デザイン的にはSFで出て来そうなアイテムに見える。状況から見て多分あれだ。
俺「剣の柄か?」
ジン「うぉ!凄ぇ!良く分かったな!」
先端の所を右に回すとビシュンと音を立て光輝く刃が出る。
俺「世界観。」
ジン「うん?何か言った?それよりこれだけじゃないんだよ。この先端を元に戻すと刃が消えるんだけど逆の左に回すと・・・。」
ブワンと音を立て斧の形をした刃が現れる。
ジン「片手斧になるんだ。それにまだあるぞ!」
ジンは柄の真ん中を見せて来る。そこにも回転しそうな部分がある。
ジン「ここを右に回すと、ほら棍棒みたいになるんだよ。」
俺「うぉ!凄いな。でも今更棍棒になっても仕方ないだろ?」
ジン「フッ。これで終わりな訳無いだろ?」
棍棒の状態で先端を右に回すと光の刃が出て槍に、反対の左に回すとハルバードの様な長物の斧へと変化する。
俺「へぇ~!」
純粋に驚いた。正直欲しい。
エリス「はぁ。お前に頼むのも癪だが、ジンに言ってくれ。その剣を手に入れてから浮かれまくってるんだ。剣の練習をする為に振るなら良いが、ただ眺める為だけに出してるんだ。」
仕方ない年長者として注意するか。咳払いをしてジンに向き直る。
俺「ジン君。ここは戦場だ。遊び気分は今は少し控えなさい。」
ジン「いや、まだ機能が残ってるんだよ!」
え?まだあるの?
ジン「この真ん中の所を今度は左に回すと・・・ほら分離するんだぜ!」
俺「な!これは、まさか!」
ジン「へへっ、気付いたか?」
良く見ると反対側の先にも回る部分がある。ジンは2本に分かれた柄の先端を同時に回す。
ジン「二刀流だ!」
ビシュンと出し、ブォンブォンと音を出しながら剣を回転させる。
俺「凄!格好良い!」
ジン「だろ?」
2人で興奮していると咳払いが聞こえる。見るとエリスが睨んでいた。
俺「続きは後にしよう。」
ジン「後で貸してやる。力入れなくても岩すら斬れるんだ。やってみろよ。」
俺「マジか!」
エリスがまだ睨んでいるからそろそろ本気モードに切り替えよう。
エレナ「賑やかだな。」
不意にエレナの声がするので見るとエレナが空から降りて来る。
俺「・・・・あれ!今、空飛んでた?」
ジン「飛んでたな。」
エレナ「最近完成した新魔法だ。」
また新魔法かよ。いや、考えるのはやめよう。こいつは天才なんだ。知らない所で独自の発想から勝手に魔法を考える。割り切れば気にならない。
エレナ「前に上から圧力を掛ける魔法を見せたろ?あの力の向きを逆にしたらどうなるんだって話、あの後したじゃないか。試しに色々やってたら飛べる様になったんだ。」
ジン「流石、シリウス!発想が違うな!」
いや、作ったのは俺じゃないだろ?何でも俺を起点にしないでくれ。まぁ、確かに話の感じだときっかけは俺みたいだけど。
エレナ「ただ、始めの頃は加減が分からなかったからな。実験に使ったリンゴはどっかに行ってそれっきりになった。」
そうか、リンゴ達はこの魔法の礎として宇宙に散ったのか。今はただリンゴ達の冥福を祈ろう。
ジン「シリウスの奴、何してるんだ?」
エレナ「さぁ?祈ってるんじゃないか?」
俺「あ!そうか!なぁ、その最大出力であの狼、空に打ち上げられないか?」
エレナ「無理だな。あそこまで大きいと質量も相当だろ?人くらいの重さなら良いけど。あの感じだと浮かせるまでしか出来ない。」
う~む。フェンリルを宇宙に廃棄する策は敢え無く却下された。
エレナ「それとこの魔法の話にはまだ続きがある。元の魔法は範囲が対象だから浮かせても範囲から出ると落ちるんだ。だから更に掛ける対象を限定出来る様になるまで苦労したよ。」
俺「つまりは制御が大変って事だろ?」
エレナ「今の所、飛ばせるのは3人だけだ。私と後は2人だ。」
ジン「となるとエリスは無理か。」
エレナ「そいつも連れて行くのか?」
ちょっとムッとしている。
エリス「ジン。私の事は気にするな。」
ジン「な!そうは行くか!」
エリス「ジン。」
見つめ合い2人の世界に突入する。
エレナ「いつからこうなったんだ?」
俺「いや、まぁ、馴れ初めは聞いたけど。久しぶりにあった時点でこの状態だったから、俺にはどうする事も出来なかったよ。」
そんな話をしている時だった。階段の方から何か物音がした。
俺「ごめん。まだやる事があったわ。俺抜きで行ってくれ。代わりにあいつを連れて行けよ。」
エレナ「良いのか?」
俺「あいつは味方さ。俺とジンが断言する。」
ジン「おう。」
俺はエリスに近付く。
エリス「お前・・・。」
俺「ジンとエレナの事を頼む。」
エリス「フッ。任せろ。お前程、出来るかは分からないが全力で援護する。」
俺「ジン、エレナ。あの狼には遠慮は要らない。最大出力で叩きのめせ。」
エレナ「その言葉、待っていたぞ!」
ジン「任せろ!全力を打つけるのは得意だ!」
俺「言った俺が言うのも何だけど、凄ぇ脳筋。誰に似たんだ?」
エリス「お前だろ?今まで熟考して行動した事、無いんじゃないのか?」
くっ、こいつ!ただ、確かに考えて行動して来たか?と聞かれたら何も言えない。
エレナ「とにかく行くぞ。」
3人が空からフェンリルへと向かう。
俺「はぁ、誰かいるんだろ?出てこいよ。」
階段から上がって来たのはアーサーの親友、ジェイド・ブラントだ。それと見た事の無い奴もいる。誰だ?
?「貴様と会うのは今日が初めてだな。ノルンの使徒よ。」
俺を使徒と呼ぶ奴は何人かいたけど『ノルン』と言われたのは初めてだ。
俺「お前、使徒か。」
ハティマス「ああ、ハティマス・フロスト。使徒だ。」
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