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[Worldtrace]
エンディング2
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魔王軍との戦争終結後から約2週間程が経っていた。戦争に勝利し国全体で宴をしていた様な状態が続いた。今更という状況だが活躍した者に勲章や報酬などを渡す為の式典を行う事になった。
そして式が開始される前の控え室。
アイリス「むぅ!」
エレナ「フン!」
ジン「ぬぅ!」
キース「エレナさん、ジン君も。いい加減、機嫌を直して下さい。」
クロード「お嬢様もですよ。」
3人は腹を立てていた。知らない内にシリウスが姿を消し、今この瞬間も連絡すらない。本人も色々あり、連絡出来ない状況だったが3人には関係無い。
ジン「そもそも俺達は魔王にトドメしか刺してない!一騎討ちで勝ったのはシリウスだぞ!」
エレナ「そうだ!あいつがいないかったらそもそも私達は死んでいたんだ!」
アイリス「それなのにその全部が私達の功績になるなんて!」
ザック「そうは言うがあいつが勝ったのは事実でも証拠が無いしな。それに・・・。」
クロード「それに彼は傭兵です。この国の王族並びに貴族は彼の活躍は認めないでしょう。この国は元よりそういう国です。」
トリッシュ「まぁ、確かに悔しいと思うのも分かるけどね。」
シャノン「はい。シリウスさんがいなければ私達はどうなっていたか。」
エレナ「そう思うなら探すべきだろう!」
クロード「探しはしましたが、この周辺の町や村にもいませんでした。」
アイリス「むぅ~。」
エレナ「ぬぅ~。」
ジン「はぁ~、全く。・・・それはそれとして俺はもう1つ気に入らない事がある。」
控え室は2部屋分の広さで、少し離れた別の部屋で3人が騒いでいた。
スレイ「いや~、やりましたね!マットさん!普通なら男爵になる所が伯爵なんて!」
カイル「それに国王から正式に剣聖の称号まで頂けるなんてやっぱりマットさんですね!流石です!」
マット「フフフフ。そうだな。たまたま逃げてる途中とはいえ、あの魔族を退治して良かった。」
聞こえてくる内容から伯爵の爵位と剣聖の称号を貰うらしい。
キース「まぁ、確かに気に入らないですね。彼等に助けられた覚えは無いですし。」
クロード「そこは・・・同意するしかないですね。」
エレナ「そういえば何でお前がこっちにいる?」
エレナのその発言で皆んなの視線が移動する。その先にいるのはクライドだ。
クライド「シ、シリウスに言われて。僕はもうマット達とは付き合わない事にしたんだ。それに・・・。」
クロード「彼は都市防衛の功績で子爵になるのですよ。」
ジン「え!凄いじゃないか!やったな!」
クライド「ありがとう。これもシリウスのお陰かな?でもジンだって伯爵だろ?そっちの方が凄いよ。」
ジン「いや、だからその功績はほとんどシリウスのお陰なんだよ。本当はあいつが伯爵になるべきなんだ。」
シャノン「それに剣聖の称号も。ですね。」
トリッシュ「あいつ等ずっと騒いでる。恥ずかしく無いのかしら?」
式典には全員が参加し、それぞれが表彰された。ザックは元々貴族では無い為、女性陣とザックは勲章と報酬を貰った。
ジンやマット達は学園卒業後貴族になる予定だったが、この戦争の功績で前倒しになり爵位はそれぞれ違うが貴族になった。ついでにキースも実家が貴族の家という事で独立貴族の男爵になった。
そしてジンは魔王討伐の功績により、国王により勲章とは別に報酬を貰う事になった。ジンは自分とエレナやシリウスの故郷とも言える町があったあの土地を得る事になった。
因みにマットは剣聖の称号をしっかり貰っていた。
そして式が開始される前の控え室。
アイリス「むぅ!」
エレナ「フン!」
ジン「ぬぅ!」
キース「エレナさん、ジン君も。いい加減、機嫌を直して下さい。」
クロード「お嬢様もですよ。」
3人は腹を立てていた。知らない内にシリウスが姿を消し、今この瞬間も連絡すらない。本人も色々あり、連絡出来ない状況だったが3人には関係無い。
ジン「そもそも俺達は魔王にトドメしか刺してない!一騎討ちで勝ったのはシリウスだぞ!」
エレナ「そうだ!あいつがいないかったらそもそも私達は死んでいたんだ!」
アイリス「それなのにその全部が私達の功績になるなんて!」
ザック「そうは言うがあいつが勝ったのは事実でも証拠が無いしな。それに・・・。」
クロード「それに彼は傭兵です。この国の王族並びに貴族は彼の活躍は認めないでしょう。この国は元よりそういう国です。」
トリッシュ「まぁ、確かに悔しいと思うのも分かるけどね。」
シャノン「はい。シリウスさんがいなければ私達はどうなっていたか。」
エレナ「そう思うなら探すべきだろう!」
クロード「探しはしましたが、この周辺の町や村にもいませんでした。」
アイリス「むぅ~。」
エレナ「ぬぅ~。」
ジン「はぁ~、全く。・・・それはそれとして俺はもう1つ気に入らない事がある。」
控え室は2部屋分の広さで、少し離れた別の部屋で3人が騒いでいた。
スレイ「いや~、やりましたね!マットさん!普通なら男爵になる所が伯爵なんて!」
カイル「それに国王から正式に剣聖の称号まで頂けるなんてやっぱりマットさんですね!流石です!」
マット「フフフフ。そうだな。たまたま逃げてる途中とはいえ、あの魔族を退治して良かった。」
聞こえてくる内容から伯爵の爵位と剣聖の称号を貰うらしい。
キース「まぁ、確かに気に入らないですね。彼等に助けられた覚えは無いですし。」
クロード「そこは・・・同意するしかないですね。」
エレナ「そういえば何でお前がこっちにいる?」
エレナのその発言で皆んなの視線が移動する。その先にいるのはクライドだ。
クライド「シ、シリウスに言われて。僕はもうマット達とは付き合わない事にしたんだ。それに・・・。」
クロード「彼は都市防衛の功績で子爵になるのですよ。」
ジン「え!凄いじゃないか!やったな!」
クライド「ありがとう。これもシリウスのお陰かな?でもジンだって伯爵だろ?そっちの方が凄いよ。」
ジン「いや、だからその功績はほとんどシリウスのお陰なんだよ。本当はあいつが伯爵になるべきなんだ。」
シャノン「それに剣聖の称号も。ですね。」
トリッシュ「あいつ等ずっと騒いでる。恥ずかしく無いのかしら?」
式典には全員が参加し、それぞれが表彰された。ザックは元々貴族では無い為、女性陣とザックは勲章と報酬を貰った。
ジンやマット達は学園卒業後貴族になる予定だったが、この戦争の功績で前倒しになり爵位はそれぞれ違うが貴族になった。ついでにキースも実家が貴族の家という事で独立貴族の男爵になった。
そしてジンは魔王討伐の功績により、国王により勲章とは別に報酬を貰う事になった。ジンは自分とエレナやシリウスの故郷とも言える町があったあの土地を得る事になった。
因みにマットは剣聖の称号をしっかり貰っていた。
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