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[Worldtrace]
使徒VS使徒
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俺「すまん遅くなった。」
キース「本当に遅いですよ!何してたんですか!」
俺「いや、自分で遅くなったとは言ったけど結構急いだよ。」
回復薬を取り出しシャノン達の所へ行く。
俺「悪い。これ持っててくれるか?中身はアイリスに届ける回復薬一式なんだけど。」
キース「3人を助けに行くんですね?」
俺「ああ、その前に片付けないと行けないけど。」
俺はゴメスを睨む。
ゴメス「私と戦うのか?」
俺「ならそこ通してくれるか?」
ゴメス「それは無い。私は門番だからな。」
俺「じゃあ戦うしかないな。それに仲間が世話になったんだ。ちゃんと"お礼"くらいしないとな。」
ゴメス「貴様、勝つつもりか?」
俺「ああ、勝つさ。」
ゴメス「フン!」
ゴメスは右手を空に向けると、宙に浮いている内の1本が手に収まる。そして浮いていた別の剣を全て分解し手に持つ剣へと集める。数秒で一振りの刀が出来る。
ゴメス「さぁ、貴様の最後の戦いだ華々しく散れ。」
俺「悪いけどメインイベントはあんたじゃないよ。精々頑張っても、セミファイナルだな。」
ゴメスは眉間に皺を寄せ、俺に向かって走り出す。奴は俺に向かって真っ直ぐ刀を振り下ろして来るが、その攻撃を躱し刀を居合いで抜き放つ。しかし奴も剣聖を名乗るだけはあるらしく、寸前で躱し左頬のかすり傷で済んでいる。ただ奴は納得出来ない様子だ。
ゴメス「貴様!」
俺「言ったろ。あんたはセミファイナルだって。」
ゴメスは突きを繰り出し、俺も突きを出す。お互いの刀の鎬が削れる音がした後そのまま鍔迫り合いに持ち込む。俺は奴の刀を跳ね除け、首を狙い横薙ぎに振る。奴は伏せて躱し下から斬り上げる。
俺は自分の刀を引き寄せつつ後ろに退がり、刀で防ぎながら間合いの外に出る。
ゴメスが横一閃に刀を振る。俺は下から刀を当て軌道を変えつつ下を潜り抜ける。
俺は体勢を立て直し、刀を振り下ろす。ゴメスはそれを払い落とし突きを繰り出す。俺は更に受け流し距離を取る。
ゴメス「あの時は大した事が無いと思っていたがそれなりには出来る様だな。」
俺「俺としては概ね予想通りだ。」
ゴメス「フン!減らず口を!」
ゴメスが走る。俺は振り下ろされる刀を打ち落として横薙ぎに攻撃しようと動く。だが打ち落とす動作の途中で力が逃げる。ゴメスの振り下ろしはフェイントで、俺の刀が当たった瞬間に引き抜いていた。流されたのは俺の方だった。
俺「く!」
咄嗟に身体を半身にすると、俺の右肩があった場所に突きがくる。今度は逆向きの半身にして2度目の突きを躱す。だが奴はその突きを出したタイミングで刃の向きを横向きに変える。狙いは俺の首だ。伏せて躱すがさっきのフェイントからの連続攻撃で体勢を立て直す暇が無い。このままだと押し切られる。俺は地面を蹴り体当たりを決める。
ゴメス「チッ!」
俺はその勢いで頭を下げながら胴を狙い、ゴメスは後ろに跳び退きながら俺の首を再び狙う。
お互いに躱しながらの攻撃したが、双方の刀は共に空を斬る。
ゴメス「ここまでとはな。流石は神に選ばれた使徒だ。」
俺「あんたもな。」
お互い刀を振り下ろし、2度目の鍔迫り合いになる。
ゴメス「本当にアーサーに勝つつもりか?今世のアーサーは今まで作り上げたどのアーサーよりも強い。今回こそ最強の剣士だ。それは前回の歴史からも証明されている。それ以上の強さだ。分かるか?」
俺「そんなん俺としてはどうでも良いけど?」
ゴメス「奴に勝つという事は、この大陸最強の剣士になるという事だ!それこそ名実共に"剣聖"を名乗れると言っても過言では無い!貴様はそこに至ろうと言うのか!」
俺「別にそんな肩書きは要らないよ。ただ皆んなを守るのに必要なら剣聖でも何でもなってやるよ。」
離れて直ぐに横薙ぎに刀を振るが、奴も同じく横薙ぎに振る。そして刀がぶつかり合う。
奴は跳ね返ると俺の左上から振り下ろして来る。俺は右へ受け流し今度は俺が振り下ろす。奴は反時計回りに回転しながら躱すと、遠心力を乗せて刀を振る。
俺は伏せて回避し、下から突きを繰り出す。ゴメスは首を左に曲げ避ける。一進一退の状況が続く。さてここからどうするか。いい加減終わらせないとあいつ等が危ないだろう。
俺の『Worldtrace』におけるセミファイナルは終盤に差し掛かっている。
キース「本当に遅いですよ!何してたんですか!」
俺「いや、自分で遅くなったとは言ったけど結構急いだよ。」
回復薬を取り出しシャノン達の所へ行く。
俺「悪い。これ持っててくれるか?中身はアイリスに届ける回復薬一式なんだけど。」
キース「3人を助けに行くんですね?」
俺「ああ、その前に片付けないと行けないけど。」
俺はゴメスを睨む。
ゴメス「私と戦うのか?」
俺「ならそこ通してくれるか?」
ゴメス「それは無い。私は門番だからな。」
俺「じゃあ戦うしかないな。それに仲間が世話になったんだ。ちゃんと"お礼"くらいしないとな。」
ゴメス「貴様、勝つつもりか?」
俺「ああ、勝つさ。」
ゴメス「フン!」
ゴメスは右手を空に向けると、宙に浮いている内の1本が手に収まる。そして浮いていた別の剣を全て分解し手に持つ剣へと集める。数秒で一振りの刀が出来る。
ゴメス「さぁ、貴様の最後の戦いだ華々しく散れ。」
俺「悪いけどメインイベントはあんたじゃないよ。精々頑張っても、セミファイナルだな。」
ゴメスは眉間に皺を寄せ、俺に向かって走り出す。奴は俺に向かって真っ直ぐ刀を振り下ろして来るが、その攻撃を躱し刀を居合いで抜き放つ。しかし奴も剣聖を名乗るだけはあるらしく、寸前で躱し左頬のかすり傷で済んでいる。ただ奴は納得出来ない様子だ。
ゴメス「貴様!」
俺「言ったろ。あんたはセミファイナルだって。」
ゴメスは突きを繰り出し、俺も突きを出す。お互いの刀の鎬が削れる音がした後そのまま鍔迫り合いに持ち込む。俺は奴の刀を跳ね除け、首を狙い横薙ぎに振る。奴は伏せて躱し下から斬り上げる。
俺は自分の刀を引き寄せつつ後ろに退がり、刀で防ぎながら間合いの外に出る。
ゴメスが横一閃に刀を振る。俺は下から刀を当て軌道を変えつつ下を潜り抜ける。
俺は体勢を立て直し、刀を振り下ろす。ゴメスはそれを払い落とし突きを繰り出す。俺は更に受け流し距離を取る。
ゴメス「あの時は大した事が無いと思っていたがそれなりには出来る様だな。」
俺「俺としては概ね予想通りだ。」
ゴメス「フン!減らず口を!」
ゴメスが走る。俺は振り下ろされる刀を打ち落として横薙ぎに攻撃しようと動く。だが打ち落とす動作の途中で力が逃げる。ゴメスの振り下ろしはフェイントで、俺の刀が当たった瞬間に引き抜いていた。流されたのは俺の方だった。
俺「く!」
咄嗟に身体を半身にすると、俺の右肩があった場所に突きがくる。今度は逆向きの半身にして2度目の突きを躱す。だが奴はその突きを出したタイミングで刃の向きを横向きに変える。狙いは俺の首だ。伏せて躱すがさっきのフェイントからの連続攻撃で体勢を立て直す暇が無い。このままだと押し切られる。俺は地面を蹴り体当たりを決める。
ゴメス「チッ!」
俺はその勢いで頭を下げながら胴を狙い、ゴメスは後ろに跳び退きながら俺の首を再び狙う。
お互いに躱しながらの攻撃したが、双方の刀は共に空を斬る。
ゴメス「ここまでとはな。流石は神に選ばれた使徒だ。」
俺「あんたもな。」
お互い刀を振り下ろし、2度目の鍔迫り合いになる。
ゴメス「本当にアーサーに勝つつもりか?今世のアーサーは今まで作り上げたどのアーサーよりも強い。今回こそ最強の剣士だ。それは前回の歴史からも証明されている。それ以上の強さだ。分かるか?」
俺「そんなん俺としてはどうでも良いけど?」
ゴメス「奴に勝つという事は、この大陸最強の剣士になるという事だ!それこそ名実共に"剣聖"を名乗れると言っても過言では無い!貴様はそこに至ろうと言うのか!」
俺「別にそんな肩書きは要らないよ。ただ皆んなを守るのに必要なら剣聖でも何でもなってやるよ。」
離れて直ぐに横薙ぎに刀を振るが、奴も同じく横薙ぎに振る。そして刀がぶつかり合う。
奴は跳ね返ると俺の左上から振り下ろして来る。俺は右へ受け流し今度は俺が振り下ろす。奴は反時計回りに回転しながら躱すと、遠心力を乗せて刀を振る。
俺は伏せて回避し、下から突きを繰り出す。ゴメスは首を左に曲げ避ける。一進一退の状況が続く。さてここからどうするか。いい加減終わらせないとあいつ等が危ないだろう。
俺の『Worldtrace』におけるセミファイナルは終盤に差し掛かっている。
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