80 / 187
[Worldtrace]
疾走
しおりを挟む
流石はバイク、もう直ぐ王都だ。しかしあんな薄い説明書だけで運転してる俺も俺だな。
一応、俺の特殊能力と言うべきかやろうと思えば何でも出来る能力はこういう時凄く役に立つ。王都の東門を潜ると驚きの光景が広がる。魔物が王都を徘徊している。マジかよ!面倒臭いな。まぁ、良いや。とりあえずほぼシカトだ。今は皆んなを優先する為にバイクを走らせる。そしてしばらく行くと何処かで見た人物が魔物とやり合ってる。
あ!アイリスの親父さん!執事のおっさんと一緒にオーガにやられそう。俺はクラクションを鳴らす。おっさん達とオーガが俺を見る。
俺「ほら!来いよ!」
オーガが怒る。相変わらず魔物は自分が挑発されてるのは分かるらしい。不思議だ。
今はあまり時間を掛けたく無い。迫り来るオーガに気を使う事無く一瞬で斬り刻む。
アルフレッド「何と!」
フリード「聞いてはいたがこれ程とは!」
俺「親父さん大丈夫か?」
アルフレッド「貴様!公爵閣下に何と言う口の聞き方だ!」
フリード「今はいい。それより何故貴様がここにいる!アイリスはどうした!」
俺「え!・・いや、まぁ・・分断された。」
フリードは俺の肩を掴み激しく揺さ振る。
フリード「何だと!どういう事だ!」
俺「アイリスは光の柱の所に連れてかれた。」
フリードは振り返り、場所を確認すると向おうとする。俺は直ぐにその腕を掴む。
俺「待て待て。あんたが行っても足手纏いだよ。」
フリード「ふざけるな!あの子の身に危険が迫っているのに大人しくしていられるか!亡き妻と約束したのだ!子供達は幸せにするとこんな所で死なせる訳には行かん!」
俺「だから俺がこれから行くんだよ!」
フリード「ぬぐ!・・・・アルフレッド!集められるだけの回復薬と魔力回復薬を持って来い!」
アルフレッド「は!」
俺「そんなの貰っても俺は使えないぞ?」
フリード「馬鹿者!誰が貴様にやると言った!アイリスに用意するのだお前はそれをあの子に届けろ!いいか!必ずあの子を無事に連れ戻せ!分かったな!」
俺「分かってるよ。」
アルフレッド「お持ちしました。」
フリード「良し!行け!」
中々の量の薬品の入った鞄を渡される。俺はバイクの収納部分を確認する。座席を持ち上げ覗くと何故か虹色に輝いていた。そこに乗せると何事も無かった様に収まる。
フリード「何!どういう仕組みだ!」
俺も聞きたい。まぁ、大体どういう事かは分かるけど今は説明してる場合じゃないからとりあえず向かう。
俺「じゃあ行って来るわ。」
俺は再びバイクを走らせる。
そして皆んなのいる広場・・・。
ゴメス「そろそろ限界か?」
ザック「くそ!何故こんなに強い!」
ゴメス「フン、貴様等が弱いだけだ。」
クロード「どうする。このままではお嬢様が。」
シャノン「私も、もう限界です。」
トリッシュ「でもまだ回復薬は使えない。」
そんな時、何処からか"ドッドッド"と聞き慣れない大きな音がした。
キース「何ですか?このやかましい音は?」
トリッシュ「何の音かは分からないけどなんとなく誰が来たかは分かるわ。」
ザック「ああ、儂そう思う。」
"ブワァン"と音を立て現れたのは鉄の馬らしき物に跨ったシリウスだった。
一応、俺の特殊能力と言うべきかやろうと思えば何でも出来る能力はこういう時凄く役に立つ。王都の東門を潜ると驚きの光景が広がる。魔物が王都を徘徊している。マジかよ!面倒臭いな。まぁ、良いや。とりあえずほぼシカトだ。今は皆んなを優先する為にバイクを走らせる。そしてしばらく行くと何処かで見た人物が魔物とやり合ってる。
あ!アイリスの親父さん!執事のおっさんと一緒にオーガにやられそう。俺はクラクションを鳴らす。おっさん達とオーガが俺を見る。
俺「ほら!来いよ!」
オーガが怒る。相変わらず魔物は自分が挑発されてるのは分かるらしい。不思議だ。
今はあまり時間を掛けたく無い。迫り来るオーガに気を使う事無く一瞬で斬り刻む。
アルフレッド「何と!」
フリード「聞いてはいたがこれ程とは!」
俺「親父さん大丈夫か?」
アルフレッド「貴様!公爵閣下に何と言う口の聞き方だ!」
フリード「今はいい。それより何故貴様がここにいる!アイリスはどうした!」
俺「え!・・いや、まぁ・・分断された。」
フリードは俺の肩を掴み激しく揺さ振る。
フリード「何だと!どういう事だ!」
俺「アイリスは光の柱の所に連れてかれた。」
フリードは振り返り、場所を確認すると向おうとする。俺は直ぐにその腕を掴む。
俺「待て待て。あんたが行っても足手纏いだよ。」
フリード「ふざけるな!あの子の身に危険が迫っているのに大人しくしていられるか!亡き妻と約束したのだ!子供達は幸せにするとこんな所で死なせる訳には行かん!」
俺「だから俺がこれから行くんだよ!」
フリード「ぬぐ!・・・・アルフレッド!集められるだけの回復薬と魔力回復薬を持って来い!」
アルフレッド「は!」
俺「そんなの貰っても俺は使えないぞ?」
フリード「馬鹿者!誰が貴様にやると言った!アイリスに用意するのだお前はそれをあの子に届けろ!いいか!必ずあの子を無事に連れ戻せ!分かったな!」
俺「分かってるよ。」
アルフレッド「お持ちしました。」
フリード「良し!行け!」
中々の量の薬品の入った鞄を渡される。俺はバイクの収納部分を確認する。座席を持ち上げ覗くと何故か虹色に輝いていた。そこに乗せると何事も無かった様に収まる。
フリード「何!どういう仕組みだ!」
俺も聞きたい。まぁ、大体どういう事かは分かるけど今は説明してる場合じゃないからとりあえず向かう。
俺「じゃあ行って来るわ。」
俺は再びバイクを走らせる。
そして皆んなのいる広場・・・。
ゴメス「そろそろ限界か?」
ザック「くそ!何故こんなに強い!」
ゴメス「フン、貴様等が弱いだけだ。」
クロード「どうする。このままではお嬢様が。」
シャノン「私も、もう限界です。」
トリッシュ「でもまだ回復薬は使えない。」
そんな時、何処からか"ドッドッド"と聞き慣れない大きな音がした。
キース「何ですか?このやかましい音は?」
トリッシュ「何の音かは分からないけどなんとなく誰が来たかは分かるわ。」
ザック「ああ、儂そう思う。」
"ブワァン"と音を立て現れたのは鉄の馬らしき物に跨ったシリウスだった。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説

異世界に追放されました。二度目の人生は辺境貴族の長男です。
ファンタスティック小説家
ファンタジー
科学者・伊介天成(いかい てんせい)はある日、自分の勤める巨大企業『イセカイテック』が、転移装置開発プロジェクトの遅延を世間にたいして隠蔽していたことを知る。モルモットですら実験をしてないのに「有人転移成功!」とうそぶいていたのだ。急進的にすすむ異世界開発事業において、優位性を保つために、『イセカイテック』は計画を無理に進めようとしていた。たとえ、試験段階の転移装置にいきなり人間を乗せようとも──。
実験の無謀さを指摘した伊介天成は『イセカイテック』に邪魔者とみなされ、転移装置の実験という名目でこの世界から追放されてしまう。
無茶すぎる転移をさせられ死を覚悟する伊介天成。だが、次に目が覚めた時──彼は剣と魔法の異世界に転生していた。
辺境貴族アルドレア家の長男アーカムとして生まれかわった伊介天成は、異世界での二度目の人生をゼロからスタートさせる。

王女殿下の死神
三笠 陣
ファンタジー
アウルガシア大陸の大国、ロンダリア連合王国。
産業革命を成し遂げ、海洋発展の道を進もうとするこの王国には、一人の王女がいた。
エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオル、御年十六歳の少女は陸軍騎兵中尉として陸軍大学校に籍を置く「可憐」とはほど遠い、少年のような王族。
そんな彼女の隣には、いつも一人の少年の影があった。
リュシアン・エスタークス。
魔導貴族エスタークス伯爵家を継いだ魔術師にして、エルフリード王女と同い年の婚約者。
そんな彼に付けられた二つ名は「黒の死神」。
そんな王女の側に控える死神はある日、王都を揺るがす陰謀に遭遇する。
友好国の宰相が来訪している最中を狙って、王政打倒を唱える共和主義者たちが動き出したのである。
そして、その背後には海洋覇権を巡って対立するヴェナリア共和国の影があった。
魔術師と諜報官と反逆者が渦巻く王都で、リュシアンとエルフリードは駆ける。
(本作は、「小説家になろう」様にて掲載した同名の小説を加筆修正したものとなります。)
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

男女比1/100の世界で《悪男》は大海を知る
イコ
ファンタジー
男女貞操逆転世界を舞台にして。
《悪男》としてのレッテルを貼られたマクシム・ブラックウッド。
彼は己が運命を嘆きながら、処刑されてしまう。
だが、彼が次に目覚めた時。
そこは十三歳の自分だった。
処刑されたことで、自分の行いを悔い改めて、人生をやり直す。
これは、本物の《悪男》として生きる決意をして女性が多い世界で生きる男の話である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる