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王都内の東側にある広場に魔法陣が描かれ数人の人間が現れる。シリウス以外の仲間が皆んな転移魔法陣によって移動させられた。
クロード「く、ここは?王都?」
トリッシュ「皆んな無事?」
ジン「なんとか。」
キース「ええ、全員同じ所に飛ばされたという事ですか?」
エレナ「ああ、唯一・・・シリウス以外はな。」
アイリス「シリウス・・・。」
ゴメス「そうだ。お前達とあの男を引き離す為に行なった事だ。そして。」
演劇の様に両腕を広げて叫ぶ。
ゴメス「ショウタイムだ!」
途端に背後から光の柱が現れる。
よく見ると柱の両脇が歪んでいる。そして気付く、目の前にあるのは門だ。透明な門が開き中の光が漏れ出た事で光の柱に見えたのだ。
ザック「デカい・・・門か?どういう事だ?」
キース「いや、僕に聞かれても。」
ゴメスがパチンと指を鳴らすと、次の瞬間光から触手の様な物が伸びジンとエレナそしてアイリスを捕らえる。
ジン「のわ!」
エレナ「何!」
アイリス「きゃ!」
トリッシュ「エレナ!」
シャノン「エレナさん!」
ザック「ジン!」
クロード「お嬢様!」
取り巻き達「アイリス様!」
そして唯一攻撃に出る。
キース「はぁ!」
ゴメス「フッ、狙いは悪くないが、甘いな。」
キースの槍をゴメスは剣の切っ先で受け止める。
キース「くそ!」
他の皆んなは3人を助ける為に走り出す。
ゴメス「英雄以外は必要無い。」
突然複数の剣が空中に現れ全員に向かって襲い掛かる。
クロード「チッ!」
ザック「な!野郎!」
その一瞬の隙を突き。
エレナ「うわ!」
アイリス「ちょっ!」
ジン「のわ!」
3人が光の中に引き摺り込まれる。
キース「く、これが狙いか!」
ゴメス「そうだ。恐らく英雄達をここに招いても何人か余計な者はついて来る。だからここで更に別の空間に引き離すのが作戦だ。」
クロード「フン!確かに手が込んでいるな。だがお嬢様は強い。それに他の2名も中々の強さだ。隔離しても意味は無いぞ。」
ゴメス「確かに3対1だ。普通ならキツいだろうな。」
キース「3対・・・1?」
ザック「まさか中にいるのか?」
ゴメス「ああ、いるぞ我らが魔王!アーサーがな。」
トリッシュ「フン、なら一層負けないわね!シリウスがいないとしても3人いるなら大丈夫よ!」
シャノン「私もそう思います。ジン君もアイリス様も近接戦闘が出来て強力な魔法も使えます。そしてエレナさんは魔法なら2人を軽く凌駕しています。」
ゴメス「確かに報告通りならそうだ。だが、それは魔法が使えたらの話だ。」
クロード「な!まさか!」
ゴメス「フッ、中では魔法が使えない状態にしてある。純粋にアーサーと剣の勝負で勝たねばならない。面白いだろう。」
クロード「貴様!」
ゴメス「元々魔力の無いあの男には意味の無い仕掛けだが、お前達は違う。魔力が使えなければただの人形だ。」
トリッシュ「あんまり甘く見ないでよ!」
トリッシュは矢を飛ばす。ゴメス難なく叩き落とすが、その一瞬で全員が動く。キースとザックで左右から挟撃する。ただゴメスはザックの斧をひらりと躱し、キースの槍を軽くいなして軌道を変える。その直ぐ後に取り巻き女子が斬り掛かる。
取り巻き女子「はぁ!」
ゴメス「フッ、その程度。」
下から弾かれガラ空きになった腹部にゴメスが突きを放つ。すかさず取り巻き男子が盾を構えて突進し突きを防ぐ。そしてゴメスの首を狙い剣を横薙ぎに振るが躱される。
ゴメスは取り巻き男子の右脇腹に左拳を叩き込む。
取り巻き男子「ぐふ!」
キース「うおぉ!」
ザック「うりゃ!」
キースの槍を躱し、柄を掴む。ザックが振り下ろした斧をゴメスは剣で受け止める。
キース「く!」
ザック「チッ!」
クロード「喰らえ!」
直ぐにクロードが"ファイアランス"10発程撃ち出す。ゴメスがキースとザックを弾き飛ばすが、2人はそのまま離れる。
爆煙が発生しているから正直直撃したかは分からない。煙の中に頭らしき物を見つけたトリッシュは駄目押しと言わんばかりに矢を放つ。
煙が消えて皆んなは愕然とする。左手にキッチリ矢を掴み。無傷のまま立ち続けているゴメスの姿に。
ゴメス「悪くない連携だな。」
ザック「おい!これで無傷ってどんな身体してやがる!」
ゴメス「あの程度なら防ぐのは容易い。」
キース「何て奴だ!」
ゴメス「さて中はどうなったかな?今頃は死んでいるかもな。」
クロード「邪魔だ!そこを退け!」
クロードは走り出し、ナイフで斬り掛かるが空中に浮いている剣がそれを受け止める。
クロード「な!くそ!」
ゴメスは触れる事なくクロードの攻撃を受け流す。クロードは至近距離でファイアボール放とうとするが、ゴメスはクロードの腕を弾きファイアボールの軌道を変える。
ゴメス「フッ、ぬるいぞ。」
クロード「ぐ!」
ゴメスはクロードに自分の持っている方の剣で押さえ込む。その隙に空中にある剣でクロードを狙う。
トリッシュ「させない!」
取り巻き女子「はぁ!」
左右から矢と魔法でゴメスの気を逸らしその間にキースとザックがクロードを回収する。
キース「落ち着いて下さい!ただでさえ強い敵なのに、考えも無しで突っ込むのは愚かですよ!」
ザック「全くだ!まぁ、これがシリウスなら気にしないが。」
シャノン「確かにシリウスさんなら大丈夫な気がします。」
クロード「すみません。」
一旦落ち着く為にクロードは息を吐く
クロード「落ち着いて行きましょう。」
改めて気を引き締める。まだ戦いは始まったばかりだ。
クロード「く、ここは?王都?」
トリッシュ「皆んな無事?」
ジン「なんとか。」
キース「ええ、全員同じ所に飛ばされたという事ですか?」
エレナ「ああ、唯一・・・シリウス以外はな。」
アイリス「シリウス・・・。」
ゴメス「そうだ。お前達とあの男を引き離す為に行なった事だ。そして。」
演劇の様に両腕を広げて叫ぶ。
ゴメス「ショウタイムだ!」
途端に背後から光の柱が現れる。
よく見ると柱の両脇が歪んでいる。そして気付く、目の前にあるのは門だ。透明な門が開き中の光が漏れ出た事で光の柱に見えたのだ。
ザック「デカい・・・門か?どういう事だ?」
キース「いや、僕に聞かれても。」
ゴメスがパチンと指を鳴らすと、次の瞬間光から触手の様な物が伸びジンとエレナそしてアイリスを捕らえる。
ジン「のわ!」
エレナ「何!」
アイリス「きゃ!」
トリッシュ「エレナ!」
シャノン「エレナさん!」
ザック「ジン!」
クロード「お嬢様!」
取り巻き達「アイリス様!」
そして唯一攻撃に出る。
キース「はぁ!」
ゴメス「フッ、狙いは悪くないが、甘いな。」
キースの槍をゴメスは剣の切っ先で受け止める。
キース「くそ!」
他の皆んなは3人を助ける為に走り出す。
ゴメス「英雄以外は必要無い。」
突然複数の剣が空中に現れ全員に向かって襲い掛かる。
クロード「チッ!」
ザック「な!野郎!」
その一瞬の隙を突き。
エレナ「うわ!」
アイリス「ちょっ!」
ジン「のわ!」
3人が光の中に引き摺り込まれる。
キース「く、これが狙いか!」
ゴメス「そうだ。恐らく英雄達をここに招いても何人か余計な者はついて来る。だからここで更に別の空間に引き離すのが作戦だ。」
クロード「フン!確かに手が込んでいるな。だがお嬢様は強い。それに他の2名も中々の強さだ。隔離しても意味は無いぞ。」
ゴメス「確かに3対1だ。普通ならキツいだろうな。」
キース「3対・・・1?」
ザック「まさか中にいるのか?」
ゴメス「ああ、いるぞ我らが魔王!アーサーがな。」
トリッシュ「フン、なら一層負けないわね!シリウスがいないとしても3人いるなら大丈夫よ!」
シャノン「私もそう思います。ジン君もアイリス様も近接戦闘が出来て強力な魔法も使えます。そしてエレナさんは魔法なら2人を軽く凌駕しています。」
ゴメス「確かに報告通りならそうだ。だが、それは魔法が使えたらの話だ。」
クロード「な!まさか!」
ゴメス「フッ、中では魔法が使えない状態にしてある。純粋にアーサーと剣の勝負で勝たねばならない。面白いだろう。」
クロード「貴様!」
ゴメス「元々魔力の無いあの男には意味の無い仕掛けだが、お前達は違う。魔力が使えなければただの人形だ。」
トリッシュ「あんまり甘く見ないでよ!」
トリッシュは矢を飛ばす。ゴメス難なく叩き落とすが、その一瞬で全員が動く。キースとザックで左右から挟撃する。ただゴメスはザックの斧をひらりと躱し、キースの槍を軽くいなして軌道を変える。その直ぐ後に取り巻き女子が斬り掛かる。
取り巻き女子「はぁ!」
ゴメス「フッ、その程度。」
下から弾かれガラ空きになった腹部にゴメスが突きを放つ。すかさず取り巻き男子が盾を構えて突進し突きを防ぐ。そしてゴメスの首を狙い剣を横薙ぎに振るが躱される。
ゴメスは取り巻き男子の右脇腹に左拳を叩き込む。
取り巻き男子「ぐふ!」
キース「うおぉ!」
ザック「うりゃ!」
キースの槍を躱し、柄を掴む。ザックが振り下ろした斧をゴメスは剣で受け止める。
キース「く!」
ザック「チッ!」
クロード「喰らえ!」
直ぐにクロードが"ファイアランス"10発程撃ち出す。ゴメスがキースとザックを弾き飛ばすが、2人はそのまま離れる。
爆煙が発生しているから正直直撃したかは分からない。煙の中に頭らしき物を見つけたトリッシュは駄目押しと言わんばかりに矢を放つ。
煙が消えて皆んなは愕然とする。左手にキッチリ矢を掴み。無傷のまま立ち続けているゴメスの姿に。
ゴメス「悪くない連携だな。」
ザック「おい!これで無傷ってどんな身体してやがる!」
ゴメス「あの程度なら防ぐのは容易い。」
キース「何て奴だ!」
ゴメス「さて中はどうなったかな?今頃は死んでいるかもな。」
クロード「邪魔だ!そこを退け!」
クロードは走り出し、ナイフで斬り掛かるが空中に浮いている剣がそれを受け止める。
クロード「な!くそ!」
ゴメスは触れる事なくクロードの攻撃を受け流す。クロードは至近距離でファイアボール放とうとするが、ゴメスはクロードの腕を弾きファイアボールの軌道を変える。
ゴメス「フッ、ぬるいぞ。」
クロード「ぐ!」
ゴメスはクロードに自分の持っている方の剣で押さえ込む。その隙に空中にある剣でクロードを狙う。
トリッシュ「させない!」
取り巻き女子「はぁ!」
左右から矢と魔法でゴメスの気を逸らしその間にキースとザックがクロードを回収する。
キース「落ち着いて下さい!ただでさえ強い敵なのに、考えも無しで突っ込むのは愚かですよ!」
ザック「全くだ!まぁ、これがシリウスなら気にしないが。」
シャノン「確かにシリウスさんなら大丈夫な気がします。」
クロード「すみません。」
一旦落ち着く為にクロードは息を吐く
クロード「落ち着いて行きましょう。」
改めて気を引き締める。まだ戦いは始まったばかりだ。
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