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ジャガー「え~い!もういい!やるぞ!」
ワーグ「分かっている!」
2人は開き直るとジャガーを前にワーグが後ろに立つ形で並ぶ。
ジャガー「この為に編み出した我等の秘技!その目に焼き付けよ!」
実は仲が良いのか?2人で協力しだした。途端にジャガーの見た目がワーグの魔法で変化する。魔力が集まり半透明な甲冑を着込んだ姿になった。それを見たジンが構える。
俺「お前は魔王戦の為に温存しとけよ。」
ジン「こんなの1人じゃキツいだろ!」
う~ん。まだ戦って無いから何とも言えないな。でも確かに1人より2人の方が楽か。なるべくジンの負担にならない様に速やかに倒そう。
ジャガー「行くぞ!」
ジャガーは一直線に突っ込んで来る。右手の爪を突き立て迫って来る。俺は逆手にした左のナイフで受け、脇腹に目掛け右のナイフで突きを繰り出す。だが左手の爪で挟む様に突きを防がれる。
ジン「おりゃ!」
後ろに回り込んだジンが剣を振る。しかしジンの剣はジャガーの首に届かず止まる。
俺「!」
ジン「何!」
なんとジャガーは2本の尻尾を螺旋状に束ねて剣を受け止めていた。
ジャガー「フフ!我輩の尾は変幻自在。そして強化魔法の力も加わり強固な盾となっている。その程度では斬れん!」
チッ、面倒臭いな。俺は腕に力を込めジャガーを押し返す。
俺は直ぐに右のナイフを振り下ろす。ジャガーは魔法で造られたガントレットで払い退ける。俺は左のナイフを持ち直し右脇腹を狙いそれと同時にジンが左脇を狙う。
ジャガーは左腕でジン剣を防ぐ。何故か俺のナイフはノーマークだ。構わず突きを放った次の瞬間、何かに阻まれナイフが止まる。ジンの剣を止めた2本の尻尾が今度は俺の攻撃を器用に挟む形で止める。
ジャガー「フン!秘技、真剣白刃取りだ!」
普通、手でやるヤツだろう?というか正確にはそれ用の道具を使うとか聞いたぞ。
それにしても曲芸師か?こいつ?凄いな。そんな事に気を取られた俺の不手際で、奴の尻尾に止められたナイフを奪われる。
俺「あ、ヤベ!」
ジン「うぉ!」
そのナイフをジンに投げる。ジンは咄嗟に反応して打ち落とす。ジャガーは気を取られた俺にアッパーカットをする。俺は仰け反りながら躱すが一連の出来事に体勢を崩す。
俺「ぬぉ!」
ジン「させるか!」
ジンが直ぐにフォローに来てくれる。ただ相手は尻尾も入れて3刀流だ。ジンが左の裏拳を躱し、次に右ストレートを弾くと今度は尻尾がジンにボディブローを仕掛ける。
ジン「く!」
俺は足下のナイフを拾うとジャガーの方へ走り出す。両方のナイフを逆手に奴の背中に突き立て様とするが、それをまたも尻尾で防がれる。
ジャガー「フッ。」
この野郎!今笑ったな!とか考えてるとジンが振り被って剣を下ろす。
ジン「どりゃ!」
ジャガーは腕をクロスして受け止める。2人でこれとは、思っていた以上だ。予想してたより強い。本当に面倒な奴に当たった。
ワーグ「私が魔力を送る限り半永久的に強化状態を維持出来る。お前達では倒せんぞ。行け!ジャガー!」
俺は呑気に説明台詞を話しているワーグを見る。すると何故か違和感を覚えた。俺は戦闘中だが頭のテッペンから爪先までワーグを見た。
普通なら失礼だ。とか言われそうだけど気になって仕方なかった。ワーグも俺に見られているのに気付く。それから顔中に大量の汗が吹き出し、ゆっくり俺から目を逸らす。
なんとなくワーグの足下に目が行く。感覚の問題かも知れないがあいつ魔法発動してからあそこを動いて無いと思う。あ!もしかして!
俺「お前、魔法発動中その場から動けないのか?」
ワーグ「はうぁ!」
驚いた様にワーグが反応した後、何故かジャガーの尻尾の動きが悪くなる。
ジャガー「馬鹿者!そんな反応したらバレるでは無いか!落ち着いて操作に集中しろ!」
ジン「お前がそれ言ったら結局同じだろ?それで?操作って何の話だ?」
俺は今の状況と分かっている事を照らし合わせ、ワーグに気になっている事を指摘する。
俺「お前、この強化魔法使ってる間その場から動けないんだろう?その上こいつの尻尾を操って撹乱してたんだな。」
ワーグ「く、くそ!」
俺「なら、話は早い。」
俺は知らない間に悪い顔して笑ってたみたいだ。ジンが言う。
ジン「お前何か悪党みたいな顔してるぞ。」
ジャガー「止めろ!貴様の相手は我輩だ!」
ジン「悪いけどあんたには俺の相手をしてもらうぞ。・・・何か俺まで悪党みたいだ。」
悪党とは失礼な。たまたまこの状況になってそういう言い回しをしただけだ。別に好きでこんな台詞を言って無い。
俺「まぁ、良い。お前を倒せばそれで終わりだ。」
俺はナイフを仕舞い、刀を抜き振り被る。
ワーグ「うわぁ~~。」
しかし、ぶつかる音と同時にまた別の魔族が現れる。3人目かよ!ウンザリする!
しかし目の前にいるこいつは、なんとなく見覚えがある。左眼の所に眼帯してるけど、え~と、誰だっけ?
アルバート「私の顔!見忘れたとは言わせんぞ!」
俺「悪いね。全く覚えてない。」
ジャガー「何をしに来た。貴様の第二部隊の管轄は別の場所の筈だ。」
アルバート「フン!この男は俺の部下の仇だ!それにこの左眼の借りも返さなければならん!ここは譲らんぞ!」
俺「なんか勝手に話が進んでるけど俺は別にお前と戦いたく無いぞ。」
アルバート「貴様に選ぶ権利は無い!」
俺「チッ!」
結局戦う事になった。
ジン「シリウス!」
ジャガー「貴様の相手は我輩であろう?ワーグお前は我輩の強化だけに集中しろこの男だけならそれ以外の手助けは要らない。」
ワーグ「分かりました。」
分断される事になったが、尻尾が無いならジャガーは大変じゃないと思う。こっちはこっちで目の前の敵に集中しよう。
ワーグ「分かっている!」
2人は開き直るとジャガーを前にワーグが後ろに立つ形で並ぶ。
ジャガー「この為に編み出した我等の秘技!その目に焼き付けよ!」
実は仲が良いのか?2人で協力しだした。途端にジャガーの見た目がワーグの魔法で変化する。魔力が集まり半透明な甲冑を着込んだ姿になった。それを見たジンが構える。
俺「お前は魔王戦の為に温存しとけよ。」
ジン「こんなの1人じゃキツいだろ!」
う~ん。まだ戦って無いから何とも言えないな。でも確かに1人より2人の方が楽か。なるべくジンの負担にならない様に速やかに倒そう。
ジャガー「行くぞ!」
ジャガーは一直線に突っ込んで来る。右手の爪を突き立て迫って来る。俺は逆手にした左のナイフで受け、脇腹に目掛け右のナイフで突きを繰り出す。だが左手の爪で挟む様に突きを防がれる。
ジン「おりゃ!」
後ろに回り込んだジンが剣を振る。しかしジンの剣はジャガーの首に届かず止まる。
俺「!」
ジン「何!」
なんとジャガーは2本の尻尾を螺旋状に束ねて剣を受け止めていた。
ジャガー「フフ!我輩の尾は変幻自在。そして強化魔法の力も加わり強固な盾となっている。その程度では斬れん!」
チッ、面倒臭いな。俺は腕に力を込めジャガーを押し返す。
俺は直ぐに右のナイフを振り下ろす。ジャガーは魔法で造られたガントレットで払い退ける。俺は左のナイフを持ち直し右脇腹を狙いそれと同時にジンが左脇を狙う。
ジャガーは左腕でジン剣を防ぐ。何故か俺のナイフはノーマークだ。構わず突きを放った次の瞬間、何かに阻まれナイフが止まる。ジンの剣を止めた2本の尻尾が今度は俺の攻撃を器用に挟む形で止める。
ジャガー「フン!秘技、真剣白刃取りだ!」
普通、手でやるヤツだろう?というか正確にはそれ用の道具を使うとか聞いたぞ。
それにしても曲芸師か?こいつ?凄いな。そんな事に気を取られた俺の不手際で、奴の尻尾に止められたナイフを奪われる。
俺「あ、ヤベ!」
ジン「うぉ!」
そのナイフをジンに投げる。ジンは咄嗟に反応して打ち落とす。ジャガーは気を取られた俺にアッパーカットをする。俺は仰け反りながら躱すが一連の出来事に体勢を崩す。
俺「ぬぉ!」
ジン「させるか!」
ジンが直ぐにフォローに来てくれる。ただ相手は尻尾も入れて3刀流だ。ジンが左の裏拳を躱し、次に右ストレートを弾くと今度は尻尾がジンにボディブローを仕掛ける。
ジン「く!」
俺は足下のナイフを拾うとジャガーの方へ走り出す。両方のナイフを逆手に奴の背中に突き立て様とするが、それをまたも尻尾で防がれる。
ジャガー「フッ。」
この野郎!今笑ったな!とか考えてるとジンが振り被って剣を下ろす。
ジン「どりゃ!」
ジャガーは腕をクロスして受け止める。2人でこれとは、思っていた以上だ。予想してたより強い。本当に面倒な奴に当たった。
ワーグ「私が魔力を送る限り半永久的に強化状態を維持出来る。お前達では倒せんぞ。行け!ジャガー!」
俺は呑気に説明台詞を話しているワーグを見る。すると何故か違和感を覚えた。俺は戦闘中だが頭のテッペンから爪先までワーグを見た。
普通なら失礼だ。とか言われそうだけど気になって仕方なかった。ワーグも俺に見られているのに気付く。それから顔中に大量の汗が吹き出し、ゆっくり俺から目を逸らす。
なんとなくワーグの足下に目が行く。感覚の問題かも知れないがあいつ魔法発動してからあそこを動いて無いと思う。あ!もしかして!
俺「お前、魔法発動中その場から動けないのか?」
ワーグ「はうぁ!」
驚いた様にワーグが反応した後、何故かジャガーの尻尾の動きが悪くなる。
ジャガー「馬鹿者!そんな反応したらバレるでは無いか!落ち着いて操作に集中しろ!」
ジン「お前がそれ言ったら結局同じだろ?それで?操作って何の話だ?」
俺は今の状況と分かっている事を照らし合わせ、ワーグに気になっている事を指摘する。
俺「お前、この強化魔法使ってる間その場から動けないんだろう?その上こいつの尻尾を操って撹乱してたんだな。」
ワーグ「く、くそ!」
俺「なら、話は早い。」
俺は知らない間に悪い顔して笑ってたみたいだ。ジンが言う。
ジン「お前何か悪党みたいな顔してるぞ。」
ジャガー「止めろ!貴様の相手は我輩だ!」
ジン「悪いけどあんたには俺の相手をしてもらうぞ。・・・何か俺まで悪党みたいだ。」
悪党とは失礼な。たまたまこの状況になってそういう言い回しをしただけだ。別に好きでこんな台詞を言って無い。
俺「まぁ、良い。お前を倒せばそれで終わりだ。」
俺はナイフを仕舞い、刀を抜き振り被る。
ワーグ「うわぁ~~。」
しかし、ぶつかる音と同時にまた別の魔族が現れる。3人目かよ!ウンザリする!
しかし目の前にいるこいつは、なんとなく見覚えがある。左眼の所に眼帯してるけど、え~と、誰だっけ?
アルバート「私の顔!見忘れたとは言わせんぞ!」
俺「悪いね。全く覚えてない。」
ジャガー「何をしに来た。貴様の第二部隊の管轄は別の場所の筈だ。」
アルバート「フン!この男は俺の部下の仇だ!それにこの左眼の借りも返さなければならん!ここは譲らんぞ!」
俺「なんか勝手に話が進んでるけど俺は別にお前と戦いたく無いぞ。」
アルバート「貴様に選ぶ権利は無い!」
俺「チッ!」
結局戦う事になった。
ジン「シリウス!」
ジャガー「貴様の相手は我輩であろう?ワーグお前は我輩の強化だけに集中しろこの男だけならそれ以外の手助けは要らない。」
ワーグ「分かりました。」
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