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[Worldtrace]
ランド2
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バートが危なかったから割って入ったが非常に危険だ。幅の広い剣を4本持っている、見た事のない魔物だ。とりあえず1本づつ捌いて何とか凌いでいるがこのままだと負ける。
ガンク「アッハッハ。どうだ!我等、第二師団と第三師団の合作。合成魔獣の力は!」
バート「合成魔獣?何だそれ!」
ガンク「そんなに知りたくば教えてやる。元はスケルトンの魔物でそれを第三師団に使役させ、他のスケルトンの腕と死んだ魔物の皮膚やら肉やらを第二師団の魔導士達で繋ぎ合わせて作ったのだ!どうだ!恐ろしくて声も出まい?」
成程、見た事が無い訳だ。
バート「嘘だ!そんな技術聞いた事が無い。それに魔力は?魔力が無いと皮膚だの腕だの維持出来ない筈だ!」
ガンク「それはお前が無知なだけだ。魔力は魔物の魔力袋を3つ程繋ぎ、それを心臓の如く使える様に改造したのだ!仮にそれを魔心臓と名付けるが、その魔心臓が魔力を作りつつ全身に行き渡らせる役割を担っているのだ!」
相変わらず自慢したいのかよく話してくれる。
バート「こいつザルだな。そうだそれより、隊長!俺も戦います。」
ランド「いや、退がれ!これは命令だ!お前だと足手纏いだ!」
バート「ぐ!」
言い方はキツいだろうけど仕方ない。奴の狙いは俺だ。上手くいけばどういう結果であれバートは助かる。一緒に戦えば下手をするとバートは死ぬ。俺自身、勝てるかどうか分からない。
ガンク「フハハハ!貴様を殺した後はあの化け物だ。」
何!化け物って誰だ?もしかしてシリウスか?
一瞬、気を取られた。奴の右下の剣が直ぐ間近に迫っていた。
ランド「く!しまった!」
バート「隊長!」
覚悟を決めた時、バチンっと音がした。魔物の右手の指が吹き飛び、空に持っていた剣も打ち上げられる。
シリウス「無事か?」
ランド「シリウス!」
バート「シリウスさん!」
シリウス「バート!とっとと立て!ついでに離脱!」
バート「は、はい!」
シリウスはバートに命令をした後、上から落ちて来る剣を左手で掴み、魔物の左下の剣が迫るとシリウスは掴んだ剣を使い受け止める。だが奴は残りの右手の剣で攻撃して来る。
シリウス「チッ!」
シリウスは腕を交差させ刀で受け止める。魔物は残った左上の剣を振り下ろす。俺はその剣に突きを打ち込む。
シリウス「ありがとよ。」
ランド「それはこっちの台詞だ。」
俺とシリウスは同時に全ての剣を弾く。そして俺は左へ、シリウスは右に移動する。不慣れな筈の二刀流で敵を翻弄するシリウス。腕と剣が3本あっても頭は1つだ。左右から挟まれては対処は難しいだろう。俺はその隙に攻める。ただ奴も上手い物で、受けたり流したりしながら凌ぎ、背後に退がりながら体勢を整える。3本の剣を横にして構え回転斬りをしてくる。俺とシリウスは身を引き回避行動を取る。
シリウス「さて、どうする?」
ランド「鑑定眼を使う。少し時間を稼いでくれないか?」
シリウス「任されてやるよ。」
ランド「フッ、時間。聞かなくて良いのか?」
シリウス「そんなに掛からないだろ?」
ランド「ああ!頼む!」
シリウス「おう!」
シリウスが走り出す。シリウスは奴の左下の剣を跳んで避ける。しかも空中で一回転しながら。相変わらず凄いなと感心した。だが今はそんな場合では無い。シリウスが左上の剣を受け流している間に鑑定する。奴の色々な補足情報が見える。シリウスが右の突きを弾き躱す。
シリウス「よっと。」
大体の魔物は首を落とすか心臓を止めれば倒せる。それに奴の心臓は特別だ。だから俺が探すのは例の魔心臓だ。見えた。こいつを作った奴は中々の捻くれ者だ。見つけた心臓の位置は背中。俺は素早く背後に回るとシリウスも察した様だ。
シリウス「おい!こっちだ化け物!」
俺は背中に登り心臓の前に行く。不意に奴が動き俺は体勢を崩す。そして俺に向かって攻撃が来る。躱せない!だがその攻撃は失敗する。
シリウス「行け!ランド!」
ランド「シリウス!」
シリウスが左下の腕を落とした。だが奴も直ぐに残りの左腕を振り下ろそうとする。シリウスがやられる。そう思った時だ。
ゲイツ「おい!ガキ共とばかり遊んでんな!俺も混ぜろよ!」
一瞬の隙を突き団長が残りの左腕を切り飛ばす。
ゲイツ「今だ!やれ!」
ランド「ああ!」
俺は心臓を貫く。
魔物「がはぁ!」
ズズンっと音を立て倒れる。なんとか倒せたが正直危なかった。まだまだ精進が必要だな。
ガンク「アッハッハ。どうだ!我等、第二師団と第三師団の合作。合成魔獣の力は!」
バート「合成魔獣?何だそれ!」
ガンク「そんなに知りたくば教えてやる。元はスケルトンの魔物でそれを第三師団に使役させ、他のスケルトンの腕と死んだ魔物の皮膚やら肉やらを第二師団の魔導士達で繋ぎ合わせて作ったのだ!どうだ!恐ろしくて声も出まい?」
成程、見た事が無い訳だ。
バート「嘘だ!そんな技術聞いた事が無い。それに魔力は?魔力が無いと皮膚だの腕だの維持出来ない筈だ!」
ガンク「それはお前が無知なだけだ。魔力は魔物の魔力袋を3つ程繋ぎ、それを心臓の如く使える様に改造したのだ!仮にそれを魔心臓と名付けるが、その魔心臓が魔力を作りつつ全身に行き渡らせる役割を担っているのだ!」
相変わらず自慢したいのかよく話してくれる。
バート「こいつザルだな。そうだそれより、隊長!俺も戦います。」
ランド「いや、退がれ!これは命令だ!お前だと足手纏いだ!」
バート「ぐ!」
言い方はキツいだろうけど仕方ない。奴の狙いは俺だ。上手くいけばどういう結果であれバートは助かる。一緒に戦えば下手をするとバートは死ぬ。俺自身、勝てるかどうか分からない。
ガンク「フハハハ!貴様を殺した後はあの化け物だ。」
何!化け物って誰だ?もしかしてシリウスか?
一瞬、気を取られた。奴の右下の剣が直ぐ間近に迫っていた。
ランド「く!しまった!」
バート「隊長!」
覚悟を決めた時、バチンっと音がした。魔物の右手の指が吹き飛び、空に持っていた剣も打ち上げられる。
シリウス「無事か?」
ランド「シリウス!」
バート「シリウスさん!」
シリウス「バート!とっとと立て!ついでに離脱!」
バート「は、はい!」
シリウスはバートに命令をした後、上から落ちて来る剣を左手で掴み、魔物の左下の剣が迫るとシリウスは掴んだ剣を使い受け止める。だが奴は残りの右手の剣で攻撃して来る。
シリウス「チッ!」
シリウスは腕を交差させ刀で受け止める。魔物は残った左上の剣を振り下ろす。俺はその剣に突きを打ち込む。
シリウス「ありがとよ。」
ランド「それはこっちの台詞だ。」
俺とシリウスは同時に全ての剣を弾く。そして俺は左へ、シリウスは右に移動する。不慣れな筈の二刀流で敵を翻弄するシリウス。腕と剣が3本あっても頭は1つだ。左右から挟まれては対処は難しいだろう。俺はその隙に攻める。ただ奴も上手い物で、受けたり流したりしながら凌ぎ、背後に退がりながら体勢を整える。3本の剣を横にして構え回転斬りをしてくる。俺とシリウスは身を引き回避行動を取る。
シリウス「さて、どうする?」
ランド「鑑定眼を使う。少し時間を稼いでくれないか?」
シリウス「任されてやるよ。」
ランド「フッ、時間。聞かなくて良いのか?」
シリウス「そんなに掛からないだろ?」
ランド「ああ!頼む!」
シリウス「おう!」
シリウスが走り出す。シリウスは奴の左下の剣を跳んで避ける。しかも空中で一回転しながら。相変わらず凄いなと感心した。だが今はそんな場合では無い。シリウスが左上の剣を受け流している間に鑑定する。奴の色々な補足情報が見える。シリウスが右の突きを弾き躱す。
シリウス「よっと。」
大体の魔物は首を落とすか心臓を止めれば倒せる。それに奴の心臓は特別だ。だから俺が探すのは例の魔心臓だ。見えた。こいつを作った奴は中々の捻くれ者だ。見つけた心臓の位置は背中。俺は素早く背後に回るとシリウスも察した様だ。
シリウス「おい!こっちだ化け物!」
俺は背中に登り心臓の前に行く。不意に奴が動き俺は体勢を崩す。そして俺に向かって攻撃が来る。躱せない!だがその攻撃は失敗する。
シリウス「行け!ランド!」
ランド「シリウス!」
シリウスが左下の腕を落とした。だが奴も直ぐに残りの左腕を振り下ろそうとする。シリウスがやられる。そう思った時だ。
ゲイツ「おい!ガキ共とばかり遊んでんな!俺も混ぜろよ!」
一瞬の隙を突き団長が残りの左腕を切り飛ばす。
ゲイツ「今だ!やれ!」
ランド「ああ!」
俺は心臓を貫く。
魔物「がはぁ!」
ズズンっと音を立て倒れる。なんとか倒せたが正直危なかった。まだまだ精進が必要だな。
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