35 / 187
[Worldtrace]
再会
しおりを挟む
よく思っていた事だが人生とは一筋縄では行かない。ある人は言う"何が起こるか分からないから人生は面白い"と。その考えは分かる。俺も地球にいた時、何かしらサプライズの様にイベントが起きると楽しいと感じた事くらいはある。だけど今は環境が違う。少し間違うと軽く酷い目に遭う。今が正にその瞬間だ。
俺は依頼主であり、協力者でもあるアイリスと彼女の実家で用意した馬車に乗せてもらっている。だが今はその彼女にジト目で見られていた。美人に見つめられるのは良い。しかし今はどちらかと言うと睨まれている。また何かやっちまったか?思い当たる事が多いから、今更考えても自分じゃ分からない。先日ハンスに呼び出された時よりも緊張していると思う。オッサンより女の子に睨まれる方が緊張するとは不思議だ。理由は俺には分からん。
アイリス「先日ね。」
俺「はい。」
俺の中で更に緊張が走る。
アイリス「シリウス達と合流する前だけど。」
俺「う、うん。」
アイリス「冒険者が魔物に襲われてたの。」
俺「ん?うん。」
俺絡みじゃないのか?俺と関係ない気がする。じゃあ何だ?
アイリス「その魔物がゲームとかでよく見る巨獣、ベヒーモスだったのよ。」
俺「は?大丈夫だったのか?怪我とかは?」
アイリス「いや、私や他の子達は大丈夫だったの。でも魔物に襲われてるのを見たジンがいきなり飛び出してベヒーモスに挑んだのよ。」
俺「ええ~、あいつが怪我したとか?」
アイリス「ジンが倒したの。ベヒーモスを。」
俺「え?やったじゃん。皆んなで協力したならこれで友達や仲間が・・・。」
アイリス「単独なの。」
俺「は?」
アイリス「普通ゲームとかでそれなりに鍛えた仲間と協力してやっと倒すベヒーモスをジンが1人で倒したの。」
俺は頭に手を当てた。ロールプレイングの類いでベヒーモスを単独撃破となると、相当やり込んだプレイヤーが趣味でやる芸当だろう。中々ゲームを初めて序盤辺りのシナリオでやる事じゃないと思う。だけど皆んなの前でジンの凄さがアピール出来たなら丁度良いのではとも思う。
俺「それなら同級生や助けた冒険者は?流石にそんな凄い奴、仲間にしないなんてありえないだろ?」
アイリス「冒険者達はその強さを見て逆に怖くなったらしくてお礼を言ったらさっさと逃げたわ。同級生達は貴族に喧嘩を売るし、忖度もなく平気で勝負に勝つ。しかもベヒーモスは1人で倒す。そんな相当ヤバい奴って認識に変わったみたいよ。」
俺は久しぶりに落ち込んだ。マジか、ここに来てジンは更に孤立したらしい。人を助けて孤立って中々無いだろう?何でだ?
アイリス「いや、別にジンが強くなる事は大事だから良いんだけど。ここまで孤立すると私としてもどうしたら良いか。やっぱ悔やまれるのは最初の決闘よね。」
今一度ジト目が向かって来る。分かってるよ俺だって。しくじったかな?って思ってるさ。だけど思ったより強くなったからって孤立するとは思わないだろ?
俺「しょうがない。最後の手段だ。」
アイリス「底が浅いわね。で?どうするの?」
俺「ジンが1人で魔王に勝てるくらい鍛える!」
アイリス「はぁ~、そうするしか無いか~。今更人間関係の事でこっちがどうこう出来る状況じゃないしね!」
仕方ないじゃないか。結果として出た以上変えようがない。でも確かに参った。アイリスに怒られるのは当然かも。
そういえばアイリスは地球じゃ大学生だったよな?俺は社会人だ。何故に社会人だった俺が大学生だったアイリスに怒られているのか?確かにしくじったのは俺だ。当然といえばそうかも知れないが、何か解せぬ。
アイリス「何?」
俺「すみませんでした。」
そんな気不味い空気の中、馬車は進んで行く。早く着かないかな?ゲームだとほぼ一瞬なんだけどな。半日かけて遺跡の近くにある町にたどり着くが、今日はとりあえずここの宿で休み明日改めて遺跡に向かう事になる。
エレナ「それで2人きりで何してた?」
何となく不機嫌なエレナ
俺「え、・・・お説教だな。」
エレナ「え?お前、あの女を説教したのか?」
俺「いや、俺が説教された。」
トリッシュ「ちょっと!公爵様に不敬罪なんてやめてよ!」
俺「じゃあ今の内に俺だけ抜けるか。」
キース「何言ってるんですか!貴方がいなくなったら誰が僕達の命の保障をするんですか!」
ザック「そうだ!勝手にいなくなられては困る!」
エレナ「それはどういう意味だ?」
俺もどういう意味?って聞きたいけど今のエレナから考えるとなんとなく言いたい事は分かる。
シャノン「別に出て行けという話ではなく。あまり派手に暴れないで下さいという意味です。気を付けて下さいね。」
俺「はい。分かりました。」
この『世界』は女性が強いのか?さっきから怒られてばっかだ。確かに原因は俺自身の所為だけど。
ジン「お~い、シリウス!やっと見つけた。」
俺「おう。」
ジン「あれ?エレナか?」
エレナ「おお!ジン!久しぶりだな!」
俺達3人が同時に集まるのは大体8年ぶりくらいかな?
トリッシュ「ねぇ、その人は?」
俺「俺達の幼馴染のジンだ。」
シャノン「思っていたより普通ですね。」
トリッシュ「うん。もっと凄い人かと思ってた。」
俺「どういう意味だよ。」
キース「お2人の幼馴染ですよね。それに付き合えるくらい特殊な人だと思っていたって話ですよ。」
ザック「ああ、儂もお前さん達みたいのがまた増えると思ってビクビクしていたぞ。」
ジン「え、お前等何したんだ?」
エレナ「普通に生活してるだけだ。」
俺「俺も生活に必要な行動をしてただけだ。それを見た人がどう思うかは分からないけど。」
ジン「シリウス的には思い当たる事があるってわけか。」
ジンは、はぁ~とため息を吐く。
ジン「まぁ、とにかく皆んなこうして会えたんだ。それで今は良いよな。」
エレナ「おう!」
ジン「でも今回の調査、あの4人も一緒なんだよな。」
俺「4人てあの悪ガキ達か?」
シャノン「悪ガキ?」
エレナ「私達と同郷で、よく悪さしてた連中だ。ジンと同じく"聖騎士"の職業を得た。」
トリッシュ「厄介そうね。」
ジン「まぁ、でも流石に今回は大人しくしてるさ。シリウスいるし。」
エレナ「そうだな。シリウスいるし。」
うん?俺が責任負わされるのか?というか俺がいてもそんなに変わらないと思うけど?
ザック「お前さん何したんだ?」
俺「別に何も、ただ悪さしてるのを見かける度に平手打ちを喰らわせただけだ。」
一同「ああ、成程。」
トリッシュ「確かにそれなら怖くて何も出来ないかもね。」
シャノン「小さい頃からシリウスさんはシリウスさんなんですね。」
キース「幼い時から狂犬だったんですね。」
ザック「フッ、正に"瞬撃"の"狂犬"だな。」
皆んなが何か納得している。というかザックそのセリフ今ので2回目だぞ!
俺は依頼主であり、協力者でもあるアイリスと彼女の実家で用意した馬車に乗せてもらっている。だが今はその彼女にジト目で見られていた。美人に見つめられるのは良い。しかし今はどちらかと言うと睨まれている。また何かやっちまったか?思い当たる事が多いから、今更考えても自分じゃ分からない。先日ハンスに呼び出された時よりも緊張していると思う。オッサンより女の子に睨まれる方が緊張するとは不思議だ。理由は俺には分からん。
アイリス「先日ね。」
俺「はい。」
俺の中で更に緊張が走る。
アイリス「シリウス達と合流する前だけど。」
俺「う、うん。」
アイリス「冒険者が魔物に襲われてたの。」
俺「ん?うん。」
俺絡みじゃないのか?俺と関係ない気がする。じゃあ何だ?
アイリス「その魔物がゲームとかでよく見る巨獣、ベヒーモスだったのよ。」
俺「は?大丈夫だったのか?怪我とかは?」
アイリス「いや、私や他の子達は大丈夫だったの。でも魔物に襲われてるのを見たジンがいきなり飛び出してベヒーモスに挑んだのよ。」
俺「ええ~、あいつが怪我したとか?」
アイリス「ジンが倒したの。ベヒーモスを。」
俺「え?やったじゃん。皆んなで協力したならこれで友達や仲間が・・・。」
アイリス「単独なの。」
俺「は?」
アイリス「普通ゲームとかでそれなりに鍛えた仲間と協力してやっと倒すベヒーモスをジンが1人で倒したの。」
俺は頭に手を当てた。ロールプレイングの類いでベヒーモスを単独撃破となると、相当やり込んだプレイヤーが趣味でやる芸当だろう。中々ゲームを初めて序盤辺りのシナリオでやる事じゃないと思う。だけど皆んなの前でジンの凄さがアピール出来たなら丁度良いのではとも思う。
俺「それなら同級生や助けた冒険者は?流石にそんな凄い奴、仲間にしないなんてありえないだろ?」
アイリス「冒険者達はその強さを見て逆に怖くなったらしくてお礼を言ったらさっさと逃げたわ。同級生達は貴族に喧嘩を売るし、忖度もなく平気で勝負に勝つ。しかもベヒーモスは1人で倒す。そんな相当ヤバい奴って認識に変わったみたいよ。」
俺は久しぶりに落ち込んだ。マジか、ここに来てジンは更に孤立したらしい。人を助けて孤立って中々無いだろう?何でだ?
アイリス「いや、別にジンが強くなる事は大事だから良いんだけど。ここまで孤立すると私としてもどうしたら良いか。やっぱ悔やまれるのは最初の決闘よね。」
今一度ジト目が向かって来る。分かってるよ俺だって。しくじったかな?って思ってるさ。だけど思ったより強くなったからって孤立するとは思わないだろ?
俺「しょうがない。最後の手段だ。」
アイリス「底が浅いわね。で?どうするの?」
俺「ジンが1人で魔王に勝てるくらい鍛える!」
アイリス「はぁ~、そうするしか無いか~。今更人間関係の事でこっちがどうこう出来る状況じゃないしね!」
仕方ないじゃないか。結果として出た以上変えようがない。でも確かに参った。アイリスに怒られるのは当然かも。
そういえばアイリスは地球じゃ大学生だったよな?俺は社会人だ。何故に社会人だった俺が大学生だったアイリスに怒られているのか?確かにしくじったのは俺だ。当然といえばそうかも知れないが、何か解せぬ。
アイリス「何?」
俺「すみませんでした。」
そんな気不味い空気の中、馬車は進んで行く。早く着かないかな?ゲームだとほぼ一瞬なんだけどな。半日かけて遺跡の近くにある町にたどり着くが、今日はとりあえずここの宿で休み明日改めて遺跡に向かう事になる。
エレナ「それで2人きりで何してた?」
何となく不機嫌なエレナ
俺「え、・・・お説教だな。」
エレナ「え?お前、あの女を説教したのか?」
俺「いや、俺が説教された。」
トリッシュ「ちょっと!公爵様に不敬罪なんてやめてよ!」
俺「じゃあ今の内に俺だけ抜けるか。」
キース「何言ってるんですか!貴方がいなくなったら誰が僕達の命の保障をするんですか!」
ザック「そうだ!勝手にいなくなられては困る!」
エレナ「それはどういう意味だ?」
俺もどういう意味?って聞きたいけど今のエレナから考えるとなんとなく言いたい事は分かる。
シャノン「別に出て行けという話ではなく。あまり派手に暴れないで下さいという意味です。気を付けて下さいね。」
俺「はい。分かりました。」
この『世界』は女性が強いのか?さっきから怒られてばっかだ。確かに原因は俺自身の所為だけど。
ジン「お~い、シリウス!やっと見つけた。」
俺「おう。」
ジン「あれ?エレナか?」
エレナ「おお!ジン!久しぶりだな!」
俺達3人が同時に集まるのは大体8年ぶりくらいかな?
トリッシュ「ねぇ、その人は?」
俺「俺達の幼馴染のジンだ。」
シャノン「思っていたより普通ですね。」
トリッシュ「うん。もっと凄い人かと思ってた。」
俺「どういう意味だよ。」
キース「お2人の幼馴染ですよね。それに付き合えるくらい特殊な人だと思っていたって話ですよ。」
ザック「ああ、儂もお前さん達みたいのがまた増えると思ってビクビクしていたぞ。」
ジン「え、お前等何したんだ?」
エレナ「普通に生活してるだけだ。」
俺「俺も生活に必要な行動をしてただけだ。それを見た人がどう思うかは分からないけど。」
ジン「シリウス的には思い当たる事があるってわけか。」
ジンは、はぁ~とため息を吐く。
ジン「まぁ、とにかく皆んなこうして会えたんだ。それで今は良いよな。」
エレナ「おう!」
ジン「でも今回の調査、あの4人も一緒なんだよな。」
俺「4人てあの悪ガキ達か?」
シャノン「悪ガキ?」
エレナ「私達と同郷で、よく悪さしてた連中だ。ジンと同じく"聖騎士"の職業を得た。」
トリッシュ「厄介そうね。」
ジン「まぁ、でも流石に今回は大人しくしてるさ。シリウスいるし。」
エレナ「そうだな。シリウスいるし。」
うん?俺が責任負わされるのか?というか俺がいてもそんなに変わらないと思うけど?
ザック「お前さん何したんだ?」
俺「別に何も、ただ悪さしてるのを見かける度に平手打ちを喰らわせただけだ。」
一同「ああ、成程。」
トリッシュ「確かにそれなら怖くて何も出来ないかもね。」
シャノン「小さい頃からシリウスさんはシリウスさんなんですね。」
キース「幼い時から狂犬だったんですね。」
ザック「フッ、正に"瞬撃"の"狂犬"だな。」
皆んなが何か納得している。というかザックそのセリフ今ので2回目だぞ!
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
スコップ1つで異世界征服
葦元狐雪
ファンタジー
超健康生活を送っているニートの戸賀勇希の元へ、ある日突然赤い手紙が届く。
その中には、誰も知らないゲームが記録されている謎のUSBメモリ。
怪しいと思いながらも、戸賀勇希は夢中でそのゲームをクリアするが、何者かの手によってPCの中に引き込まれてしまい......
※グロテスクにチェックを入れるのを忘れていました。申し訳ありません。
※クズな主人公が試行錯誤しながら現状を打開していく成長もののストーリーです。
※ヒロインが死ぬ? 大丈夫、死にません。
※矛盾点などがないよう配慮しているつもりですが、もしありましたら申し訳ございません。すぐに修正いたします。

王女殿下の死神
三笠 陣
ファンタジー
アウルガシア大陸の大国、ロンダリア連合王国。
産業革命を成し遂げ、海洋発展の道を進もうとするこの王国には、一人の王女がいた。
エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオル、御年十六歳の少女は陸軍騎兵中尉として陸軍大学校に籍を置く「可憐」とはほど遠い、少年のような王族。
そんな彼女の隣には、いつも一人の少年の影があった。
リュシアン・エスタークス。
魔導貴族エスタークス伯爵家を継いだ魔術師にして、エルフリード王女と同い年の婚約者。
そんな彼に付けられた二つ名は「黒の死神」。
そんな王女の側に控える死神はある日、王都を揺るがす陰謀に遭遇する。
友好国の宰相が来訪している最中を狙って、王政打倒を唱える共和主義者たちが動き出したのである。
そして、その背後には海洋覇権を巡って対立するヴェナリア共和国の影があった。
魔術師と諜報官と反逆者が渦巻く王都で、リュシアンとエルフリードは駆ける。
(本作は、「小説家になろう」様にて掲載した同名の小説を加筆修正したものとなります。)
無法の街-アストルムクロニカ-(挿し絵有り)
くまのこ
ファンタジー
かつて高度な魔法文明を誇り、その力で世界全てを手中に収めようとした「アルカナム魔導帝国」。
だが、ある時、一夜にして帝都は壊滅し、支配者を失った帝国の栄華は突然の終焉を迎えた。
瓦礫の山と化した帝都跡は長らく忌み地の如く放置されていた。
しかし、近年になって、帝都跡から発掘される、現代では再現不可能と言われる高度な魔法技術を用いた「魔導絡繰り」が、高値で取引されるようになっている。
物によっては黄金よりも価値があると言われる「魔導絡繰り」を求める者たちが、帝都跡周辺に集まり、やがて、そこには「街」が生まれた。
どの国の支配も受けない「街」は自由ではあったが、人々を守る「法」もまた存在しない「無法の街」でもあった。
そんな「無法の街」に降り立った一人の世間知らずな少年は、当然の如く有り金を毟られ空腹を抱えていた。
そこに現れた不思議な男女の助けを得て、彼は「無法の街」で生き抜く力を磨いていく。
※「アストルムクロニカ-箱庭幻想譚-」の数世代後の時代を舞台にしています※
※サブタイトルに「◆」が付いているものは、主人公以外のキャラクター視点のエピソードです※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※固有名詞や人名などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※詳細なバトル描写などが出てくる可能性がある為、保険としてR-15設定しました※
※あくまで御伽話です※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「小説家になろう」様でも掲載しています※
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる