18 / 187
[Worldtrace]
協力者
しおりを挟む
中庭に出て刀を振る。別に毎朝してる訳じゃないが、今朝は何となく刀を振りたくなった。何とも不思議な刀だ。手入れもして無いのに見た目は何時も新品だ。そんな事を考えながら宿の入り口を見る。
アイリス「おはようございます。」
お嬢様だ。何か話でもあるのかな?まぁ、俺も気になる事がある"燕返し"の事だ。なんて聞くか?
アイリス「貴方は日本人ですか?」
おお!直球だ!だけどその方がこっちとしても助かる。俺は自分の事と今までに何があったか話し、ついでにタメ口の方が楽ならそれで良いと伝えた。
彼女は地球で大学生をしていたが事故で亡くなり、ある神が魂だけ助けたそうだ。今の状況が助けた内に入るかは疑問だが。
アイリスは地球にいた時にフェンシングの選手もしていて、高校生の時には全国大会で優勝した事もあったらしい。将来を期待されていた矢先に事故が発生した。
そのアイリスの全国大会優勝に喜び、これからに期待していたのは彼女の家族だけでは無かった。それが彼女を助けた神"アテナ"だ。
アテナは今で言うとフリーランスの神という感じか、『世界』を管理する仕事には就いていないらしく様々な『世界』を渡り歩いていたが、たまたま地球に立ち寄った際にアイリスを見かけたらしい。それからしばらくアイリスの活躍を観察していて、これからの活躍も期待していた。しかし事故によりその勇姿を見る事が叶わなくなった。かなり落胆したアテナはアイリスを諦めきれず、地球を管理している神と交渉し魂を回収した。そしてこの『世界』に持ってきたと言う。何故この『世界』かというと正式に管理している神がいない為、多少の無理が出来るという判断らしい。神様の都合でここに来たと考えればアイリスも俺と似たような感じかも知れない。
アイリス「"佐々木小次郎"って聞いてまさかと思ったから話しかけたけど、悪い人じゃなさそうで良かったぁ。しかも同じ日本人だし。」
俺「まぁ、俺の場合は変な事出来る程の特権や能力とか一切無いからな。陰で細々生きてるさ。」
アイリス「その割には魔族の討伐なんて大金星じゃない?」
俺「だと良いけど。これからどうなるかまだ分からないんだよ。ゲームのシナリオとは若干違う所があるから、そのまま進行するか怪しいんだよな。」
アイリス「私もゲームはしたけどそんなにプレイしてないから知ってるルート以外だと全然分からないな。」
アイリスの場合は仕方ない。どちらかと言えばスポーツ選手だ。ゲームはフェンシングと勉学の合間を縫ってという感じだろう。1回でもエンディングに辿り着けば凄いと思う。彼女はジンと同じ学園に通うという事だからいざという時に、ジンのフォローをして貰おう。
アイリス「でもシリウスは2人の幼馴染として育ったんでしょ?どう2人はお互い気になるとかそんな話は?」
ん?いきなり話が変わった気がする。確かにゲームの中盤辺りで、ジンとエレナが会うと何となくエレナがそれっぽい感じの態度を取った時はあった。でも話の流れでは恋愛の描写は無かった。片想い的な感じに終わっていたけどどうかな?
俺「いや、8歳や9歳で好きとか嫌いってのは無いだろう。少なくともそんな感じは無かったぞ。」
アイリス「くぅ~、何で無いの?恋に年齢は関係ないと思う!何かしらの感情はあった筈!」
俺「いや、年齢は多少関係して来るだろう。思春期とか。見た限り無かったと思うぞ。いっそ学園でジンに聞いてみたらどうだ?」
アイリス「ジンの気持ちも気になるけど。エレナが一番気になるの!」
俺「えぇ、今そんなに重要?その話。」
それからしばらく恋愛話に付き合った。あるか分からない可能性に盛り上がるのはどうかと思うが、まぁ減るもんじゃないから良いかとも思う。その後、全員が準備を終え王都に向け出発した。
アイリスのお陰で旅は大分楽になったが、気になる事がある。この辺はもう少し経つと魔物が増え、護衛がいないと通るのが大変になる。でも確か今の段階では危険は無い筈。地球では盗賊の話自体聞かなかった。
といってもゲームではほぼジンの行く学園の方がメインで外に出るのは戦争開始後だ。こっちが知らなくても変じゃないとは思う。
俺達はその後、特に騒ぎも起きずなんとか王都に着いた。アイリス達は王都にある公爵邸に向かい商人は自分の店へ行く。俺達は王都に辿り着いた後、王様に謁見の申請をした。残りのする事といえば謁見の準備が整うまでの宿探しだ。さてどうするかと考えているとアイリスが公爵邸に使ってない離れがあるからそこに泊まれば?と言ってくれた。
団長は渋り安宿を見つけ泊まる事にしたが、俺はお言葉に甘える事にした。しかし使用人達は当主つまりはアイリスの親父さんが了承しないと駄目だと言う。俺は傭兵だから結果がどうなるか分からない。だけどタダで良い所に泊まれるなら断る理由はない。いざという時は団長に期待する事にしてとりあえず一緒に向かう。
フリード公爵「駄目だ!」
俺は心の中で"即決だな。"と思う。
ただ親父さんの言い分も分かる。何処の誰とも分からない奴を娘や息子を助けたからって家に泊める親も中々いないだろう。俺だって断る。
まぁ、今回は俺がお邪魔する立場だから"何もしてないのに理不尽じゃないか?"とかも思う。客観的に見て非常に現金な奴だと思われるかも知れないが、それが人間ってヤツだ。それくらいは仕方ないだろう。
アイリス「そんな!私達を助けて下さった方をこのまま帰すのは公爵家としていけないと思います!」
クリストファー「お姉様の言う通りです!お父様どうかご再考を!」
姉弟で俺を庇ってくれている。辞退した方が良いか?しかし良い布団で寝られるのはありがたい。心の中で2人に頑張れと祈ろう。使用人達の視線が痛い気がするがここは気にしたら負けなので気付かないフリをする。
フリード公爵「はぁ~、仕方ない。今回だけだぞ。おい!傭兵!悪さをしたら即刻叩き出すぞ!忘れるなよ!」
俺「ありがとうございます。」
色々言われたが、とりあえず良い所で寝られそうだ。俺はその後離れに案内された。中々に広い。1部屋がスイートルームの様だ。とは言え地球でも俺はスイートルーム泊まった事が無いから違いは分からないけど。
誰かが扉をノックする。
俺「は~い。どちらさま?」
アイリス「私よ。入って良い?」
アイリスだ。そういえばまだちゃんと礼を言ってなかった。とりあえず部屋に入れる。
俺「ありがとう。お陰で良く寝れそうだ。」
アイリス「ふふ、どういたしまして。所でここに来たのはまだ聞きたい事があって。」
今更だけど男のいる部屋にしれっと入るのはどうかと思うけど余程の事があるのか?
アイリス「あの時話の流れで聞き流していたけど神様からスマホを貰ったって言ってたよね?」
俺「ああ、これな。」
俺はスマホを渡す。
アイリス「聞いたのは私だけど、こんなあっさり人に貸して大丈夫?」
俺「まぁ、別に見られて困る事は無いし良いよ。」
アイリス「ふ~ん。うわ、地球のスマホと一緒ね。電話とメールにこの生活必須アプリって言うのは?」
俺「生活に直結する魔導具を使う為のアプリ」
アイリス「そんなのまであるんだ?私もこのスマホ欲しい。」
俺「ちょっと返してくれ。」
スマホを返して貰い電話する。勿論電話で話す相手はノルン達だ。出たのはヴェルダンディだがアイリスの事を話す。アテナが助けた転生者でこっちを手伝ってくれるというので連絡用にスマホが欲しいと伝えた。
ヴェルダンディ「良いですよ。じゃあ直ぐに送りますね?」
俺「うん?おう。」
どう送ってくるのか分からない。嫌な予感がする。不意に部屋の扉がノックされた。
俺「はい?」
?「配達で~す。アイリス様にお届け物で~す。」
俺とアイリスの目が合う。この『世界』には無い筈のシステムだ。どういう事かかなり疑問が残るがとりあえず出る。
アイリス「私ですけど。」
配達員「アイリス様ですね?ここにサインお願いします。言語は何でも大丈夫です。」
驚きつつサインすると"ありがとうございま~す。"と言い忽然と消えた。俺もアイリスも流石に驚いた。目の前で人が消えたからだ。
とにかく箱を開けるとスマホが入っていた。取り出し電源を入れるといきなり電話が鳴る。
ヴェルダンディ「無事に届きました?良かったぁ。あの配達システムは初めて利用したので。」
聞けば地球で死んだ人間やらを別の『世界』で再利用と言うと聞こえが悪いが、そう言う事例は今回だけの話では無いらしい。酷い話だが色々な『世界』で起きているので、今回の様に神様と通信出来る事例もある。やはり長時間神様に使われていると不満が爆発する事がある。そんな事態に対処する為ある程度の不満解消を目的として、異世界人用の配達システムが導入されたらしい。頭に世界観という言葉が浮かぶが考えたら駄目か?
アイリス「神様って色々酷いね。」
俺「ああ、何か凹むな。」
アイリス「まぁ、スマホが手に入ったから私は良いわ。電話出来る相手はノルン様達と貴方と、あ!アテナ様がいる。」
俺「へぇ~、お!アイリスのアドレスが追加されてる。」
アイリス「これで遠くにいても連絡出来るわね。これからこの『世界』は魔族軍と戦争になるし、いざという時に仲間がいるのは心強いからね。」
これで何かあった時、距離に関係なく連絡出来る。とは言え俺の場合は要件も無く電話はしないだろうからな。あってもなくても一緒な気はする。
アイリス「おはようございます。」
お嬢様だ。何か話でもあるのかな?まぁ、俺も気になる事がある"燕返し"の事だ。なんて聞くか?
アイリス「貴方は日本人ですか?」
おお!直球だ!だけどその方がこっちとしても助かる。俺は自分の事と今までに何があったか話し、ついでにタメ口の方が楽ならそれで良いと伝えた。
彼女は地球で大学生をしていたが事故で亡くなり、ある神が魂だけ助けたそうだ。今の状況が助けた内に入るかは疑問だが。
アイリスは地球にいた時にフェンシングの選手もしていて、高校生の時には全国大会で優勝した事もあったらしい。将来を期待されていた矢先に事故が発生した。
そのアイリスの全国大会優勝に喜び、これからに期待していたのは彼女の家族だけでは無かった。それが彼女を助けた神"アテナ"だ。
アテナは今で言うとフリーランスの神という感じか、『世界』を管理する仕事には就いていないらしく様々な『世界』を渡り歩いていたが、たまたま地球に立ち寄った際にアイリスを見かけたらしい。それからしばらくアイリスの活躍を観察していて、これからの活躍も期待していた。しかし事故によりその勇姿を見る事が叶わなくなった。かなり落胆したアテナはアイリスを諦めきれず、地球を管理している神と交渉し魂を回収した。そしてこの『世界』に持ってきたと言う。何故この『世界』かというと正式に管理している神がいない為、多少の無理が出来るという判断らしい。神様の都合でここに来たと考えればアイリスも俺と似たような感じかも知れない。
アイリス「"佐々木小次郎"って聞いてまさかと思ったから話しかけたけど、悪い人じゃなさそうで良かったぁ。しかも同じ日本人だし。」
俺「まぁ、俺の場合は変な事出来る程の特権や能力とか一切無いからな。陰で細々生きてるさ。」
アイリス「その割には魔族の討伐なんて大金星じゃない?」
俺「だと良いけど。これからどうなるかまだ分からないんだよ。ゲームのシナリオとは若干違う所があるから、そのまま進行するか怪しいんだよな。」
アイリス「私もゲームはしたけどそんなにプレイしてないから知ってるルート以外だと全然分からないな。」
アイリスの場合は仕方ない。どちらかと言えばスポーツ選手だ。ゲームはフェンシングと勉学の合間を縫ってという感じだろう。1回でもエンディングに辿り着けば凄いと思う。彼女はジンと同じ学園に通うという事だからいざという時に、ジンのフォローをして貰おう。
アイリス「でもシリウスは2人の幼馴染として育ったんでしょ?どう2人はお互い気になるとかそんな話は?」
ん?いきなり話が変わった気がする。確かにゲームの中盤辺りで、ジンとエレナが会うと何となくエレナがそれっぽい感じの態度を取った時はあった。でも話の流れでは恋愛の描写は無かった。片想い的な感じに終わっていたけどどうかな?
俺「いや、8歳や9歳で好きとか嫌いってのは無いだろう。少なくともそんな感じは無かったぞ。」
アイリス「くぅ~、何で無いの?恋に年齢は関係ないと思う!何かしらの感情はあった筈!」
俺「いや、年齢は多少関係して来るだろう。思春期とか。見た限り無かったと思うぞ。いっそ学園でジンに聞いてみたらどうだ?」
アイリス「ジンの気持ちも気になるけど。エレナが一番気になるの!」
俺「えぇ、今そんなに重要?その話。」
それからしばらく恋愛話に付き合った。あるか分からない可能性に盛り上がるのはどうかと思うが、まぁ減るもんじゃないから良いかとも思う。その後、全員が準備を終え王都に向け出発した。
アイリスのお陰で旅は大分楽になったが、気になる事がある。この辺はもう少し経つと魔物が増え、護衛がいないと通るのが大変になる。でも確か今の段階では危険は無い筈。地球では盗賊の話自体聞かなかった。
といってもゲームではほぼジンの行く学園の方がメインで外に出るのは戦争開始後だ。こっちが知らなくても変じゃないとは思う。
俺達はその後、特に騒ぎも起きずなんとか王都に着いた。アイリス達は王都にある公爵邸に向かい商人は自分の店へ行く。俺達は王都に辿り着いた後、王様に謁見の申請をした。残りのする事といえば謁見の準備が整うまでの宿探しだ。さてどうするかと考えているとアイリスが公爵邸に使ってない離れがあるからそこに泊まれば?と言ってくれた。
団長は渋り安宿を見つけ泊まる事にしたが、俺はお言葉に甘える事にした。しかし使用人達は当主つまりはアイリスの親父さんが了承しないと駄目だと言う。俺は傭兵だから結果がどうなるか分からない。だけどタダで良い所に泊まれるなら断る理由はない。いざという時は団長に期待する事にしてとりあえず一緒に向かう。
フリード公爵「駄目だ!」
俺は心の中で"即決だな。"と思う。
ただ親父さんの言い分も分かる。何処の誰とも分からない奴を娘や息子を助けたからって家に泊める親も中々いないだろう。俺だって断る。
まぁ、今回は俺がお邪魔する立場だから"何もしてないのに理不尽じゃないか?"とかも思う。客観的に見て非常に現金な奴だと思われるかも知れないが、それが人間ってヤツだ。それくらいは仕方ないだろう。
アイリス「そんな!私達を助けて下さった方をこのまま帰すのは公爵家としていけないと思います!」
クリストファー「お姉様の言う通りです!お父様どうかご再考を!」
姉弟で俺を庇ってくれている。辞退した方が良いか?しかし良い布団で寝られるのはありがたい。心の中で2人に頑張れと祈ろう。使用人達の視線が痛い気がするがここは気にしたら負けなので気付かないフリをする。
フリード公爵「はぁ~、仕方ない。今回だけだぞ。おい!傭兵!悪さをしたら即刻叩き出すぞ!忘れるなよ!」
俺「ありがとうございます。」
色々言われたが、とりあえず良い所で寝られそうだ。俺はその後離れに案内された。中々に広い。1部屋がスイートルームの様だ。とは言え地球でも俺はスイートルーム泊まった事が無いから違いは分からないけど。
誰かが扉をノックする。
俺「は~い。どちらさま?」
アイリス「私よ。入って良い?」
アイリスだ。そういえばまだちゃんと礼を言ってなかった。とりあえず部屋に入れる。
俺「ありがとう。お陰で良く寝れそうだ。」
アイリス「ふふ、どういたしまして。所でここに来たのはまだ聞きたい事があって。」
今更だけど男のいる部屋にしれっと入るのはどうかと思うけど余程の事があるのか?
アイリス「あの時話の流れで聞き流していたけど神様からスマホを貰ったって言ってたよね?」
俺「ああ、これな。」
俺はスマホを渡す。
アイリス「聞いたのは私だけど、こんなあっさり人に貸して大丈夫?」
俺「まぁ、別に見られて困る事は無いし良いよ。」
アイリス「ふ~ん。うわ、地球のスマホと一緒ね。電話とメールにこの生活必須アプリって言うのは?」
俺「生活に直結する魔導具を使う為のアプリ」
アイリス「そんなのまであるんだ?私もこのスマホ欲しい。」
俺「ちょっと返してくれ。」
スマホを返して貰い電話する。勿論電話で話す相手はノルン達だ。出たのはヴェルダンディだがアイリスの事を話す。アテナが助けた転生者でこっちを手伝ってくれるというので連絡用にスマホが欲しいと伝えた。
ヴェルダンディ「良いですよ。じゃあ直ぐに送りますね?」
俺「うん?おう。」
どう送ってくるのか分からない。嫌な予感がする。不意に部屋の扉がノックされた。
俺「はい?」
?「配達で~す。アイリス様にお届け物で~す。」
俺とアイリスの目が合う。この『世界』には無い筈のシステムだ。どういう事かかなり疑問が残るがとりあえず出る。
アイリス「私ですけど。」
配達員「アイリス様ですね?ここにサインお願いします。言語は何でも大丈夫です。」
驚きつつサインすると"ありがとうございま~す。"と言い忽然と消えた。俺もアイリスも流石に驚いた。目の前で人が消えたからだ。
とにかく箱を開けるとスマホが入っていた。取り出し電源を入れるといきなり電話が鳴る。
ヴェルダンディ「無事に届きました?良かったぁ。あの配達システムは初めて利用したので。」
聞けば地球で死んだ人間やらを別の『世界』で再利用と言うと聞こえが悪いが、そう言う事例は今回だけの話では無いらしい。酷い話だが色々な『世界』で起きているので、今回の様に神様と通信出来る事例もある。やはり長時間神様に使われていると不満が爆発する事がある。そんな事態に対処する為ある程度の不満解消を目的として、異世界人用の配達システムが導入されたらしい。頭に世界観という言葉が浮かぶが考えたら駄目か?
アイリス「神様って色々酷いね。」
俺「ああ、何か凹むな。」
アイリス「まぁ、スマホが手に入ったから私は良いわ。電話出来る相手はノルン様達と貴方と、あ!アテナ様がいる。」
俺「へぇ~、お!アイリスのアドレスが追加されてる。」
アイリス「これで遠くにいても連絡出来るわね。これからこの『世界』は魔族軍と戦争になるし、いざという時に仲間がいるのは心強いからね。」
これで何かあった時、距離に関係なく連絡出来る。とは言え俺の場合は要件も無く電話はしないだろうからな。あってもなくても一緒な気はする。
0
お気に入りに追加
1
あなたにおすすめの小説
スコップ1つで異世界征服
葦元狐雪
ファンタジー
超健康生活を送っているニートの戸賀勇希の元へ、ある日突然赤い手紙が届く。
その中には、誰も知らないゲームが記録されている謎のUSBメモリ。
怪しいと思いながらも、戸賀勇希は夢中でそのゲームをクリアするが、何者かの手によってPCの中に引き込まれてしまい......
※グロテスクにチェックを入れるのを忘れていました。申し訳ありません。
※クズな主人公が試行錯誤しながら現状を打開していく成長もののストーリーです。
※ヒロインが死ぬ? 大丈夫、死にません。
※矛盾点などがないよう配慮しているつもりですが、もしありましたら申し訳ございません。すぐに修正いたします。

王女殿下の死神
三笠 陣
ファンタジー
アウルガシア大陸の大国、ロンダリア連合王国。
産業革命を成し遂げ、海洋発展の道を進もうとするこの王国には、一人の王女がいた。
エルフリード・ティリエル・ラ・ベイリオル、御年十六歳の少女は陸軍騎兵中尉として陸軍大学校に籍を置く「可憐」とはほど遠い、少年のような王族。
そんな彼女の隣には、いつも一人の少年の影があった。
リュシアン・エスタークス。
魔導貴族エスタークス伯爵家を継いだ魔術師にして、エルフリード王女と同い年の婚約者。
そんな彼に付けられた二つ名は「黒の死神」。
そんな王女の側に控える死神はある日、王都を揺るがす陰謀に遭遇する。
友好国の宰相が来訪している最中を狙って、王政打倒を唱える共和主義者たちが動き出したのである。
そして、その背後には海洋覇権を巡って対立するヴェナリア共和国の影があった。
魔術師と諜報官と反逆者が渦巻く王都で、リュシアンとエルフリードは駆ける。
(本作は、「小説家になろう」様にて掲載した同名の小説を加筆修正したものとなります。)
無法の街-アストルムクロニカ-(挿し絵有り)
くまのこ
ファンタジー
かつて高度な魔法文明を誇り、その力で世界全てを手中に収めようとした「アルカナム魔導帝国」。
だが、ある時、一夜にして帝都は壊滅し、支配者を失った帝国の栄華は突然の終焉を迎えた。
瓦礫の山と化した帝都跡は長らく忌み地の如く放置されていた。
しかし、近年になって、帝都跡から発掘される、現代では再現不可能と言われる高度な魔法技術を用いた「魔導絡繰り」が、高値で取引されるようになっている。
物によっては黄金よりも価値があると言われる「魔導絡繰り」を求める者たちが、帝都跡周辺に集まり、やがて、そこには「街」が生まれた。
どの国の支配も受けない「街」は自由ではあったが、人々を守る「法」もまた存在しない「無法の街」でもあった。
そんな「無法の街」に降り立った一人の世間知らずな少年は、当然の如く有り金を毟られ空腹を抱えていた。
そこに現れた不思議な男女の助けを得て、彼は「無法の街」で生き抜く力を磨いていく。
※「アストルムクロニカ-箱庭幻想譚-」の数世代後の時代を舞台にしています※
※サブタイトルに「◆」が付いているものは、主人公以外のキャラクター視点のエピソードです※
※この物語の舞台になっている惑星は、重力や大気の組成、気候条件、太陽にあたる恒星の周囲を公転しているとか月にあたる衛星があるなど、諸々が地球とほぼ同じと考えていただいて問題ありません。また、人間以外に生息している動植物なども、特に記載がない限り、地球上にいるものと同じだと思ってください※
※固有名詞や人名などは、現代日本でも分かりやすいように翻訳したものもありますので御了承ください※
※詳細なバトル描写などが出てくる可能性がある為、保険としてR-15設定しました※
※あくまで御伽話です※
※この作品は「ノベルアッププラス」様、「カクヨム」様、「小説家になろう」様でも掲載しています※
[完結]異世界転生したら幼女になったが 速攻で村を追い出された件について ~そしていずれ最強になる幼女~
k33
ファンタジー
初めての小説です..!
ある日 主人公 マサヤがトラックに引かれ幼女で異世界転生するのだが その先には 転生者は嫌われていると知る そして別の転生者と出会い この世界はゲームの世界と知る そして、そこから 魔法専門学校に入り Aまで目指すが 果たして上がれるのか!? そして 魔王城には立ち寄った者は一人もいないと別の転生者は言うが 果たして マサヤは 魔王城に入り 魔王を倒し無事に日本に帰れるのか!?
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる