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下の階におりた時はこの校舎と体育館の間が騒がしかった。鬼がここまで来たのか、と思いながら覗くと女子の鬼がいた。
多分さっきの叫び声の子が捕まったんだろう。5、6人の男女が逃げてこの校舎に向かってきている。
それを追いかけて女鬼も向かってくるから、少し考えた後撃退を試してみることにした。
鉄パイプを持って下の階におりていく。人の気配がすることが何回かあったから、隠れてた人達が覗いてたんだろう。
1階までおりて入口の前に立つ。さっきの男女はここに向かって走ってきていた。
「キャー!まだ来てる!来てる!」
「はぁ、はぁ、もう、疲れた、、、」
「あ、おい!お前!危ないぞ!逃げろ!」
なんか私に向かって言ってた?まぁいいけど。どうせこの距離だったら逃げれませんよ。
私は喧嘩には慣れてる。鉄パイプはいつも使ってる武器だし、なんとかなるだろう。
男女が入口から入り込んで来ると同時に、女鬼の元へと走り出る。そのまま跳んで、鉄パイプを当てる位置は頭のど真ん中。
これで止まらなかったら右に逃げよう、なんて考えながら腕を振り下ろす。
ードスッ
と鈍い音がして、女鬼が動かなくなった。死んだかな?と思って見るけど気絶だけのようだ。
これはここに放置でいいか。
「うわぁ、動かなくなったぞ!」
「死んだのか?」
「すげぇ、、、」
なんかみんな騒いでる。倒せたから?まぁいいや。左の校舎に入ろう。そこが1番人が少なそうだ。
多分さっきの叫び声の子が捕まったんだろう。5、6人の男女が逃げてこの校舎に向かってきている。
それを追いかけて女鬼も向かってくるから、少し考えた後撃退を試してみることにした。
鉄パイプを持って下の階におりていく。人の気配がすることが何回かあったから、隠れてた人達が覗いてたんだろう。
1階までおりて入口の前に立つ。さっきの男女はここに向かって走ってきていた。
「キャー!まだ来てる!来てる!」
「はぁ、はぁ、もう、疲れた、、、」
「あ、おい!お前!危ないぞ!逃げろ!」
なんか私に向かって言ってた?まぁいいけど。どうせこの距離だったら逃げれませんよ。
私は喧嘩には慣れてる。鉄パイプはいつも使ってる武器だし、なんとかなるだろう。
男女が入口から入り込んで来ると同時に、女鬼の元へと走り出る。そのまま跳んで、鉄パイプを当てる位置は頭のど真ん中。
これで止まらなかったら右に逃げよう、なんて考えながら腕を振り下ろす。
ードスッ
と鈍い音がして、女鬼が動かなくなった。死んだかな?と思って見るけど気絶だけのようだ。
これはここに放置でいいか。
「うわぁ、動かなくなったぞ!」
「死んだのか?」
「すげぇ、、、」
なんかみんな騒いでる。倒せたから?まぁいいや。左の校舎に入ろう。そこが1番人が少なそうだ。
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