-桜蝶の総長様-

かしあ

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戦い11

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結「へぇ~死なないんだ? だったら殺してやるよ」


結人が律斗に銃を突きつけた。

颯兄を殺した時みたいなニヤついた顔。


乃「律斗!!」


やめて、やめて!!

私は捕まれてた腕を振り払い走り出した。


結「じゃあな、鬼龍の総長さん」



──────バンッ


やばい、間に合わない!!

このままじゃ律斗が!!


律「そんな弾当たらないっうの!!」


乃「えっ!?」


すると、律斗は一瞬にして弾を避けた。


結「ちっ、こいつ弾を避けれるのか」


嘘でしょ?

律斗は弾なんか避けれなかったはずじゃ…………。


律「なめてもらっちゃ困るな!!」


結「うぜぇ奴………だったらこれはどうかな?」


結人はもう一つ銃を取り出した。


そうだ、忘れてた結人は両利きだ。

つまり二丁拳銃も可能。


しかも左右違う時間差に撃ってくる。


いくらなんでも律斗にはこれを避けれない。


今度こそ助けなきゃ!!


貞「ダメだ、結人さんのところに戻れ」


急に後ろから現れた結人の手下。

腕を掴まれ羽交い締めにされた。


乃「やめて、離してよ!!」


律「乃愛!!」


それに気づいた律斗は結人から目線を外し、私の名前を呼んだ。

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