-桜蝶の総長様-

かしあ

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鬼龍との出会い1

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────ガチャ


うっ、眩しい…………。

隼斗からパーカーとられたまんまだったからこの明るさ落ち着かない。
最悪……。

はぁ…しょうがない、今くらい我慢するか。


誰もいない屋上…静かだな~。

でもこういう空間は好きじゃないや。

だってあの事を思い出すから…………。


…………………………。



乃「あーやっぱり無理ー屋上やめよ」


私には太陽の光は眩しすぎる。


教室に戻ろうっと。
そんで隼斗にパーカーを返してもらう。



────ガチャ


教室に戻ろうとした時、屋上のドアが開いた。


?「あー僕達の溜まり場に誰かいるー」


?「ほんとや、見ない顔やな」


え? “僕達の溜まり場”?
もしかしてどこかの族?


………なんか足音が近づいてきてるし。
やば、急にドアが開いたから隠れるの忘れてた。


?「お前、なんでここにいる」


なんか俺様みたいな奴に話しかけられた。

そいつの髪の色は金色。


乃「…………っ、眩しい」


光が髪の毛に反射する。

無理、早くここから出たい………。


私はその金髪を無視して立ち去ろうとした。


?「君、どこいくのかな?黒笑」


が、今度は違う奴に話しかけられた。

っていうより腕を掴まれた。
そしてそのまま屋上の真ん中に連れて行かれる。

眩しすぎる……。


?「ねぇーねぇー名前教えてよ」


乃「…………まずは自分から名乗れよ」


それが常識だろう?

するとコイツらは驚いた顔をした。

驚くとこか? そこ。
それより帰りたい…………。

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