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デートです?4.
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「ほーここが隣町の水族館か」
「何が隣町の水族館かだ。ついてきてんのバレてんぞ夏目」
「やぁ凪。あれ?拓実は?」
「チケット買いに行ってる。てか夏目は何してんだよ」
「俺は優とBLウオッチングしに来た」
「はぁ…優まきこんでなにしてんだよ」
「ん?優も色々と凪の事心配してたからな、どうせならバレない程度に尾行…見守り隊しに行こうぜって」
「尾行を見守り隊に言い換えんなよ犯罪者」
「凪ったら失礼しちゃう、俺は凪を心配して後をつけてたのに」
可愛子ぶってもそのマリモ頭じゃ可愛くねーぞ夏目。
素顔晒せやゴラァ。
んでイケメンに押し倒されろやゴラァ。
「そうそう凪、痴漢野郎は駅員に突き出したからもう安心だぜ」
「…やっぱ見てたよな」
「現実での痴漢は許せんからな、被害者が友達なら尚更。だが凪が拓実に甘えている姿は可愛かった。キュンキュンしたわ」
「やめろ、恥ずかしいこと言うな」
「照れなくてもいいのに~まぁ凪が元気そうでよかったわ」
「…あーうん」
拓実のおかげで電車の中ではだいぶ気が紛れたし落ち着いた。
あの時の拓実の対応はありがたかった。俺1人だったらどうする事もできんかったと思う。下手すれば痴漢野郎に犯されてた可能性だってあったわけで…想像してブルっと身震いした。
モブレは勘弁。
「凪、チケット買ってきたぞ。ん?そこにいるのは夏目か?」
「やっほー拓実。さっきぶり!」
「さっき優と会ったがお前を探してたぞ」
「あ、そういえば優に凪に会いに行くって言ってなかったわ。じゃあな2人とも!デート楽しんで~」
ヒラヒラと手を振り、優の元へと戻る夏目に俺と拓実はあっけにとられる。
自由な奴だな。
「そういえばチケット代いくらでした?」
「デートなんだしそれぐらい俺が出すって」
「ですが…」
「あとで飯奢ってくれればそれでいいぞ」
そんなんでいいのか…?絶対入場券の方が高いだろに。
…美味しいご飯沢山奢ったろう。
「さて、水族館の中は広いだろうからはぐれないようにもう一度手を繋ぐぞ」
「は、はい…」
拓実が右手を差し出してきたので今度は左手でゆるく繋げば指を絡ませ、恋人繋ぎになおされた。
拓実にはさっきみたいに甘えていいんだぞっと言われたが甘えた記憶なんてない…よな?
それより手が、拓実に恋人繋ぎされている…これは俺の都合のいい夢?
突然の恋人繋ぎに赤くなっているであろう頬を隠すように俺は俯きながら園内を歩いたのだった。
「うわ、すっご、イルカの頭ツルツルだわ」
「イルカですからね」
「いや、もっと他に感想ねぇのかよ凪」
「…人間と同じ哺乳類ですね?」
「ふは、いやそうだな、確かに哺乳類だけどな」
イルカの頭を撫ていれば拓実に大笑いされた。
「何が隣町の水族館かだ。ついてきてんのバレてんぞ夏目」
「やぁ凪。あれ?拓実は?」
「チケット買いに行ってる。てか夏目は何してんだよ」
「俺は優とBLウオッチングしに来た」
「はぁ…優まきこんでなにしてんだよ」
「ん?優も色々と凪の事心配してたからな、どうせならバレない程度に尾行…見守り隊しに行こうぜって」
「尾行を見守り隊に言い換えんなよ犯罪者」
「凪ったら失礼しちゃう、俺は凪を心配して後をつけてたのに」
可愛子ぶってもそのマリモ頭じゃ可愛くねーぞ夏目。
素顔晒せやゴラァ。
んでイケメンに押し倒されろやゴラァ。
「そうそう凪、痴漢野郎は駅員に突き出したからもう安心だぜ」
「…やっぱ見てたよな」
「現実での痴漢は許せんからな、被害者が友達なら尚更。だが凪が拓実に甘えている姿は可愛かった。キュンキュンしたわ」
「やめろ、恥ずかしいこと言うな」
「照れなくてもいいのに~まぁ凪が元気そうでよかったわ」
「…あーうん」
拓実のおかげで電車の中ではだいぶ気が紛れたし落ち着いた。
あの時の拓実の対応はありがたかった。俺1人だったらどうする事もできんかったと思う。下手すれば痴漢野郎に犯されてた可能性だってあったわけで…想像してブルっと身震いした。
モブレは勘弁。
「凪、チケット買ってきたぞ。ん?そこにいるのは夏目か?」
「やっほー拓実。さっきぶり!」
「さっき優と会ったがお前を探してたぞ」
「あ、そういえば優に凪に会いに行くって言ってなかったわ。じゃあな2人とも!デート楽しんで~」
ヒラヒラと手を振り、優の元へと戻る夏目に俺と拓実はあっけにとられる。
自由な奴だな。
「そういえばチケット代いくらでした?」
「デートなんだしそれぐらい俺が出すって」
「ですが…」
「あとで飯奢ってくれればそれでいいぞ」
そんなんでいいのか…?絶対入場券の方が高いだろに。
…美味しいご飯沢山奢ったろう。
「さて、水族館の中は広いだろうからはぐれないようにもう一度手を繋ぐぞ」
「は、はい…」
拓実が右手を差し出してきたので今度は左手でゆるく繋げば指を絡ませ、恋人繋ぎになおされた。
拓実にはさっきみたいに甘えていいんだぞっと言われたが甘えた記憶なんてない…よな?
それより手が、拓実に恋人繋ぎされている…これは俺の都合のいい夢?
突然の恋人繋ぎに赤くなっているであろう頬を隠すように俺は俯きながら園内を歩いたのだった。
「うわ、すっご、イルカの頭ツルツルだわ」
「イルカですからね」
「いや、もっと他に感想ねぇのかよ凪」
「…人間と同じ哺乳類ですね?」
「ふは、いやそうだな、確かに哺乳類だけどな」
イルカの頭を撫ていれば拓実に大笑いされた。
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